• コムネノス (ギリシア語: Κομνηνός、複数形ではコムネノイ Κομνηνοί) は、東ローマ(ビザンツ)帝国の貴族の名。1081年から1185年までの東ローマ皇帝を輩出し、コムネノス王朝を形成した。また後の1204年には大コムネノス家 (Μεγαλοκομνηνοί, Megalokomnenoi)...
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  • ユスティニアヌス朝、マケドニア朝に続く帝国の三度目にして最後の拡大期にあたる。 1081年、皇帝イサキオス1世コムネノスの甥で、軍事貴族コムネノス家出身の将軍アレクシオス・コムネノスが、時の皇帝ニケフォロス3世ボタネイアテスに対して反乱を起し、ニケフォロス3世を退位させて皇帝に即位した(アレクシオス1世)。...
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  • コムノス」。 1087年9月13日、皇帝アレクシオス1世の長男として生まれたが、当時アレクシオスは前王朝であり皇后エイレーネー・ドゥーカイナ(英語版)の実家でもあるドゥーカス家のコンスタンティノス・ドゥーカス(ミカエル7世ドゥーカスの息子)を長女アンナ・コムネ...
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  • また内政面においては、通貨改革や爵位の再編を行ったほか、有力貴族と皇族との間に婚姻関係を結ぶことで関係を強化した。いわゆる「コムネノス一門」である。結果として1453年に帝国が滅亡するまで、すべての皇帝はコムネノス家・ドゥーカス家の血をひくこととなった。また大土地所有貴族たちに軍事力提供と引き換えに徴税権や土地を与えるプロノ...
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  • 1180年)。同王朝第2代皇帝ヨハネス2世コムネノスとハンガリー王ラースロー1世の王女エイレーネー(イレーネー)の子。 “メガス”は「偉大なる」という意味の渾名。彼に仕えた者が非常な忠誠心を抱き、秘書や配下の将兵に賞賛されたことに由来する。中世ギリシア語では「マヌイル1世コムノス」。...
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  • イサキオス1世コムネノス(ギリシア語:Ἰσαάκιος Αʹ Κομνηνός, Isaakios I Komnēnos, 1005年? - 1061年)は、東ローマ帝国の皇帝(在位:1057年 - 1059年)。中世ギリシア語では「イサアキオス1世コムノス」となる。 アナトリアのパフラゴニア(英語版)...
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  • アレクシオス2世コムネノス(ギリシア語:Αλέχιος Β’ Κομνηνός (Aleksios II Komnēnos)、1169年9月10日 - 1183年10月)は、東ローマ帝国コムネノス王朝の第4代皇帝(在位:1180年 - 1183年)。同王朝第3代皇帝マヌエル1世コムネノスと2番目の皇后マリアの子。...
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  • アンドロニコス1世コムネノス(ギリシア語:Ανδρόνικος Α' Κομνηνός (Andronikos I Komnēnos)、1123年 - 1185年9月12日)は、東ローマ帝国コムネノス王朝最後の皇帝(在位:1183年 - 1185年)。皇帝アレクシオス1世コムネノス...
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  • ドゥーカス王朝 (category ドゥーカス家)
    1081年)である。女系の子孫コムネノス・ドゥーカス家はエピロス専制侯国を13世紀に建国し、その傍系はテッサリア尊厳公国の君主となった。12世紀以降、「ドゥーカス」の姓が、ドゥーカス家や後のエピロス専制侯との血縁関係を示すためによく用いられるようになった。 それら分と皇帝...
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  • アンナ・コムネナ (ギリシア語: Άννα Κομνηνή Anna Komnena, 1083年12月2日 - 1154年から1155年)は、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)コムネノス王朝の皇族、歴史コムネノス王朝の初代皇帝アレクシオス1世コムネノスと、有力貴族ドゥーカス家...
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  • 国樹立前の数世紀に及び、その都市は地元のガブラス家(英語版)の統治下にあり、公式には東ローマの一部のままでありながら、独自の硬貨を鋳造していた。 トレビゾンド帝国の君主は自らのコムネノス家の血統を誇って「大コムネノス(Megas Komnenos)」の名を使用し、当初は「ローマ人の皇帝にしてアウト...
