ラムジェットエンジン(Ramjet engine)は、ジェットエンジンの一種であり、一般には吸入した超音速気流をラム圧(ram)により圧縮し亜音速まで減速させ、そこに燃料を噴射して燃焼した排気の反動で推進力を得るというものである。その構造より、英語ではストーブパイプエンジン...
17 KB (2,387 words) - 02:06, 6 September 2024
ターボファンエンジン ギヤードターボファンエンジン 広義のジェットエンジン(索引) (狭義のジェットエンジン分類される物。) ターボプロップエンジン プロップファン ターボシャフトエンジン ラムジェットエンジン ターボ・ラムジェットエンジン(高バイパス比ターボジェット) スクラムジェットエンジン パルスジェットエンジン...
135 KB (20,670 words) - 23:28, 19 July 2024
航空用エンジン aircraft engine 航空用エンジン(こうくう よう エンジン)とは、航空機に搭載され、航空機の飛行に必要な推力(推進力)を生み出すエンジンである。補助動力装置やラムエア・タービンなど電源や油圧を確保するエンジンは含まれない。航空エンジンともいう。英語では主に "aircraft...
27 KB (3,172 words) - 11:53, 7 May 2024
スクラムジェットエンジンは、ラムジェットエンジンの一種であり、超音速輸送機やスペースプレーンのエンジンとして開発が行われているものである。名称はSupersonic combustion ramjetの略称に由来する。 超音速燃焼(Supersonic combustion)を行うラムジェットエンジン...
16 KB (2,091 words) - 21:59, 10 November 2023
ターボシャフトエンジン ジェットエンジン ターボジェットエンジン ターボファンエンジン プロップファンエンジン ギヤードターボファンエンジン ターボプロップエンジン ラムジェットエンジン ターボ・ラムジェットエンジン (高バイパス比ターボジェット) スクラムジェットエンジン パルスジェットエンジン モータージェットエンジン...
22 KB (2,721 words) - 21:17, 13 July 2024
ジェットエンジンは液体ロケットエンジンと同様に機構的な複雑さを持つため、エンジンとしては高価になる。ただしジェットエンジンは航空機用エンジンとして大量生産されているため設計や生産ラインを流用する事で調達コストを削減する事ができる。 ラムジェット ラムジェットエンジン...
47 KB (7,157 words) - 11:01, 28 June 2024
ジェットエンジンやラムジェットエンジンなどのタービンを備えないジェットエンジンが実用化されている。またレシプロエンジン・ガスタービンエンジンであっても高速で移動する場合は吸気吸入の際ラム圧を利用出来、超音速機ではそれによる推力が過半を占める。 一方で、航空機以外の用途に用いられるエンジン...
56 KB (8,242 words) - 22:12, 26 June 2024
ブースター (redirect from ブースター (ロケット))
を廃し全長を短くしたミサイルもあるが機構は複雑になる。 固体ロケットとラムジェットを統合した統合ラムジェットエンジンでは、ブースターとして使用する固体ロケットエンジンの固体燃料が詰められた空間を、燃料が燃え尽きた後にラムジェットエンジンの燃焼室として併用する事で全体の設計をコンパクトにしている。 ^...
8 KB (1,029 words) - 13:22, 11 July 2024
エンジンを必要とした。そのためにエンジンの性能をあげるためのさまざまな研究は第一次世界大戦から第二次世界大戦においてその多くがなされている。戦後になると大出力の航空機用エンジンは、高出力プロペラ機用ターボプロップエンジンを含むジェットエンジン...
26 KB (3,413 words) - 05:52, 16 June 2024
Ta 283 (航空機) (category 第1世代ジェット戦闘機)
離陸と加速には胴体後部に内蔵されたヴァルター・ロケットモーターを使用する予定であった。武装は機首に装備された二門のMk103 30mm機関砲で、装弾数は不明である。パブスト式ラムジェットエンジンによる最高速度は1,100km/hを予定していた。なお、エンジン自体は風洞実験においてマッハ0.9までの運転に成功していた。...
2 KB (294 words) - 20:00, 15 June 2024
比推力 (category ロケットエンジン)
推力・Isp=宇宙船の出力N・s 固体燃料ロケット:200–300秒 液体燃料ロケット:300–460秒 ラムジェットエンジン:500–1500秒 ターボジェットエンジン:2300–2900秒 レシプロエンジン:3500–5500秒 原子力ロケット:最大1000秒(推定) 電気推進:数千秒–1万秒(推定)...
