オリゴ糖(オリゴとう、oligosaccharide)は、単糖がグリコシド結合によって数個結合した糖類のオリゴマーで、分子量としては300 - 3000程度である。 オリゴはギリシア語(ὀλίγος / ラテン文字転写olígos / カタカナ読み「オリゴス」)で少ないを意味する語であることから、少...
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単糖2分子がグリコシド結合により1分子となったものを二糖といい、単糖3分子が結合したものを三糖、同様に4分子のものを四糖という。単糖2分子 - 20分子程度が結合したものをオリゴ糖という。 多数の単糖がグリコシド結合により重合したものを多糖という。 糖のヒドロキシ基を水素に置換したものをデオキシ糖...
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糖 – アルデヒド基またはケトン基を持つ多価アルコール(カルボニル基を持つ多価アルコール) 単糖(類) 少糖(類) – 単糖が2個〜10個程度が縮合したもの。オリゴ糖(類)ともいう。単糖の結合した数により、特に二糖、三糖などという場合もある。 多糖(類) – 単糖がオリゴ糖...
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三糖(さんとう、trisaccharide)は、3分子の単糖が2つのグリコシド結合で繋がったオリゴ糖である。二糖と同様、グリコシド結合は単糖のどのヒドロキシル基とも形成できる。三糖を構成する単糖がすべて同じで位置化学と立体化学が異なる三糖は、化学的・物理的性質が異なるジアステレオマーである。 単糖 二糖...
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四糖(よんとう、tetrasaccharide)は、加水分解によって4分子の単糖が生成する炭水化物である。例えば、スタキオースは加水分解するとグルコースとフルクトースと2分子のガラクトースが生成する。四糖の一般分子式はC24H42O21である。 単糖 二糖 三糖 オリゴ糖 多糖 Tetrasaccharide...
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糖鎖(とうさ、英語: glycan)とは、各種の糖がグリコシド結合によって、鎖のようにつながりあった一群の化合物を指す。結合した糖の数は2つから数万まで様々であり、10個程度までのものをオリゴ糖とも呼ぶ。多数のα-グルコース分子からが直線上に結合したアミロースやセルロースは最も単純な糖鎖といえる。...
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スタキオース (category オリゴ糖)
スタキオース (stachyose) は天然に存在する非還元性のオリゴ糖で、2分子のガラクトース、1分子のフルクトースとグルコースが連なった四糖の一つである。 大豆に 3-4% 含まれ、大豆オリゴ糖の主成分の一つである。ビフィズス菌増殖作用があるほか、納豆菌にも有効に働き、スタキオースが多い大豆は...
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オリゴマーに対してポリマーは非常に多数(数100個以上)のモノマーが結合した状態のことをいう。しかし、それほど明確な境界線を持つわけではなく、主観的な側面もある。また、テロマーと呼ばれることもある。オリゴ糖は糖類のオリゴマーのことを指す。 生化学分野では一般に2つの意味で使われる。...
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N-結合型グリコシル化 (section 前駆体オリゴ糖の合成)
N-結合型グリコシル化(Nけつごうがたグリコシルか、英: N-linked glycosylation)とは、オリゴ糖(いくつかの糖分子からなる炭水化物。糖鎖やグリカンと呼ばれることもある)をタンパク質のアスパラギン(Asn)側鎖のアミドの窒素原子に付加することであり、N-グリコシル化(N-gly...
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たライスミルク(GEN-MY)は、酵素糖化製法を用いて、米の澱粉部分を酵素で分解しオリゴ糖にしており、油も塩も使用しない。2015年5月に発売された玄米ライスミルク(キッコーマン)も糖化製法で作られているが、オリゴ糖に分解はしていない。こちらも油も塩も使用していない。また、旭酒造の獺祭ライスミルク...
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アカルボース (category オリゴ糖)
ミラーゼを阻害する。α-アミラーゼは小腸内腔でデンプンをオリゴ糖にまで分解し、さらに小腸の刷子縁細胞に結合するα-グルコシダーゼがオリゴ糖、三糖、二糖をグルコース等の単糖に分解する。これらの機構を阻害すると、炭水化物の消化率が落ち、グルコースの体内への吸収量が減る。糖尿病患者に対して、この薬物治療法...
