タヌキモ属(Utricularia)は、シソ目タヌキモ科に分類される植物の一属。約226種とされるが、分類方法によっては215種などとされることもある。南極を除く世界中の湖沼や湿地に生育している。 大形の花をつける種もおり、花の観賞目的で栽培されることも多い。またタヌキモ...
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食虫植物 (section タヌキモ科 Lentibulariaceae)
粘着式:モウセンゴケ科モウセンゴケ属、タヌキモ科ムシトリスミレ属、ドロソフィルム科ドロソフィルム属など。一部は葉が動いて虫をはさむ。 はさみわな式:葉ではさんで捕らえる。モウセンゴケ科ハエトリグサ属、ムジナモ属 袋わな式:水中で袋の中に虫を吸い込む。タヌキモ科タヌキモ属、 に分けられる。...
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属は属内に大きな違いはないが、タヌキモ屬は多様である。花は左右対称か唇花型で、距があるものが多い。 ムシトリスミレ属 Pinguicula さじ型の葉をロゼット状に広げる多年草。葉の表面に粘液を出し、鳥黐式で虫を捕らえる。 タヌキモ属 Utricularia...
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タヌキ(狸、Nyctereutes procyonoides)は、哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属に分類される食肉類、あるいはタヌキ属Nyctereutesに分類される現生種の総称。現生種は1種のみとされていたが、遺伝子解析の結果により大陸産のN. procyonoidesと日本産のN....
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ヒメタヌキモ(lesser bladderwort)は、小さく多年性の食虫植物でタヌキモ属である。何かに張り付いて生きているが、水中で体を支えることもできる。北アメリカ、アジア、ヨーロッパ等の周北地域で見られる。 http://www.fs.fed.us/r2/projects/scp/asses...
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殖芽(しょくが、Turion)は、主に水生植物が形成する、栄養分を貯蔵した芽である。ヒルムシロ属やタヌキモ属、ムジナモなどで見られる。越冬芽(えっとうが)ともいう。 通常、気温の低下や日長の減少など、植物の生育に不適な条件に置かれると形成されやすい。そのような環境シグナルを受けると殖芽を発達させる...
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イヌタヌキモ(Utricularia australis)は、食虫植物であり、水生のタヌキモ属の中型の多年生植物である。地理的な分布範囲は広く、ヨーロッパ、中国や日本を含むアジアの熱帯から温帯、中央、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド北島等で見られる。種小名のaustralisは、ラテン...
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ミミカキグサ (category タヌキモ科)
ミミカキグサ(耳掻き草、Utricularia bifida)は、タヌキモ科に属する多年生の食虫植物。またタヌキモ科タヌキモ属のうち、本種に近い生活体制をとるものを総称する名でもある。 日本での本州以南や、中国からマレーシア、オーストラリアに分布する。湿地の湿った地面か、ごく浅い水域に出現し、時に水...
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ミカワタヌキモ Utricularia exoleta R. Br. はタヌキモ科の水草。水中葉はあまり発達せず、水中の泥の上を這い、地下にも茎状の地下葉を伸ばし、あちこちに捕虫嚢をつける。別名にイトタヌキモがある。 多年生で常緑性の水草。茎は水中の泥の表面を匍匐し、更に泥の中に地中葉を伸ばして植...
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プリムラ・プルウェルレンタ(カンゾウ)(サクラソウ属) サラセニア(北米産のピッチャープラント) フトイ ゼブラヌス(シマイネ) Scrophularia auriculata ゴマノハグサ属Variegata (ウォーターフィグワート) トロリウス(Trollius)×カルトルム(フキノトウ) タヌキモ属(ブラダーウォート)...
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コタヌキモ(Utricularia intermedia)は、タヌキモ属に属する多年生の小型食虫植物である。通常、基質に付着しているが、水中に体を浮かせて生きることもできる。周北植物区系の種であり、北アメリカ、アジア、ヨーロッパで見られる。英語では、flatleaf bladderwortまたはintermediate...
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フサタヌキモ(Utricularia dimorphantha)は、タヌキモ科タヌキモ属の植物。浮葉性の水草で、湖沼やため池に生育する。 日本固有種。現存する生育地は数箇所しかなく、絶滅の危機に瀕している。 多年草。茎は30-80cm、葉は線形で長さ2-6cm、まばらに分枝する。他のタヌキモ類に比べて、捕虫嚢はほとんどつけない。...
