ペロミクサ科に普遍的に共生していることが示唆される。 古典的には肉質虫亜門葉状仮足綱無殻アメーバ亜綱ペロミクサ目に所属していた。分子系統解析に基づきアメーバ動物門アーケアメーバ綱ペロミクサ目の所属となっている。 ペロミクサ科には以下の2属が所属しているが、このうちMastigellaはペロミクサ...
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ペロミクサ目の下位分類として安定的に受け入れられているのはペロミクサ科とマスチゴアメーバ科の2科で、これに加えて分子系統解析に基づき独立させられたRhizomastixidae科がある。 ペロミクサ科とマスチゴアメーバ科の形態的特徴を兼ね備えるものとしてTricholimacidae科...
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ペロミクサは「原始的」なのではなく、二次的に細胞構造が単純化したものと考えられている。 古典的には肉質虫亜門葉状仮足綱無殻アメーバ亜綱、分子系統解析に基づく体系ではアメーバ動物門アーケアメーバ綱に位置づけられる。いずれの場合もペロミクサ目ペロミクサ科に所属させる。...
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Pelomyxina Starobogatov, 1980 ペロミクサ科 Pelomyxidae Schulze, 1877 いずれも自由生活性で、細胞質内に放線菌ロドコッカス(Rodococcus)などの原核生物を共生させている。多核多鞭毛のペロミクサ(Pelomyxa)と通常単核単鞭毛のMastigella属がある。...
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ペロミクサ目(またはマスチゴアメーバ目)の所属となっている。 マスチゴアメーバ科はミトコンドリアを欠き鞭毛を持つアメーバの3属(Mastigamoeba, Mastigina, Mastigella)を含んでいたが、分子系統解析によりMastigella属はペロミクサ科...
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し、人間に寄生して脳炎を起こす種(Naegleria fowleri など)が知られている。 嫌気的な環境に住むアメーバ類には、エントアメーバやペロミクサなどのように、明瞭なミトコンドリアや小胞体・ゴルジ体などが認められないものがある。この特徴から、複雑な細胞内小器官を発達させる以前の極めて原始的...
21 KB (2,751 words) - 01:33, 20 February 2024
21世紀になってから認識された新しい分類群である。もともとマスチゴアメーバの1種だとされていた培養株(ATCC 50338)が、分子系統解析でマスチゴアメーバ科やそれに近縁なペロミクサ科とは離れた位置で環境DNA由来の配列と単系統群をつくることから認識された。当初はアメーボゾアの中で最も基部に近い分類群として設立されたが...
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Protosporangiida Protosporangiidae プロトスポランジウム科 Ceratiomyxa ツノホコリ Cutosea Archamoebae 古アメーバ類 Mastigamoebida Pelobiontida ペロミクサなど Tricholimax Entamoeba 赤痢アメーバ Rhizomastix...
21 KB (2,784 words) - 05:54, 14 December 2021
アメーバ綱の所属となり、エントアメーバ目エントアメーバ科はエントアメーバ属のみとなった。Endolimax属とヨードアメーバ属はペロミクサ目マスチゴアメーバ科へ移り、Endamoeba属はアーケアメーバ綱の位置不詳となっている。 エントアメーバ科は1925年にエドゥアール・シャットンが設立した。ただ...
9 KB (1,127 words) - 17:18, 29 November 2019
次に検討の対象になったのはアーケアメーバ門で、その構成要素はエントアメーバ科、ペロミクサ科、マスチゴアメーバ科の3群である。まずエントアメーバ科は動物の腸管に寄生(または片利共生)しており、パラバサリアと同様に嫌気的環境への適応として二次的にミトコンドリアを...
17 KB (2,403 words) - 03:17, 24 December 2022
の細胞核が単核だが、カオス属は多核(数百個)である。 代表種(模式種ではない) C. carolinensis は、以前は同じ多核アメーバであるペロミクサ属(Pelomyxa)に分類されていたが、この属とは特に類似しているわけではない。 細胞の形態は不定形。仮足によって移動する。細胞壁などは無い。...
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古典的には肉質虫亜門葉状仮足綱無殻アメーバ亜綱アメーバ目管形亜目エントアメーバ科の所属とされてきた。しかし分子系統解析に基づけば、アメーバ動物門アーケアメーバ綱ペロミクサ目マスチゴアメーバ科の所属となる。 チェコ出身で帝政ドイツの微生物学者スタニスラヴ・プロヴァーゼク(英語版)が19...
7 KB (857 words) - 22:53, 31 October 2023
古典的には肉質虫亜門葉状仮足綱無殻アメーバ亜綱アメーバ目管形亜目エントアメーバ科の所属とされてきた。しかし分子系統解析に基づけば、アメーバ動物門アーケアメーバ綱ペロミクサ目マスチゴアメーバ科の所属となる。 Endolimax属には様々な宿主から10種以上が記載されているが、宿主特異性...
6 KB (858 words) - 11:50, 19 November 2023
と考えられる生物であり、ミトコンドリアの起源を、ペラジバクターとその他一般的なリケッチアとの間に求められる。 なお、アメーバに似た原生生物であるペロミクサや微胞子虫など、原生生物の中はミトコンドリアを持っていないものもいる。これを、ミトコンドリアが共生する以前の真核生物の生き残りと見る説があった(→アーケゾア仮説)が、後に否定された。...
60 KB (8,871 words) - 23:15, 4 July 2024