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サイクロデキストリンの生産を開始。 1990年(平成2年)11月 乳果オリゴ糖の生産を開始。 1992年(平成4年)3月 乳果オリゴ糖の市販用製品販売開始。 1993年(平成5年)10月 大新製糖株式会社を吸収合併。 1995年(平成7年)10月 乳果オリゴ糖「オリゴのおかげ」厚生省「特定保健用食品」標示許可取得。 1997年(平成9年)5月...
13 KB (1,713 words) - 05:27, 13 October 2022
4-結合を不規則に切断し、多糖ないしマルトース、オリゴ糖を生み出す酵素である。 β-アミラーゼは別名を1,4-α-D-グルカングルカノマルトヒドロラーゼ、グリコゲナーゼあるいはサッカロゲンアミラーゼといい、デンプンやグリコーゲンをマルトース(麦芽糖)に分解する。植物や微生物ではよく見られるが、動物からは見つかっていない。糖鎖の非還元末端から二つ目のα-1...
10 KB (1,111 words) - 15:07, 9 June 2024
オリゴ糖により善玉菌を増加させ、食物繊維も多く含み、便を軟化させる栄養素(食物繊維)を持つため、便秘改善に役立つ。また、粉にすることで消化が良くなり、大豆の栄養素を効率的に摂取できる。他にもカルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラルも多く含まれている。前述のオリゴ糖...
6 KB (678 words) - 03:21, 16 July 2024
二糖(にとう、disaccharide)とは、糖類の最小構成単位である単糖2分子が脱水縮合し、グリコシド結合を形成して1分子となった糖のことである。砂糖の主成分であるスクロースは二糖の一種である。 二糖は炭水化物のグループの一つで、少糖ともいわれるオリゴ糖 (oligosaccharide) の一種ともされる。...
10 KB (758 words) - 13:12, 13 March 2021
糖の長い鎖のユニークなオリゴ糖が含まれていることも知られている。これまで140種類が同定されており、実際には約200種類あると推定されている。これらの糖は、自然界の他の場所では見つかっておらず、血液型によって生産するものが異なる。しかし、幼児はオリゴ糖...
36 KB (4,406 words) - 07:06, 2 July 2024
ラフィノース (category オリゴ糖)
は、天然に存在するオリゴ糖の1種である。主にビートから抽出して精製されるが、キャベツ、ブロッコリー、アスパラガスなど植物に広く含まれている。 ラフィノースの構造は、フルクトース、ガラクトース、グルコース分子が1つずつグリコシド結合によって連なったものである。つまり、三糖に分類される糖...
3 KB (151 words) - 09:12, 30 October 2021
イヌリン (category オリゴ糖)
イヌリン類のうち最も単純なものは1-ケストース(1-kestose)であり、これは2つの果糖と1つのブドウ糖からなる。 加水分解によってオリゴ糖を生ずる。 イヌリンは糸球体において完全に濾過され、腎尿細管によって分泌されることも再吸収されることもないため、重要な腎機能(特に糸球体濾過量)の...
12 KB (1,720 words) - 04:38, 8 October 2023
タンパク質は、異なる部分で両方の型のグリコシル化ができる。糖鎖が高マンノース型糖鎖か複合型糖鎖かどうかは、ゴルジ体の糖タンパク質に影響を受けやすいためそれに依存すると考えられている。 オリゴ糖鎖は、オリゴ糖トランスフェラーゼ(OST , EC 2.4.1...
12 KB (1,769 words) - 09:13, 2 March 2024
成されるキチンは存在しないと考えられる。 よって、キチンを化学的または酵素的に分解するとN-アセチルグルコサミンとグルコサミンを含む多様な二糖、三糖やオリゴ糖が生成する。 分子式は(C8H13NO5)n、CAS登録番号は[1398-61-4]である。 工業的には主に水産物として漁獲されるカニ類など...
5 KB (697 words) - 15:54, 28 February 2023
セロビオース (category 二糖)
セロビオース(D-Cellobiose)は、グルコース2分子がβ1、4結合でつながった二糖で、化学式はC12H22O11。セルロースをセルラーゼで分解すると生じる。CAS登録番号は528-50-7。 水に溶けにくい結晶性粉末で、わずかに甘みを呈する。オリゴ糖の一種であり、整腸作用を有する。...
