• 液冷エンジン(えきれいエンジン)は、一般に水冷エンジンと呼ばれるものの他、水以外による液冷エンジン(発動機)も含む総称である。環境温度が氷点下になった場合の凍結トラブルの防止や、金属の腐蝕の防止のために冷却水(クーラント)にジエチレングリコール等を混入するのは自動車等でも一般的であるが、普通は主成...
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  • 冷エンジンを搭載した陸軍機)、キ-100「五式戦闘機」(「飛燕」のエンジン換装型の陸軍機)、および、「彗星」艦爆(上記のもう一方の水冷エンジンアツタ (エンジン)を搭載した海軍機)の欄を参照のこと。 ^ ただし、当初は液冷エンジンで設計する予定だったのだが、この機体のために液冷エンジン...
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  • 冷エンジン(すいれいエンジン)とは、液冷エンジンのうち水を主成分とする液体を冷媒として冷却を行うものを指す。水は空気よりも比熱が大きいため空冷エンジンより効率よく冷却を行えるが、冷媒の循環装置を備えるため構造の複雑化とそれによる信頼性低下・価格増・重量増などのデメリットをもつ。...
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  • 冷エンジン(ゆれいエンジン)とは、エンジンオイルを冷却媒体として積極的に活用する液冷エンジンである。一般にドライサンプ方式では潤滑に必要な量のオイルを循環させるが、それと比較して相当に大量のオイルをシリンダーヘッドやピストンの裏などに噴射してオイルに熱を移し、また、通常と比較してより大型のオイルク...
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  • 除氷バン」の名称で採用したり、満州国に展開した大日本帝国陸軍飛行戦隊では、エンジンのシリンダーをすっぽり被える構造の巨大なハクキンカイロを採用するなどして極寒下での間始動性の向上の努力を行っていた。 代表的な星型空冷エンジンを以下に挙げる。 中島製 寿 - 1930年代から、日本の九六式艦上戦闘機などに搭載された。星型9気筒。...
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  • 液冷液冷エンジンよりも、水冷・水冷エンジン等と呼ばれることのほうが多い。以下は、水冷以外も含めた総合的な議論及び、水以外を媒体とする液冷について主に議論することとし、水冷については「水冷」の記事及び水冷エンジンその他の記事を参照のこと。 エンジンでは通常は潤滑が主目的であるエンジン...
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  • 倒立V型エンジン(とうりつブイがたえんじん)は、シリンダーがクランクシャフトに対して下方向、逆V字型(Λ型)に配置されたV型エンジンのことである。主に第二次世界大戦期の枢軸国側の航空用液冷V型12気筒エンジンに見られるが、液冷直列エンジンのほか、空冷エンジン(V8、V12)も存在する。 エンジン形式としての特徴は以下の通り。...
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  • アツタは、第二次世界大戦頃にドイツのダイムラー・ベンツで開発・製造されたDB 600とDB 601エンジンを、大日本帝国海軍(日本海軍)の指示で愛知航空機がライセンス生産した航空機用液冷エンジンである。DB 600Gをライセンス生産したアツタ11型(海軍略符号:AE2A)、DB 601Aをライセンス生産したアツタ21型...
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  • これまでに存在する。いずれにしても事故が発生した場合は、冷却材から放射線が出るため重大な事態となる。 ^ 原子力発電所からの温排水の利用 - 原子力百科事典ATOMICA 熱交換器 液冷 液冷エンジン冷エンジン冷エンジン 空冷 空冷エンジン 電気機器の冷却方式 CPUの冷却装置 表示 編集...
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  • ハ40は、第二次世界大戦頃に川崎航空機が製造した航空機用液冷倒立V型12気筒エンジンである。ダイムラー・ベンツ DB 601のライセンス権を購入し国産化したエンジンである。陸軍機で使用され、製造は川崎航空機明石工場で行われた。三式戦闘機(飛燕)に搭載された。 なお同様にDB...
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  • 航空用エンジン aircraft engine 航空用エンジン(こうくう よう エンジン)とは、航空機に搭載され、航空機の飛行に必要な推力(推進力)を生み出すエンジンである。補助動力装置やラムエア・タービンなど電源や油圧を確保するエンジンは含まれない。航空エンジンともいう。英語では主に "aircraft...
