• シジミチョウ科(学名:Lycaenidae; 漢字表記:小灰蝶)はチョウのひとつ。 形態は多様だが、いっぱんに成虫は小型で、幼虫はワラジムシ型の種が多い。アリと関係の深い分類群としても知られる。本科の分類にかんしては議論があり、シジミタテハ Riodinidae を亜...
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  • チョウ目についても遺伝子の分子系統解析が行われるようになると、セセリチョウ、シャクガモドキ上いずれもアゲハチョウに含まれ、アゲハチョウが側系統群になるという結果が相次いで示された。そのためセセリチョウ科とシャクガモドキをも含めて全体をアゲハチョウ一つにまとめる分類が提唱されている。...
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  • アゲハチョウ科(アゲハチョウか、アゲハ蝶・揚羽蝶・鳳蝶)は、チョウ目・アゲハチョウ内のひとつの分類単位。ナミアゲハ(Papilio xuthus)は日本におけるその代表種。 日本で「アゲハチョウ」といえばアゲハチョウ(Papilioninae)の種を指すことが多いが、アゲハチョウ科にはギフチョウやウスバシロチョウなども含まれる。...
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  • ミドリシジミ(緑小灰蝶、学名:Neozephyrus japonicus)は、シジミチョウ科に属するチョウの一種。 成虫の前翅長は2 cm前後。雄成虫の翅は、表面全体が金属的な光沢をもった鮮やかな金緑色の鱗粉で覆われ、その周囲は黒い色で縁取られる。一方、雌の翅には遺伝的多型があることが知られ、表面全...
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  • イカリモンガ上 Calliduloidea イカリモンガ Callidulidae アゲハチョウ Papilionoidea(チョウ) アゲハチョウ科 Papilionidae シャクガモドキ Hedylidae セセリチョウ科 Hesperiidae シロチョウ科 Pieridae シジミチョウ科 Lycaenidae...
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  • ヒメシジミ(Polyommatinae)は、シジミチョウ科内のひとつの分類単位。日本産シジミチョウの約半分はこの亜に含まれる。 成虫はいっぱんに翅が横に長く、草原や市街地などを主要な棲みかとし、草間をちらちら飛び、訪花以外にもよくとまる。翅の模様は表と裏で違う。雄の翅表は構造色を示すが顕著では...
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  • ウラナミシジミ(裏波小灰蝶、Lampides boeticus)は、シジミチョウ科ヒメシジミに分類されるチョウの一種。アフリカ、ユーラシア大陸、オーストラリアまで広く分布するシジミチョウで、日本では秋に各地で見られる。 成虫の前翅長は15-20ミリメートルほど。翅の裏には薄い褐色と白のしま模様...
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  • シジミタテハシジミタテハか、学名:Riodinidae)はチョウのひとつ。 世界からおよそ 1500種が知られるが、その大半が新熱帯区に分布し、日本には分布しない。形態、生態ともに非常に多様であり、分類も混乱している。本科をシジミタテハ亜としてシジミチョウ科に含める場合もあるが、本項では独立した科として扱う。...
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  • ミドリシジミ(Theclinae)は、シジミチョウ科内のひとつの分類単位。日本産シジミチョウの半分近くはこの亜に含まれる。 成虫はいっぱんに翅が縦に長く、飛翔力に長ける。翅の表と裏で模様が違い、翅表には構造色を示す種が多い。ほとんどの種が1対の尾状突起を持つ。キマダラルリツバメは日本で唯一尾...
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  • ウラギンシジミは他のシジミチョウと相違する点が多く、シジミチョウ科ではなくウラギンシジミとして扱われることもある。その場合、日本のチョウでウラギンシジミに属するのはこの亜種だけであり、他の近縁種はない。 ウラギンシジミ属には以下の種がある。 C. acuta C...
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  • ルリシジミ(瑠璃小灰蝶、学名:Celastrina argiolus)は、シジミチョウ科に属するチョウの一種。 前翅長は12-19mm。翅の表面は、オスは明るい青藍色、メスは外縁部が広く黒褐色、裏面は白の地色に黒色の斑点がある。 ユーラシアと北アフリカに分布し、日本国内では全国的に分布。蛹で越冬し...
