ラディオドンタ類(放射歯類、英:radiodont, radiodontan, radiodontid、学名:Radiodonta)は、基盤的な節足動物と考えられる古生物の分類群である。分類学上はラディオドンタ目(放射歯目 ほうしゃしもく)とされる。アノマロカリスのみならず、ペイトイア、フルディ...
282 KB (26,863 words) - 15:26, 20 January 2025
アノマロカリス(恐蟹類:ラディオドンタ類) イソキシス(イソキシス類) レアンコイリア(メガケイラ類) エルラシア(三葉形類:三葉虫類) 2行目: アメリカカブトガニ(鋏角類:カブトガニ類) イワオニグモ(鋏角類:クモガタ類) Scolopendra cataracta(多足類:ムカデ類) ヤスデの1種(多足類:ヤスデ類)...
161 KB (17,985 words) - 09:51, 17 February 2025
絶滅した動物一覧 (redirect from オステオドントルニス)
デボン紀 ラディオドンタ類/放射歯類 Radiodonta(旧称 アノマロカリス類):カンブリア紀 - デボン紀 (和訳なし)Enantiopoda(甲殻類、ムカデエビ類):石炭紀 (和訳なし)Hymenocarina(大顎類):カンブリア紀 (和訳なし)Kazacharthra(甲殻類、鰓脚類):三畳紀...
186 KB (17,650 words) - 23:57, 7 March 2025
アノマロカリス (category ラディオドンタ類)
アノマロカリス(Anomalocaris)は、約5億年前の古生代カンブリア紀の海に生息したラディオドンタ類(アノマロカリス類)の節足動物の一属。ラディオドンタ類の中で最も有名な属であり、長い前部付属肢と扇形の尾部をもつ、遊泳性の捕食者であったと考えられる。 カンブリア紀の代表的動物としてカナダのバ...
129 KB (14,343 words) - 15:15, 20 January 2025
Microdictyon ルオリシャニア Luolishania オニコディクティオン Onychodictyon(=オニコミクロディクティオン Onychomicrodictyon) パウキポディア Paucipodia 節足動物 ラディオドンタ類 アンプレクトベルア Amplectobelua アノマロカリス...
26 KB (3,031 words) - 04:27, 19 July 2024
魚竜、首長竜、モササウルス(絶滅) 鳥類 ペンギン 哺乳類 クジラ類(クジラ、イルカ) 鰭脚類(アシカ、アザラシ) 海牛類(ジュゴン、マナティー) 脊索動物以外の動物群においても、明確にひれをもつ例がある。 ヤムシ オヨギヒモムシ類 ヨーロッパコウイカ ラディオドンタ類 ヤムシ類(毛顎動物)の体の側面と尾にひれがあり、い...
9 KB (1,259 words) - 02:21, 2 May 2024
恐蟹類(学名: Dinocaridida もしくは Dinocarida)とは、基盤的な節足動物と考えられる古生物の分類群である。分類学上は恐蟹綱(きょうかいこう)とされる。アノマロカリスなどのラディオドンタ類と、オパビニアなどのオパビニア類が含まれる。体は先頭に発達した前部付属肢、両筋に数多くの...
63 KB (6,689 words) - 04:00, 25 November 2024
al. 2012 では、フルディア科(フルディア、ペイトイアなど)のラディオドンタ類は前部付属肢が比較的少数(10節以下)の肢節と数本の爪らしき内突起をもつことにより、他のラディオドンタ類よりメガケイラ類/鋏角類の系統に近く、ラディオドンタ類全体はメガケイラ類+鋏角類の分岐に至る側系統群という説も提唱された。...
105 KB (11,292 words) - 15:05, 4 January 2025
シンダーハンネス (category ラディオドンタ類)
ラディオドンタ類の節足動物の一属。剣のような尾と1対の長い鰭をもつ、ドイツのフンスリュック粘板岩層で見つかった Schinderhannes bartelsi という1種のみ記載される。知られる中では地質時代的に最も晩期なラディオドンタ類である。...
23 KB (2,437 words) - 22:46, 18 June 2023
オパビニア (section 甲殻類(1910~1970年代))
鰓・体節・消化管などの部分は節足動物的だが、表皮(クチクラ)は柔軟で、硬質の外骨格ではない。基本体制は同じオパビニア類のユタウロラに共通し、オパビニア類に近縁とされるラディオドンタ類(アノマロカリスなど)、ケリグマケラとパンブデルリオンにも似ているが、前部付属肢・口・鰭など一部の構造はやや異なる。...
