• ローム(英: loam、独: Lehm)とは土壌区分の一つ。粘性質の高い土壌であり、シルトおよび粘土の含有割合が25% - 40%程度のものを指す。ロームで構成された地層をローム層という。日本では火山起源の関東ロームが著名だが、ロームの定義は、土壌中の粒径組成比率のみであり、火山起源物質であるかどうかは関係ない。...
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  • これら全ての機能は、土壌を変化させる働きを持っている。 土壌圏は岩石圏、水圏、大気圏、生物圏と接触する。土壌は鉱物と有機物から成る固体の部分と、気体(土壌空気)と水(土壌溶液)を蓄える間隙(空隙)で構成される。すなわち、土壌は固相、液相、気相の三相システムである。 土壌が生成されるためには母材(土壌...
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  • 土壌汚染(どじょうおせん、Soil pollution)とは、土壌中に重金属、有機溶剤、農薬、油などの物質が、自然環境や人の健康・生活に影響がある程度に含まれている状態をいう。典型七公害の一つ。土壌へ混入した 原因は、人為・自然を問わない。 一般に土壌とは、「陸地の表面を覆っている生物活動の影響を受...
    41 KB (5,981 words) - 00:07, 26 July 2024
  • 土壌汚染対策法(どじょうおせんたいさくほう、平成14年5月29日法律第53号)は、土壌汚染の状況の把握、土壌汚染による人の健康被害の防止を目的として2003年(平成15年)2月15日に施行された法律である。 土対法(どたいほう)と略される。本法を「土染法」と呼ぶことがあるが、これは適切ではない。土染...
    18 KB (2,948 words) - 14:14, 1 November 2023
  • ローム株式会社(英: ROHM Co., Ltd.)は、京都府京都市右京区に本社を置く電子部品メーカー。おもな製品はLSI、トランジスタ、ダイオード、LED、抵抗器である。 創業者である佐藤研一郎が立命館大学在学時に考案した炭素皮膜抵抗の特許を元に創業した。社名のROHM(R:抵抗...
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  • 粘土 (category 土壌)
    ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。 粘土 ウィキメディア・コモンズには、粘土に関連するメディアおよびカテゴリがあります。 地質学用語など 土壌 / 砕屑物 / ローム (土壌) / 赤土 粘土鉱物 / 泥岩 地すべり / クイック・クレイ 化学用語など コロイド / 分散系 / 生命の起源#表面代謝説 窯業・アート...
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  • 農用地の土壌の汚染防止等に関する法律(のうようちのどじょうのおせんぼうしとうにかんするほうりつ、昭和45年法律第139号)とは、農用地の土壌の特定有害物質による汚染の防止及び除去並びにその汚染に係る農用地の利用の合理化を図るために必要な措置を講ずることにより、人の健康をそこなうおそれがある農畜産物が...
    5 KB (691 words) - 12:40, 30 July 2024
  • 仁科三湖(にしなさんこ)は、長野県大町市北部にある3つの湖の総称。 「仁科」という地名の語源に関しては、「仁」は赤茶けたローム土壌を、「科」は坂・段差のある地形を指すと考えられている(仁科に限らず信濃国(科野国)の北部には「科」の字が付く地名が非常に多い)。古くは湖から約10km南の仁科神明宮(伊...
    3 KB (315 words) - 18:18, 12 November 2023
  • 56 %、重量比)。工業的に多彩な用途が見出される一方、酸性土壌中のアルミニウム含量は、植物の成長に影響する重要な要素である。農業や園芸における人工的な栽培環境では中性付近に調整された土壌を用いる場合が多いが、それでも有害なアルミニウムイオン(Al3+)が根の伸長成長を阻害することが知られている。 土壌中のアルミニウムは、pHが5...
    56 KB (7,567 words) - 04:35, 19 July 2024
  • ミミズ (redirect from ロブワーム)
    なく、手足もない紐状の動物である。名称は「目見えず」からメメズになり、転じてミミズになったとも言われ、西日本にはメメズと呼ぶ地域がある。多くは陸上の土壌中に棲む。 一般にミミズ類では体表面には目立った器官が見られないが、下等なミズミミズなどでは容易に頭部器官を認識でき、また、相対的に小さなこともあり...
    31 KB (4,427 words) - 14:19, 15 July 2024
  • アルゼンチン、チリ、ペルー原産。17世紀にスペインによってヨーロッパにもたらされた。 高さ1-3mに成長し、葉は強いレモンの香りを放つ。豊富な日光、多量の水、さらっとしたローム土壌を好み、寒さに敏感である。葉はライトグリーンでメスの形をしている。8-9月に薄紫色もしくは白色の小さな花をつける。...