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  • ゼフィルス (category シジミチョウ科)
    メスアカミドリシジミ : バラのサクラ。 ブナを食べるゼフィルスのなかでも、コナラ属を好む種、ブナ属を好む種などがある。ハヤシミドリシジミはカシワ類しか食べない。 ゼフィルスはおもに3群に分けられる。 1群 : ウラキンシジミ、ウラゴマダラシジミチョウセンアカシジミ、ムモンアカシジミ 2群 : アカシジミ...
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  • ヒメシジミ(姫小灰蝶 学名:Plebejus argus)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ヒメシジミに分類される蝶の一種。 一般的なヒメシジミ(ブルー)のシジミチョウで、翅裏は灰色地、後翅外周に沿ってオレンジ色の帯が入る。ミヤマシジミやアサマシジミと似ており、とくにミヤマシジミ...
    3 KB (311 words) - 02:53, 19 December 2022
  • ヤマトシジミ(大和小灰蝶、大和蜆蝶・学名:Zizeeria maha、シノニム:Pseudozizeeria maha)はチョウ目・シジミチョウ科・ヒメシジミチョウの一種。前翅長は9-16mmほどで小型。日本には本州(青森県西海岸)以南に分布する。トカラ列島の悪石島から小宝島付近を境にし、北方...
    25 KB (3,395 words) - 04:35, 10 December 2024
  • 日本にはアゲハチョウ科、シロチョウ科、セセリチョウ科シジミチョウ科、タテハチョウ科の5が生息し、中南米固有のシャクガモドキ、中南米を中心に熱帯地方に分布するシジミタテハは分布しない。なお現在はタテハチョウ科に含まれるマダラチョウ、ジャノメチョウ、テングチョウは、以前は独立の...
    43 KB (5,818 words) - 09:43, 29 December 2024
  • ゴウザンゴマシジミ(Phengaris arion)は、シジミチョウ科に属するチョウの一種。アリオンゴマシジミという和名でも知られる。 西ヨーロッパからロシア、中国までの、旧北区のひろい範囲に分布する。ヨーロッパにおいては、ポーランド、チェコ、スロバキア、ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、ユ...
    15 KB (1,666 words) - 23:36, 13 January 2024
  • オガサワラシジミ (Celastrina ogasawaraensis) は、昆虫綱チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ルリシジミ属に分類されるチョウ。 日本(小笠原諸島の兄島、姉島、弟島、父島、母島)固有種 全長12 - 15ミリメートル。翅裏は灰白色で、後翅は青緑色がかる。 オスは翅表が暗青色で、外縁は黒い。...
    5 KB (466 words) - 20:23, 7 April 2024
  • ゴマシジミ(胡麻小灰蝶、学名 Maculinea teleius)は、シジミチョウ科チョウ。裏面にゴマ状の小さな斑点がある。地域によって変異が多い。前翅長18-24mm。湿原や草原に生息し、成虫は年1回、7-9月にかけて現れる。 北海道では、長い地下茎によって道路法面を補強するために土手に植えられ...
    6 KB (604 words) - 09:12, 13 January 2024
  • ベニシジミ(紅小灰蝶、学名:Lycaena phlaeas)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ベニシジミ属に分類されるチョウの一種。 春に日当たりの良い草原でよく見られる小さな赤褐色のチョウである。成虫の前翅長は1.5 cmほど。前翅の表は黒褐色の縁取りがあり、赤橙色の地に黒い斑点がある。後翅の表...
    5 KB (583 words) - 09:06, 13 January 2024
  • ダイセンシジミ(大山小灰蝶 Wagimo signatus)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科に属するチョウの一つ。ゼフィルスと呼ばれる一群の1種。 ゼフィルスにおける進化レベル3群のうちではアカシジミ、ミズイロオナガシジミなどと2群にまとめられる。 色味はアカシジミ...
    2 KB (238 words) - 02:42, 5 July 2019
  • ウィキスピーシーズにツバメシジミに関する情報があります。 ツバメシジミ(燕小灰蝶、学名 Everes argiades)は、シジミチョウ科に属するチョウの一種。名前の由来は後翅にある尾状突起にちなんでいる。 ユーラシアの温帯に広く分布する。日本ではC. a. hellotia亜種が北海道から九州にかけて分布する。北海道にはC...