73 KB (8,646 words) - 07:12, 16 December 2024
フルディア(Hurdia)は、約5億年前のカンブリア紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。しずく型の大きな甲皮をもつ。バージェス動物群の種をはじめとして、主に北アメリカの複数の化石産地から発見される。 学名「Hurdia」はカナダのハード山(Mount Hurd、ヨーホー国立公園のカナダ太平洋鉄道にある廃駅「Leanchoil...
40 KB (4,486 words) - 07:10, 16 December 2024
エーギロカシス (category ラディオドンタ類)
000万年前のオルドビス紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。2メートルの巨体に長大な甲皮と櫛状の前部付属肢をもつ、モロッコで見つかった Aegirocassis benmoulai という1種のみによって知られている。カンブリア紀以外の地質時代に生息した数少ないラディオドンタ類の一つである。...
39 KB (4,576 words) - 14:46, 9 September 2024
アノマロカリス科 (category ラディオドンタ類)
アノマロカリス科(Anomalocarididae)は、ラディオドンタ類の節足動物を大きく分けた分類群(科)の一つ。約5億年前のカンブリア紀に生息したアノマロカリスなどが分類され、長い触手様の前部付属肢をもつ種類が含まれる。 本科はアノマロカリス類(anomalocaridid)と総称されるが、かつてラディオドンタ類...
52 KB (5,690 words) - 05:22, 11 August 2024
ペイトイア (category ラディオドンタ類)
ペイトイア(Peytoia、またはペユトイア)は、約5億年前のカンブリア紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。別名ラガニア(Laggania、またはラッガニア、ラガーニア、ラグガニア)。楕円形の体をもつ、アノマロカリスと並んでラディオドンタ類として有名な古生物の1つである。バージェス動物群のペイトイア・ナトルスティ(Peytoia...
48 KB (5,216 words) - 07:03, 16 December 2024
様々なラディオドンタ類 脱皮動物の中で、オパビニア類は汎節足動物に含め、ラディオドンタ類、パンブデルリオン、ケリグマケラ、シベリオン類などと共に、節足動物の絶滅した基部系統(ステムグループ節足動物、基盤的な節足動物)の一員として広く認められ、その中でオパビニア類とラディオドンタ類は、残りすべての節足動物(真節足動物...
44 KB (4,859 words) - 02:36, 24 December 2022
アノマロカリス類(anomalocaridid, anomalocarid)は、ラディオドンタ類(放射歯類、ラディオドンタ目、放射歯目 Radiodonta)の構成種全般、もしくはそのうちのアノマロカリス科(Anomalocarididae)のみを指す総称である。詳細は次の項目を参照。 ラディオドンタ類 -...
859 bytes (153 words) - 16:43, 24 September 2021
関節肢 (section 鋏角類・大顎類以外の化石群に特有)
appendage/SGA)- メガケイラ類に特有。第1体節に由来で、摂食用とされる。 前部付属肢(frontal appendage)- ラディオドンタ類の最初の関節肢。通説では先節由来とされ、摂食用とされる 。なおこの名称はラディオドンタ類に限らず、オパビニア類、パンブデルリオン、ケリグマケラやシベリオン類...
85 KB (9,436 words) - 08:14, 12 February 2024
タミシオカリス科 (category ラディオドンタ類)
タミシオカリス科(Tamisiocarididae)は、ラディオドンタ類の節足動物を大きく分けた分類群(科)の一つ。約5億年前のカンブリア紀に生息したタミシオカリスやエキドナカリスなどが分類され、長い櫛のような前部付属肢をもつ種類が含まれる。 タミシオカリス科はラディオドンタ類...
31 KB (3,329 words) - 15:22, 7 January 2024
フルディア科(Hurdiidae、またはペイトイア科 Peytoiidae)はラディオドンタ類の節足動物を大きく分けた分類群(科)の一つ。熊手状の短い前部付属肢が特徴的で、大きな甲皮と丈夫な体型をもつ種類が多い。構成種はフルディア類(Hurdiids)とも総称されるが、フルディアのみならず、ペイトイア、エーギロカシスなども含まれる。...
56 KB (5,578 words) - 00:07, 29 January 2024
ラディオドンタ類は真節足動物より早期に分岐した基盤的な節足動物として広く認められ、その前部付属肢も前大脳性(先節由来)で、別起源の可能性が示される。 ウミグモ類 広義のカブトガニ類(1-4:狭義のカブトガニ類、5-6:ハラフシカブトガニ類) カスマタスピス類 ウミサソリ類 クモガタ類...
