d-ガラクツロン酸(d-ガラクツロンさん、d-galacturonic acid)は、糖酸の1つで、d-ガラクトースの酸化型である。ポリマーのポリガラクツロン酸(ペクチン酸)はペクチンの主成分である。鎖状構造では、C1にアルデヒド基、C6にカルボキシ基を持つ。天然にはD体のみが多糖の構成成分として植...
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とは、植物の細胞壁や中葉に含まれる複合多糖類で、ガラクツロン酸 (Galacturonic acid)が α-1,4-結合したポリガラクツロン酸が主成分である。ガラクツロン酸のカルボキシル基がメチルエステル (methyl ester) 化されたものをペクチン、メチルエステル化されていないものをペクチン酸 (Pectic acid)...
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糖酸の例 アルドン酸 グリセリン酸(3C) キシロン酸(5C) グルコン酸(6C) アスコルビン酸(6C, 不飽和ラクトン) ウロソン酸 ノイラミン酸 3‐デオキシ‐D‐マンノ‐オクタ‐2‐ウロソン酸 ウロン酸 グルクロン酸(6C) ガラクツロン酸(6C) イズロン酸(6C) アルダル酸 酒石酸(4C)...
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シ基にまで酸化した後で、適切な方法で除去する。 アラビノン酸 フルクツロン酸 タガツロン酸 グルクロン酸 - グルコースのウロン酸。 イズロン酸 ガラクツロン酸 - ガラクトースのウロン酸。 マンヌロン酸 - マンノースのウロン酸。 グルロン酸 [脚注の使い方] ^ Robert K. Murray・Daryl...
3 KB (443 words) - 23:37, 25 July 2024
多数の単糖がグリコシド結合により重合したものを多糖という。 糖のヒドロキシ基を水素に置換したものをデオキシ糖、アルドース末端の炭素をカルボキシル基に置き換えたものをウロン酸、ヒドロキシ基をアミノ基に置き換えたものをアミノ糖、ケトン基やアルデヒド基がアルコールに還元されたものを糖アルコールと呼ぶ。...
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加水分解酵素 (section EC.3.1.1.-(カルボン酸エステル加水分解酵素))
シアル酸-O-アセチルエステラーゼ EC 3.1.1.54 アセトキシブチニルビチオフェンデアセチラーゼ EC 3.1.1.55 アセチルサリチル酸デアセチラーゼ EC 3.1.1.56 メチルウンベリリフェリル酢酸デアセチラーゼ EC 3.1.1.57 2-ピロン-4,6-ジカルボン酸ラクトナーゼ...
99 KB (17,112 words) - 08:48, 25 March 2023
リアーゼ (section EC.4.2.3.-(リン酸に作用))
1.6 ガラクトン酸デヒドラターゼ EC.4.2.1.7 アルトロン酸デヒドラターゼ EC.4.2.1.8 マンノン酸デヒドラターゼ EC.4.2.1.9 ジヒドロキシ-酸デヒドラターゼ EC.4.2.1.10 3-デヒドロキナ酸デヒドラターゼ EC.4.2.1.11 ホスホピルビン酸ヒドラターゼ...
73 KB (8,541 words) - 21:39, 1 November 2024
転移酵素 (section EC.2.7.4.-(リン酸基を受容体とするホスホトランスフェラーゼ))
5.1.54 3-デオキシ-7-ホスホヘプツロン酸シンターゼ EC.2.5.1.55 3-デオキシ-8-ホスホオクツロン酸シンターゼ EC.2.5.1.56 N-アセチルノイラミン酸シンターゼ EC.2.5.1.57 N-アシルノイラミン酸-9-リン酸シンターゼ EC.2.5.1.58 タンパク質ファルネシルトランスフェラーゼ...
222 KB (28,239 words) - 06:31, 24 July 2020
リビトール-2-デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.57 フルクツロン酸レダクターゼ EC.1.1.1.58 タガツロン酸レダクターゼ EC.1.1.1.59 3-ヒドロキシプロピオン酸デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.60 2-ヒドロキシ-3-オキソプロピオン酸レダクターゼ EC.1.1.1.61 4-ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ...
202 KB (22,482 words) - 14:42, 14 September 2021
いる。端的に言えば、ラメラとは、クロロフィルを含む膜のペアであるとも言える。ラメラは、ポリガラクツロン酸(D-ガラクツロン酸)と炭水化物の混合物で構成されている。ポリガラクツロン酸はペクチンの主成分として知られる。このためポリガラクツロン酸はペクチナーゼに溶解される。 [脚注の使い方] 表示 編集...
