• オーストロネシア祖語オーストロネシア語族の再建された祖語である。また下位祖語としてマレー・ポリネシア祖語(英語版)、オセアニア祖語(英語版)、ポリネシア祖語(英語版)が再建されている。 オーストロネシア祖語は現在の台湾諸語とフィリピン諸語と同じく多くの接辞や焦点が存在した。オーストロネシア...
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  • オーストロネシア語族(オーストロネシアごぞく)は、台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々、マダガスカルに広がる語族である。アウストロネシア語族とも。日本語では南島語族とも訳される。台湾諸語が言語学的にもっとも古い形を保っているとされる。 かつてはマレー・ポリネシア...
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  • 朝鮮祖語 オーストロネシア祖語 マレー・ポリネシア祖語 大洋州祖語 ポリネシア祖語 タイ・カダイ祖語 北タイ・カダイ祖語 カダイ祖語 カム・スイ祖語 南タイ・カダイ祖語 タイ祖語 リー祖語 チベット・ビルマ祖語 ロロ祖語 ミャオ・ヤオ祖語 オーストロアジア祖語 エスキモー・アレウト祖語 エスキモー祖語 アルゴンキン祖語...
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  • フィリピン語群 (category マレー・ポリネシア語派)
    在のフィリピン諸語の元になった言語によって消し去られたことを示唆する。フィリピン諸語は台湾諸語を除くとオーストロネシア語族の最古の言語であり、スンダ・スラウェシ諸語で失われた、オーストロネシア祖語のシュワーやd–rの音韻対応が保存されている。また文法的特徴として、動詞の接辞と「焦点」標識との呼応で格が表示される。...
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  • モン・ミエン語族(Hmong-Mien) Starosta(2005)は、下のような東アジア祖語の形態学的接辞を提案している。これらは、チベット・ビルマ祖語オーストロネシア祖語、およびニコバル諸語などの形態学的に保守的なオーストロアジア語族に見られる。 *m(V)- 'agent of V-ing' *-Vn...
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  • (2008) は、ノストラティック祖語は紀元前8,000年にレバントの新石器革命の開始と共に分化し、肥沃な三日月地帯を越えてコーカサス(カルトヴェリ祖語)、エジプトと紅海を超えてアフリカの角(アフロ・アジア祖語)、イラン高原(エラム・ドラヴィダ祖語)、中央アジア(ユーラシア祖語、その後紀元前5...
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  • マーシャル語 (category ミクロネシア諸語)
    Majõl(旧正書法))は、オーストロネシア語族のマレー・ポリネシア語派に属する言語である。主な話者はマーシャル諸島の人々である。国内の約44,000人が話し、国外にはナウルやアメリカ合衆国に約6,600人の話者が存在する。2つの方言があり、西側はラリック方言、東側はラタック方言である。 マーシャル語はオーストロネシア...
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  • ポリネシア諸語(ポリネシアしょご)は、ポリネシアで話されている、互いによく類似した一群の言語。アウストロネシア語族のマレー・ポリネシア語派大洋州諸語に属する。 サモア語、ツバル語、タヒチ語、ハワイ語、マオリ語、トンガ語など、太平洋中部から東部にかけての主要な言語の大半を含む。 マレー・ポリネシア...
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  • シナ・オーストロネシア語族(シナ・オーストロネシアごぞく、Sino-Austronesian)またはシナ・チベット・オーストロネシア語族(シナ・チベット・オーストロネシアごぞく、Sino-Tibetan-Austronesian)は、1990年にローラン・サガールによって提案された語族である。...
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  • (2002)はタイ・カダイ語族とモン・ミエン語族の関連性を論じた。加えて、オーストロネシア語族との関連性や、さらに古い祖先(東アジア祖語)についても論じた。 日本語族 Vovin (2014)は日本語族の原郷を中国南部に想定した。Vovinは、日本祖語が単音節のSVO構文であり、タイ・カダイ語と同様の孤立語であ...
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  • ーグのような大語族主義の言語学者も、アンダマン諸語を有効な語族として認めていない。それ以来、オンガン語族(大アンダマン語族はふくまない)は、オーストロネシア祖語と遠縁なのではないかと提唱されてきた。(Blevins 2007) オンガン語族は膠着語であり、豊富な接頭辞と接尾辞システムをもつ。主に身体...
