アカウキクサ属(Azolla)は、アカウキクサ科(Azollaceae)に所属する水生シダ植物の属。学名のアゾラと表記されることも多い。浮遊性の水草で、水田や湖沼などに生育する。水田や湖の水面を覆う雑草として扱われる一方、合鴨農法でアイガモの餌や緑肥として用いられることもある。...
60 KB (7,461 words) - 05:06, 18 July 2024
アカウキクサ (Azolla imbricata (Roxb. ex Griff.) Nakai) は、シダ植物門サンショウモ目アカウキクサ科に属する植物の一種。水生シダ類のひとつで、浮草になる水草である。 なお本種を含むアカウキクサ属の種を総称してアカウキクサということもある。...
7 KB (986 words) - 15:46, 19 October 2024
ウキクサ(浮草、萍、蘋、学名: Spirodela polyrhiza)はウキクサ亜科ウキクサ属に属する水生植物の1種であり、淡水域の水面に生育する。直径 3–10 mm ほどの葉状体から、多数の根が水中に伸びている。葉状体は5–16脈をもち、裏面はふつう紫色を帯びる。秋になると根をもたない休眠芽を...
20 KB (2,077 words) - 12:26, 15 June 2024
Salviniaceae サンショウモ属 Salvinia - サンショウモなど。 アカウキクサ科 Azollaceae アカウキクサ属 Azolla - 1科1属。アカウキクサなど。アカウキクサ属をサンショウモ科に含めるとする場合もある。 デンジソウ科 Marsileaceae デンジソウ属 Marsilea -...
4 KB (513 words) - 15:04, 18 December 2022
アカウキクサ科唯一の属であるアカウキクサ属は、さらにアカウキクサ節(Sect. Rhizosperma)とオオアカウキクサ節(Sect. Azolla)に細分され、オオアカウキクサは後者に分類される。アカウキクサ節に分類されるアカウキクサとも形態的に類似するが、アカウキクサ...
9 KB (1,280 words) - 09:31, 14 August 2018
水面に植物体が浮かんでいて、根が水底についていない植物を浮漂植物と呼ぶ。その種類は限られ、ウキクサ科のもの以外には、ホテイアオイやボタンウキクサ、水生シダ類のアカウキクサ、サンショウモ、コケ植物のイチョウウキゴケなどがあげられる。これらの植物では葉には浮袋があるなど、浮葉性植物以上に水面に出やすい...
19 KB (2,881 words) - 09:48, 21 March 2024
合鴨農法 (section 外来種アゾラ(アカウキクサ))
1993年からアイガモの餌や田面被覆による雑草抑制を目的として水生シダ類のアゾラ(アカウキクサの仲間)を取り入れた「アゾラ-アイガモ農法」が行われてきた。アゾラは生育初期の水稲に付着することで倒伏の原因にもなる。また、在来種のアカウキクサ (A. imbricata) とオオアカウキクサ (A.japonica)...
19 KB (2,698 words) - 12:23, 19 August 2024
Lobaria lichen や、その他の地衣類 アカウキクサ属のシダ植物 (Azolla sp.) スギナ (Equisetum arvense) ツノゴケ類 ソテツ グンネーラ属の各種植物 ハンノキ属 (Alnus sp.) ソリチャ属 (Ceanothus sp.) ヤマモモ (Myrica...
10 KB (1,303 words) - 05:27, 19 July 2024
ニシノオオアカウキクサ(Azolla filiculoides)は、アカウキクサ科の水生シダ植物。アメリカやアジア、オーストラリアなどに分布する。 水面に浮遊するシダ植物の1種で、1個体の大きさは1-2cm程度で、よく分枝し、水中に根が垂れ下がっている。葉は赤色から緑色。無性生殖によって旺盛に繁殖...
6 KB (636 words) - 20:58, 23 March 2023
。リーキはニンジンサビバエ(英語版)、ニンジンはleek moth(英語版)を妨害する。 稲作では、6世紀の中国で書かれた農業書『斉民要術』にアカウキクサ属(アゾラ)が効果があるとされた。空中窒素固定能があり緑肥にも、水面下の雑草抑制の意味でも効果がある。 予防方法としては、(1)蜜源で益虫を呼び...
