• リボヌクレアーゼZ(Ribonuclease Z、EC 3.1.26.11)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 リボ核酸をエンド型で切断する。転移RNA前駆体の3'末端についた余計なヌクレオチドを除去し、3'末端を生成する。3'-ヒドロキシ基は転移RNAの末端に残り、5'-ホスホリル基は後ろの分子に残る。...
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  • 26.10 リボヌクレアーゼリボヌクレアーゼIX EC 3.1.26.11 tRNアーゼZ EC 3.1.26.12 リボヌクレアーゼE EC 3.1.26.13 レトロウイルス性リボヌクレアーゼH EC 3.1.27.1 リボヌクレアーゼT2 EC 3.1.27.2 枯草菌リボヌクレアーゼ EC 3...
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  • ヌクレアーゼ、3'エキソヌクレアーゼ、および5'エキソヌクレアーゼを含むリボヌクレアーゼの組み合わせて、メッセージ(mRNAの意)を分解する。また、数十から数百ヌクレオチド長の小型RNA(英語版)(sRNA)が相補的な配列と塩基対を形成し、RNase III(英語版)によるリボヌクレアーゼ...
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  • 転写後修飾 (category リボ核酸)
    1構造と呼ばれる。さらにRNA分子の下流のヌクレオチドがメチル化されることでcap 2、cap 3、... の構造が作り出される。これらメチル化はリボースの2'OH基に対して行われる。キャップは、3'-5'ホスホジエステル結合に対する特異性を持つリボヌクレアーゼの攻撃からRNA一次転写産物の5'末端を保護している。...
    12 KB (1,561 words) - 10:04, 12 March 2024
  • エキソソーム複合体 (category ヌクレアーゼ)
    真核細胞ではこれらの9個のユニットに加え、さらに2個のユニットが付随することが多い。その内の一つがRNase Rファミリーに属する加水分解リボヌクレアーゼRrp44である。Rrp44はエキソリボヌクレアーゼ、エンドリボヌクレアーゼ双方の活性を持つが、その機能はRrp44内の別々のドメインが担当する。酵母では、Rrp44は全てのエキソ...
    38 KB (4,741 words) - 12:30, 20 March 2024
  • 2.7.7.6 DNA依存性RNAポリメラーゼ EC.2.7.7.7 DNA依存性DNAポリメラーゼ EC.2.7.7.8 ポリリボヌクレオチドヌクレオチジルトランスフェラーゼ EC.2.7.7.9 UTP-グルコース-1-リン酸ウリジリルトランスフェラーゼ EC.2.7.7.10...
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  • ヌクレオチドのデザインが試みられている。 asRNAは創薬標的または医薬品候補として有望であるものの、いくつかの課題も残されている。まず、asRNAやantagoNATはリボヌクレアーゼや他の分解酵素によって容易に分解される。治療用オリゴヌクレ...
    26 KB (3,919 words) - 20:14, 14 June 2024
  • ポリアデニル化 (category リボ核酸)
    RNAは分解されないが、代わりに翻訳されずに貯蔵される。このRNAは卵胞形成中に、細胞質でのポリA化によって再活性化される。 動物では、ポリAリボヌクレアーゼ(PARN)は5'キャップに結合しポリA鎖から塩基を除去する。5'キャップ・ポリA鎖の保護はmRNA分解の制御に重要である。RNAの5'キャッ...
    48 KB (6,434 words) - 23:04, 1 March 2024
  • 5SリボソームRNA(英: 5S ribosomal RNA、略称: 5S rRNA)は、約120ヌクレオチドからなるリボソームRNA分子で、約 40 kDaである。生命の全ドメイン(細菌、古細菌、真核生物)のリボソームの大サブユニットの構造的・機能的構成要素であるが、菌類と動物のミトコンドリアのリボ...
    20 KB (2,608 words) - 20:04, 26 April 2024
  • Aでトランスフェクションを行った細胞のみlacZ転写産物が分解され、サイクリンE転写産物は安定であった。これらの結果に基づいてハノンらは、RNAi機構は配列特異的なヌクレアーゼ活性によって標的mRNAを分解していることを示唆した。彼らはそのヌクレアーゼ活性を担う酵素をRISCと命名した。 RNase...
    37 KB (4,228 words) - 02:38, 10 December 2023
  • リファタックテープS† - リブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ - リボース - リホーミング† - リボ核酸 - リポ蛋白 - リボヌクレアーゼ - リボフラビン - リモネン - 略称・略号の一覧 (化合物名) - 硫安† - 硫加† - 硫化アリル† - 硫化アンチモン -...
    202 KB (16,266 words) - 22:14, 13 May 2024
  • ノーザンブロッティングを行う際に頻発するトラブルとして、サンプルに残存していた、または環境中から混入したリボヌクレアーゼ(RNase)によってRNAサンプルが分解されてしまうことが挙げられる。これは使用器具を適切に滅菌すること、ジエチルピロカーボネート(DEPC...
    21 KB (2,721 words) - 22:31, 22 October 2023
  • 開いたβシートの中には、非常に湾曲していて折り重なるものや(例:SH3ドメイン)、馬蹄型をしているものもある(例:リボヌクレアーゼ阻害剤)。開いたβシートは、面と面を合わせても(例:βプロペラドメインや免疫グロブリンフォールド)、端と端を合わせても、一つの大きなβシートを形成することができる。...