    5 KB (596 words) - 05:07, 20 January 2022
  • ブリ語(ブリご、Buli)とはインドネシアのハルマヘラ島で用いられているオーストロネシア系言語の一つである。 ハルマヘラ島およびその周辺部にはブリ語を含めたオーストロネシア語が数種類存在する。Meillet & Cohen (1952) でインドネシア語派、Salzner...
    8 KB (781 words) - 18:24, 1 September 2018
  • 祖語の内的再構を行い、O. デンプウォルフによって再構されたオーストロネシア祖語と比較して音韻対応を設定するという、歴史・比較言語学の正統的な方法論に沿ったものである。 古代日本語における、基礎語彙を含む相当数の語彙(総計して約240語の語彙が比較されている)がオーストロネシア...
    11 KB (1,404 words) - 15:20, 1 October 2024
  • オーストロアジア諸語と表記される。 モン・クメール語派はまとまりをもたないとする説もある。 オーストロアジア語族全体に共通の特徴は少ない(共通基礎語彙に基づいてまとめられている)が、古くは接頭辞や接中辞が文法・派生機能を果たしたらしい。この点で類似しているオーストロネシア語族とともに、オーストリック大語族...
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  • チュルク語族、モンゴル語族、ツングース語族を同系とする「アルタイ語族」は古くは広く常識であったが、現在は別々の語族とするのが主流。 インド・ウラル語族 インド・ヨーロッパ語族とウラル語族を同系とする説。 オーストロ・タイ語族 オーストロネシア語族とクラ・ダイ語族を同系とする説。 シナ・オーストロネシア語族...
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  • チューク・ポナペ諸語 (category ミクロネシア諸語)
    チューク・ポナペ諸語には、他の中核ミクロネシア諸語とは異なる独特の特徴がある。その中でも、歴史的な音韻変化は最も顕著なものである。 チューク諸語・ポナペ諸語は、オセアニア祖語やミクロネシア祖語からの歴史的な音韻変化を共有している。その後、チューク諸語とポナペ諸語は互いに異なる音韻変化を遂げた。 1 /a/の前で/r/になる。 以下は数詞の対応表である。...
    6 KB (362 words) - 22:03, 3 March 2021
  • 日本語、特に弥生人の話した言語はオーストロアジア語族の言語であったとする説もある。ボビン (1998, 2014) は日本祖語オーストロネシア語族やタイ・カダイ語族とも接触したと推定している。日本祖語オーストロアジア語族の特徴である単音節、SVOの語順、そして孤立語と...
    54 KB (7,124 words) - 03:12, 23 December 2024
  • キリバス語 (category ミクロネシア諸語)
    ni kiribati)は、オーストロネシア語族マレー・ポリネシア語派大洋州諸語ミクロネシア諸語に属するVOS型言語である。主にギルバート諸島(キリバス)で話されるほか、フィジー、マーシャル諸島、ナウル、ソロモン諸島、ツバル、バヌアツといった周辺のミクロネシア、ポリネシア諸国でも話されている。...
    36 KB (3,457 words) - 11:30, 2 December 2023
  • (2008) は、ノストラティック祖語は紀元前8,000年にレバントの新石器革命の開始と共に分化し、肥沃な三日月地帯を越えてコーカサス(カルトヴェリ祖語)、エジプトと紅海を超えてアフリカの角(アフロ・アジア祖語)、イラン高原(エラム・ドラヴィダ祖語)、中央アジア(ユーラシア祖語、その後紀元前5...
    3 KB (211 words) - 05:03, 11 February 2024
  • タヒチ語 (category オーストロネシア語族で危機に瀕する言語)
    祖語は将来派生する言語群の初期段階となり、のちにはその祖語と同じ名を持つ下位集団を形成することになる。そのうち現在存続する唯一のものはトンガ祖語であり、トンガ語とニウエ語にわかれる。さらに、トンガ語は38のポリネシア諸語の母言語として再建されるポリネシア祖語に最も近い言語である。 タヒチ祖語...
    47 KB (5,326 words) - 16:17, 15 May 2024
  • languages)とは、オーストロネシア語族マレー・ポリネシア語派に属す言語集団であり、おそらく1つの祖語に由来する系統(語派)をなすと考えられている。およそ450言語からなる。 話者はオセアニア島嶼部の非常に広い範囲、すなわちポリネシア全域、メラネシア(ニューギニア島は北岸・東岸部のみ)とミクロネシア(西部を除く)に住み、人口は200万人を超える。...