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  • コムネノス王朝時代に作られたものである。皇帝に次ぐ地位で、皇帝の嫡男などの後継候補が就いていた。 アンゲロス王朝の初代皇帝イサキオス2世アンゲロスの従兄弟ミカエル1世コムネノス・ドゥーカス(男系ではアンゲロス家に属するが、女系でドゥーカス家コムネノス家と連なるためにコムネノス...
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  • アンゲロス王朝 (category アンゲロス家)
    gelos)は、東ローマ帝国の王朝(1185年 - 1204年)。アンゲロス家の王朝であり、名は「天使」を意味するとも、「アミダ出身」を意味するともいわれる。 コムネノス王朝の東ローマ皇帝であったアンドロニコス1世コムネノスは、そのあまりな強権的な改革から貴族や国民の反発を受けて、1185年にアン...
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  • 平賀義信、平安時代、鎌倉時代の武将(+ 没年未詳) 藤原通、平安時代の公卿、正二位権中納言(+ 1187年) 源朝長、平安時代の武将、源義朝の次男(+ 1160年) 2月6日頃 - ユーグ2世、ブルゴーニュ公(* 1084年) 4月8日 - ヨハネス2世コムネノス、東ローマ帝国コムネノス王朝の第2代皇帝(* 1087年)...
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  • パレオロゴス王朝 (category パレオロゴス家)
    ロゴス王朝あるいはパラエオロゴス王朝と呼ばれることもある。 パレオロゴス家は東ローマでも有数の名門の一つで、既に11世紀、アレクシオス1世コムネノスの義兄弟としてゲオルギオス・パレオロゴスなる人物が知られている。その後もコムネノス朝、アンゲロス朝との間に姻戚関係を結び、数多くの高級軍人などを輩出して...
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  • 1067年)。アンドロニコス・ドゥーカスの子。中世ギリシア語読みでは「コンスタンディノス10世ドゥカス」となる。 1059年、皇帝イサキオス1世コムネノスが退位した後、元老院議員であったコンスタンティノスが皇帝として即位した。即位後はコンスタンティノス9世モノマコスと同じく、軍事を軽視した。そのため、軍事力が低下し、...
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  • 1081年のカレンダー(ユリウス暦) アレクシオス1世コムネノスが東ローマ帝国皇帝に即位。コムネノス王朝が始まる。 12月1日 - ルイ6世、フランス王国カペー朝の第5代国王(+ 1137年) 佐竹昌義、平安時代の武将(+ 1147年?) シュジェール、フランスの宗教、政治家、歴史(+ 1151年) 源行国、平安時代の武将(+...
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  • パレオロゴス家(Palaiologos ギリシャ語表記:Παλαιολόγος )は東ローマ帝国の貴族の一つ。名は「古い(palaio)論理(logos)」を意味する。11世紀にはコムネノス王朝の縁戚として名を連ねており、13世紀には皇帝位を世襲しパレオロゴス王朝の由来となった。東ローマ帝国最後...
    2 KB (225 words) - 05:10, 17 July 2024
  • 仏滅紀元 : 1991年 - 1992年 ユダヤ暦 : 4808年 - 4809年 1048年のカレンダー(ユリウス暦) アレクシオス1世コムネノス[要出典]、東ローマ帝国コムネノス王朝の初代皇帝(+ 1118年) ウマル・ハイヤーム、セルジューク朝期ペルシアの学者、詩人(+ 1131年) 神宗、北宋の第6代皇帝(+...
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  • テオドラ・コムネナ (Theodora Komnena, ? - 1184年1月2日)は、オーストリア公ハインリヒ2世の2度目の妃。 東ローマ帝国の皇族アンドロニコス・コムネノス(英語版)(皇帝ヨハネス2世コムネノスと皇后ピロシュカの次男)の次女として生まれた。テオドラの幼年期についてはわずかしか...
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  • 源義清、平安時代の武将(* 生年未詳) 11月28日(寿永2年閏10月12日) - 妹尾兼康、平安時代の武将(* 1123年) アレクシオス2世コムネノス、東ローマ帝国コムネノス王朝の第4代皇帝(* 1169年) 伊東祐清、平安時代の豪族(* 生年未詳) 高梨高信、平安時代の武将(* 生年未詳) 俣野景久、平安時代の武将(*...
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  • 9月26日 - ウィリアム2世、イングランド王に即位。 ミラのニコラオスの不朽体/聖遺物がバーリへ移動。 9月13日 - ヨハネス2世コムネノス、東ローマ帝国コムネノス王朝の第2代皇帝(+ 1143年) 藤原忠宗、平安時代の公卿(+ 1133年) 耶律大石、西遼の初代皇帝(+ 1143年) 8月7日(応徳4年7月7日)...
