A38 ヴァリアント歩兵戦車(英名:Tank, Infantry, Valiant (A38) )は、第二次世界大戦中に試作されたイギリス軍の戦車である。 設計の酷さから悪評が高く、戦後には戦車技術学校によって試作車が“その恐るべき教訓を学生に教えるために”保管された。 “ヴァリアント...
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しかし英軍戦車が共通して抱える弱点も持っていた。搭載している2ポンド砲は当時、マチルダII歩兵戦車やクルセーダー巡航戦車同様に榴弾が用意されていなかったため、敵歩兵や対戦車砲に対する攻撃力、すなわち着弾時における爆発力を欠き、対戦車砲型とともに時代遅れの装備となっていた(大戦後半にはまだ2ポンド砲を搭載してい...
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歩兵戦車としては十分に活躍した。堅実な歩兵戦車は、機動戦以外では戦術的に合理的な戦車となった。歩兵戦車の名のとおり、鈍足でも歩兵が移動できる場所であれば必ず移動できる走破能力が優先された。 この戦車の最大の特徴は、車体よりも大きくはみ出している履帯であろう。現代戦車どころか当時の戦車...
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1934年、イギリス軍は装甲の厚い歩兵支援戦車の開発を決定し、翌年10月にはヴィッカース・アームストロング社により、「マチルダ」ことA11(後のマチルダI)の設計草案が提示された。しかし、低コストで早期に開発することが要求されたために、あまりに小型で性能が不十分と判断され、1936年9月には、より大型の歩兵戦車...
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仕様を作成した時点でヴィッカースのために作られたものの説などが存在している。 「歩兵戦車Mk.I」という制式名称は、1940年6月の陸軍評議会の決定であった。 1934年に小型・重装甲で敵の対戦車砲に耐える歩兵支援戦車として設計要求が出され、1935年に開発が開始された(小型であれば(表面積を局限...
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1942年8月のディエップの戦いの後、チャーチル歩兵戦車が予定通りの性能を発揮しないのではないかという懸念が生まれ、歩兵戦車と巡航戦車の役割を兼務する戦車が計画された。ドイツ軍戦車に対して巡航戦車は装甲が薄く、歩兵戦車は機動力が不足していた。さらにイギリス軍に供給されたアメリカ製戦車...
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戦車だった。 当初、開発作業はクロムウェル巡航戦車を原型とするエクセルシアー重突撃戦車と、バレンタイン歩兵戦車を基礎にするヴァリアント歩兵戦車に集中された。さらにチャーチル歩兵戦車の装甲をアップグレードするプログラムもあった。 1943年4月、陸軍大臣と軍需省は突撃戦車...
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歩兵戦車 Mk.II マチルダ II(A12) 歩兵戦車 Mk.III バレンタイン A20重戦車 歩兵戦車 Mk.IV チャーチル(A22) チャーチル・ガン・キャリアー(A22D) 歩兵戦車 ヴァリアント(A38) 歩兵戦車 ブラックプリンス(A43) 巡航戦車 Mk.I(A9) 巡航戦車 Mk...
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251、ルノーFT-17、ルノーB1、ソミュア S35、巡航戦車 Mk.III、コメット巡航戦車、マチルダI歩兵戦車、マチルダII歩兵戦車、チャーチル歩兵戦車、TOG 2重戦車、エクセルシアー重突撃戦車、ヴァリアント歩兵戦車、T14突撃戦車、ラム巡航戦車、M24軽戦車、M3中戦車、M4中戦車、シャーマン...
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戦車と、重装甲で歩兵を援護する歩兵戦車に分けて開発、運用していた。しかし北アフリカ戦線や西部戦線におけるドイツ軍との戦闘で、巡航戦車は速度と引き換えにされた装甲の貧弱さ、歩兵戦車は重火力と引き換えにされた機動力の無さが明らかになった。また、ドイツ軍の重戦車を撃破可能な17ポンド砲はどちらの戦車...
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非公式には「スーパー・チャーチル」とも呼ばれた。 ブラックプリンスは開発のベースとなったチャーチルと同様に歩兵戦車の系列を継いでおり、歩兵の近接支援を意図していた。またイギリスは並行して巡航戦車を開発しており、これはより機動力のある運用を企図していた。ブラックプリンスはチャーチルと同じくボクスホールで設計された。...
