• アエネーイス』(古典ラテン語: Aeneis)は、古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年–前19年)の叙事詩。全12巻。イリオス(トロイア)滅亡後の英雄アエネーアース(Aenēās、ギリシア語ではアイネイアース Αἰνείας)の遍歴を描く。アエネーイスは「アエネーアースの物語」の意。...
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  • アエネーアースに助勢した。こうした両者の間で激しい戦いが行なわれ、パッラスやメーゼンティウスなど多くの将が命を落とした。最終的にはトゥルヌスとアエネーアースとの一騎討ちでアエネーアースがトゥルヌスを殺し、戦いは終わった。アエネーアースはラウィーニアと結婚し新市ラウィニウムを築いた。 『アエネーイス...
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  • 呉茂一『ギリシア神話(上)』351頁。 ^ アポロドーロス、1巻1・4。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』6巻555行。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会(2001年) 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)...
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  • パラース (category アエネーイスの登場人物)
    パウサニアース、1巻28・10。 ^ 『アエネーイス』8巻510行。 ^ 『アエネーイス』7巻286行以下。 ^ 『アエネーイス』8巻。 ^ 『アエネーイス』8巻514行-519行。 ^ 『アエネーイス』8巻572行-583行。 ^ 『アエネーイス』10巻362行-404行。 ^ 『アエネーイス』10巻411行-425行。...
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  • 共和政ローマ末の内乱の時代からオクタウィアヌス(アウグストゥス)の台頭に伴う帝政の確立期にその生涯を過ごした(#生涯)。『牧歌』、『農耕詩』、『アエネーイス』の三作品によって知られる(#作品)。ヨーロッパ文学史上、ラテン文学において最も重視される人物である(#受容)。ヴェルギリウスと表記されることもある。...
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  • アレークトー (category フリアエ)
    アエの1柱として登場する。 ヘーシオドスによると、クロノスがウーラノスを去勢したときウーラノスから流れ出た血によって受胎したガイアの娘であった。彼女の姉妹はティーシポネーとメガイラである。 アレークトーはウェルギリウスの『アエネーイス...
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  • をイオーンの父とする文献はこれのみである。 プリアモスの娘クレウーサは、アイネイアース(ラテン語:アエネーアース)の妻で、アスカニオス(ラテン語:アスカニウス)の母。ウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』では、ギリシア軍によってトロイアが略奪されたさい、夫と我が子、アンキーセースとともにトロイアを脱...
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  • アルテミスに仕える七柱の昴の女神姉妹「プレイアデス」の一柱。アトラースとプレーイネーの娘。 海神ポセイドーンの愛人となり、その間にリュコスとエウリュピュロスを産んだ。 ギリシア神話の怪物ハルピュイア(ハーピー)の3姉妹の1人で、ウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』第3巻に初登場する。タウマースとエーレクトラー(オー...
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  • の際にゼウスによって解放され、兄弟とともにゼウスの雷を鍛えた。 [脚注の使い方] ^ オウィディウス『祭暦』4巻288行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』8巻425行。 ^ フェリックス・ギラン『ギリシア神話』23頁。 ^ ヘーシオドス『神統記』140行。 ^ アポロドーロス、1巻1・2。 ^...
    2 KB (225 words) - 21:18, 20 July 2021
  • ヘーシオドス『神統記』141行。 ^ ヘーシオドス『神統記』501行-506行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』8巻414行-453行。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会(2001年) ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)...
    2 KB (240 words) - 21:20, 20 July 2021
  • アレトゥーサ (category ネーーイス)
    ネーーイスの1人。 アバースの母。 ^ オウィディウス『変身物語』5巻572行-641行。 ^ パウサニアース、5巻7・2。 ^ シケリアのディオドーロス、5巻3・5。 ^ ピンダロス『ネメアー祝勝歌』第1歌1行。 ^ ウェルギリウス『牧歌』第10歌4行-5行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』3巻692行-696行。...
    6 KB (802 words) - 05:06, 5 October 2024
  • イストスが作ったアキレウスの盾にも、人間どもの激しい闘いに「エリス(争い)」と「キュドイモス(乱闘)」と「ケール(死)」といった神々が参戦する様が描かれている。 これに似たものにウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』があり、ヘーパイス...