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  • 退役:1945年8月 運用状況:退役 表示 五式戦闘機(ごしきせんとうき)は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の戦闘機で、三式戦闘機(飛燕)の液冷エンジンを星形空冷エンジンに換装した改良型である。キ番号(試作名称)はキ100。略称・呼称は五式戦だが、陸軍の各種公文書上では五式戦闘機(あるいは五式戦)の呼称...
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  • title: Volvo trucks yesterday and today)) ウィキメディア・コモンズには、内燃機関に関連するメディアがあります。 熱力学サイクル 空冷エンジン冷エンジン冷エンジン 液冷エンジン 可変圧縮比エンジン 自動車エンジン 機関出力 『内燃機関』 - コトバンク...
    22 KB (2,721 words) - 21:17, 13 July 2024
  • エンジンを停止した後に金属部材がめていく際に響く音など、空冷エンジン特有の嗜好性には根強い愛好者も多く、空冷エンジンを搭載した新型車種もしばしばみられる。 空冷エンジンの一種で、大量のエンジンオイルをより効率的に循環させて大型オイルクーラーで冷却することで、冷却効率を高めたものを油冷エンジン...
    54 KB (7,437 words) - 04:20, 6 October 2024
  • V型エンジン(Vがたエンジン)は、レシプロエンジンの形式の一つで、シリンダーを左右交互にV字型に配置したエンジン。シリンダーを水平に配置した180°V型エンジンも存在する。 V型エンジンは直列エンジンよりもシリンダーボアに拘束されずにクランクシャフトの長さが短縮できるため、特に多気筒化したときにエン...
    11 KB (1,546 words) - 07:30, 12 October 2023
  • エンジンの場合と同様、重大な過熱で発生した物理的ダメージは回復不能に至ることもあり、こうなれば砲身交換等の修理すら不可能になる。 オーバークール(過冷却) 内燃機関の冷却方式 空冷エンジン冷エンジン冷エンジン = 液冷エンジン 熱交換器 ラジエーター オイルクーラー...
    4 KB (628 words) - 12:46, 4 June 2023
  • ハ9は1930年代後半に川崎航空機が製造した航空機用水冷・液冷V型12気筒エンジンである。主に陸軍で使用されている。海軍名称はない。本項ではハ9を含む川崎BMW式V型12気筒航空発動機の各モデルについて述べる。 川崎航空機はドイツのBMWが開発したBMW VI(液冷V型12気筒)をBMW-6(水冷V型12気筒)...
    10 KB (1,524 words) - 15:05, 5 November 2024
  • 5双発戦闘機を開発することが命じられ、キ38の開発計画は中止された。 機体は、当初は空冷エンジン液冷エンジンを併用する3発機とすることも検討されていたが、最終的な設計案は川崎「ハ9」系列の液冷V型12気筒エンジン2基を装備する、楕円テーパー翼の双発戦闘機に落ち着いている。...
    3 KB (432 words) - 12:21, 19 June 2024
  • 当時の日本で唯一の量産液冷戦闘機であり、ドイツの液冷航空エンジンDB 601を国産化したハ40を搭載した。防弾・武装のない試作機は最高速度590 km/hを発揮した。主翼より後部の機体下部にラジエーター・ダクトを搭載し、機体の空気抵抗低下と冷却効率の両立を図った。 搭載エンジン...
    170 KB (29,614 words) - 10:40, 25 December 2024
  • 000ccのH型4気筒エンジンを搭載した。 液冷式の航空機用レシプロエンジンの主流はV型エンジンや倒立V型エンジンだったが、出力を増加させるために気筒数を増やそうとした場合、全長が伸び過ぎて航空機の構造設計が困難になるという問題があった。そのため16気筒や24気筒といった超多気筒エンジン...
    7 KB (860 words) - 13:35, 4 November 2023
  • MiG-1を原型として、高々度用の過給器を付けた液冷エンジンAM-35Aを搭載する、高々度戦闘用の高速戦闘機である。 最大速度640km、実用上昇限度は12000m。 MiG-1からの改修点として、エンジンの変更に伴い補助燃料タンクを増設していること、キャノピー形状を変更して...