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  • イサキオス2世アンゲロス (category アンゲロス家)
    1156年、アンドロニコス・アンゲロスの子として生まれる。祖父はコンスタンティノス・アンゲロスで、祖母はコムネノス王朝の初代皇帝・アレクシオス1世コムネノスの娘・テオドラ・コムネナ。アレクシオス1世の曾孫にあたる(生年は1135年説もある[要出典])。同母弟にアレクシオスがいた。 当時、コムネノス...
    8 KB (940 words) - 02:32, 14 August 2024
  • アレクシオス3世アンゲロス (category アンゲロス家)
    曽祖父:アレクシオス1世コムネノス - コムネノス朝初代皇帝 祖父:コンスタンティノス・アンゲロス 祖母:テオドラ・コムネナ(Theodora Komnene Angelina) - アレクシオス1世息女 叔父(父の弟):ヨハネス・アンゲロス・ドゥーカス - 尊厳公 叔父の王子(庶子):ミカエル1世コムネノス・ドゥーカス...
    6 KB (633 words) - 09:32, 14 April 2024
  • コムネノス家」という刻印がみられることから、ストラテゴポウロス家コムネノス家の流れをくんでいたと考えられる。 15世紀のコンスタンディヌーポリ総主教ゲンナディオス2世や16世紀の学者Pseudo-Sphrantzesによれば、アレクシオス・ストラテゴポウロスはカエサルのニケフォロス・メリッセノスと皇帝アレクシオス1世コムネノス...
    19 KB (2,563 words) - 14:50, 13 April 2022
  • 224年から1246年まで存在した(皇帝号を名乗っていたのは1244年まで)国家の史学上の名称である。ビザンツ帝国のコムネノス家による亡命政権エピロス専制侯国のテオドロス1世コムネノス・ドゥーカスがテッサロニキで皇帝に即位して成立した。彼はニカイア帝国や第二次ブルガリア帝国と争いつつ、コンスタンティ...
    20 KB (2,475 words) - 07:51, 14 May 2023
  • ラテン帝国の支配権は、ニカイアのラスカリス家(英語版)やトレビゾンドのコムネノス家に率いられた残存国家により直ちに楯突かれた。1224年から1242年には、テオドロス1世コムネノス・ドゥーカスがテッサロニキからラテン帝国に異を唱えた。ニカイアそのものは占領され...
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  • 1081年に皇帝に即位したアレクシオス1世コムネノスは西欧に傭兵の提供を求めた。これは十字軍襲来と言う予期せぬ結果をもたらしたが、ともかくアレクシオスは十字軍とともにセルジュークと戦い、ニカイアを取り戻した。さらに1118年に即位したヨハネス2世コムネノスは黒海やエーゲ海沿岸の領土を取り戻した。(その中にはコムネノス家...
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  • 驚くべき中世帝国』井上浩一(監訳)、白水社、2010年。  森安, 達也、今井, 淳子『ブルガリア 風土と歴史』恒文社、1981年。  コンスタンティノス・ラスカリス - テオドロス1世の実兄で、アンゲロス王朝最後の皇帝に数えられることがある。 ラスカリス家(英語版) ヴァタツェス家(英語版) コムネノスの東ローマ帝国軍(英語版)...
    32 KB (4,057 words) - 13:53, 1 September 2024
  • テオドロス1世コムネノス・ドゥーカス(Θεόδωρος Κομνηνός Δούκας, Theodoros Komnenos Doukas, ? - 1253年頃)は、エピロス専制侯国の第2代専制公(在位:1215年 - 1230年、皇帝としては1224年 - 1230年)。初代専制公・ミカエル1世コムネノス...
    6 KB (578 words) - 13:57, 19 August 2022
  • た東ローマ系の小国家である。前期にはコンスタンティノープル、後期にはトレビゾンド帝国の属国であった。一説によると、東ローマ帝国のコムネノス王朝に連なる大貴族であるガブラス家がクリミア半島に建国した。 ゴティアとしても知られる。首都はマングプ。地理的に近接するトレビゾンド帝国と同盟関係にあり、また北方...
    26 KB (3,508 words) - 14:17, 2 July 2024