    11 KB (1,279 words) - 16:52, 27 July 2024
  • ヘーシオドス『神統記』501行-506行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』8巻414行-453行。 ^ 安村典子『ゼウスの覇権』p.197。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会(2001年)...
    3 KB (323 words) - 03:05, 18 January 2022
  • ローマ神話の神名は、近代西洋諸語の天体名・曜日名・月名などに広くとりいれられている。 『変身物語』(オウィディウス) 『アエネーイス』(ウェルギリウス) 日本語では、英語発音をカタカナ表記にしたものが多く使われるため、カッコ内に一般的な他言語(主に英語)由来の呼称を併記。「....
    7 KB (864 words) - 19:23, 4 February 2024
  • アイグレー、エリュテイア、ヘスペレトゥーサ(ヘーシオドスとウェルギリウス作『アエネーイス』についてのセルウィウスの註より) 3人説 - アイグレー、ヘスペリエー、アイリカー(ヒュギーヌスより) 3人説 - アイグレー、エリュテーイス、ヘスペレ(ペルガのアポロニウスより) 4人説 -...
    12 KB (1,017 words) - 19:17, 10 December 2022
  • パウサニアース、9巻35・1。 ^ アポロドーロス、2巻5・11。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』4巻84行へのセルウィウスの註。 ^ ヒュギーヌス、154話。 ^ ヒュギーヌス、156話。 ^ アテーナイオス『食卓の賢人たち』13巻。 ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』5頁。 アエグレ (小惑星)...
    2 KB (172 words) - 12:35, 27 August 2024
  • アマータ (category アエネーイスの登場人物)
    ウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』によると、アマータと夫ラティーヌスとの間には息子がいたが、若くして世を去り、娘のラーウィーニアしかいなかった。彼女の娘には非常に多くの求婚者が現れた。その中でも結婚相手の最有力の候補はトゥルヌスであり、アマータは娘をトゥルヌスと結婚させようと熱心に考えていた。後に英雄アエネー...
    3 KB (351 words) - 18:19, 9 March 2022
  • シルウィウス(Silvius、シルビウスとも)はローマ神話に登場する伝説上の王で、トロイアの騎士アエネーイスとラテン王女ラヴィニアの子、若しくはアスカニウスの子。 ヴェリギリウスによると、アエネーイスの長男でトロイア王女クレウーサの子アスカニウスとは異母兄弟で、兄の死後にアルバ王位を継承したとされる...
    4 KB (446 words) - 13:36, 9 May 2020
  • アエネーイス』によると、ラダマンテュスはタルタロスの支配者で、ラダマンテュスが罪人たちの生前の悪企みについて問いただし、復讐の女神の1人ティーシポネーが鞭で打って罰を与えるという。 アントーニーヌス・リーベラーリスの『変身物語集』では、アルクメーネーとの結婚は死後のことである。アルクメーネー...
    12 KB (1,307 words) - 19:58, 20 July 2024
  • ユートゥルナ (category アエネーイスの登場人物)
    ユートゥルナ(ラテン語: Juturna)は、ローマ神話における噴水・井戸・泉の女神である。長母音を省略してユトゥルナとも表記される。 ウェルギリウスの『アエネーイス』によると、ラティウム地方の都市アルデアの王ダウヌスとウェニーリアの子で、トゥルヌスの妹。トロイアの英雄アイネイアースとの戦いの際にトゥルヌスが...
    2 KB (243 words) - 16:42, 2 March 2022
  • ローマ神話においては、フリアエ(Furiae, 「狂乱」を意味するフロールが語源)またはディーラエ(Dirae)を、エリーニュスに対応させた。 『アエネーイス』第4巻の注釈の中でセルウィウスは、復讐の女神たちが棲む領域で異なる呼び名となると述べ、地上ではフリアエ、冥界ではエウメニデス、天上ではディーラエになるとした。...
