• マグネシウム(ラテン語: magnesium 英語発音: [mæɡˈniːziəm])は、原子番号12の元素である。元素記号Mg。原子量24.305。アルカリ土類金属のひとつ。 マグネシウムという名称は、マグネシア(magnesia)またはその語源である産地のギリシャ・マグ...
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  • マグネシウムホイール(Magnesium wheel)は、素材にマグネシウム合金を使ったロードホイールである。 マグネシウム合金はアルミニウムよりも軽量であり、アルミホイール以上に走行性能、燃費性能の向上が期待できる。しかし、量産が効きにくく高価であり、またサイズが限定されているという汎用性の少な...
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  • 多孔質のカルシア(酸化カルシウム)は2000 °Cまで使用でき、触媒作用・吸収・汚染が少ない。 化学工業 安価で安全なアルカリ剤として欠かせない。おもに消石灰(水酸化カルシウム)の石灰乳(水でスラリー状にしたもの)が用いられる。 マグネシア(酸化マグネシウム)製造 消石灰により海水中の塩化マグネシウムを複分解回収する(おもに日本)。...
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  • 酸化マグネシウム(さんかマグネシウム、magnesium oxide)はマグネシウムの酸化物で、化学式MgOの化合物。白色または灰色の固体。苦土(くど)、カマ、カマグとも呼ばれる。 天然にはペリクレース(英語版)として産出するが、大気中の水分と反応してブルース石となる。 金属マグネシウムを燃焼させると生成する。...
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  • グリニャール試薬(グリニャールしやく、英: Grignard reagent)はヴィクトル・グリニャールが発見した有機マグネシウムハロゲン化物で、一般式が R−MgX と表される有機金属試薬である(R は有機基、X はハロゲンを示す)。多彩な用途を持ち、有機金属化学の黎明期を支えた試薬であり、今もな...
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  • マグネシウム合金(マグネシウムごうきん)は、マグネシウムを主成分とする合金である。エレクトロン、ダウメタルとも呼ばれる。 鉄などの「重い」金属が利用されていた多くの分野で、部品をマグネシウムに置き換えて軽量化することにより、省エネルギーや事故防止、使用感や安全性の向上などが可能となった。プラスチッ...
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  • 硫酸マグネシウム(りゅうさんマグネシウム、英: magnesium sulfate)は化学式 MgSO4 で表される硫酸とマグネシウムの塩。硫酸塩マグネシウム、エプソム塩(エプソムソルト)とも呼ばれる。7水和物は無色粉末で、70 ℃ で1水和物、200 ℃ で無水物となり、1124 ℃...
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  • ック元素でもある。周期表の第2周期以降に現れ、ベリリウムマグネシウム・カルシウム・ストロンチウム・バリウム・ラジウムが含まれる。ただし、カルシウム以降は金属元素としての性質を示し性質が似ているのに対して、ベリリウムマグネシウム、特にベリリウムは性質が大きく異なる。...
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  • 二ホウ化マグネシウム(にホウかマグネシウム、magnesium diboride、MgB2)はホウ素とマグネシウムからなる無機化合物で、六方晶の層状物質。結晶構造は AlB2 型構造 (P6/mmm)。これは、ホウ素がグラファイトのように亀の甲(ハニカム)状となって層状に積層した間を、マグネシウムがインターカレート(intercalate...
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  • 塩化マグネシウム(えんかマグネシウム、magnesium chloride)とは、マグネシウムの塩化物であり無機化合物の一種で、化学式 MgCl2•6H2O、6水和物は式量 203.3022 の白色結晶である。にがりの主成分のひとつ。 塩酸に水酸化マグネシウムを溶解して中和させ、濃縮すると6水和物が析出する。...
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  • マグネシウム血症(ていマグネシウムけっしょう)とは、血液中、ひいては体内のマグネシウム量の低下による電解質異常である。マグネシウムは、酵素活性維持、神経筋刺激伝導・収縮、骨形成など、生命の維持に重要な機能をもっている。低マグネシウム血症は、摂取不足、薬剤等、さまざまな原因でおこり、特に入院患者では...
