• ぜんまいばね(薇発条)は、弾性の高い素材を渦巻状に巻いた機械要素で、巻かれた渦巻きが、元に戻ろうとする力を機械装置の動力源として利用するばねの一種。山菜のゼンマイの新芽に形が似ていることからこの名がついた。渦巻き状であり渦巻ばねとも言われる。ばねを省略し、単にぜんまいと呼ぶこともある。...
    7 KB (920 words) - 11:36, 7 March 2024
  • 鉄道車両の懸架装置は、枕ばねと軸ばねという2種類のばねから構成されている。枕ばねは車体と台車の間に存在するばねで、空気ばねが主に使われている。空気ばねを使用することで、柔らかいばね定数を得ながらも車体の高さを維持することができている。軸ばねは台車と輪軸の間に存在するばねで、コイルばねが主に使われている。...
    129 KB (18,511 words) - 03:51, 29 September 2024
  • ぜんまいハンドルと、悪人を改心させる必笑だんご剣を与えられ、ぜんまいざむらいとしてからくり大江戸に復活する。ぜんまいばねがほどけ切ってしまうと再び死んでしまうが、善いことをするとばねが巻かれてしばらくの猶予を得る。大福の神の「108の良い事をすると人間に戻れる」との言葉に従い、ぜんまいざむらいは善行を積む。...
    67 KB (11,464 words) - 07:56, 23 October 2024
  • ゼンマイ (redirect from ぜんまい)
    方に前述の混合糸を使って布を織る。ゼンマイの布は保温性や防水性に富み、また防虫・防カビ効果もある。 ただ2022年現在では織り手がほとんどおらず、ぜんまい織りの布を入手するのは困難であると思われる。 ゼンマイの綿毛を綿として使うゼンマイの綿。手まりや布団に使われる。...
    19 KB (2,379 words) - 22:35, 27 August 2024
  • 安定した射撃をサポートした。対空用及び艦艇搭載用に、単脚架や三脚架も存在する。 後退したボルトを前進させるばねには一般的な圧縮コイルばねではなく、ぜんまいばねが用いられている。このぜんまいばねは引き金の前方にある半円形の突出部に内蔵され、歯車を介してボルトに力を伝えている。...
    16 KB (2,197 words) - 18:01, 25 December 2023
  • 20世紀後半から普及し、それまでのぜんまいばねを使用した手巻時計や自動巻時計に代わって、現在最も一般的な時計となっている。ぜんまいばねに代わる駆動としてステップモーターを使用しており、電池が内蔵されている。 従来のぜんまいばね式時計のデザインを踏襲したアナログ時計のほか、液晶やL...
    12 KB (1,509 words) - 06:56, 14 October 2024
  • チョロQ(チョロキュー)は、タカラトミー(旧・タカラ)製のミニカーの一種。3 - 4cm四方程度の大きさで、主にぜんまいばねで駆動する。名前の由来はチョロチョロ走るキュート(綴りは cute だが、語調 ([kjuːt]) からQに引っ掛け)な車から来ている。...
    38 KB (6,080 words) - 11:37, 27 October 2024
  • 塔エリザベスタワー、通称ビッグ・ベンも、特殊な脱進機を採用しているが、仕組みとしては振り子時計である。(振り子の長さ3.9m、重さ300kg) ぜんまいばねや錘の下降(後に電動も)などを動力源とし、振り子の等時性によって調速される脱進機によって制御され、時を刻む。振り子時計の脱進機は振り子の等時性に...
    7 KB (1,128 words) - 22:04, 12 August 2024
  • ツや部材とも呼ばれる。類義語はコンポーネント(component)、エレメント、ユニットなど。 機械の部品 →「機械要素」を参照 ねじ - ばね - ぜんまい - 歯車 - カム - チェーン - ナット 電気製品の部品 →「電子部品」を参照 抵抗器 - ダイオード - 真空管 - トランジスタ -...
    1 KB (157 words) - 01:03, 12 October 2023
  • ーなどは常に一定の力で駆動されるよう工夫された。 機械式の置き時計、腕時計や懐中時計などで用いられている脱進機は、テンプと呼ばれる錘とひげぜんまいと呼ばれるばねを組み合わせて振り子の代わりとしている他は振り子時計とほぼ同様のものを備える。 現代の主流はクォーツ時計であり、上記の機械式調速機は正確さ...