    8 KB (904 words) - 16:23, 1 January 2024
  • アリソン・エンジンはアメリカ合衆国の航空機エンジン製造会社で1995年、ロールス・ロイス・ホールディングスに買収され同社の子会社となった。 最も良く知られるV-1710 V-12エンジンは第二次世界大戦時のアメリカにおいて唯一の液冷式高出力エンジンであり7万基以上生産された。戦後アリソンはヘリコプ...
    3 KB (367 words) - 13:53, 31 December 2022
  • 当時、戦闘機に使用するエンジンとして液冷エンジンが有利とされていた。液冷エンジンは前面投影面積が小さく、空気抵抗が少なくなるからである。しかしFw190は当時使用可能だった唯一の1,500馬力級空冷星形エンジンBMW139(離昇出力1,550馬力)を使って開発された。これは液冷のDB601系エンジン(離昇出力1...
    135 KB (20,658 words) - 00:42, 23 September 2024
  • ANT-103 ANT-58とも。AM-37液冷エンジンを装備した。 Tu-2 開発名称ANT-60。M-82空冷エンジンを装備した。 Tu-2R 前線偵察機型。1942年に初飛行。当初はM-82Aエンジンなどを搭載したが、最終的にはより能力の高いASh-82FNを搭載した。...
    28 KB (3,426 words) - 11:45, 22 December 2024
  • バトルオブブリテンの段階では時代遅れになっていたJu 87の後継機として計画された。1,750HPのユモ213型液冷エンジンを装着した全金属製、引き込み脚の機体で、与圧コクピットを採用し、後部の武装は遠隔操作されるという計画であった。飛行中は後部機銃の射撃の邪魔になる...
    1 KB (171 words) - 22:09, 22 October 2023
  • Yak-1等のソ連製の新世代戦闘機は全て液冷エンジンを搭載していたが、これは当局の方針という訳では無く、たまたま開発時のエンジン事情による物であった。しかし1941年夏になると優秀な空冷エンジン供給の目途がたったので、全ての新型戦闘機に空冷エンジンを搭載した改造型の製作が命令され、LaGG-3にも改造が指示された。勿論エンジン...
    5 KB (717 words) - 03:34, 15 December 2024
  • 当初案では、エンジンの換装・強化のほか、胴体後部に銃手席および銃塔を設けるというものであり、基本スタイルこそP-38を踏襲するものの、胴体部の変更、エンジンナセルの拡大、主翼も拡大されるなど大幅な変更が図られていた。エンジンは当初、液冷エンジン搭載を検討したが、実用化に問題が生じ、空冷のライト...
    4 KB (550 words) - 12:47, 8 December 2022
  • 量産されているB-17の搭載するR-1820空冷エンジンが不足した場合に備え、代用エンジンとしてV-1710-89液冷エンジンに換装する試作改造がB-17量産を担当していたベガ社で行なわれ、B-17E一機が改造された。 機体は1943年5月19日初飛行し、テストが進められたが、同年6月16日の9回目のテスト飛行で第3エンジン...
    3 KB (330 words) - 12:13, 27 February 2024
  • 部車種に採用されたのみ)、パソコンのCPUの冷却装置、エアコンの室外機などが空冷である。業務用では一部航空機用のレシプロエンジンや、更に大規模なものでは内陸部に建設された原子力発電所の原子炉や冷却塔などといった施設が空冷を採用しているケースもある。 空冷エンジン ヒートシンク 水冷 液冷 表示 編集...
    2 KB (302 words) - 15:51, 20 July 2021
  • 神風・ハ21)。30番台は複列星型14気筒(金星・ハ30)。40番台は複列星型18気筒(誉・ハ45)。60番台は液冷12気筒(アツタ・ハ60)などを表す 内燃機関 - 航空用エンジン - レシプロエンジン - ジェットエンジン - ロケットエンジン 航空機 - プロペラ機 - ジェット機 表示 編集...
    34 KB (2,463 words) - 21:00, 18 September 2023
  • すでに戦争は末期となっていたため生産数は少数にとどまり、戦局には寄与しなかった。 クルト・タンク設計による空冷エンジン搭載の戦闘機Fw190は当初、ドイツ空軍の主力戦闘機であった液冷エンジン搭載のBf109の補助という位置づけで開発されたものであった。(初飛行は1939年6月1日、実戦デビューが1...
    38 KB (5,943 words) - 11:52, 11 September 2024