4 KB (634 words) - 15:04, 23 January 2023
、この種の星間物質を利用したエンジンは「バサード・ラムジェット(あるいはバサード式ラムジェット)エンジン」と呼ばれる。 [脚注の使い方] ^ Michael A.Seeds、Dana E.Backman『最新天文百科 宇宙・惑星・生命をつなぐサイエンス』有本 信雄...
5 KB (670 words) - 06:45, 1 July 2023
2014年4月17日閲覧。 ジェット機 ジェットエンジン ターボチャージャー スーパーチャージャー インテークマニホールド ショートラムエアインテーク(英語版) コールドエアインテーク ウォームエアインテーク(英語版) ヒートエアインレット(英語版) エアクリーナー ブースター ラムジェットエンジン...
19 KB (2,671 words) - 05:30, 16 March 2024
フォッケウルフ トリープフリューゲル (category 第1世代ジェット戦闘機)
特にテールシッター型と呼ばれるVTOL機のベースとなった。 ※すべて計画値 全長:9.15m 翼幅:11.5m 総重量:2,500㎏ エンジン:パブスト式ラムジェット×3(推力:8.9kN) 最高速度:1,000 km / h(621 mph、540 kn) 最高高度:2,700 km / h(1,730...
5 KB (631 words) - 15:36, 26 August 2024
かつをどり (航空機) (category 第1世代ジェット戦闘機)
動力は胴体後部に備えられた萱場一型ラムジェットエンジン1基のほか、離陸時にはRATOとして、落下式の離昇用火薬ロケット(萱場製・燃焼時間5秒)を胴体両脇に2組計4基装備する。計画では、火薬ロケットはリレー式に点火されて機体を加速し、速度がマッハ0.3に達した所でラムジェットを作動させ高度10,000 mまで上昇。火薬ロケット...
15 KB (2,600 words) - 18:52, 14 August 2024
ネ0とは、川崎航空機(以下川崎)が開発したラムジェットエンジンである。本稿では、同時期に製作されたネ1、ネ2、ネ3、ネ4についても解説する。 1942年(昭和17年)、第二陸軍航空技術研究所(以下二航研)にて複数のジェットエンジンの開発が開始されたが、そのうちの川崎が提案した補助エンジン4種がネ1 -...
7 KB (976 words) - 09:23, 20 August 2022
ットエンジンはミサイル用として現役の技術であり、超音速(ロケットモーターに比べて)長距離ミサイル用のラムジェットエンジンも現役の技術である。このうち、ディーゼルエンジンについては、地球温暖化防止に効果があるとして、近年再興の可能性が出てきた。極超音速長距離ミサイル他用に向けスクラムジェットエンジンが開発中である。...
56 KB (8,319 words) - 04:55, 12 March 2024
アフターバーナー式・冷風チップジェット 、チップバーナー式 〕 また、ターボジェットエンジンや、ターボファンエンジンの圧縮空気と燃料の燃焼で生じた高温高圧の排気ガスを耐圧・耐熱配管で回転翼の先端まで導く型式もある。〔 ホットサイクル機構 〕 また、回転翼先端にラムジェットやターボジェット形式のエンジン...
20 KB (2,571 words) - 02:08, 29 August 2024
宇宙機の推進方法 (category ロケットエンジン)
ATREX - 予冷却器を備えた軽量の水素を燃料とするターボジェットエンジン 液体空気サイクルエンジン - 吸い込んだ空気を燃焼する前に燃料の液体水素で液化するロケットエンジン。 スクラムジェットエンジン - 極超音速で燃焼するジェットエンジン。 アルクビエレ・ドライブ ワームホールの利用 反重力の利用...
15 KB (818 words) - 06:37, 31 August 2024
NSUから送られてきた試作エンジンは吸気・排気ともペリフェラルポートであった。ペリフェラルポートは高回転・高出力には向いているがオーバーラップが非常に大きく、騒音・燃費・低速トルク・エンジン寿命の点では不利であった。サイドハウジングに吸気ポートを設けたサイドポートエンジンとすることで、これらの問題点を若干改善できた。...
103 KB (14,772 words) - 04:07, 19 August 2024
m2 全備重量= 2,295 kg エンジン(ジェット)= クロナッハ ローリン ジェットエンジンの型式= 石炭燃焼式ラムジェット エンジン数= 1基 最大速度= 1,650 km/h 航続距離= 1,000 km 翼面荷重=115 kg/平方m ラムジェットエンジン 超音速 熱の壁 ^ “Lippisch...