    13 KB (1,061 words) - 18:48, 26 May 2024
  • オーストロ・タイ語族(オーストロ・タイごぞく、英語: Austro-Tai languages)はタイ・カダイ語族とオーストロネシア語族を含む仮説段階の語族である。両語族の類似はSchlegel 1901によって着目され、仮説としてはBenedict 1942によって初めて提唱された。 関連する仮説としてオーストリック大語族...
    5 KB (443 words) - 01:49, 17 March 2023
  • ユーラシア大語族 ジョーゼフ・グリーンバーグが主張する。エトルリア語、インド・ヨーロッパ語族、ウラル語族、ユカギル語、アルタイ語族、朝鮮語、日琉語族、アイヌ語、ニヴフ語、チュクチ・カムチャッカ語族、エスキモー・アレウト語族を含む。 オーストリック大語族 ヴィルヘルム・シュミットが主張した。オーストロ...
    4 KB (496 words) - 02:28, 20 April 2021
  • languages)は、ユーラシア大陸を横断する形で分布する言語連合である。かねて歴史比較言語学において共通点が指摘されてきた。歴史的にはウラル・アルタイ語仮説に由来し、一般にテュルク語族、モンゴル語族、ツングース語族からなりたつ。これらの諸言語が共通の祖先(祖語...
    58 KB (2,266 words) - 15:51, 1 January 2025
  • ラパ・ヌイ語 (category オーストロネシア語族で危機に瀕する言語)
    ネシアの言語から失われた子音を比較的残しているという点だけを比べるなら、音韻論的にはニュージーランド・マオリとの共通部分がより多い。 すべてのポリネシアの言語と同様、ラパ・ヌイ語は比較的子音が少ない。東ポリネシア語独自の特徴として、ラパ・ヌイ語はポリネシア祖語...
    8 KB (1,075 words) - 15:19, 18 December 2023
  • オーストリック大語族(オーストリックだいごぞく、英語: Austric languages)は、中国南部から東南アジア、インド東部にかけて分布する仮説段階の大語族のひとつ。オーストロアジア語族、オーストロネシア語族が含まれ、しばしばタイ・カダイ語族、モン・ミエン語族も含まれる。初期の仮説では、日本語族も含まれていた。...
    2 KB (160 words) - 05:31, 25 November 2023
  • 琉球祖語(りゅうきゅうそご、英語: Proto-Ryūkyūan)とは、琉球諸語(琉球語)の諸言語(諸方言)の共通祖先にあたる言語(祖語)。日琉祖語祖語とする日琉語族は日本語派と琉球語派に分岐する。後に琉球の諸言語に分岐した。 琉球祖語は、日琉祖語から奈良時代以前に分岐したとの説が有力である。...
    17 KB (2,134 words) - 11:06, 26 December 2024
  • やオーストラリア・アボリジニ諸語、インド・太平洋大語族を含まない。ユーラシア大陸において話される言語であるクスンダ語とニハリ語の2言語がインド・太平洋大語族に含まれるとする説があり、その場合この2言語がユーラシアにおいて唯一ボレア祖語から派生したものではない言語ということになる。 ボレア語族という名称はNikita...
    3 KB (336 words) - 05:07, 11 February 2024
  • 語族 (section 祖語)
    大語族(仮説) > 語族 > 語派 > 語群 > 語 > 方言 語族(ごぞく、英: Language family)とは、比較言語学において、ある言語(祖語)とそこから派生した全ての言語を含む単系統群のうち、他の単系統群に包含されることが認められていないものを指す。...
    22 KB (3,327 words) - 10:58, 26 December 2024
  • アナトリア語派は印欧祖語か、その原型にあたる言語から派生した最初の言語グループだと考えられている。ヒッタイト帝国の公用語であったヒッタイト語が最もよく知られていている。この語派に属する言語はすべて死語となっていて歴史的な資料にのみ残されている。 アナトリア祖語...
    93 KB (13,000 words) - 11:15, 17 December 2024
  • word)」を引き合わせそこになんらかの対応関係の規則を見出し、それに基づいて「祖語形(proto-form)」を再構する手続きのことである。 比較言語学の手法は、同系性が前提とされる限り、どのような言語にも適応できる。たとえば、文献資料のないオーストロネシア語族にも使われ、数多くの成果をあげている。...
    10 KB (1,487 words) - 11:00, 26 December 2024