    8 KB (1,373 words) - 05:05, 4 August 2024
  • ら1986年(昭和61年)下半期に販売されていた動力ユニット内蔵のブロック玩具である。 ブロック玩具の一種だが、電動機またはプルバックモーター(ぜんまいばね)を内蔵したユニットを中心としてブロックを組み上げることで、完成品がタイヤで自走できるという特徴があった。当時のトミーの玩具担当者によれば、当時...
    6 KB (829 words) - 23:21, 7 September 2023
  • アルコール(着色灯油)温度計を組み込んで価格を下げた製品を発売しているメーカーもある。 通風機は電動機駆動のものとぜんまいばね式のものとがある。一定の通風速度が必要なので、電池・ぜんまいの切れに注意が必要である。国産品では通風速度3 - 5 m/s程度のものが多い。...
    9 KB (1,505 words) - 06:21, 24 May 2022
  • gun) が開発されたものの、多弾数を追求した結果かさばって操作性が悪く、普及しなかったことから、現代では6発装填としたものがほとんどである。なお弾倉の回転は、手動式のほか、ぜんまいばねを利用するものもある。 主な機種 元折れ式 M79 グレネードランチャー(アメリカ軍) H&K HK69(ドイツ連邦軍) ブリュッガー&トーメ GL-06(スイス軍)...
    15 KB (1,986 words) - 04:05, 6 October 2024
  • プルバック式(Pull back式)とはぜんまいばねなどを使った駆動装置の一つ。単に「プルバック」とも呼ばれる。 ゼンマイで駆動する玩具の中でも、車輪で走るタイプのものに比較的多く使われている駆動装置で、後ろに引っ張って手を離すという簡単な操作で遊べることから、幼児・児童向けの玩具に用いられている。...
    2 KB (283 words) - 09:08, 9 January 2022
  • 機材を投入したが、解析に時間がかかり、愛・地球博の開催日までに動力の発条(ぜんまいばね)に使われている分厚い真鍮板を調達できなかった事などを理由に展示されたレプリカは完璧な復元には至らなかった(開催中はステンレス製のぜんまいが代用された)が、後に原品どおりの材料でレプリカが完成した(レプリカは令和...
    14 KB (1,879 words) - 12:11, 9 July 2024
  • 特許を取得しようとしたと記している。その過程でコイルばねぜんまいばね)を使った懐中時計を発明している。しかし特許は取得せず、発明をそのままにしておいたことで大きな富を得る機会を逃してしまった。そのことでフックは発明について用心深くなった。ぜんまい時計についてはホイヘンスが1675年2月の Journal...
    57 KB (8,124 words) - 19:55, 25 October 2024
  • 17世紀、ガリレオにはじまる物理学者らよる観測の結果、等時性が発見され時計に使用されるようになった。 同じように等時性を示す装置として、ばね振り子やねじれ振り子などがある。 振り子は、重りが左右いずれかの位置にあるとき位置エネルギーを持つ。重力により下に引かれると加速し運動エネルギーとな...
    13 KB (2,241 words) - 05:33, 26 October 2024
  • キッチンタイマー 調理時間の目安とするためのタイマーである。設定時間が経過した後にブザーが鳴る。電子回路を用いたデジタル式の製品が普及しているが、ぜんまいばねを応用した、簡単なダイヤル操作だけで使用できるアナログ式の製品も使われている。デジタル式はカウントアップによる簡易ストップウォッチになる物が多い...
    11 KB (1,279 words) - 06:12, 25 November 2023
  • セルフタイマーは、タイマーとシャッターを切る信号を伝達する部分からできている。 タイマー制御については、構造上、ぜんまいばねによって制御する機械式と電子回路によって制御される電子式に大別される。どちらも、待ち時間の設定ができることも、できないこともある。時間は10秒前...
    3 KB (460 words) - 06:49, 2 January 2023
  • る程度が普通であるが、半分の幅で2段重ねにした製品もある。 電源スイッチはぜんまいばねを用いた簡易なタイマーを兼ねている製品が多く、一部機種は火力切り替え機能も搭載している。上級モデルなどは電子コントロールを備えていてぜんまい式タイマーもより正確である。なお庫内が高温になって調理物が焦げたり燃え出す...
    7 KB (1,010 words) - 10:21, 9 October 2023
  • 平成19年(2007年) - 機械遺産(22番)に認定。 ぜんまいばねには厚さ2ミリメートル、長さ4メートルの真鍮を使い、このぜんまいを2機装備、一度巻けば一年動くという機械式時計としては驚異的な持続時間を実現している。六角柱様の本体の各面に7つの機能が配置され、それらが底部のぜんまい動力によって連動して動作する。 天象儀...