6 KB (832 words) - 21:17, 2 March 2024
ロケットエンジンの推進剤(ロケットエンジンのすいしんざい)の記事では、ロケットエンジンないしロケットによる打上げのシステムにおける推進剤(プロペラント)に関する事項について述べる。 化学ロケットの場合は、燃料を燃焼させてエネルギーを得た後の排ガスを推進剤とするのが最も一般的であるため、多くの場合は...
18 KB (2,596 words) - 02:48, 13 July 2023
前輪駆動 (redirect from フロントエンジン・フロントドライブ)
自動車では駆動輪に近い車体前方にエンジンを搭載されたものが多く、その場合はフロントエンジン・フロントドライブ (FF: Front-engine Front-drive) 方式と呼ばれる。本記事では特に注釈がない限り、フロントエンジン・フロントドライブ方式についての記述とする。...
58 KB (8,693 words) - 04:59, 2 July 2024
X-7(本体およびラムジェットエンジン部) 用途:実験用航空機 設計者:ロッキード 製造者: 運用者:アメリカ空軍 初飛行:1951年4月26日 退役:1960年 運用状況:退役 表示 X-7は、アメリカ合衆国で開発された無人実験機。製造はロッキード社。高高度および極超音速域での空力特性やラムジェット推進、誘導ミサイル技術などの試験に使われた。...
4 KB (580 words) - 02:20, 15 February 2023
SM-64 (ミサイル) (category アメリカ合衆国の中止された軍用ロケットとミサイルの計画)
Aに変更された。SM-64はXSSM-A-2と異なり、主エンジンがロケットエンジンからラムジェットエンジンになり、射程の延伸が図られている。カナードと双垂直尾翼があり、小規模なデルタ翼の主翼を低翼配置で有している。SM-64は大型液体ロケットブースター1基を装着し、発射台より垂直発射される。195...
5 KB (784 words) - 06:27, 8 February 2023
ンジャマーが登場する。 プラネテス 木星往還船「フォン・ブラウン号」がタンデム・ミラー型D-3He核融合エンジンを搭載。また火星との往復にサーキット・コイル型核融合エンジンが実用化されている。 ARIEL 女性型の巨大ロボット兵器「ARIEL」は核融合炉と可変サイクル式スクラムジェットエンジン...
20 KB (2,594 words) - 01:08, 8 November 2023
ット部は完全与圧のカプセル構造になっており、非常時にはカプセルごと下方に射出することになっていた。 エンジンはYJ67 ターボジェットエンジンおよびXRJ55 ラムジェットエンジンの2基を搭載しており、ターボジェットとラムジェットエンジン...
7 KB (889 words) - 18:09, 18 July 2023
基本的にジェットエンジン(ターボプロップエンジン・ターボシャフトエンジンなども含む)用の燃料であるが、灯油に近い性質を持ち航空用ガソリンより安価であるうえ、現代の実用航空機で主流のジェット燃料を流用するため、それらが使えるように調整された航空用ディーゼルエンジン...
19 KB (3,011 words) - 01:45, 27 May 2024
その頃、東京帝国大学航空研究所では所長の中西不二夫博士らがラムジェットエンジンを開発していた。1945年(昭和20年)7月、同じ東大航空研究所の小川太一郎博士らがそのラムジェットエンジンを搭載した量産向きの特攻機の計画を提案したことが「梅花」の始まりである。...
5 KB (659 words) - 03:25, 18 July 2024
ショックコーン (category ジェットエンジン)
に低速を考慮する必要がないミサイルなどに使われるラムジェットエンジンは、高マッハでの最適位置で固定される。 ただし、ジェットエンジンがタービンで空気を圧縮・燃焼するのに対して、ラムジェットエンジンはラム圧によって圧縮された空気を燃焼する形式のエンジンを指すので、高マッハで飛行することやショックコー...
9 KB (1,370 words) - 06:55, 16 September 2022
YH-32 (航空機) (redirect from YH32 ホーネット)
は主回転翼先端にラムジェットを取り付けたチップジェット方式の1950年代始めのヘリコプターである。 ヒラー HJ-1として1950年に開発された。1952年にアメリカ陸軍が評価用に12機を発注し、YH-32の制式記号を与えた。 自重250kg程の軽量な機体の回転翼の翼端にヒラー8RJ2Bラムジェットエンジン...
5 KB (716 words) - 02:11, 12 September 2021