• チェンバロ(独: Cembalo, 伊: clavicembalo)は、弦をプレクトラムで弾いて発音する鍵盤楽器である。英語ではハープシコード (harpsichord)、フランス語ではクラヴサン (clavecin) という。 狭義にはグランド・ピアノのような翼形の楽器を指すが、広義には同様の発...
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  • 「ピアノ」の名は、17-18世紀の楽器製作家バルトロメオ・クリストフォリが製作したピアノの原型であるクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(伊: Clavicembalo col piano e forte、強弱をもつチェンバロ)に由来し、これが短縮されたものとされる。 歴史的には「ピアノフォルテ」(pianof...
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  • これらの潮流は孤立して存在していたのではなく、互いに影響を及ぼしあい、また宗教音楽やオルガン・チェンバロ用の鍵盤音楽、またリュートの音楽など他のジャンルにも大きな影響を及ぼした。バロック時代を通して見られる半音階の使用や比較的自由な不協和音の使用もこの時期に一般的となった。...
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  • ポータル クラシック音楽 チェンバロ協奏曲(チェンバロきょうそうきょく)は、チェンバロを独奏楽器とする協奏曲。主にバロックから古典派にかけて数多く作曲された。しかし、古典派後期からロマン派以降にかけてはあまり作曲されなかった。近代にチェンバロが復興すると、協奏曲も再び作曲されるようになった。バッハの...
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  • 鍵盤楽器(けんばんがっき)は、鍵盤を操作することによって演奏する楽器の総称である。オルガン、チェンバロ、ピアノなどが代表的な鍵盤楽器である。1980年代以降はシンセサイザーなど電子楽器としての鍵盤楽器も一般的になっている。 鍵盤楽器と言えるもので最も古いものは、紀元前3世紀頃に発明されたヒュドラウリス(水オルガン)である。...
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  • ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (category バロックの作曲家)
    室内楽曲作品はそれまで伴奏として扱われてきたチェンバロの右手パートを作曲することによって、旋律楽器と同等、もしくはそれを上回る重要性を与え、古典派の二重奏ソナタへの道を開いたヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ、フルートとチェンバロのためのソナタ、ヴィオラ・ダ・ガンバチェンバロ...
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  • バロック・ポップとは1960年代中ごろからはじまった音楽の様式。その特長は、クラシックの要素をロック・ミュージックの作曲や録音にもちこむことである。バロック・ロック、イングリッシュ・バロック 、チェンバー・ロック、チェンバー・ポップともよばれる。ハープシコード、オーボエ、チェ...
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  • ポータル クラシック音楽 ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したチェンバロ協奏曲は、1台用から4台用まであり、1台用は8曲(うち1曲は断片)、2台用3曲、3台用2曲、4台用1曲の計14曲がある。なお、現在では独奏楽器にチェンバロではなくピアノを用いる場合は「ピアノ協奏曲」と表記される場合もある。...
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  • タンブール(英語版) チェンバロ チャランゴ ツィター テオルボ ドタール(Dutar、Dotaraの2種類がある) トプショール(ロシア語版、英語版) ドンブラ ハープ バラライカ バルバット(英語版) バンジョー ビウエラ 琵琶 マンドラ マンドーラ マンドリン マンドローネ マンドロンチェロ リラ (ライアー)...
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  • バロック期を通じて、協奏曲は非常に重要なジャンルであった。そのため、当時の鍵盤楽器の代表格であったチェンバロのための協奏曲も多く作曲されることとなる。特にJ.S.バッハのものは有名である。これらのチェンバロ協奏曲は現在ではしばしばチェンバロでなくピアノで演奏されることがある。バッハのチェンバロ...
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  • ンバロックの代表例ではアルドブランディーニ荘(1598-1603)があげられ、このほかにはトルローニア荘、モンドラゴーネ荘、ムッティ荘、ファルコニエーリ荘、ルフィネッラ荘、ファルネーゼ荘や、イゾラ・ベッラ(マジョーレ湖,ベッラ島階段状のバロック庭園,イタリア式庭園・バロック)などがある。...
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  • ンバロンが、ハンガリーを中心に分布する。コンサート・ツィンバロンは39コース以上の弦、4オクターブ以上の音域を持つ。Hornbostel-Sachs楽器分類コードは314.122-4,5で、共鳴箱付き板ツィター(314.122)に分類される。なお、チェンバロや初期のピアノも同族。 チンバロ...
