『コロノスのオイディプス』(古希: Οἰδίπους ἐπὶ Κολωνῷ、古代ギリシア語ラテン翻字: Oidípous epì Kolōnō̃ͅ、羅: Oedipus Coloneus)は、ソポクレス作のギリシア悲劇である。テーバイのかつての王オイディプスが放浪の末アテナイ近郊のコロノスの...
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オイディプース(古希: Οἰδίπους、古代ギリシア語ラテン翻字: Oidípous /oi̯ˈdɪpuːs/、羅: Oedipūs /ˈoe̯dipuːs/)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してオイディプス、あるいはエディプスとも表記される。テーバイの...
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ギリシア悲劇『テーバイ攻めの七将』 ギリシア悲劇『コロノスのオイディプス』 映画『アポロンの地獄』 映画『薔薇の葬列』 小説:ヘンリー・トリース『オイディプースの放浪 テーバイへの道』 後藤安彦訳、創元推理文庫、1999年 小説:赤江瀑『オイディプスの刃』新版・河出文庫 小説 : 笠井潔『オイディプス症候群』創元推理文庫...
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ギリシア悲劇 (category 演劇のジャンル)
テーバイ圏・オイディプース関連 --- 7篇 テーバイ攻めの七将 アンティゴネ オイディプス王 コロノスのオイディプス 救いを求める女たち(エウリピデス) フェニキアの女たち バッコスの信女 ヘラクレス関連 --- 4篇 トラキスの女たち アルケスティス ヘラクレスの子供たち ヘラクレス その他 --- 6篇 ペルシア人 救いを求める女たち(アイスキュロス)...
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『テーバイ攻めの七将』以降では、ソポクレースの『オイディプス王』(紀元前427年ごろ)、『アンティゴネー』(紀元前441年ごろ)、『コロノスのオイディプス』(紀元前401年ごろ)、エウリーピデースの『救いを求める女たち』(紀元前420-415年ごろ)、『フェニキアの女たち』(紀元前409年)が現存する同系列の...
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クトニオス (category ギリシア神話の人物)
^ a b c d 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店1960年、111頁。 ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』134頁。 ^ ソポクレス『コロノスのオイディプス』内山敬二郎訳、グーテンベルク21、2016年。 ウィキメディア・コモンズには、クトニオスに関連するカテゴリがあります。...
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ギリシア神話を題材とした文学作品一覧 (category テーマ別の作品一覧)
ソポクレス『フィロクテテス』(紀元前409年) ソポクレス『コロノスのオイディプス』(紀元前401年) エウリピデス『アルケスティス』(紀元前438年) エウリピデス『メディア』(紀元前431年) エウリピデス『ヒッポリュトス』(紀元前428年) エウリピデス『トロイアの女』(紀元前415年) エウリピデス『ヘレネ』(紀元前412年)...
8 KB (521 words) - 08:55, 1 October 2018
アンティゴネ (ソポクレス) (category ソポクレスの戯曲)
の一人であるソポクレスが紀元前442年ごろに書いたギリシア悲劇。オイディプスの娘でテーバイの王女であるアンティゴネを題材としている。 内容はソポクレスがテーバイ王家を題材に書いたほかの2作(『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』)の後、アイスキュロスの『テーバイ攻めの七将』に続く時間軸の物語である。...
10 KB (1,333 words) - 10:12, 12 March 2025
アンティゴネー (category オイディプース)
の王女。長母音を省略してアンティゴネとも表記される。父はオイディプース、母はその妃で母親のイオカステー。 父オイディプースが自分の出生の秘密を知って目を潰した後、イオカステーの兄弟クレオーンに追放されると、妹イスメーネーとともに父に付き添って諸国を放浪した(ソポクレース『コロノスのオイディプス』)。...
7 KB (749 words) - 12:01, 14 March 2025
ポリュネイケース (category オイディプース)
ソポクレース作『コロノスのオイディプス』では、両軍のうち、オイディプースが味方に付いた方が勝利を得るという予言がなされ、ポリュネイケースはオイディプースを保護しようとコロノスまで追ってきた。一方、テーバイからはクレオーンが追ってきていた。しかし、二人ともオイディプースに拒絶されたうえ、ポリュネイケースはまたも呪われた。...
7 KB (978 words) - 17:09, 23 March 2022
高津春繁 (category すべてのスタブ記事)
ギリシア神話(ピエール・グリマル、白水社 文庫クセジュ) 改版1992年 1956年 : 平和(アリストパネース、岩波文庫) 1959年 : コロノスのオイディプス(ソポクレス「世界文学大系2」 筑摩書房)、岩波文庫、ちくま文庫 1960年 : ヘカベー(エウリピデース「ギリシャ悲劇全集3」人文書院)...