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から生えている腺毛から粘液を分泌して捕虫を行う。6月から7月までにかけての季節の日中昼頃までに、白い5弁の花を咲かせる。 タヌキモ科の食虫植物 タヌキモ科の植物のうち、タヌキモ属の食虫植物は、戸の付いた捕虫嚢に水圧で小動物を吸い込むことによって獲物を捕らえる。捕虫嚢の入り口にある弁の下部に付いている...
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- 4属28種 タヌキモ科 Lentibulariaceae - 3属330種 トマンデルシア科 Thomandersiaceae - 1属6種 クマツヅラ科 Verbenaceae - 31属918種 シソ科 Lamiaceae - 236属7173種 サギゴケ科 Mazaceae - 3属33種...
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ノタヌキモ(Utricularia aurea)は、タヌキモ科タヌキモ属の植物。浮葉性の水草で、湖沼やため池に生育する。 東アジア、インド、オーストラリアに分布。日本では数が減少しており、絶滅危惧種に指定されている。 一年生、または多年生の水草。茎から3本の枝が伸びて葉をつけ、立体的に枝分かれする。茎は盛んに分枝し、茎の全長は1...
3 KB (209 words) - 14:45, 30 June 2022
ゲンリセア属 Genlisea は、タヌキモ科に所属する植物で、食虫植物である。地下に逆Y字の管状の捕虫器を伸ばす。捕虫方法はY字型の管に螺旋の構造を持つもので、食虫植物では本属のみの独特のものである。 ゲンリセア属はタヌキモ属の陸生種(ミミカキグサなど)にやや似た姿の植物で、根はなく、茎は地中に...
17 KB (2,529 words) - 05:23, 19 November 2024
ムジナモ(貉藻、狢藻、Aldrovanda vesiculosa)は、モウセンゴケ科ムジナモ属の多年草の水生植物であり、1属1種の食虫植物である。日本を含む世界各地に分布するが、自然環境下での生息地は50カ所程度と少ない。 浮遊性の水草で、根は発芽時に幼根があるだけで通常はない。葉がハエトリグサと...
14 KB (2,032 words) - 09:00, 30 July 2023
エフクレタヌキモ(学名:Utricularia inflata)は、ゴマノハグサ目・タヌキモ科に分類される多年草の一種。 北アメリカ東部原産。 日本の静岡県、兵庫県、大阪府、愛知県に外来種として分布する。日本には観賞用に導入され、1990年5月に静岡県の磐田市鶴ヶ池で野生化が初めて確認された。...
3 KB (288 words) - 23:28, 22 April 2022
カールマニア科 Carlemanniaceae イワタバコ科 Gesneriaceae シソ科 Lamiaceae *アゼナ科 Linderniaceae タヌキモ科 Lentibulariaceae ツノゴマ科 Martyniaceae モクセイ科 Oleaceae ハマウツボ科 Orobanchaceae...
31 KB (2,415 words) - 15:47, 13 November 2024
ウサギゴケ (category タヌキモ科)
ウサギゴケ(Utricularia sandersonii)は、タヌキモ属の小型の多年性植物食虫植物である。 南アフリカ共和国の固有種であり、クワズール・ナタール州からトランスカイに分布していることが知られている。ウサギゴケは、湿地に生える岩生植物で、高度210mから1200mの垂直な岩面に生える...
2 KB (117 words) - 04:53, 8 March 2022
い岩生植物よりも多くの栄養を得ることができる。例としては、ネペンテス・カンパニュラタやヘテロドクサ・イグザペンディキュラタ、ムシトリスミレ属の多くの種やタヌキモ属のいくつかの種である。 ^ “ふっさふさの根と酸で岩を溶かして栄養にありつく珍しい植物が発見される(ブラジル)”. カラパイア (2019年6月1日)...
2 KB (313 words) - 15:57, 14 May 2024
ウトリキュラリア・アルピナ (category タヌキモ科)
ウトリキュラリア・アルピナ Utricularia alpina はタヌキモ属の食虫植物の1つ。着生植物になるもので、大きな目立つ花を付ける。古い学名の U. montana が使われることもある。 大きさ1-2cmの塊茎を節のところどころに生じる。葉状の器官は肉厚で、披針形からさじ形、長さ10-...