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  • ッハのヴァイオリン協奏曲第2番などのヴァイオリン協奏曲や、バッハのチェンバロ協奏曲やヘンデルのオルガン協奏曲などが書かれ、ヴィヴァルディの頃から「急―緩―急」の3楽章制が確立された。バッハの「イタリア協奏曲 BWV971」はチェンバロ独奏のために書かれている。...
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  • モーツァルトが自身の作品でフォルテピアノのためと明記したのは、1785年に出版した作品が初めてであった。チェンバロバロック音楽に限定されると思われることが多いが、ウィーンでは19世紀初頭までチェンバロが製作されており、ベートーベンの作品の中にもマンドリンとチェンバロのためのソナチネと言う作品が2つあるほどである。...
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  • ン、トランペット、トロンボーン、ユーフォニウム、チューバ、ホルン、マリンバ、パーカッション、ハープ、リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、バロック・オーボエ、ヴィオラ・ダ・ガンババロック・ヴァイオリン、バロック・チェロ、チェンバロ、声楽、作曲、指揮、音楽学) 音楽研究科 音楽専攻(修士課程・博士後期課程)...
    10 KB (1,226 words) - 12:58, 18 February 2024
  • 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV.1001 - 1006 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV.1014 - 1019 この時代に一般的であったヴァイオリンと通奏低音のためのソナタではなく、オブリガート・チェンバロつきのヴァイオリンソナタ(チェンバロのパートが右手の分も完全に書かれている)の形を取っている。...
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  • クリストファー・ホグウッド (category イギリスのチェンバロ奏者)
    を行い、ラファエル・プヤーナやグスタフ・レオンハルトらにチェンバロ演奏を学ぶ。 1967年にデイヴィッド・マンロウとロンドン古楽コンソートを創設し、同コンソートのメンバーとして活躍。またネヴィル・マリナー率いるアカデミー室内管弦楽団のチェンバロ奏者を務めたほか、同楽団のため楽譜の編集、校訂も行った。...
    7 KB (754 words) - 09:06, 24 August 2023
  • 現在ピアノソナタとして演奏される作品には、ピアノの前身であるチェンバロなどの楽器を前提に作曲されたものも多い。ドメニコ・スカルラッティは、独奏チェンバロのためのソナタの大家として知られるが、これはチェンバロのための練習曲が後に『ソナタ』と呼ばれるようになったものである。ピアノソナタ...
    20 KB (1,656 words) - 08:25, 30 April 2023
  • 2004年にバロンドールを受賞。UEFAチャンピオンズリーグにおいて歴代10位タイとなる147試合に出場し、歴代5位の67得点を記録した。そのほか、ミラノダービーでは歴代最多得点となる14得点を挙げている。 6歳でウクライナのディナモ・キーウのサッカースクールに入団。9歳の時、チェ...
    40 KB (2,934 words) - 09:55, 12 July 2024
  • 1611年) 4月 - 澄一道亮、明末清初に来日した中国僧(* 1608年) 4月23日 - ジャン=アンリ・ダングルベール、フランスのバロック音楽の作曲家、宮廷チェンバロ奏者(* 1629年) 5月23日 - アドリアン・オーズー、フランスの天文学者(* 1622年) 6月23日 - スレイマン2世、オスマン帝国の第20代皇帝(*...
    4 KB (716 words) - 13:43, 4 May 2021
  • チェンバロ(またはフォルテピアノ) チェンバロは第4楽章の最後近くに独奏が出現するが、これはハイドンの全交響曲の中でチェンバロが必要な唯一の箇所である。初演ではハイドン本人がチェンバロの前に座っていたと伝えられており、ハイドン本人によって演奏されたと考えられるが、チェンバロ...
    10 KB (957 words) - 02:28, 13 January 2023
  • ドメニコ・スカルラッティ (category バロックの作曲家)
    1757年7月23日)は、イタリアのナポリ出身で、スペインのマドリードで没した作曲家。現在では、もっぱら民族色豊かな鍵盤語法が繰り広げられる多数のチェンバロのためのソナタとチェンバロのための練習曲集によって知られる。 1685年、ドメニコは有名な作曲家であるアレッサンドロ・スカルラッティの子として、ナポリに生まれ...