    8 KB (1,096 words) - 13:42, 29 October 2024
  • Ei )と呼ばれた。 多くの文献で誤って「1500年頃に時計に使用できるゼンマイを発明した」など時計用ぜんまいばねの発明者とされているが、15世紀の前半に製作されたぜんまいばね使用の時計が2つ現存している 。 Jürgen Abeler: In Sachen Peter Henlein....
    3 KB (356 words) - 17:37, 13 January 2024
  • ハウスを購入しているが、これも文化財としての側面を重視した決定だった。16世紀は、ドイツのニュールンベルクで錫製兵隊人形の大量生産が始まり、またぜんまいばねを用いた初期のおもちゃが開発されるなど、玩具が普及を迎えた時代でもあった。クリスマスのときにツリーに吊るしたりする習慣や、サンタクロースから贈られるという寓話もこの頃に生まれた。...
    61 KB (8,283 words) - 03:56, 5 July 2024
  • の調速機、計った時を外部に伝える部分の3つの要素がある。動力としては、錘を引く重力がもっとも古くから存在したが、その後、近世に実用化された鋼製のぜんまいばね(ゼンマイ)が時計に適した蓄力装置として20世紀後期まで広く用いられた。また20世紀以降は電気が用いられ、動力のみならず調速のエネルギーとしても...
    60 KB (8,109 words) - 13:38, 15 December 2024
  • 一般に、歴史上のある時代を舞台とする場合、このカテゴリに含まれる。主に、産業革命が既に始まっているが電力がまだ広く普及しておらず、蒸気機関やぜんまいばねなどを駆動力とするガジェットが多く見られる。最もよくある時代設定はヴィクトリア朝とエドワード朝だが、産業革命の始まったころまで「ヴィクトリアン・スチームパンク」に含むこともある。...
    56 KB (6,413 words) - 05:51, 16 July 2024
  • 自動巻腕時計の多くは竜頭を用いてぜんまいを手巻きすることもできるが、構造を簡素化する目的で自動巻専用としたものもある。自動巻は装着されている間ぜんまいの力が適度な程度に蓄えられ、手巻き式に比べて精度が高くなる傾向がある。身に付けていない場合にはワインディングマシーンにセットしておくことでぜんまい...
    87 KB (12,694 words) - 05:58, 1 January 2025
  • ながるため、なびく方向で使用するのが原則である。車両の速度が向上するにつれ、架線を外れたトロリーポールが架線や吊架線を切断する事故も増えたため、ぜんまいばねの働きで引き紐を巻き取り、トロリーポールの跳ね上がりを防ぐレトリバー(レトリーバー、トロリーキャッチャー)が考案された。...
    96 KB (15,446 words) - 13:33, 26 December 2024
  • 穴を開けながら締結するもので、タッピングネジ、木ねじ(もくねじ)と呼ばれるものがある。 これらの他にも、ぜんまいぜんまいを巻く装置もねじと呼ばれる。言葉の比喩として「ねじを巻く」とは、ぜんまいに動力を与えるところから、誰かを、何かを『追い込む』の意味として使われる。...
    126 KB (20,667 words) - 05:48, 30 October 2024
  • するために、倍率を上げる工夫もなされている。 水平方向の揺れに対しては同じ仕組みの地震計を南北と東西方向に配置して検知する。上下動の揺れは錘をばねで吊り、ばねの伸び縮みを利用して検知する。 3成分を同時に測定できる地震計の内部。この地震計のように、外形は円筒形のものが多い。...
    30 KB (4,572 words) - 11:33, 15 December 2024
  • テレビを本当のテレビにしたENG(NHKアーカイブスカタログ―テレビ番組放送記録+番組小史 1953~2008) ^ 16ミリカメラは動力にぜんまいばねを使っていたため、モーターを駆動するような大きく重い電池も不要であった。 ^ NHK放送文化研究所「放送史料探訪 『湯浅正次関係資料』」 ^ “Sony...
    11 KB (1,667 words) - 08:57, 2 March 2024
  • のエネルギーを使用しており、一部の時計は重力で落下する重りを持っている。その他のポテンシャルエネルギーの形態には、圧縮ガス(空気圧モーター)、ばねぜんまい仕掛け)、ゴムバンドがある。 大型カタパルト、トレビュシェット、(ある程度は)破城槌を含む歴史的な軍事用攻城兵器(siege...
    40 KB (5,670 words) - 16:50, 21 April 2023