• 酸化リチウム(さんかリチウム、lithium oxide)は組成式Li2Oで表されるリチウム酸化物である。 金属リチウムを空気中および酸素中で燃焼させると生成する。他のアルカリ金属と異なり酸素との直接反応では過酸化リチウムLi2O2および超酸化リチウムLiO2は生成しない。 4 Li   + O...
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  • ウムと類似する(ただし、リチウムはアルカリ土類金属ではない)。乾いた空気中ではほとんど変化しないが、水分があると常温でも窒素と反応して窒化リチウム(Li3N)を生ずる。また、熱すると燃焼して酸化リチウム(Li2O)になる。このため、金属リチウム...
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  • 酸化物、負極に炭素材料、電解質に有機溶媒などの非水電解質を用いる。単にリチウムイオン電池、リチウムイオンバッテリー、Li-ion電池、LIB、LiBとも言う。リチウムイオン二次電池という命名はソニー・エナジー・テックの戸澤奎三郎による。 なお、似た名前の電池には以下のようなものがある。 リチウム...
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  • Creekの海底の炭酸塩帯水層にある。このようにリチウムの同位体構成比は源によって大きく違う。 リチウム7は、液体フッ素原子炉のフッ化リチウム溶媒として用いられている。 また、リチウム7の水酸化物は加圧水型原子炉の冷却液のアルカリ化に用いられている。 リチウム7は中性子を吸収してトリチウムとヘリウム4と中性子を生成する。この反応は吸熱反応である。...
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  • 酸化リチウム(すいさんかリチウム、英: lithium hydroxide)は化学式が LiOH と表されるリチウムの水酸化物である。無水物は吸湿性の白色固体である。水に可溶性で、水溶液は強アルカリ性を示し腐食性を持つ。エタノールにわずかに溶ける。水和物及び無水物の形で市販されている。 純粋な酸化リチウム...
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  • 水素化リチウム(すいそかリチウム、lithium hydride)とは、組成式LiHで表されるリチウムと水素から成る無機化合物である。 水素雰囲気下で金属リチウムを赤熱することによって得られる無色の立方晶系イオン結晶でLi+とH-からなる塩化ナトリウム型構造をとり、Li−H間距離は2...
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  • ニオブ酸リチウム(ニオブさんリチウム、英: lithium niobate)は、ニオブとリチウムと酸素の化合物。化学式は LiNbO3。リチウムナイオベート、酸化ニオブリチウム (英: lithium niobe oxide) とも呼ばれる。 酸化リチウム Li2O と酸化ニオブ Nb2O5 を 1:1...
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  • 2NaCl}}} こうして得られた炭酸リチウムはそのまま、もしくは更に他の化合物に加工されて利用される。例えば水酸化リチウムは水と混ぜてスラリー状にした炭酸リチウムに水酸化カルシウムを加え複分解反応によって水酸化リチウム溶液と炭酸カルシウムの沈殿物とし、そこから炭酸カルシウムを濾別した後に溶液を蒸発させて製造される。...
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  • コバルト酸リチウム (コバルトさんリチウム) は二酸化リチウムコバルト (にさんかリチウムコバルト) または酸化リチウムコバルト(III) (さんかリチウムコバルト さん、英: lithium cobalt(III) oxide) の慣用名であり、組成式 LiCoO2 で表わされる化合物である。 リチウム...
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  • マートフォンなどではリサイクルのシステムが課題となる。 正極から発生する水酸化リチウムは水溶液中で非常に強い塩基性を示し、固定電解質を腐食してしまう。水溶液中に酢酸リチウムを混ぜることである程度の緩和は可能だが、水酸化リチウムは空気電池という性質上その溶解度を遥かに超える量が生成されるため根本的な解...
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  • 酸化リチウム(かさんかリチウム、英: Lithium peroxide)はリチウムの過酸化物で、化学式Li2O2で表される無機化合物。 195℃で分解し、酸素を放出して酸化リチウムとなる。 2 Li 2 O 2 ⟶ 2 Li 2 O + O 2 {\displaystyle {\ce {2Li2O2...