19 KB (2,517 words) - 00:28, 15 April 2025
ソポクレス (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
完全な形で現存している作品は、次の7作である。 『アイアース』 『アンティゴネー』 『トラキスの女たち』 『オイディプース王』 『エーレクトラー』 『ピロクテーテース』 『コローノスのオイディプース』 ソポクレスはレーナイア祭やディオニューシア祭の期間中にアテーナイで開催される悲劇のコンテストで、50年近くの...
53 KB (7,258 words) - 12:52, 15 March 2025
ギリシア神話 (category 出典のページ番号が要望されている記事)
のフルリ人の神話に類例が見いだされ、この神話の影響があるとも考えられる。 ウーラノスより世界の支配権を奪ったクロノスは、第二代の王権を持つことになる。クロノスはウーラノスとガイアが生んだ子供たちのなかの末弟であり、彼の兄と姉に当たる神々は、クロノスの王権の...
147 KB (20,626 words) - 07:58, 26 March 2025
エレクトラ (ソポクレス) (category ソポクレスの戯曲)
Electra)は、古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが書いた悲劇。執筆された年は不明だが、『ピロクテテス』(紀元前409年)や『コロノスのオイディプス』(紀元前401年)と様々な文体上の共通点を有しており、このため後期の作品ではないかと考えられている。 トロイア戦争後のアルゴスの...
7 KB (1,000 words) - 14:18, 5 May 2024
の俳優を使いだす以前は、たった一人しかいなかった俳優に対する重要な相手役だった。その重要性が減衰していったのは紀元前5世紀以降で、コロスは劇の動きから切り離されはじめる。後の時代の劇作家、たとえばソポクレスなどは、それ以前の作家ほどコロスに依存しなくなった。ソポクレスの『オイディプス...
4 KB (475 words) - 06:07, 21 May 2022
『フェニキアの女たち』(希: Φοίνισσαι, Phoinissai, ポイニッサイ、羅: Phoenissae)は、古代ギリシアのエウリピデスによるギリシア悲劇の1つ。 オイディプス絡みのいわゆる「テーバイ攻め」を題材としている。題名の「フェニキアの女たち」とは、作中のコロ...
2 KB (200 words) - 07:21, 27 July 2023
『ヘラクレスの逆襲』(ヘラクレスのぎゃくしゅう、原題:Ercole e la regina di Lidia / Hercules Unchained)は、1959年制作のイタリア映画。 ソポクレスの「コロノスのオイディプス」とアイスキュロスの「テーバイ攻めの...
7 KB (677 words) - 14:12, 5 September 2024
の王であるペンテウス等とのやり取りを描く。コロス(合唱隊)は、テーバイまでディオニューソスに付き従ってきた信女達。 紀元前407年頃、最晩年にマケドニアで書かれた作品と考えられる。 ペンテウス - テーバイの王。 ディオニューソス - カドモスの娘セメレーと、ゼウスの間の子。ペンテウスからは従兄弟にあたる。...
6 KB (860 words) - 21:11, 24 August 2024
レオン・バクスト (category 19世紀フランスの画家)
theatre)、マリインスキー劇場で、エウリピデスの『イッポリトゥス』、ソポクレスの『コロノスのオイディプス』、『アンティゴネ』などの舞台装置を担当した。 1906年、芸術世界の同人がパリのグラン・パレで催したロシア美術展では、バクストの飾り付けも好評だった。帰国後に開いた私塾の生徒には、バレエ・ダンサーのニジンスキーがいた。マルク・シャガールも1908年...
8 KB (852 words) - 15:11, 26 May 2024
アルコンは選出されるとすぐ、祭の開催を支援する2人の補佐役(パレドロス)と 10人の世話役(エピメレタス)を選び、市のデュオニューシア祭に備えた。祭りの初日にポンペーが行なわれ、アテナイ市民、外国人居住者、アテナイのコロニーの代表者らの行列が祭りの主役であるディオニューソス・エレウテレスの木像を運びながらアクロポリスの...
17 KB (2,117 words) - 13:50, 14 September 2024
ジョアキーノ・ロッシーニ (category 出典を必要とする記述のある記事/2015年2月)
ヴェネツィアの競漕 弦楽のためのソナタ(ヴァイオリン2、チェロ、コントラバスのための・全6曲)、1804年 チェロとコントラバスのための二重奏曲、1824年 「涙―主題と変奏」(チェロとピアノのための)、作曲年代不明 歓喜 主題 Brindisi 劇付随音楽 コロノスのオイディプス 狩での出会い(ファンファーレ)...