14 KB (1,738 words) - 03:01, 19 May 2024
的に同じ太さとなる。細胞の形は球形か樽形で、顆粒やガス小胞を含む異型細胞を持つ場合もある。 アナベナには空気中の窒素を同化する窒素固定能があり、アカウキクサなど一部の植物と相利共生している。またアナベナは神経毒を生成する藍藻の一種で、野生動物をはじめ家畜やペットなどに害を与えることもある。夏期には大量発生してアオコを形成することもある。...
5 KB (620 words) - 23:18, 18 December 2016
Filicesに16属174種を認めた。ヒカゲノカズラ属 Lycopodiumはコケ類 Musci として分類されていたが、トクサ属およびミズニラ属はシダ植物に含められていた。リンネの分類は人為分類で、明らかに離れた種を結び付けていた。 隠花植物綱 Cryptogamia シダ類 Filices トクサ属 Equisetum...
59 KB (4,829 words) - 09:12, 10 May 2024
日本の野鳥一覧 (section キクイタダキ科 REGULUS)
Picus canus, 留鳥 ヤマゲラ, Picus canus jessoensis ノグチゲラ属 SAPHEOPIPO ノグチゲラ, Sapheopipo noguchii, 留鳥 [先頭へ戻る] ハヤブサ属 FALCO ヒメチョウゲンボウ, Falco naumanni, 迷鳥 チョウゲンボウ, Falco...
93 KB (9,238 words) - 21:31, 6 August 2021
ノビル - ニラ - シャガ - ヒデリコ - カラスビシャク - カラムシ キンシダ - アゾラ・クリスタータ(アカウキクサ外来種) マキ科:ナギ+ キク科:セイヨウタンポポ - アカミタンポポ - ブタナ - コウリンタンポポ - ノゲシ - オニノゲシ - キツネアザミ - ヒレアザミ - フランスギク...
42 KB (5,623 words) - 08:23, 22 August 2024
アクアリウムなどで利用されることがある。 4弁の花。花の大きさは1cm未満で、となりに写っているクモより小さい。 5弁の花。アカウキクサ属の1種と。 種子 ^ a b c 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.219 ^ a b c d 角野康郎「日本水草図鑑」(1994年、文一総合出版) p...
3 KB (291 words) - 01:06, 4 April 2013
下図22a)、ツノゴケ類(下図22b)、アカウキクサ属(薄嚢シダ類; 下図22c)、ソテツ類(下図22d)、グンネラ(被子植物)などが知られている。これらの中には、藍藻の感染を促進するために植物が藍藻の連鎖体や線毛形成を誘導する例が知れられている。またアカウキクサ...
166 KB (18,326 words) - 18:07, 24 October 2024
アカウキクサ科の水生シダ類には藍藻 Anabaena azollae が共生し窒素を供給するので貧栄養下でも生育できるため、東南アジアでは緑肥として用いられ、熱帯の稲作地帯における肥料となっている。フィリピンの国際稲研究所にはアカウキクサの系統保存施設がある。逆にサンショウモ...
54 KB (6,009 words) - 18:23, 30 December 2024
など多数の属が新設されている。 ネンジュモ属の1種 ネンジュモ属の1種 アシツキ ネンジュモと共生する植物 (2段目のアカウキクサ属を除く) 自由生活性および地衣共生性のネンジュモ 緑藻とネンジュモを共生藻とする地衣 [脚注の使い方] ^ a b c d e f g h i...
20 KB (2,036 words) - 03:37, 9 May 2024
アウター・ヘブリディーズ (category スコットランドのカウンシル・エリア)
トウダイグサ科 トウダイグサ属トウダイグサ タデ科 イヌタデ属ヨウシュハルタデ(英語版)、ソバカズラ属ソバカズラ(英語版)、スイバ属スイバ イラクサ科 イラクサ属ヒメイラクサ(英語版)、セイヨウイラクサ ヤナギ科 ヤナギ属Salix repens サクラソウ科 ルリハコベ属(英語版)アカバナルリハコベ リンドウ科...
271 KB (28,449 words) - 20:08, 29 November 2024
ネンジュモ属は主に淡水に生息するが、Nodularia属は塩水に、アナベナ属は塩水と淡水の両方に生息する。ネンジュモ目のほとんどがネンジュモ科に属している。 他のシアノバクテリアと同様、これらのバクテリアは光合成色素を有する。ネンジュモ科の種は、窒素固定能力も有することで知られており、アカウキクサ...