    28 KB (3,659 words) - 21:19, 7 April 2024
  • このメカニズムでは、花粉管が花柱の約1/3の位置まで達したときに伸長停止が起きる。雌性決定要素であるリボヌクレアーゼ(S-RNase)は、雄性・雌性決定要素が同じハプロタイプの翻訳産物である場合に、花粉管内のリボソームRNA(rRNA)の分解をもたらし、花粉管伸長の阻害と花粉粒の致死を起こすのであろう。...
    43 KB (5,686 words) - 02:17, 1 March 2024
  • RNA干渉 (category リボ核酸)
    の2つのdsRNA経路はRISCへと集約される。 外因性のdsRNAはリボヌクレアーゼタンパク質であるDicerによってRNAiを開始する。Dicerは植物ではdsRNA、ヒトではshRNAと結合して切断を行い、3'末端に2ヌクレオチドの突出部を持つ20–25塩基対の二本鎖断片を形成する。この長さは...
    128 KB (17,666 words) - 08:00, 2 December 2023
  • PMID 17284167. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17284167.  ^ Michael, L. F.; Wu, Z.; Cheatham, R. B.; Puigserver, P.; Adelmant, G.; Lehman, J. J.; Kelly, D....
    49 KB (6,727 words) - 02:30, 24 December 2022
  • ーゼIIIにより合成されたリボソームRNAや tRNAに由来する。頭部にはそのSINEがどの内在性要素に由来して転写機構を寄生的に利用したかについての情報が含まれる。たとえばAlu配列 は、大量にあるリボヌクレオタンパク質であるSRPのRNA要素であり、RNAポリメラーゼIIIにより転写される7SL...
    41 KB (5,922 words) - 13:54, 15 October 2022
  • や個々の遺伝子の機能の研究など、生物医学分野への応用が可能な改変リボザイムの開発が行われた。 他のいくつかのリボザイムやタンパク質性リボヌクレアーゼと同様、ヘアピンリボザイムの切断反応は末端が2',3'-環状リン酸と5'-ヒドロキシル基となったRNA断片を作り出す。ライゲーション反応は単に切断の逆反応であるようであり、末端が2'...
    19 KB (2,593 words) - 00:58, 6 March 2021
  • ペプチドは全ての動物および植物に見られる自然免疫応答の進化的に保存された要素の1つである。補体系や食細胞も大部分の無脊椎動物で利用されている。リボヌクレアーゼとRNA干渉の反応経路は全ての真核生物で保存されていてウイルスに対する免疫応答に役割を果たしていると考えられる。...
    96 KB (13,492 words) - 01:04, 5 July 2024
  • protein)遺伝子LEAのプロモーターとサボンソウ(Saponaria officinalis)のリボソーム不活化タンパク質(RIP: ribosome-inactivating protein, EC 3.2.2.22, アミノ酸配列, 塩基配列)かリボヌクレアーゼ(RNase)であるBARNASEを毒素とする。...
    346 KB (51,748 words) - 02:58, 12 May 2024
  • 強化に重要である。ヒマワリの種子を播種前にAl2(SO4)3で処理すると、水分欠乏の際の生長点でRNAとDNA含量は好影響を受ける。このとき、リボヌクレアーゼの活性は低下する。この効果が、Alが植物の耐乾性を高める理由だと考えられている。 バナジウムはいくつかの植物において、Moの代替として非常に低...
    198 KB (27,952 words) - 12:50, 31 March 2024
  • 1038/nature02664. PMID 15190255.  ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab Broz, Petr; Dixit, Vishva M. (July 2016). “Inflammasomes: mechanism...
    49 KB (6,602 words) - 20:17, 23 February 2024
  • 74.302 (21 CFR 74.302) ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay...
    54 KB (782 words) - 08:52, 12 November 2023
  • alpha)は、ヒトではERN1遺伝子にコードされる酵素(プロテインキナーゼリボヌクレアーゼ)である。 ERN1遺伝子にコードされるERN1タンパク質は酵母のIre1のホモログである。このタンパク質はキナーゼ活性とエンドリボヌクレアーゼ活性を有する。小胞体においてストレスシグナル(unfolded protein...
    20 KB (1,741 words) - 20:14, 5 April 2024
  • ^ Lage, K; Karlberg, E. O.; Størling, Z. M.; Olason, P. I.; Pedersen, A. G.; Rigina, O; Hinsby, A. M.; Tümer, Z et al. (2007). “A human phenome-interactome...
    28 KB (3,768 words) - 09:17, 8 April 2024
  • よく使用されるのは、化膿レンサ球菌(GAS)の産生するストレプトキナーゼに対する抗ストレプトキナーゼ抗体(ASK)であるが、ASKはASOより感度・特異度が低く、もっぱらASOを補う目的で検査される。 その他、GASの産生する菌体外成分に対する抗体として、抗デオキシリボヌクレアーゼB抗体、抗ヒアルロニダーゼ...
    21 KB (2,667 words) - 02:26, 19 August 2023
  • 出され、IRE1はオリゴマー化して、自己リン酸化を介してリボヌクレアーゼドメインを活性化する。活性化されたIRE1は、普遍的に発現しているXBP1uのmRNAの非典型的イントロンから、pre-tRNAスプライシングに類似した機構での26ヌクレオチドの除去を触媒する。このイントロンの除去によってXB...
    11 KB (1,532 words) - 06:30, 10 July 2024