    3 KB (226 words) - 13:03, 3 October 2023
  • 赤土 (category 土壌)
    『風土記』日本古典文学大系2,秋本吉郎校注、岩波書店,1958年(1991年第35版),482-483頁。 土壌 ローム - 粘土質の土壌の一種。赤土であるとは限らない。関東ロームロームの一種である。 黄土 (ドイツ語: Löss)- 温帯から亜寒帯地域の、赤みの少ない土。 チェルノーゼム -...
    4 KB (427 words) - 07:52, 20 May 2024
  • 土壌汚染となる事例が発生している。これは土壌が汚染されたというより、汚染土壌で土地を造成していたことが、今になって明らかになったものである。 ただし、有害物質を含む浸出水が地下水などの形で移動することにより、周辺の汚染されていない土壌...
    21 KB (2,655 words) - 09:48, 29 June 2024
  • 地下水 (category 土壌)
    水面より深い場所では帯水層と呼ばれる地層に水が満たされて飽和しており、このような水だけが「地層水」や「地下水」と呼ばれ、地下水面より浅い場所の水は「土壌水」と呼ばれる。このような狭義では、両者を含めた地表面より下にある水全体は「地中水」と呼ばれる。広義の地下水に対して、河川や湖沼、ため池といった陸上にある水は「表流水」と呼ばれる。...
    34 KB (5,084 words) - 08:49, 8 May 2024
  • irrigation)とは、農地へ水を人工的に供給すること。農作物の増産、景観の維持、乾燥地帯や乾期の土壌で緑化する為に実行される。他にも農業生産において、作物を霜害から守る、穀物の畑で雑草を抑制する、土壌の圧密を防ぐといった用途もある。対照的に直接的な降雨のみで行う農業を乾燥農業と呼ぶ。灌漑システムは...
    53 KB (7,770 words) - 07:27, 20 July 2024
  • 1ppm)を超過した状態にあった。 土壌中に蓄積されたカドミウムは、土壌のpHが中性からアルカリ性では難溶であるために吸収されにくいのに対し、土壌の酸化条件によってイオンとして溶出して農作物に吸収され、蓄積される。日本列島の土壌は、大半が中性から酸性であることからカドミウムが溶出しやすい環境である...
    19 KB (2,264 words) - 14:08, 17 April 2024
  • 土壌要因 湿潤土壌は乾燥土壌より土粒子の粘着力によって安定しているため、土壌の含水量が少ないほど風食による影響が大きい。また、石灰岩、ドロマイドで形成された土壌は比較的風食に対する抵抗力がある。一方、火成岩で形成された土壌や、砂岩、ローム粘土、チョーク、フリッシュ層、レスなどの堆積物は、抵抗力が小さい。...
    11 KB (1,686 words) - 16:54, 8 September 2023
  • のことは特に骨角製品と呼ぶことも少なくない。 日本列島ではローム層が有機物をのこしにくい地層(日本考古学用語では「土層」)であるため、動物遺体と同様に先土器時代からの出土はまれである。縄文時代早期以降、出土量は膨大に増えるが、それでも酸性土壌を中和する貝塚や水漬けされて酸素の供給のない低湿地遺跡からの出土が主である。...
    3 KB (444 words) - 16:07, 28 July 2022
  • ダイオキシン類対策特別措置法 (category 日本の土壌汚染関連法規)
    に関する施策の基本とすべき基準を定めるとともに、必要な規制、汚染土壌に係る措置等を定めることにより、国民の健康の保護を図ることを目的とする法律である(同法第1条)。 1998年4月、大阪府能勢町において都市ごみ焼却炉が原因と見られる土壌の高濃度汚染が明らかになり、その後全国各地で産業廃棄物の焼却など...
    6 KB (875 words) - 16:18, 30 July 2024
  • 査プログラムの一つである。火星に2機の無人探査車を送り込み、火星表面の地質を詳細に探査し、岩石や土壌を微視的に分析することで、火星に水が存在したことを証明するのがミッションの当初の主要な目的であった。ローバーの探査活動により、過去の火星に液体の水が普通に存在したことや、酸性の湖が存在したことを示す証...
    24 KB (3,686 words) - 00:20, 5 May 2024
  • 土壌汚染を軽視したラブ・キャナル事件は社会問題となり、1980年に汚染の浄化責任を遡及的に追求するスーパーファンド法(英語版)が広い支持を受けて成立した。スーパーファンド法では重度の土壌汚染は連邦政府の管理によって浄化されることが定められたが、中程度以下の土壌...