5 KB (235 words) - 12:34, 3 June 2024
アカウキクサ属(薄嚢シダ類)、ソテツ類(裸子植物)、グンネラ(被子植物)などがある。この中でソテツ類はサンゴ状根(coralloid root)とよばれる特殊化した根にシアノバクテリアのネンジュモ属が共生しており(図8)、この根は根粒の1型として扱われたことがある。 サトウキ...
35 KB (3,861 words) - 04:05, 10 December 2024
(図4)、その根は根冠を欠き、その代わりに根が生じた茎の組織の一部が根端にとり残されてこれを覆っており、この組織は根嚢 (根帽、root pocket) とよばれる。またアカウキクサ (ウラボシ亜綱) やセキショウモ (トチカガミ科) の根は根冠をもち、なおかつ根嚢も存在する。 寄生植物であるスナヅル (クスノキ科)、ヤドリギ...
13 KB (1,785 words) - 15:28, 19 November 2022
日本国内ではこれに似た姿の植物は種子植物を含めても全く存在しなかった。しかし、後述のオオサンショウモが帰化している例もあるので、注意が必要である。 この属は世界に約10種。アカウキクサと共にサンショウモ科とするか、それぞれ独立の科として、サンショウモ目をつくる。日本には他に、オオサンショウモが栽培、あるいは栽培逸出で見られる。...
5 KB (756 words) - 00:25, 23 November 2024
原細胞は四面体で、隣接する基部側の3面で周期的に一定回数分裂してメロファイト (merophytes) を作り、それが積み重なって根を形成する。アカウキクサ Azolla pinnataの根端では、始原細胞が43回分裂し、12個の連続したメロファイトを生成することが分かっている。また、始原細胞の遠位面からは根冠細胞が生成される。...
58 KB (6,028 words) - 13:29, 25 July 2024
デンジソウ属の植物はシダ植物としては特異な形であり、全体によく似ているが、単葉をもつPilularia(アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア等)、二枚の小葉をもつRegnellidium(南アメリカ)と共にデンジソウ科を構成する。また、同じく水生シダ類であるアカウキクサ...
6 KB (920 words) - 15:45, 5 July 2023
Anemiaceae Link:単型 アネミア属 Anemia Sw.:約115種 サンショウモ目 Salviniales Link:2科5属、推定85種 サンショウモ科 Salviniaceae Martinov:2属21種 アカウキクサ属 Azolla Lam.:約9種 サンショウモ属 Salvinia Ség.:約12種...
161 KB (16,150 words) - 16:27, 21 December 2024
セルカリアが粘液に包まれ球状を呈したものである。粘球は第2中間宿主であるクロヤマアリなどヤマアリ属(Formica spp.)のアリに摂取され、体内でメタセルカリアへと発育する。水生シダ類のアカウキクサでは、小胞子が粘球に閉じこめられ、集団になったままで存在する。菌類では、胞子が形成されたときに粘...
3 KB (462 words) - 05:50, 16 February 2022
チームがおがおコンコン ギンギツネ (Silver Fox) 声 - 相坂優歌 分類 - 哺乳綱ネコ目イヌ科キツネ属アカギツネ ホワイトライオンと共に「チームがおがおコンコン」を結成している。もの作りが得意で、よく薬品などを発明している。NEXON版時代と同様に、発...
203 KB (19,541 words) - 11:07, 25 November 2024
ニトロゲナーゼ (nitrogenase, EC 1.18.6.1) はリゾビウム (Rhizobium) 属(根粒菌)など窒素固定を行う細菌が持っている酵素。大気中の窒素をアンモニアに変換する反応を触媒する。全体構造は活性中心を有するニトロゲナーゼ二量体およびニトロゲナーゼ二量体に電子を供与する...
31 KB (4,285 words) - 07:47, 3 May 2022
代に水生となったミズワラビ類(ともにイノモトソウ科)でも見られる。サンショウモ目はデンジソウ科(デンジソウ属・ピルラリア属・レグネリディウム属)とサンショウモ科(サンショウモ属・アカウキクサ属)を含み、すべて水生で異形胞子性を持つ。サンショウモ目は、雄性胞子嚢果と雌性胞子嚢果を形成する。雨季には水...
12 KB (1,762 words) - 08:31, 31 December 2024