• ターボプロップエンジン(英: turboprop engine)とは、ガスタービンエンジンの1形態で、そのエネルギー出力の大部分をプロペラを回転させる力として取り出す機構を備えたエンジンである。ターボプロップエンジンは主に小型、あるいは低亜音速の航空機用動力として利用されるが、中には最大速度が500ノット...
    23 KB (3,056 words) - 11:45, 19 October 2023
  • ターボジェットエンジン(Turbojet engine)はジェットエンジンの一種。ターボファンエンジンターボプロップエンジンに対し、レトロニムとしてピュアジェットエンジンとも言われる。 最も基本的なジェットエンジンの形式であり、吸入空気をコンプレッサーで圧縮し、燃焼室に導き燃料と混合して点火、その...
    7 KB (868 words) - 12:40, 11 June 2024
  • タービンと同軸であり、タービン出力によって駆動される。つまりターボプロップエンジンプロペラの直径を小さくして、ジェットエンジンに内蔵したようなものがターボファンだと捉えればわかりやすい。 ターボプロップエンジンにおいては、プロペラの回転によって得られた空気噴流は、純粋に推進力となる。しかしターボ...
    17 KB (2,243 words) - 10:02, 16 January 2024
  • ターボシャフトエンジンの中には「逆流型燃焼室」を備えたタイプもある。 ターボプロップエンジンでは、軸出力のほか、排気を一部推進力に利用しているが、ターボシャフトエンジンでは排気を推進力としては用いず燃料から得るエネルギーのほぼ100%を回転として得る。しかし一部のヘリコプター...
    5 KB (685 words) - 07:15, 17 July 2024
  • ジェットエンジンは便宜的に以下のような種類に分けられる。 狭義のジェットエンジン(索引) ターボジェットエンジン(ピュアジェットエンジンターボファンエンジン ギヤードターボファンエンジン 広義のジェットエンジン(索引) (狭義のジェットエンジン分類される物。) ターボプロップエンジン プロップファン...
    136 KB (20,684 words) - 01:46, 5 December 2024
  • エンジンも含まれる。 操縦士や整備士の資格では、圧縮にタービンで駆動する圧縮機の回転を使うもの(ターボジェットエンジンターボファンエンジンターボプロップエンジンターボシャフトエンジン)は『タービン』に分類される。 現在の航空法では航空機のエンジンはレシプロター...
    27 KB (3,181 words) - 02:08, 13 September 2024
  • エンジンを必要とした。そのためにエンジンの性能をあげるためのさまざまな研究は第一次世界大戦から第二次世界大戦においてその多くがなされている。戦後になると大出力の航空機用エンジンは、高出力プロペラ機用ターボプロップエンジンを含むジェットエンジンに切り替わり、現代では「レシプロ」は小型プロペラ機の代名詞ともなっている。...
    26 KB (3,413 words) - 16:57, 27 October 2024
  • エンジン」とは呼ばず、ガスタービンエンジンと呼称するのが通例となっている。 なお、航空機でもプロペラやローターを備えるもののエンジンは、回転運動の取り出しと排気噴射の反作用の双方を用いる。こちらは「ターボプロップエンジン」もしくは「ターボシャフトエンジン」と固有の形式名で呼称され、ジェットエンジン...
    56 KB (8,242 words) - 03:22, 7 September 2024
  • ジェット機(ジェットき)とは、ジェットエンジンを用い、その推力によって飛行する飛行機である。 ジェットエンジンにはターボプロップエンジンも含まれるが、ターボプロップエンジンプロペラを駆動する飛行機は一般にプロペラ機に分類される。一方、高バイパス比のターボファンエンジンは推力のほとんどを燃焼ガスによるジェット噴流ではなくエンジン...
    24 KB (3,430 words) - 06:43, 16 August 2024
  • タービンに送る排気を減らして吸気圧力を低下させてエンジン出力を一定にさせる。地上から臨界高度までは一定のエンジン出力を保つことができるが、臨界高度以上となるとエンジン出力が低下していく。 現代ではジェットエンジンターボプロップエンジンの高性能化により、レシプロエンジン...
    27 KB (3,744 words) - 02:36, 27 September 2024
  • アリソンの成功作の一つである250型ターボシャフト/ターボプロップエンジンシリーズは1960年代、まだヘリコプター動力の大部分がレシプロエンジンだった時代に開発されたものだった。 1970年代半ば、アリソンはゼネラルモーターズの1部門だった。そこでセラミックスを用いたトラック向けのGT404-4エンジン...