2 KB (171 words) - 01:19, 27 May 2022
し、骨抜き処理を行い、フレーク状にし、缶に封入、加熱殺菌する。原料には魚肉だけではなく、若鶏のササミやレバー、野菜等も用いられることがある。さらにオリゴ糖、DHA・EPAといった不飽和脂肪酸等を添加することもある。 猫缶には一般食に分類されるものと、総合栄養食に分類されるものがある。前者を与える場合...
2 KB (269 words) - 07:12, 23 March 2024
ガラクト脂質(Galactolipid):糖がガラクトースであるもの スルホ脂質(Sulfolipid) スフィンゴ糖脂質(Glycosphingolipid):長鎖脂肪酸と糖がスフィンゴシンで結合されたもの セレブロシド(Cerebroside):糖が単糖であるもの ガラクトセレブロシド(Galactocerebroside):糖がガラクトースであるセレブロシド...
3 KB (424 words) - 12:17, 20 August 2021
シクロデキストリン (category オリゴ糖)
4グリコシド結合によって結合し環状構造をとった環状オリゴ糖の一種である。CDと略されることもある。 1891年にヴィリエ (A. Villiers) によって発見された。1903年にこの物質がシャルディンガー (F. Schardinger) によって環状オリゴ糖であることが判明した。これにちなんでシャルディンガーデキストリンともいう。...
6 KB (821 words) - 21:16, 29 August 2023
糖・オリゴ糖が含まれる。ケトン基を含む糖はケトース、アルデヒド基を含む糖はアルドースとして知られる。スクロースおよびトレハロースは溶液中でアルデヒド基およびケトン基を生じないため還元糖ではない。 例えばスクロースは非還元糖であるが、スクロースが加水分解した転化糖(上白糖、中白糖、異性化糖...
4 KB (484 words) - 02:18, 24 July 2024
と風味を醸し出す健康なお茶に仕上がっている。体内の糖の吸収を抑える効果が期待できる。 蕃爽麗茶・香ばし風味 - 特定保健用食品 体内の糖の吸収を抑える効果が期待できる。蕃爽麗茶よりも「飲みやすくした」お茶 グロビンONE - 特定保健用食品 オリゴ糖入り梅ドリンク - 特定保健用食品 きになる野菜 -...
49 KB (5,834 words) - 01:45, 31 March 2024
ラムノース (category デオキシ糖)
は、天然に存在するデオキシ糖の一種である。L-マンノースの 6位のヒドロキシ基が水素原子に置き換わった構造を持ち、メチルペントース、あるいはデオキシヘキソースに分類される。D体、L体のエナンチオマー、α体、β体のアノマーが知られ、天然には L体が見られる。ほとんどの糖について天然型が...
3 KB (220 words) - 01:01, 27 May 2022
糖分解酵素)の活性を特異的に阻害する。そのため、ショ糖(=砂糖)を含む食品とともに摂取した際、その吸収を抑え、血糖値の上昇を抑制する作用がある。加えて、このとき吸収されなかった砂糖は小腸及び大腸において腸内細菌によって代謝されるため、オリゴ糖...
4 KB (511 words) - 05:11, 8 August 2022
(2022年5月28日). 2022年5月28日閲覧。 ^ “ジョイマン、8年前“0人サイン会”のリベンジ成功 整理券完売の大盛況に「ありがとう、オリゴ糖!」”. オリコン (2022年5月28日). 2022年5月28日閲覧。 ^ “ジョイマン“0人サイン会”リベンジ成功 高木晋哉「うれしい~キョンシー」整理券100枚即配布終了”...
36 KB (4,782 words) - 01:54, 11 April 2024
ためである。さらに、サッカラーゼはスクロース以外にもラフィノースやスタキオース、フルクトオリゴ糖など、末端にフルクトフラノシド残基を含むオリゴ糖を基質とすることができる。なお、中にはフルクトフラノシド残基を他の糖に転移させる活性を有する酵素も存在する。 ^ NAID 110006453590 長倉三郎...
2 KB (279 words) - 16:57, 29 May 2019
キャラメルと生キャラメルの違い”. ニッポン放送. 2023年10月30日閲覧。 ^ a b 鹿島騰真、石渡明弘、藤田清貴、伏信進矢「カラメルに含まれるオリゴ糖を分解する酵素の同定と構造基盤」『生物物理』第62巻第3号、日本生物物理学会、2022年、184-186頁。 ^...
9 KB (1,006 words) - 05:05, 16 July 2024