    3 KB (215 words) - 22:07, 13 January 2024
  • ヒメシジミ族(学名:Polyommatini)は、シジミチョウ科ヒメシジミを分類する族の1つである。 これらは、ロシアの小説家であり昆虫(鱗翅目)学者のウラジーミル・ナボコフによって広範囲に研究された。 ヒメシジミ族を分類する属は次のとおり: 和名はShiraiwa 1996-2021 及び 日本産蝶類和名学名便覧...
    13 KB (213 words) - 05:41, 24 October 2023
  • ムラサキシジミ(紫小灰蝶、学名: Narathura japonica)は、チョウシジミチョウ科に属するチョウの一種。 開張約30 - 40mm。翅の表が青紫色で、周囲を黒褐色で縁取られている。 成虫で越冬し、年3-4回、6月から翌年3月にかけて現れる。平地の林やその周辺で見られる。花を訪れる事は...
    4 KB (370 words) - 12:29, 31 October 2023
  • オオルリシジミ(大瑠璃小灰蝶、 Shijimiaeoides divinus)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科に属するチョウの一種。 ルリシジミより一回り大きいシジミ。ゴマシジミ・オオゴマシジミと似る。翅裏は灰色地で大きい黒斑が外縁に沿って並び、後翅にはさらにオレンジ色の斑紋が加わる。尾状突起...
    3 KB (367 words) - 21:51, 30 March 2022
  • クロシジミ(黒小灰蝶 Niphanda fusca)はチョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ヒメシジミに分類されるチョウ。 前翅長は17~23mm。翅裏は明灰色の地色で、濃い灰色の大きい斑紋が現れる。翅表は一様に黒色で外縁は白い。ヒメシジミの仲間であるが草原や市街地にはおらず、人の手の入る二次林などを住みかとする。...
    3 KB (229 words) - 21:20, 3 December 2021
  • オオベニシジミ(Lycaena dispar)は、シジミチョウ科に属するチョウの一種。チョウセンベニシジミという和名でも知られる。 西ヨーロッパからアジアの温帯地域、朝鮮半島からロシアのアムール州まで分布する。分布域は広いが不連続であることが知られる。主として湿地環境に依存する種であり、湿地が衰退...
    9 KB (709 words) - 12:48, 13 January 2024
  • トラフシジミ(虎斑小灰蝶 Rapala arata)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウシジミチョウ科に属するチョウの一種。 翅の裏は白~明灰色と暗灰色のしま模様で、後翅舌部にオレンジ斑と尾状突起を持つ。この翅裏のしま模様からトラフと名が付いた。翅表は黒地で、雄は中心が青紫色に輝く。関東以西では一...
    3 KB (354 words) - 00:19, 1 June 2014
  • ムラサキシジミ属(学名:Arhopala)は、シジミチョウ科ミドリシジミの非常に大きな属である。 また、ムラサキシジミ族のタイプ属でもある。 oakbluesと総称される200を超える種が含まれている。 ムラサキシジミ属は、日本、温帯から熱帯アジア、ヒマラヤの南と東、オーストラリアとメラネシアのソロモン諸島に生息する。...
    23 KB (272 words) - 12:29, 31 October 2023
  • ジミドリシジミ(富士緑小灰蝶 Sibataniozephyrus fujisanus)は、チョウシジミチョウ科に属するチョウの一つ。 ゼフィルスと呼ばれる一群の1種。日本産ミドリシジミ13種のうちでは翅表が最も青に近い。翅裏は他の多くのミドリシジミ類と違い白色で濃淡の帯を持ち、尾状突起の付け根...
    2 KB (183 words) - 08:43, 20 April 2019
  • アカシジミ(赤小灰蝶、Japonica lutea)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ミドリシジミに属するチョウの一種。 前翅長16-22mm。翅の色は雌雄とも橙色で、翅裏には白帯で縁取られた黄褐色の帯が縦に入る。後翅肛角にある1対の尾状突起は黒く、先端が白くなる。雌は雄に比べ前翅の外縁がやや丸みを帯びる。...
    3 KB (373 words) - 06:33, 8 January 2023
  • ョウザンミドリシジミ(定山緑小灰蝶 Favonius taxilaまたはFavonius aurorinus)は、チョウシジミチョウ科に属するチョウの一つ。ゼフィルスと呼ばれるグループの一種。 体の大きさに比べて頭部が大きく、前翅先端はやや鋭角気味となり、林内を俊敏に飛翔する青緑色のシジミチョウ...
    3 KB (303 words) - 05:23, 4 June 2019