    3 KB (367 words) - 13:53, 31 December 2022
  • プロップファンエンジン(英:propfan engine)、またはオープンローターエンジン(英:open rotor engine)は、ターボプロップエンジンを発展させた飛行機用エンジンである。 一般にはタービンと同軸線上に後退角の付いた二重反転プロペラを配置した形態をとる物が多いが、それ以外の形...
    13 KB (1,462 words) - 05:10, 10 October 2023
  • は、そのエンジンを搭載する航空機の性能に影響されないので他のエンジンとの比較に有用であり、また、巡航時 tsfc は航空会社等のユーザーにとってより重要となる。ただし巡航時 tsfc は高度や飛行マッハ数などの巡航条件によっても変化する。 以下の二通りの表示方法がある。ターボプロップエンジンターボ...
    3 KB (480 words) - 20:01, 9 January 2023
  • TP400-D6とは、エアバスA400M用にユーロプロップ・インターナショナルが開発したターボプロップエンジンである。イギリス、フランス、ドイツ、スペインが参加する国際共同事業で、西側では最も高出力のターボプロップエンジンである。 現在までの世界最大の出力のターボプロップエンジンは旧ソ連・ロシアのツポレフTu-95シリーズに使用された11...
    4 KB (428 words) - 22:43, 2 April 2022
  • ロールス・ロイス AE 2100 元々アリソン・エンジンが開発した。 ロールス・ロイス タイン BMW 028 1941年に開発された初期のターボプロップ クズネツォフ NK-12 最も高出力なターボプロップ クリーモフ TV7-117 イーフチェンコ・プログレース AI-20 グルシェンコ TWD-10...
    34 KB (2,463 words) - 21:00, 18 September 2023
  • ゼネラル・エレクトリック T64 (category ターボプロップエンジン)
    ゼネラル・エレクトリック T64は、フリータービン方式のターボシャフトエンジン/ターボプロップエンジンである。 元々はヘリコプター向けに開発されていたが、のちに固定翼機でも使用されるようになった。1964年に登場し、その当時としては革新的である腐食防止・耐熱コーティングが施されていた。...
    9 KB (1,114 words) - 04:04, 29 December 2023
  • ターを設けたものもあった。また、多くの機体には、カウリング後方に冷却調節用のカウルフラップが設けられている。 なお、第二次世界大戦の後は軽量・高出力というパワーウェイトレシオに優れたジェットエンジンターボファンエンジンターボプロップエンジン含む)が主流となり、空冷・液冷の別なく、レシプロ...
    31 KB (4,625 words) - 23:06, 10 November 2024
  • ゼネラル・エレクトリック T700 (category ターボプロップエンジン)
    000馬力のクラスの、ターボシャフトおよびターボプロップエンジンのシリーズである。 1967年にゼネラル・エレクトリック(現GE・アビエーション)は、アメリカ陸軍の次世代多目的ヘリコプターへの取り組みに対応して、"GE12"と呼ばれるデモンストレーション用の新しいターボシャフトエンジン...
    7 KB (929 words) - 12:56, 29 September 2024
  • 翼素の回転中の迎え角が小さくなるよう、ねじり下げがつけられている。 レシプロエンジン(ピストンエンジン)かターボプロップエンジンに取りつけて使用される(プロップ = prop はプロペラ propeller のこと)。初期のプロペラは木製だったが、戦争に飛行機が使われだすとブレードの部分を真鍮で覆っ...
    16 KB (1,951 words) - 08:00, 5 December 2024
  • プロップファンエンジン ギヤードターボファンエンジン ターボプロップエンジン ラムジェットエンジン ターボ・ラムジェットエンジン (高バイパス比ターボジェット) スクラムジェットエンジン パルスジェットエンジン モータージェットエンジン ロケットエンジン (化学ロケットエンジンが該当) 固体燃料ロケットエンジン...
    22 KB (2,721 words) - 21:17, 13 July 2024
  • ターボファンの構造は、本質的にはターボプロップエンジンプロペラをタービンと同軸のダクテッドファンとしたものである。そのため、ターボファンエンジンターボプロップエンジンの折衷、あるいは両者の中間的な性質を持つ形式であるといえる。 一般にターボファンエンジン...