    14 KB (2,145 words) - 04:25, 6 December 2023
  • 黄土 (category 土壌)
    土壌に変化するプロセスがいくつもあって、地域により、年代により異なるためである。 風成塵がレスとなる風化作用は乾燥・寒冷のステップやツンドラなどが最適な条件であり、これ以外の条件下で堆積した風成塵は非典型的なレス質の堆積物、例えばレス質ローム、石灰分を欠くレス、褐色土、赤色土、土壌...
    30 KB (4,314 words) - 16:37, 23 July 2024
  • 土壌が長期間覆われていない状態になるため浸食が進み、有機物の含有量が少ないと土壌の構造的安定性が低下する。有機農法ではマルチング、被覆作物の植え付け、間作などの技術を使って、1年の大半を通じて土壌の被覆を維持。堆肥、糞尿マルチ、その他の有機肥料の使用により、有機農場の土壌...
    66 KB (8,263 words) - 16:24, 30 July 2024
  • 土壌の無害化処理)に係る費用負担を、汚染原因者である三菱瓦斯化学株式会社に対して求めたところ、同社は同年10月、費用負担の決定の取消しを求めて東京地方裁判所に提訴した。 本件土壌汚染対策は、平成12年、同地域からダイオキシン類汚染土壌が発見されたことを契機に事業を実施しており、現地での汚染土壌の掘削除去は終了している。...
    11 KB (1,598 words) - 23:43, 14 April 2023
  • や、文脈によっては単にローラー (roller) とも。日本の官公庁などでは、締固め用機械(しめがためようきかい)と呼ばれる。 主に、道路や基礎の建設時に、土壌、礫、コンクリート、アスファルトなどを押し固めるのに使われる。 重量が重く、接地面積の大きな車輪を持ち、その重量によって押し固める用途に使われる。...
    10 KB (1,354 words) - 06:39, 30 July 2024
  • ともある。地質調査、農業、水文学、土木工学、石油、天然ガスなど産業、学術のさまざまな目的で行われている(en:Boring (earth))。この、土壌の掘削について本項で述べる。 油田や温泉を目的とした掘削、地質やそれに含まれるものの調査を目的とした「ボーリング調査」が広く行われている。その他にも...
    6 KB (737 words) - 10:21, 23 March 2024
  • 油汚染 (category 土壌汚染)
    油汚染 (あぶらおせん)は土壌汚染(一部では地下水汚染)の一例であり、その原因が、鉱油類を含む土壌により、その土地や周辺を利用したり今後利用しようとする者に対して、油臭や油膜による生活環境保全上の支障を生じさせていることをいう。 しかし、油を含む土壌が存在するだけで、生活環境上の支障が無くても、油汚染にはあたることがある。...
    2 KB (360 words) - 17:52, 15 May 2022
  • 凍上 (category 土壌)
    度が氷点下になる事が必要である。凍上性の土壌とは、毛細管現象が促進されるような粒子間の隙間と粒子の表面積を持った土壌である。微細な粒子を含むシルト質あるいはローム質の土壌が、凍上性の土壌の例である。様々な機関が、10%以上の構成粒子が0.075mm(No.200)のふるいを通る場合、あるいは3%以上の構成粒子が0...
    24 KB (3,226 words) - 11:24, 16 July 2024
  • 日本国外においては、ブラジル先住民の集落跡にみられるテラプレータと呼ばれる人為改良された土壌がバイオマス由来の炭を含んでおり、通常の熱帯土壌より土壌肥沃度が高いことが2000年代に注目され、これをバイオ炭と呼んでその利用・研究が盛んになった。...
    32 KB (3,871 words) - 23:47, 22 March 2024
  • 土壌中での有機物の腐敗があり、大気中に放出されるメタンの大部分は水田などの湿った土壌での有機物の分解によるものである。さらに湿った嫌気性土壌では脱窒によって窒素を失い、温室効果ガスの一種である一酸化窒素の形で大気中に放出する。土壌の管理をうまく行えばこれらの温室効果ガス放出を抑え、土壌...
    89 KB (11,477 words) - 16:58, 27 June 2024
  • 土壌中の水分と海洋の塩分濃度を観測対象とする。 SMOSはESAの地球観測計画「Living Planet Programme」を構成する衛星の一つとして2003年11月に承認され、同計画によって観測を開始した2番目の地球観測衛星である。水循環サイクルを研究する上で重要な要素である土壌...
    5 KB (534 words) - 05:58, 4 May 2020