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インド、マハーラーシュトラ州のアフマドナガルにある騎兵戦車博物館 (Cavalry Tank Museum, Ahmednagar) 。砲身はダミー、履帯はバレンタイン歩兵戦車のものに交換されている。 『R.U.S.E.』 イギリスの中戦車として登場。 『World of Tanks』 イギリス軽戦車Cruiser Mk. Iとして登場。...
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A20重戦車(英語: A20 heavy tank)は、マチルダII歩兵戦車とバレンタイン歩兵戦車を代替する歩兵戦車を必要としたイギリス陸軍の要求に応えるため、ハーランド&ウルフ社が開発した戦車(歩兵戦車、重戦車)である。 A20は第一次世界大戦のような戦線の状況を想定して設計された。戦車...
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Valiant, S102) - ヴァリアント級原子力潜水艦の1番艦。 ヴァリアント (原子力潜水艦・2代)(HMS Valiant) - ドレッドノート級原子力潜水艦の2番艦。 ヴァリアント (Vickers Valiant) - イギリスのジェット爆撃機。 ヴァリアント歩兵戦車(Tank, Infantry...
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しかし、A9、A10の一方で、兵器局のエリス少将は、歩兵支援用の戦車は予想される敵対戦車砲に耐える装甲厚が必要とし、同じくヴィッカース社に小型・重装甲のA11(後の歩兵戦車 Mk.I マチルダ I )の開発を指示していた。A11は当時最新鋭のイギリスの2ポンド砲...
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歩兵戦車 Mk.IV チャーチル(A22) 歩兵戦車 ヴァリアント(A38) 歩兵戦車 歩兵戦車 ブラックプリンス(A43) 歩兵戦車 シャーマン ファイアフライ イタリア王国 L6/40 M13/40 M14/41 M15/42 P40 オーストラリア 巡航戦車 センチネル カナダ 巡航戦車 ラム...
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戦車に追従するには不充分なものであったうえに、ユニバーサル・キャリアは搭乗可能な歩兵人数が少なかった。そこで、旧式化した自走砲や砲塔を破壊された戦車の車体を改造して、元の砲塔や弾薬庫のあった部分に歩兵の搭乗スペースを設けた改造型の装甲兵員輸送車が開発された。 構造としては単純に元になった戦車...
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1936年、イギリス陸軍は、主力となる中戦車を軽装甲・高速の巡航戦車、重装甲・低速の歩兵戦車の2種に分けて開発を行うとの決定を下した。当時すでに開発が進められていた中戦車A9が巡航戦車 Mk.Iとして採用されたが、これに使われたスローモーション・タイプのサスペン...
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アーチャー対戦車自走砲(アーチャーたいせんしゃじそうほう)、17ポンド自走砲型バレンタイン Mk.I “アーチャー”(英語: Self Propelled 17-pdr, Valentine, Mk I, Archer)は第二次世界大戦中のイギリスでバレンタイン歩兵戦車のシャーシを元に開発された対戦車自走砲である。...
9 KB (1,194 words) - 18:01, 15 March 2024
TOG 1重戦車は第二次世界大戦の初期、イギリスの重戦車設計によって開発された。その構想は戦場が第一次世界大戦のように帰結する可能性を考慮しており、本車は砲撃でかき回された田園と塹壕を横切ることができた。TOG1 は1輌の試作車が作られたが、軍部の関心はチャーチル歩兵戦車...
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歩兵戦車の委託生産が行われたが、カナダ陸軍の機甲部隊は歩兵戦車よりも巡航戦車を求めており、カナダで生産されたバレンタインのほとんどはソ連に供与されることとなった。新たにM3中戦車のカナダでの生産が計画されたが、M3中戦車...
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歩兵支援用の軽戦車を開発することを提案し、1928年、ヴィッカース=アームストロング社は、自主開発によって新しい戦車(Mk.E)を完成させた。 同年3月にヴィッカース・アームストロング社に買収され、移籍した、旧カーデン=ロイド・トラクター社の戦車設計者である、サー・ジョン・カーデンとヴィヴィアン...