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  • 炭酸マグネシウム(たんさんマグネシウム、MgCO3)はマグネシウムの炭酸塩である。工業用原料の一種で反射率が高いことで知られる。身近な用途としては便秘薬、制酸剤、重量挙げの滑り止めの粉などに使われる。 天然鉱物の菱苦土石(マグネサイト)として産出する。最大の産出国は中国。天然鉱物の苦灰石(ドロマイト...
    4 KB (397 words) - 13:45, 7 April 2023
  • ヨウ化マグネシウム(ヨウかマグネシウム、Magnesium iodide)は、化学式 MgI2 で表されるマグネシウムのヨウ化物である。 水中で金属マグネシウムにヨウ素を加えて反応させ、生じた水溶液を濃縮すると8水和物が析出する。 Mg 2 + ( aq ) + 2 I − ( aq ) + 8 H...
    4 KB (366 words) - 03:15, 17 May 2020
  • 空気マグネシウム電池(くうきマグネシウムでんち、マグネシウム・空気電池、マグネシウム燃料電池、MAFC)は空気電池および燃料電池の一種であり、負極に金属マグネシウムを使用し、正極に空気中の酸素を使用する。電解液としては食塩水が利用される。 研究および市販化の技術は MagPower...
    23 KB (3,460 words) - 00:31, 10 June 2024
  • ジサリチル酸マグネシウム(Magnesium salicylate)とは、サリチル酸とマグネシウムの塩のことである。単にサリチル酸マグネシウムと呼ばれることもある。 サリチル酸は分子中にカルボキシ基を1つ持っており、1価の有機酸としてふるまう。対して、マグネシウム...
    2 KB (175 words) - 07:55, 17 February 2024
  • にがり(苦汁、滷汁)とは、海水からとれる塩化マグネシウムを主成分とする食品添加物。海水から塩を作る際にできる余剰なミネラル分を多く含む粉末または液体であり、主に伝統的製法において、豆乳を豆腐に変える凝固剤として使用される。 海水に含まれている塩類は、塩化ナトリウムが大部分を占める。海水から食塩を生成する場合、塩化ナトリウム...
    8 KB (1,134 words) - 00:45, 5 October 2023
  • ナトリウム-塩化物泉 カルシウム-塩化物泉 マグネシウム-塩化物泉 炭酸水素塩泉 - 炭酸水素イオンが陰イオンの主成分であるもので、陽イオンの主成分により以下のように細別する ナトリウム-炭酸水素塩泉 カルシウム-炭酸水素塩泉 マグネシウム-炭酸水素塩泉 硫酸塩泉 -...
    9 KB (825 words) - 09:49, 27 December 2023
  • 水酸化マグネシウム(すいさんかマグネシウム Magnesium hydroxide)は化学式 Mg(OH)2、式量 58.32、密度が水の2.36倍のマグネシウムの水酸化物。天然鉱物としては水滑石(ブルース石、en:Brucite)として産出する。 マグネシウム...
    4 KB (535 words) - 03:14, 17 May 2020
  • アルミニウム合金(アルミニウムごうきん、英: aluminum alloy)は、アルミニウムを主成分とする合金である。アルミニウムには軽いという特徴がある一方、純アルミニウムは軟らかい金属であるため、銅(Cu)、マンガン(Mn)、ケイ素(Si)、マグネシウム...
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  • 界的にはタルク(talc)のほか、ステアタイト(凍石)、ソープストーン(石鹸石)、フレンチチョーク、ラバとも呼ばれることもある。 滑石は、水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる鉱物で、粘土鉱物の一種である。 組成式は Mg 3 Si 4 O 10 ( OH ) 2 {\displaystyle {\ce...
    8 KB (996 words) - 16:51, 27 November 2023
  • 過塩素酸マグネシウム(かえんそさんマグネシウム、英: Magnesium perchlorate)は化学式Mg(ClO4)2で表される無機化合物で、強力な酸化剤としての性質を持つ。 250℃で分解し、-568.90 kJ mol-1の熱量を形成する。潮解性があり、加水により発熱する。乾燥剤としても使用されたが、...