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  • リチウム・ナトリウム・カリウム・ルビジウム・セシウム・フランシウムが属する。周期表の一番左側に位置する元素群で、価電子は最外殻のs軌道にある電子である。s軌道は1電子のみが占有する。 水素を除いた第1族元素はアルカリ金属と総称されており、常温で水と激しく反応する金属で、その水酸化...
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  • 化リチウム (LiCl) をろ過で除去する。 固体はリチウムイオン (Li+) と水素化アルミニウムイオン (AlH4−) からなるイオン結晶で、単斜晶系に属する。AlH4− は四面体型構造で、結晶中の Al−H 平均結合距離は 1.55 Åである[2][3]。 LAH と水素化ナトリウムは THF...
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  • リチウム電池(リチウムでんち)は、負極に金属リチウムを使った化学電池である。 リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池は、負極にリチウムイオンを吸蔵する炭素等を使った二次電池であるため、リチウム電池とは区別される。もっとも普及しているコイン型リチウム(CR系)一次電池は正極に二酸化...
    14 KB (1,993 words) - 11:21, 2 July 2024
  • 化リチウム(しゅうかリチウム、英: Lithium bromide)は、リチウムの臭化物で、化学式LiBrで表される。 炭酸リチウムあるいは水酸化リチウムと臭化水素酸を反応させると水溶液が得られる。 Li 2 CO 3   + 2 HBr ⟶ 2 LiBr   + CO 2   + H 2 O {\displaystyle...
    3 KB (277 words) - 17:22, 13 March 2021
  • ウムは過酸化物や超酸化物を形成する) しかし、以下のような点では性質が異なっている。 リチウムは常温で水と激しく反応して水素を発生するが、マグネシウムは常温で水と反応しない 水酸化リチウムは水に易溶であるが、水酸化マグネシウムは水に難溶である。 このような性質はリチウムとマグネシウム...
    42 KB (5,158 words) - 02:19, 25 June 2024
  • リチウムを含む有機リチウム化合物全体の、世界での年間生産量及び消費量は約1,800トンと見積もられている。 ブチルリチウム及びその溶液は発火性を持つため、空気へ晒さないよう注意しなければならない。水と激しく反応してブタンと水酸化リチウムを与える。 C 4 H 9 Li...
    13 KB (1,626 words) - 13:39, 3 March 2024
  • Li+イオンは弱いルイス酸として作用する。例えば1モルの塩化リチウムは4モルまでのアンモニアと結合する。 最も単純には水酸化リチウムまたは炭酸リチウムと塩酸から合成できる。また、金属リチウムと塩素、または湿気を含まない塩化水素ガスとの発熱反応によっても生成する。無水の塩化リチウム...
    4 KB (401 words) - 14:20, 13 March 2021
  • タンタル酸リチウム(タンタルさんリチウム、LiTaO3)は、非線形光学材料、圧電素子、焦電素子としての特性を持ち、電子工学・核融合など種々の分野で利用される物質である。 酸化タンタルリチウムとも呼ばれ、酸化リチウム Li2O と酸化タンタル Ta2O5 を要素とし 1:1 の組成で構成される複酸化...
    4 KB (419 words) - 09:55, 8 October 2016
  • 化リチウム(ちっかリチウム、lithium nitride)はリチウムの窒化物である。化学式は Li3N、CAS登録番号は [26134-62-3]。式量 34.82、融点 845 ℃、比重 1.28 (20 ℃) の暗赤色六方晶。 アルカリ金属の中ではリチウムだけが単体窒素と加熱時に反応する。...
    3 KB (174 words) - 10:47, 10 May 2020
  • チタン酸リチウム(チタンさんリチウム、lithium titanate、正確にはメタチタン酸リチウム lithium metatitanate)は、リチウムとチタンを含む化合物の一つ。室温では灰白色の粉末としてみられ、化学式Li2TiO3で表わされる。 高速充電が可能なチタン酸リチウム...
    10 KB (1,162 words) - 08:23, 16 April 2024
  • ヨウ化リチウム(Lithium iodide)は、リチウムとヨウ素の化合物である。空気にさらすとヨウ化物からヨウ素に酸化されるため黄色くなる。 高温バッテリーの電解質に使われる。また、例えば心臓ペースメーカーに使われるような長寿命バッテリーにとっては必要不可欠な物質でもある。固体は中性子検出のリン光体に使われる...