    5 KB (596 words) - 14:11, 21 May 2023
  • ウェルギリウスによる『アエネーイス』第1巻でも登場し、ユーノーからの命令を受けたアイオロスが洞窟の中に閉じ込めた風を解き放ち、テュレーヌム海を渡っているアエネーアースの船隊を海に沈めている。また、ユーノーからその報酬として美しいニンフであるデーイオペーアを与えられ、妻とした。 「エオルス音」という言葉の語源である。...
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  • ディオーレース (category アエネーイスの登場人物)
    ニカイアのパルテニオス、2話。 ^ 『オデュッセイアー』10巻5行-8行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』5巻297行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』5巻286行-361行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』12巻509行-512行。 ^ 『イーリアス』17巻429行。 ^ 『イーリアス』17巻474行。...
    5 KB (544 words) - 18:12, 20 July 2024
  • ヘレノス (category アエネーイスの登場人物)
    アポロドーロス、摘要(E)6・12-6・13。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』3巻295行以下。 ^ パウサニアース、2巻23・6。 ウィキメディア・コモンズには、ヘレノスに関連するカテゴリがあります。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会(2001年)...
    6 KB (634 words) - 21:39, 15 October 2023
  • アスカニオス (category アエネーイスの登場人物)
    もかく、アスカニウスは死後にラヴィニアとシルウィウスに街を譲り、王位を継いだシルウィウスはアルバ・ロンガの方を宮殿に用いた。 ウェルギリウスの『アエネーイス』は大きな賞賛を受け、「ユリウス=ユールス=アスカニウス」というヴェルギリウスの説は大衆に広まっていった。この背景にはヴェルギリウスがローマで帝...
    8 KB (986 words) - 08:00, 16 July 2024
  • ディードー (category アエネーイスの登場人物)
    イタリア行きを決意して出発してしまう。アイネイアースに裏切られたディードーは悲嘆の余り、火葬の炎に身を焼かれて命を絶ったという(『アエネーイス』第4巻)。 『ディドとエネアス』 - ヘンリー・パーセル作曲の歌劇。 『トロイアの人々』- エクトル・ベルリオーズ作曲の歌劇。 『捨てられたディド』 -...
    5 KB (670 words) - 08:37, 21 December 2023
  • ーイオペーア(古希: Δηϊοπεία, ラテン語: Dēĭŏpēa)は、ローマ神話に登場するニンフ。ウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』第1巻に登場する。ユーノー配下の優れた容姿を持つ十四柱のニンフたちの中で一番美しい。日本語では長母音記号を省略しデイオペアともいう。...
    973 bytes (110 words) - 11:53, 2 March 2022
  • アンドロマケー (category アエネーイスの登場人物)
    ウェルギリウス『アエネーイス』3巻323行-329行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』3巻330行-336行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』302行-305行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』304行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』3巻295行-313行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』3巻482行-505行。...
    27 KB (3,209 words) - 02:27, 28 October 2024
  • トゥルヌス (category アエネーイスの登場人物)
    トゥルヌス(turnus)は、ローマ神話の人物である。ウェルギリウスの『アエネーイス』に登場するラティウム地方の都市アルデアを中心とするルトゥリー人の王ダウヌスとウェニーリアの子で、川や泉の女神であるユートゥルナの兄。トロイアの英雄アイネイアースにとって最大の敵役である。そのギリシアの先祖と猛々しい...
    4 KB (550 words) - 16:30, 2 March 2022
  • るアルテミスと同一視され、ウィルビウスはアスクレーピオスに蘇らされたヒッポリュトスがその名を変えたものと解釈されていた。 ウェルギリウスによる『アエネーイス』の中では、ディアーナは三つの顔の名を持ち、天ではルーナ、地上ではディアーナ、地下ではプロセルピナであるとされている。またマイケル・ドレイトンの詩歌『The...
    5 KB (594 words) - 06:17, 1 November 2024
  • スミュルナのクイントゥス、13巻182行-208行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』1巻521行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』1巻120行。 ^ ウェルギリウス『アエネーイス』1巻521行以下。 ^ オウィディウス『変身物語』6巻261行。 ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会、2001年...
    3 KB (383 words) - 04:13, 6 May 2022