18 KB (2,820 words) - 15:36, 9 April 2024
戦車の計画は試作に留まり、実現段階にまで到らなかった。アメリカでの開発努力は、同様によく装甲が施され、しかし使用に際してより高速の発揮できる戦車へとそそがれた。これは歩兵支援用のT20中戦車へとつながった。 1941年、アメリカ合衆国兵器部門の長官は、当時生産中であったイギリスのチャーチル歩兵戦車...
5 KB (558 words) - 00:47, 26 February 2024
本車は1940年より生産開始された。しかし、1940年5月のダンケルクの戦い(ダンケルク撤退作戦)の後はドイツの機甲部隊に対する量的不足を埋めるために巡航戦車や歩兵戦車の生産に追われる状況となり、一時生産が中断した。こうした状況下で同年11月にようやく量産型が引き渡され、177輌が生産されたが、1941年4月...
6 KB (748 words) - 12:03, 6 August 2022
英国とポーランドの改中戦車CRMWELLとしてMk.Vが登場。また派生のコメット、チャレンジャーも登場。 『パンツァーフロント』 イギリス軍の戦車として登場。 『虫けら戦車』 小さくなり虫と戦うことになったプレイヤーのドイツ軍戦車兵がフィールド上で見つけると使用できる。 ^ チャーチル歩兵戦車を小型化したような巡航戦車...
14 KB (1,740 words) - 05:21, 19 November 2023
ヨーロッパ反攻作戦の頃には、対空戦車型や17ポンド対戦車砲を牽引する砲牽引車型が使用されている。15tに満たないMk.II(A10)・Mk.III(A13)巡航戦車よりは大きいが、あくまで機動力が重視される巡航戦車であり、同時期の歩兵戦車よりはるかに高速であった。 クルセーダー I (巡航戦車 Mk.VI)...
16 KB (2,139 words) - 08:09, 25 January 2024
ホバーツ・ファニーズ (section DD戦車)
歩兵戦車を改造して製作されたスコーピオン地雷処理戦車は1942年のエル・アラメインの戦いで実戦投入され、地雷原処理に成功していたし、ソ連のT-34にも地雷処理ローラーを装備したものがあった。また、戦車の主砲を近接支援用の砲に換装したCS戦車 (Close-support tanks)や架橋戦車...
16 KB (2,064 words) - 15:33, 21 July 2024
以下、モーリス・マーテル豆戦車 [3] [4] [5] こうした流れの一方で、同じく歩兵機械化の課題に取り組んでいたのが、ロンドンでパートナーのヴィヴィアン・ロイドとともに車両設計のガレージメーカーを開いていたサー・ジョン・カーデンであった(なお、後に、サー・ジョン・カーデンは、ヴィッカース社に移り、戦車...
29 KB (4,648 words) - 23:46, 16 March 2024
VIまでの一連の軽戦車と設計上の関連はない。 1920年代後期の機械化兵力の活動に続き、イギリス陸軍では二種類の装軌車両の必要性を認めていた。一つは歩兵部隊用に機関銃を携行するもの、そしてもう一つは王立戦車部隊用に旋回砲塔(銃塔)を装備するものであった。 カーデン・ロイド豆戦車は歩兵...
20 KB (2,908 words) - 00:53, 26 October 2023
シャーマン ファイアフライ (category イギリスの戦車)
2mm)対戦車砲をアメリカ合衆国製のM4シャーマンに搭載した巡航戦車(中戦車)である。ドイツの戦車エースであるミハエル・ヴィットマンのティーガーを撃破した戦車として知られている。 第二次世界大戦中、イギリス軍は北アフリカ戦線におけるドイツアフリカ軍団との戦闘で、マチルダII歩兵戦車、バレンタイン歩兵戦車...
24 KB (3,733 words) - 10:54, 4 August 2024
コメット巡航戦車(コメットじゅんこうせんしゃ、Cruiser Tank Comet (A34))は、第二次世界大戦後期に登場したイギリスの巡航戦車(35トン級)である。 北アフリカ戦線でドイツのティーガーI重戦車に遭遇し、またIV号戦車の火力も強化されて苦戦したイギリス軍は、従来の巡航戦車...
16 KB (2,106 words) - 20:55, 23 March 2024