    2 KB (133 words) - 20:13, 18 March 2021
  • 酸化リチウムでは130 pm、過酸化バリウムでは 147 pm と長くなっている。さらに、過酸化物イオンは反磁性である。 アルカリ金属とカルシウム、ストロンチウム、バリウムの過酸化物はイオン性であるが、マグネシウムのような陽性金属とランタノイドおよびウランの過酸化...
    3 KB (447 words) - 07:36, 18 August 2022
  • リチウムイミドLi2NHに変化する。有機溶媒への溶解性は低いが、液体アンモニアには可溶である。水と接触して水酸化リチウムとアンモニアを生成する。アミンのアルキル化、カルバニオン生成試薬、パラジウム触媒によるアミノ化などに利用されている。水素化リチウムリチウムイミドはどちらも水素貯蔵材料として期待されている。...
    2 KB (172 words) - 23:23, 2 August 2022
  • 酸化アルミニウム(さんかアルミニウム、英: aluminium oxide)は、化学式がAl2O3で表されるアルミニウムの両性酸化物である。通称はアルミナ(α-アルミナ)、礬土(ばんど)。天然にはコランダム、ルビー、サファイアとして産出する。おもに金属アルミニウム...
    12 KB (1,122 words) - 11:25, 3 December 2023
  • LiF は「フッ化リチウム」となり、Ba2+ と O2− で構成される BaO は「酸化バリウム」となる。 このタイプの化合物に含まれるカチオンは、遷移金属、カドミウム、あるいは水銀のカチオンである。これらのカチオンは数種類の電荷をとることができるため、元素名の後ろにローマ数字で酸化数を付加する必要がある。例えば、Cu2+...
    5 KB (658 words) - 10:26, 5 June 2021
  • 四ホウ酸リチウム(しホウさんリチウム、lithium tetraborate)は、ホウ酸のリチウム塩である。水によく溶ける白色の固体であり、発生毒性や眼に対する腐食性を持つ。水酸化リチウムもしくは炭酸リチウムとホウ酸の反応によって製造され、グリースや光学材料、線量計などに用いられる。 四ホウ酸リチウムは密度2...
    15 KB (1,913 words) - 14:47, 6 February 2024
  • 化リチウム(りゅうかリチウム、英Lithium sulfide)はリチウムの硫化物で、化学式Li2Sあるいは(Li+)2S2–で表される無機化合物。蛍石のような結晶構造で、潮解性のある粉末。卵の腐ったような独特の臭気がある 。 リチウムイオン二次電池や全固体電池などの電解質・正極材に使用される。...
    4 KB (326 words) - 07:23, 23 April 2024
  • 硝酸リチウム(しょうさんリチウム、lithium nitrate)は組成式LiNO3で表されるリチウムの硝酸塩である。 日本の法令では、消防法で危険物第1類(硝酸塩類)に指定される。 炭酸リチウムを希硝酸に溶解し、水溶液を濃縮すると3水和物が得られる。 Li 2 CO 3   + 2 HNO 3 ⟶...
    3 KB (293 words) - 15:51, 31 May 2020
  • シアン化リチウム(Lithium cyanide)は、化学式LiCNの無機化合物である。毒性があり、白色で、吸湿性を持ち、水に可溶の塩である。用途は、ニッチなものに限られる。 シアン化リチウムは、水酸化リチウムとシアン化水素の反応により作られる。研究室スケールでは、シアン化水素の代わりにアセトンシアノヒドリンが用いられる。...
    5 KB (298 words) - 13:52, 6 July 2021
  • ウムの潮解によって流路を塞いでしまう問題によってそこまで反応させることは難しく、ソユーズの酸素発生器やしんかい2000向けに開発された生命維持装置では水酸化リチウムによる追加の二酸化炭素吸収を行う。水酸化リチウム、超酸化カリウムに供給する流量をそれぞれ調整することで酸素濃度、二酸化炭素濃度を個別に制御できる。...
    6 KB (578 words) - 21:54, 2 December 2023