    7 KB (951 words) - 21:35, 15 August 2024
  • インドネシア 日本 モロッコ メキシコ ペルー フィリピン 中華民国(台湾) サウジアラビア エルサルバドル トルコ ウルグアイ ベネズエラ T-34A:アメリカ空軍向け。 T-34B:アメリカ海軍向け。 T-34C ターボメンターエンジンターボプロップ化した型。 ターボメンター...
    10 KB (1,418 words) - 04:33, 24 July 2024
  • ゼネラル・エレクトリック T31 (category ターボプロップエンジン)
    はアメリカ合衆国で設計された初のターボプロップエンジンである。 最初のアメリカ製ターボプロップエンジンはコンソリデーテッド Vultee XP-81実験機に使用されたゼネラル・エレクトリック XT31である。 XP-81はターボプロップターボジェットを併用する初めての飛行機で1945年12月に初飛行した。 T31エンジン...
    4 KB (367 words) - 00:12, 27 April 2023
  • ゼネラル・エレクトリック GE38 (category ターボプロップエンジン)
    エンジンズが分担した。また、GE38-1Bの受注成功は、派生型としてのターボプロップエンジンCPX38計画に発展している。 GE27:原型、ターボシャフトエンジンの技術実証機。 GE38(T407-GE-400):ターボシャフトエンジン及びターボプロップエンジンターボプロップ版がP-7に採用されたが計画キャンセル。...
    11 KB (1,228 words) - 09:54, 8 September 2022
  • ユーロプロップ・インターナショナル (EPI; Europrop International Gmbh) は、ヨーロッパのMTUエアロ・エンジンズ、スネクマ、ロールス・ロイス・ホールディングス、インダストリア・デ・ターボプロパルゾレスで構成される航空機用エンジン...
    2 KB (201 words) - 13:25, 12 March 2016
  • の機体は、ジェット機よりも離着陸性能の良いターボプロップ機の方が適している。そのため、コミューター機と呼ばれる10人 - 50人乗りの旅客機や、条件の悪い飛行場での運用を考慮した軍用輸送機はターボプロップ機が多い。自家用機程度の小型機でターボプロップエンジンを積むものもある。...
    56 KB (8,270 words) - 16:16, 5 December 2024
  • ライカミング T53 (category ターボプロップエンジン)
    ライカミング T53(英語: Lycoming T53)は、アメリカ合衆国のライカミング・エンジンズが開発したターボシャフト/ターボプロップエンジンのシリーズ。現在は、ライカミング・エンジンズがハネウェル・エアロスペースに買収されたのに伴い、同社の製品となっている。 本機の開発計画は、1952年より開始され、ユンカース...
    5 KB (524 words) - 12:33, 11 August 2021
  • 主な変更点は、B-47のエンジンをGE J-35ターボジェットエンジン6基からアリソンT40ターボプロップエンジン4基に変更するというものである。 この計画は初期のターボジェットエンジンの燃焼効率が悪く、また推力も弱かったことへの対策として、低燃費大出力のターボプロップエンジン...
    3 KB (459 words) - 01:03, 5 February 2024
  • ッツァチ)は、1957年にソビエト連邦のイリューシン設計局から完成発表された中・長距離向けターボプロップ旅客機である。 Il-18はアメリカのロッキード社製L-188エレクトラによく似た、ターボプロップエンジン4基の中型旅客機である。同時期に開発されたソ連製旅客機としては珍しく、最初から純粋な旅客機...
    7 KB (1,002 words) - 08:45, 28 October 2024
  • アリソン T56 (category ターボプロップエンジン)
    アリソン T56 は単軸式のモジュラー設計の14段の軸流式圧縮機を4段のタービンで駆動する軍用ターボプロップエンジンである。 原型はアリソン・エンジン社によってC-130輸送機用に開発され1954年から量産された。現在は1995年にアリソン社を傘下に収めたロールス・ロイス・ホールディングスで生産さ...
    10 KB (1,189 words) - 06:59, 7 July 2024
  • ロールス・ロイス ダート (category ターボプロップエンジン)
    ターボプロップとして開発され、無類の信頼性と高い経済性を発揮した。 1948年に世界初のターボプロップ旅客機であるビッカース バイカウントを進空させて以降、第二次世界大戦期には各国軍の主力戦闘機のパワープラントであった1,000から2,000馬力クラスの航空機用中出力レシプロエンジン...
    5 KB (532 words) - 05:02, 3 December 2022