125 KB (15,307 words) - 04:40, 12 December 2024
アンプレクトベルア科 (category ラディオドンタ類)
アンプレクトベルア科(アンプレクトベルアか、Amplectobeluidae)は、ラディオドンタ類の節足動物を大きく分けた分類群(科)の一つ。約5億年前のカンブリア紀に生息したアンプレクトベルアなどが分類され、前部付属肢に強大な棘をもつ種類が含まれる。 アンプレクトベルア科はラディオドンタ類における4つの科の1つであり、学名「Ampl...
41 KB (4,447 words) - 15:49, 7 January 2024
ラディオドンタ類の腹側の鰭、真節足動物の内肢に相同とされる。 同様に「gilled lobopodians」(鰓のある葉足動物)と呼ばれるパンブデルリオンと共に、パンブデルリオンはオパビニア類(オパビニアなど)とラディオドンタ類...
45 KB (5,321 words) - 19:16, 22 November 2024
大付属肢 (section ラディオドンタ類の前部付属肢)
アノマロカリス科とアンプレクトベルア科のラディオドンタ類の前部付属肢 フルディア科のラディオドンタ類の前部付属肢 ラディオドンタ類(ラディオドンタ目/放射歯目 Radiodonta、旧称アノマロカリス類)の捕獲用の付属肢は前部付属肢(frontal...
58 KB (7,002 words) - 16:01, 9 February 2024
スタンレイカリス (category ラディオドンタ類)
スタンレイカリス(Stanleycaris、またはスタンレーカリス)は、約5億年前のカンブリア紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。熊手状の前部付属肢に顎のような棘をもつ。主にカナダの Stanleycaris hirpex によって知られ、後にアメリカや中国にも化石が見つかっている。...
31 KB (3,635 words) - 15:06, 14 September 2024
ほぼ全ての動物門が出そろい、生物種の増加(通称「カンブリア爆発」、ただし実際にはエディアカラ紀後期からの長期的な増加であるともされる)。 三葉虫、ラディオドンタ類(アノマロカリス、フルディアなど)、葉足動物などの繁栄。 最古の脊椎動物である無顎類の登場(ミロクンミンギア、ハイコウイクチスなど)。 約4億8830万...
13 KB (1,611 words) - 09:20, 30 December 2024
アンプレクトベルア (category ラディオドンタ類)
アンプレクトベルア(Amplectobelua、またはアムプレクトベルア)は、約5億年前のカンブリア紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。頑丈な鋏に似た短い前部付属肢と長い鰭をもつ、中国と北アメリカで見つかった化石によって知られている。A. symbrachiata と A. stephenensis...
33 KB (3,614 words) - 05:00, 25 March 2024
ティタノコリス (category ラディオドンタ類)
ラディオドンタ類の節足動物の一属。先頭が三叉状の巨大な甲皮をもつ、カナダのバージェス動物群で見つかった Titanokorys gainesi という1種の体の局部のみによって知られる。アノマロカリスなどと並んで、全長50cmでカンブリア紀最大級のラディオドンタ類の一つだと考えられる。...
26 KB (2,697 words) - 23:48, 19 October 2023
ライララパクス (category ラディオドンタ類)
ライララパクス(Lyrarapax、またはライララパックス)は、 約5億年前のカンブリア紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。前部付属肢に鋸歯状の大きな棘をもつ、中国の澄江動物群で見つかった Lyrarapax unguispinus と Lyrarapax trilobus という2種が知られている。...
23 KB (2,544 words) - 07:48, 11 April 2023
パラペユトイア (section 脚のあるラディオドンタ類)
類の化石節足動物の一属。長い爪のある大付属肢と強大な顎に似た脚をもつ、中国の澄江動物群で見つかった Parapeytoia yunnanensis という1種のみが正式に命名される。不完全な化石のみ発見され、かつてラディオドンタ類(アノマロカリス類)と誤解釈されたことで有名な古生物である。...
22 KB (2,555 words) - 07:29, 18 November 2023
はなく、むしろ先端の長い突起で感覚の役割を果たしたと考えられる。 ラディオドンタ類を彷彿とさせる鰭をもつことにより、パンブデルリオンは一般にそれと同様に活動的な遊泳性動物だと考えられてきた。しかしパンブデルリオンの鰭はラディオドンタとは異なり、全体の構造を強化した脈も発達した筋肉もなかった。そのた...
35 KB (3,959 words) - 15:05, 20 March 2024
また、断片が最初に発見され、それぞれ無関係の生物と誤解釈された例もあり、これはラディオドンタ類のアノマロカリス、ペイトイアとフルディアが代表的である。これらの古生物は全身を解明される以前では、歯(ペイトイアとフルディア)はクラゲ、前部付属肢(アノマロカリス)と甲皮(フルディア)はコノハエビ、胴体(ペイトイア)はナマコと考えられた。...
5 KB (711 words) - 00:43, 24 February 2023