1 KB (114 words) - 02:06, 12 March 2023
UDP-ガラクツロン酸デカルボキシラーゼ(UDP-galacturonate decarboxylase、EC 4.1.1.67)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 UDP-D-ガラクツロン酸 ⇌ {\displaystyle \rightleftharpoons } UDP-L-アラビノース...
2 KB (166 words) - 13:52, 7 October 2014
ガラクツロノキナーゼ(Galacturonokinase、EC 2.7.1.44)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 ATP + D-ガラクツロン酸 ⇌ {\displaystyle \rightleftharpoons } ADP + 1-ホスホ-α-D-ガラクツロン酸...
1 KB (161 words) - 12:37, 26 January 2015
ラムノガラクツロナンアセチルエステラーゼ(Rhamnogalacturonan acetylesterase、EC 3.1.1.86)は、ラムノガラクツロナンIのα-D-ガラクツロン酸の2-O-アセチル基または3-O-アセチル基を切断する酵素である。系統名は、2/3-O-アセチル-α-D-ガラクツロン酸...
1 KB (162 words) - 13:41, 1 August 2013
UDP-グルクロン酸-4-エピメラーゼ(UDP-glucuronate 4-epimerase、EC 5.1.3.6)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 UDP-グルクロン酸 ⇌ {\displaystyle \rightleftharpoons } UDP-D-ガラクツロン酸...
1 KB (132 words) - 13:20, 12 March 2013
92年アメリカ食品医薬品局により承認、1994年販売開始。 果実が熟するときに働く、細胞壁ペクチン(ポリガラクツロン酸)の加水分解酵素であるポリガラクツロナーゼの生成を抑えるために、ポリガラクツロナーゼ遺伝子のアンチセンスcDNAが導入された。 日持ちがよいために、畑で完熟させてから収穫できるため風...
1 KB (156 words) - 18:38, 28 March 2023
ラムノガラクツロナンオリゴ糖のα-D-GalA-(1->2)-α-L-Rha結合をエンド型で加水分解する。最初に配置が反転し、ラムノガラクツロナンオリゴ糖の非還元末端からD-ガラクツロン酸を遊離させる。 この酵素は、Aspergillus aculeatusによるラムノガラクツロナンIの分解系の一部を占める。...
2 KB (211 words) - 11:52, 17 September 2022
ウロン酸デヒドロゲナーゼ(uronate dehydrogenase)は、次の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。 すなわち、この酵素の基質はD-ガラクツロン酸とNAD+と水、生成物はD-ガラクタル酸とNADHとH+である。 組織名はuronate:NAD+ 1-oxidoreductaseで、別名にuronate:...
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dTDP-ガラクトース-6-デヒドロゲナーゼ(dTDP-galactose 6-dehydrogenase)は、次の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。 反応式の通り、この酵素の基質はdTDP-D-ガラクトースとNAD+と水、生成物はdTDP-D-ガラクツロン酸とNADPHとH+である。...
1 KB (102 words) - 06:30, 9 April 2013
エキソ-ポリ-α-ガラクツロノシダーゼ(Exo-poly-alpha-galacturonosidase, EC 3.2.1.82)は、系統名をポリ((1->4)-α-D-ガラクトースイズロン酸)ジガラクツロノヒドロラーゼ(poly((1->4)-alpha-D-galactosiduronate)...
2 KB (162 words) - 10:35, 19 February 2023
\rightleftharpoons } (1,4-α-D-ガラクツロニド)n-1 + D-ガラクツロン酸 この酵素は、加水分解酵素、特にO-及びS-グリコシル化合物を加水分解するグリコシダーゼに分類される。系統名は、ポリ(1,4-α-D-ガラクツロニド) ガラクツロノヒドロラーゼ(poly(1,4-alpha-D-galacturonide)...
2 KB (164 words) - 11:42, 17 September 2022
高等学校の教科書などにおいて、狭義には分子式 C12H22O11 で表される糖を指すこともある。広義には、構成要素として糖アルコールを含むマルチトール、糖酸を含むラクトビオン酸、アミノ糖を含むラクトサミンなどのものも二糖として扱われる。 二糖を触媒を用いて加水分解すると単糖が得られる。...