4 KB (473 words) - 06:30, 14 January 2024
ムシトリスミレ (category タヌキモ科)
ムシトリスミレ(虫取菫、学名:Pinguicula vulgaris)はタヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物の一種。スミレに似た花をつける。 北海道から四国の主に亜高山帯から高山帯の湿り気のある岩場や草地に生える。アルカリ性を厭わず、しばしば石灰岩や蛇紋岩地帯にも生育する。...
5 KB (624 words) - 00:00, 26 August 2024
APG IV (section 独立した系統: 包括するクレードに属していない)
ツノゴマ科 Martyniaceae ゴマ科 Pedaliaceae キツネノマゴ科 Acanthaceae ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae タヌキモ科 Lentibulariaceae シュレーゲリア科 Schlegeliaceae トマンデルシア科 Thomandersiaceae クマツヅラ科...
46 KB (2,776 words) - 15:04, 20 November 2022
ヒアリ、アカカミアリ、アルゼンチンアリ クモ形類(1科2属7種) - ゴケグモ属の4種(クロゴケグモ〈Latrodectus mactans〉・ジュウサンボシゴケグモ〈Latrodectus tredecimguttatus〉・セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモ)、イトグモ属の3種(ドクイトグモ〈Brown recluse...
25 KB (3,605 words) - 13:05, 30 July 2024
ramosa(タヌキモ科)の捕虫葉は表面に腺毛と無柄の腺が密生し、前者からは粘液、無柄腺からは消化液を分泌し、虫を捕らえる。 捕虫葉が嚢状に変化して、捕虫嚢(ほちゅうのう、insectivorous sac)を形成するものもある。嚢状葉(のうじょうよう、pitcher)または嚢状捕虫葉とも呼ばれる。タヌキモ属...
146 KB (19,647 words) - 16:00, 25 December 2024
ウィキメディア・コモンズには、ムシトリスミレ属に関連するメディアがあります。 ウィキスピーシーズにムシトリスミレ属に関する情報があります。 ムシトリスミレ属(ムシトリスミレぞく、学名:Pinguicula、和名漢字表記:虫取菫属)はタヌキモ科の属の一つ。 多年草。湿原や湿り気がある岩地、地面などに...
3 KB (350 words) - 14:42, 10 March 2022
広がり、先端はくぼんでハート形。花色は変異があり白っぽいものから赤紫色まで、唇弁基部は黄色くて上面に小さな隆起が1対ある。 属名は「スミレに似る」の意で、種小名はタヌキモ属の属名からなり、「ミミカキグサまがいのスミレもどき」の意に取れる。 フロリダ南部からメキシコ、パラグアイからブラジルに渡り、さら...
4 KB (464 words) - 08:21, 7 September 2023
コウシンソウ (category タヌキモ科)
コウシンソウ(庚申草。学名:Pinguicula ramosa Miyoshi ex Yatabe)は、タヌキモ科ムシトリスミレ属に分類される食虫植物である。本州東部の一部の山岳部における固有種として知られる。国の植物レッドデータブックで、絶滅危惧II類に指定されている。1890年に三好学により栃...
4 KB (431 words) - 17:40, 25 June 2024
師、1982年助教授、1989年理学部教授となった。2008年定年退職。モウセンゴケ属のDrosera dilatatopetiolaris、Drosera falconeri、Drosera lanataやタヌキモ科のPinguicula sharpiiなどを記載した。 K.Kondoは、植物の学名で命名者を示す場合に近藤勝彦...
3 KB (319 words) - 07:12, 19 July 2023
ウキアゼナ - ツタバウンラン - マツバウンラン - オオイヌノフグリ - タチイヌノフグリ - フラサバソウ - オオカワヂシャ タヌキモ科:エフクレタヌキモ キツネノマゴ科:リュウキュウアイ - イセハナビ ハマウツボ科:ヤセウツボ ゴマノハグサ科:ビロードモウズイカ - フサフジウツギ アゼナ科:アメリカアゼナ...
42 KB (5,623 words) - 08:23, 22 August 2024