    19 KB (2,193 words) - 02:31, 13 May 2024
  • チェンバロ独奏部は献呈稿において初稿の約3倍の長さ(19小節→65小節)になっており、チェンバロのお披露目を意図した改変であることが想像される。通常は通奏低音楽器のチェンバロを独奏楽器群に加えること自体が独創的であるが、第5番はチェンバロの活躍が著しく、実質的に音楽史上初のチェンバロ...
    15 KB (1,956 words) - 17:50, 4 October 2023
  • ワンダ・ランドフスカ (category ポーランドのチェンバロ奏者)
    の研究者だったアンリ・ルーと結婚し、彼の影響でチェンバロに関心を持つようになり、やがてチェンバロの復活と普及に力を注ぐことになる。24歳になった1903年にチェンバリストとしてデビュー。翌1904年にはチェンバロによるバッハ演奏会を開き、以後チェンバロでのバッハ演奏のスペシャリストとして名を挙げることとなる。...
    9 KB (1,035 words) - 18:38, 29 March 2024
  • 通奏低音 (category バロック音楽)
    楽譜に書き起こしたものも多く市販されている。 通奏低音の演奏には、オルガン、チェンバロなどの鍵盤楽器や、リュート(テオルボ)、ハープ、ギターなどの撥弦楽器といった和音の出せる楽器が用いられ、しばしばヴィオラ・ダ・ガンバチェロ、ヴィオローネ、ファゴットなどの低音旋律楽器が併用される。一般には楽譜に演...
    5 KB (603 words) - 03:42, 3 December 2023
  • 宮廷や上流市民の家庭における室内楽、および教会音楽で用いられた。市民社会の成熟に伴って音楽演奏の場が大規模な会場に移ると、リコーダー、リュート、チェンバロなどと同様に使用されなくなったが、19世紀末以来の古楽復興運動により復活を遂げるに至った。 ヴァイオリン属と同様に音域の異なるいくつかのサイズが...
    13 KB (1,960 words) - 22:51, 25 March 2024
  • 初演当時の新聞によると、ハイドンはチェンバロを弾きながら演奏をリードしたとある。しかし、既にチェンバロを必要としない書法が確立されているのでチェンバロがなくても演奏に支障はない。にもかかわらず初演時にチェンバロを使用したのは、有名な作曲家であるハイドンをロンドンの聴衆に紹介するためであったと思われる。...
    5 KB (333 words) - 02:51, 11 October 2021
  • プライムチェンバロギター(Prime Cembalo Guitar)は、新堀ギター音楽院の院長、新堀寛己が開発した新堀メソードオリジナルギター(27種類)のうちの一つ。略称はプラチェン・P.Cem.。 ギターアンサンブルでは、チェンバロパートに属す。調弦は、プライム・ギターと同じ、一弦からE-B-G...
    938 bytes (111 words) - 09:42, 23 June 2022
  • チェロやコントラバスとともに「低音」の楽譜を演奏していた)。 なお、初期の交響曲はチェンバロを加えて演奏されることが多いが、研究者はハイドンの交響曲では初期からチェンバロは使われていなかったと考えている。1791-1792年のザロモンの演奏会でハイドンはチェンバロ...
    22 KB (974 words) - 08:15, 18 March 2024
  • アルトチェンバロギター(Alto Cembalo Guitar)は、新堀ギター音楽院院長、新堀寛己博士が開発した、新堀メソードオリジナルギター(27種類)のうちの一つ。略称アルチェン・A.Cem.。 ギターアンサンブルでは、チェンバロパートに属す。調弦は、プライム・ギターより五度高い、一弦から B-F♯-D-A-E-B(B...
    987 bytes (109 words) - 01:55, 12 February 2015
  • チェンバロなどがこうして音を出す。 擦弦楽器 弦を弓のつるでこする。ヴァイオリンの仲間や、胡弓の仲間、モリンホール(馬頭琴)の仲間などがこうして音を出す。弓のつるは馬の尾の毛のような摩擦の大きいものを使い、さらに松脂などによって摩擦を大きくする。韓国の牙箏(アジェン)のように、弓ではなく木の棒で擦るものもある。...
    25 KB (3,946 words) - 14:52, 8 June 2024