10 KB (758 words) - 13:12, 13 March 2021
ムシゲル(粘質ゲル、英: mucigel)とは、維管束植物の根の先端にある根冠から分泌される粘質多糖であり、根端部を覆っている。主にポリガラクツロン酸を主とするペクチンからなる。根冠から分泌された粘質多糖を mucilage とし、これに土壌粒子や微生物が混合したものをムシゲルとしている例もある。...
3 KB (364 words) - 14:45, 19 November 2022
アミノ酸の1種 Gal: ガラクトース (Galactose) - 六炭糖の1種 GalA: ガラクツロン酸 (Galacturonic acid) - ウロン酸の1種 GalN: ガラクトサミン (Galactosamine) - アミノ糖の1種 GalNAc: N-アセチルガラクトサミン (N-Acetylgalactosamine)...
19 KB (2,042 words) - 15:32, 28 February 2024
カラヤゴム(Gum karaya)は、ピンポンノキ属の木の滲出液から得られる天然ガム(英語版)である。化学的には、カラヤゴムは、ガラクトース、ラムノース、ガラクツロン酸から構成される酸性多糖である。食品の増粘安定剤や乳化剤、また瀉下薬、入れ歯用接着剤として用いられる。さらに、物理的性質が似ているため...
959 bytes (95 words) - 20:01, 21 May 2024
ヘモコアグラーゼ(レプチラーゼS) 血液凝固第VIII因子 血液凝固第IX因子 トロンビン(局) ε-アミノカプロン酸 トラネキサム酸(局) ポリドカノール(エトキシスクレロール)(エトチシスクレロール) モノエタノールアミン(オレイン酸塩)(オルダミン) 消化管ガス排除薬 ジメチコン(ガスコン) 消化管機能促進薬...
61 KB (5,584 words) - 14:46, 19 February 2024
された粘液質(ムシラーゲ、mucilage)をゴルジ体経由で多量に分泌している。粘液質はrhizodepositの2〜12%を占める。粘液質はガラクツロン酸重合体を主成分とする。そのほか、ラムノースやフコースなどの酸性多糖を含む。粘液質は、土壌の保水力を高める働きを持つ。また、アルミニウムなどの陽...
36 KB (4,806 words) - 13:05, 11 March 2023
ロース合成のための二酸化炭素の基質となるC4ジカルボン酸は、スベリン層を貫通する原形質連絡を通過して葉緑鞘細胞に入るが、葉緑鞘細胞内の二酸化炭素はスベリン層によって封じ込められている。 細胞壁は栄養素の貯蔵庫として機能する。細胞壁のガラクツロン酸にはカルボキシル基(pKa=4...
198 KB (27,925 words) - 21:15, 10 December 2024
ン酸、アスコルビン酸、α-ケトグルタル酸、フマル酸、ガラクツロン酸、クマル酸などの多くの酸が少量含まれている。これらの量の変動は果汁のpHを変化させる。白ワインのムストは、一般的にブドウの成熟度があまり進んでいないため、赤ブドウのムストよりも酸性度が高い。 ビタミンC(アスコルビン酸...
166 KB (21,649 words) - 17:17, 24 December 2024
遺伝子組み換え作物 (section オレイン酸高含有遺伝子組換えダイズ)
一般的なダイズ油中の不飽和脂肪酸残基の組成はリノール酸(18:2)(約50%)、オレイン酸(18:1)(約20%)、リノレン酸(18:3)(約10%)である。一方、オレイン酸高含有遺伝子組換えダイズ油(高オレイン酸ダイズ油)には約85%のオレイン酸残基が含まれ、リノール酸やリノレン酸などの多価不飽和脂肪酸(polyunsaturated...
346 KB (51,749 words) - 16:28, 20 December 2024
は植物残渣や微生物死骸を構成している。多糖類のセルロース、ペクチン、キシランは分解されて単糖、それぞれグルコース、ガラクツロン酸、キシロースになる。これら単糖に加え、分解産物にはウロン酸も含まれる。 この単糖化は細菌や糸状菌による死骸細胞の穿孔、および死骸組織への侵入を助け、死骸の分解は加速される。...
30 KB (4,513 words) - 09:01, 12 November 2023
マンノン酸 マンヌロン酸 マンナル酸 マンニトール グロース グロン酸 グルロン酸 グルカル酸 ソルビトール(グルシトール) イドース イドン酸 イズロン酸 イダル酸 イジトール ガラクトース ガラクトン酸 ガラクツロン酸 ガラクタル酸 ガラクチトール タロース タロン酸 タルロン酸 アルトラル酸 アルトリトール...
4 KB (89 words) - 13:49, 5 February 2024