    3 KB (277 words) - 13:14, 7 September 2020
  • マグネシウムの同位体は、24Mg、25Mg、26Mgの3種類が天然に安定に存在する。また、19Mgから40Mgの19種類の放射性同位体が発見されている。最も寿命の長い放射性同位体は28Mgで、半減期は20.915時間である。軽い同位体のほとんどは、ナトリウムに崩壊するが、重い同位体はアルミニウム...
    6 KB (385 words) - 11:59, 19 September 2017
  • 日本では13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウムマグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められている。 しかし、技術の進歩によって、人体には亜鉛よりも多量のケイ素や銅よりも多量のルビジウムやストロンチウム...
    13 KB (819 words) - 07:33, 20 February 2024
  • カリウム不足になると植物の伸長が抑えられ、幼葉が青緑色になることがある。一方、カリウム過多になると、窒素、カルシウムマグネシウムの吸収が阻害される。 カリウムはほかの多くの元素と同じように、金属カリウム単体としてよりも、カリウム...
    86 KB (11,249 words) - 03:33, 19 May 2024
  • ジュラルミン (category マグネシウム)
    ジュラルミン (Duralumin) とは、アルミニウムと銅、マグネシウムなどによるアルミニウム合金の一種。 1903年頃からドイツ中西部のデューレン(ドイツ語版)に住むアルフレート・ヴィルムは、鋼と同じように他の金属でも適当な元素を添加して焼入れを行えば硬さが増すと考え、実験を繰り返したもののまっ...
    12 KB (1,740 words) - 09:41, 31 March 2024
  • ポリカルボフィルカルシウム、カルボキシメチルセルロース、カルメロースナトリウム(バルコーゼ)など 浸透圧性 塩類下剤 腸管内に高浸透圧性の物質を入れることで、腸管内の水分量を保つ。十分な水分との併用が必要。高齢者・腎機能低下者・人工透析患者への使用には慎重投与。一日の上限量は 2g。 酸化マグネシウム...
    8 KB (1,083 words) - 03:52, 21 April 2024
  • クロロフィル (category マグネシウムの化合物)
    ひとつの生物が複数種類をもつことも珍しくない。植物では葉緑体のチラコイドに多く存在する。 天然に存在するものは一般にマグネシウムがテトラピロール環中心に配位した構造をもつ。マグネシウム以外では、亜鉛が配位した例が紅色光合成細菌 Acidiphilium rubrum...
    18 KB (1,955 words) - 08:03, 4 June 2024
  • 硬水にはカルシウムイオンやマグネシウムイオンが含まれているが、これらは石鹸の作用を阻害し、産業用および家庭用の装置や配管にアルカリミネラルの沈殿物を形成する。業務用および家庭用軟水化装置にはイオン交換樹脂が使われており、硬度の元となる阻害イオンを取り除くことができる。このイオン交換樹脂は塩化ナトリウムを用いて生成、再生されている。...
    8 KB (997 words) - 01:32, 20 January 2024
  • 続困難である。そこで、減少分を補給するために用いるのが肥料であり、特に窒素・リン酸・カリウムは肥料の三要素と呼ばれる。 植物の正常な生育のためには、炭素、水素、酸素、窒素、リン、カリウム、カルシウムマグネシウム、硫黄、ホウ素、塩素、銅、鉄、マンガン、モリブデン、亜鉛の16元素が必要である。これにニ...
    39 KB (5,848 words) - 08:41, 4 May 2024
  • 滑石の鉱山があり、滑石から作られた白色の粉はマグネシアと呼ばれた。ここからマグネシウムの語源となっている。マグネット(磁石)の語源であるとする説もあるが、これには異説もある。 マグニシア県は、地理的には、2大都市であるアテネとテッサロニキの丁度中間に位置する。 マグネシ...
    19 KB (1,647 words) - 21:01, 28 July 2023
  • 硝酸ナトリウム ⇒ ナトリウムイオン + 硝酸イオン NaNO 3 ⟶ Na + + NO 3 − {\displaystyle {\ce {NaNO3 -> Na^+ + NO3^-}}} 水酸化マグネシウムマグネシウムイオン + 水酸化物イオン Mg ( OH...
    19 KB (1,220 words) - 06:47, 8 November 2023