27 KB (3,358 words) - 08:24, 5 August 2024
近親相姦 (category 出典を必要とする記述のある記事/2012年8月)
スの『コロノスのオイディプス』では、オイディプスは神霊となるが、こんな話にしたのはペロポネソス戦争で滅亡の可能性があったアテネの人々に対して、逆境に耐え不滅となった存在を提示したかったからではないかと吉田敦彦は論じている。マルキ・ド・サドは古典的悲劇の...
383 KB (64,253 words) - 20:46, 1 April 2025
板皮類) ディプノリンクス(Dipnorhynchus 硬骨魚類、ハイギョ) ドリアスピス(Doryaspis 無顎類) ドレパナスピス(Drepanaspis 無顎類) パレオイソプス(Palaeoisopus 節足動物、ウミグモ類) パレオカリヌス(Palaeocharinus =パレオカリノイデス...
186 KB (17,650 words) - 23:57, 7 March 2025
3巻231節やストバイオスの引用によっても伝わる。 同様の死生観はテオグニスだけでなく、アリストテレス『エウデモス』断片所引の諺、ソポクレス『コロノスのオイディプス』1224-1228行、バッキュリデス『祝勝歌』5番160行、喜劇作家プラトンの詩などにも見られるが、古代ギリシアではテオグニスが代表格とされる。...
9 KB (1,068 words) - 20:33, 5 April 2024
の役を演じることがあったため、仮面をつけることで観客が混同することを避けるという意味もあった。また、性別、年齢、社会的地位などの識別にも役立ち、さらに同じ人物の見た目の変化も仮面で表すことができた(例えば、オイディプスが自らの目をつぶした後など)。特定の...
25 KB (3,679 words) - 20:11, 25 October 2024
『トラキスの女たち』(希: Τραχίνιαι, トラーキーニアイ, Trachiniai、羅: Trachiniae)は、ソポクレスによるギリシア悲劇の1つ。 題材はヘーラクレースの最後について。ヘーラクレースの妻デーイアネイラが待つトラーキースの屋敷に、ヘーラクレースに滅ぼされたオイカリヤの...
3 KB (374 words) - 14:07, 5 September 2024
アーノルド・ルーゲ (category 19世紀ドイツの哲学者)
の要塞での15年間の禁固刑を言い渡される。ルーゲは、1830年の春に国王に恩赦されるまで監獄に入る。監獄の中で、彼はソポクレスの『コロノスのオイディプス』や、トゥキディデスの『戦史』からペリクレスの演説を翻訳する。 1830年に釈放された後、ルーゲはハレの...
6 KB (854 words) - 13:27, 18 November 2022
ギリシア喜劇 (category 演劇のジャンル)
ō(i)dē)の合成語であり、「祭りの行列の歌」の意味。英語の comedy 等も、この語に由来する。 この「コーモス」とは、ディオニューソスの祭礼において、「男根」(パロス)のハリボテを先頭にして豊饒を祝いながら練り歩いたお祭り騒ぎの行列のこと。この際、卑猥な冗談や揶揄を交わしながら、...
4 KB (475 words) - 15:16, 24 March 2025
三部作 (category 独自研究の除去が必要な記事/2018年12月)
- 『火を運ぶプロメテウス』、『縛られたプロメテウス』、『解放されたプロメテウス』 ソポクレス テーバイ三部作 - 『オイディプス王』、『アンティゴネー』、『コロノスのオイディプス』 エレクトラ三部作 ダンテ 神曲 - 「地獄篇」、「煉獄篇」、「天国篇」 ウィリアム・シェイクスピア ヘンリー六世三部作...
69 KB (7,213 words) - 01:53, 18 April 2025
縛られたプロメテウス (category アイスキュロスの戯曲)
人間に火をあたえたプロメテウスは、ゼウスの怒りにふれ、ヘパイストスの作った縛めによりカウカソス山の山頂に縛り付けられる。プロメテウスは、ウーラノスが子のクロノスに、クロノスが子のゼウスに追われたように、ゼウスも子の神によって追われる運命であることを予言している。さらに、その子が誰との...
5 KB (652 words) - 10:41, 9 August 2024
サテュロス劇 (category すべてのスタブ記事)
の一種。ギリシア神話の神ディオニューソスの従者といわれるサテュロスから成るコロス(合唱隊)を伴う滑稽な劇である。 完全な形で現在にまで残っているのは、エウリピデスの『キュクロプス』だけである。 ただし、パピルス断片が他の作品の一部を伝えている。一番の大断片はソポクレスの...
1 KB (146 words) - 07:22, 9 February 2023