アサリ属(アサリぞく、浅蜊属、Ruditapes)は、 マルスダレガイ科、アサリ亜科 Tapetinaeに属する二枚貝の分類群である。 貝殻はやや前後に長く、殻頂は前方に寄り前後非対称的で、殻の表面に細くて弱い成長脈が刻まれ放射肋と交わり光沢が無い貝をRuditapesと呼ばれることが多い。靭帯...
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アサリ(浅蜊、蛤仔、蜊、鯏、学名: Ruditapes philippinarum)は、異歯亜綱マルスダレガイ上科マルスダレガイ科に属する二枚貝の一種。食用として重要な貝の一つである。広義にはアサリ属に属する二枚貝の総称で、日本でもアサリ以外にヒメアサリ(学名: Ruditapes variegata)もアサリと呼ぶ場合が多い。...
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体の左右に1対2枚の貝殻をもつ。敵が来ると軟体部分を殻にひっこめ、閉殻筋(貝柱)で殻を閉じて身を守る。 2枚の貝殻は、体の左右につく。殻同士は蝶番で接触し、互いに靱帯で結びついている。アサリのように砂に潜るものでは、二枚の殻は左右相称になっているが、ホタテガイやカキのように片方の殻を下にして定位するものでは、不対称となって、一見腹背に殻があるように見える。...
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和名構成の基幹ともなり、ベニハマグリ(バカガイ科)、ノミハマグリ(マルスダレガイ科ノミハマグリ属)など、「属」レベル・「科」レベルで異なる種に「○○ハマグリ」という標準和名が与えられることがある。 ハマグリ属の二枚貝はどれも外見が似ているため、水産市場や日常生活ではチョウセンハマグリやシナハマグリを...
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植物としてのアオサ類は、狭義にはアオサ科アオサ属(Ulva)の海藻の総称をいう。広義にはアオサ科あるいはアオサ目の海藻を含む海藻をいう。なお、アオノリについては体の横断面が1層のものをアオノリ属、2層のものをアオサ属としていたが、DNA分析や比較形態学的研究から同属と指摘されるようになった。 アオサ属...
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(Sowerby II, 1852) Tapes purpurata (Sowerby II, 1852) 大アサリ(オオアサリ) - 伊勢湾や三河湾沿岸地域の特産品として知られるが、アサリとは属が異なる。 橋立貝(ハシダテガイ) - 殻の内側の形状を天橋立に見立てた異名。丹後地方や若狭地方などで用いられる。...
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Bidens、ムラサキバレンギク属 Echinacea、ヒマワリ属 Helianthus、オオハンゴンソウ属(ルドベキア属)Rudbeckia、ヒャクニチソウ属(ジニア)Zinnia など オグルマ連 Inuleae - オグルマ属 Inula など Madieae メナモミ連 Millerieae - ローダンセ属 Rhodanthe、メナモミ属...
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Mercenaria (ホンビノスガイ), Placamen (ハナガイ), Protothaca (ヌノメアサリ), Tawera (コトリハナガイ), Timoclea (チリメンカノコアサリ) シラオガイ亜科 Circinae Circe (シラオガイ), Gouldia, Gafrarium (ケマンガイ)...
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などが、プランクトンを捕食する貝などの住む場所を奪う上に、水域の水の流動を滞らせるなどの理由で、赤潮の発生も招き得るとの考え方である。 浅場に住むアサリやカキなどの貝類、エビやカニなどの甲殻類、ゴカイのような多毛類は、そこに棲む微生物やプランクトン等や有機物を餌として取り込み、海洋への栄養塩や有機...
14 KB (1,958 words) - 00:39, 25 December 2024
は本来、中国近海の干潟や瀬戸内海などにしか生息していない貝であったが、中国などからのアサリの輸入に際して混入してきたとされる。この貝はアサリなどの二枚貝を捕食するため、在来種であるツメタガイとともに干潟の多くのアサリの天敵となっている。 市川市 浦安市 船 橋 市 習 志 野 市 千葉市 八千代市 2...
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リュウキュウアサリ(琉球浅蜊, 学名:Tapes literatus)はマルスダレガイ目マルスダレガイ科の二枚貝である。 学名はリンネによって1758年に命名された。 シノニム Venus adspersa J.B.P.A. Lamarck, 1818 Tapes aspersa G.B. II Sowerby...
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に分類が変更されている。ビノスガイも同様にメルケナリア属に変更された(M. stimpsoni)ため、これらは同属となる。 2007年に水産庁が「魚介類の名称のガイドライン」 を策定する以前は大アサリと呼ばれていた。なお、中部地方沿岸部でよく食用とされる大アサリは、和名ウチムラサキSaxidomus...
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吉富工場(旧:株式会社エーピーアイコーポレーション) 吉富漁港 海苔 - 「豊前のり」と呼ばれる。 カキ - 「豊前海一粒カキ」と呼ばれる。 アサリ - 「天然アサリ」を漁協が育成中。 さつまいも - 「紅はるか」を生産者と販売者で取組中。 空港は北九州空港(北九州市・苅田町)が最寄り。 九州旅客鉄道(JR九州)...
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し、ライン・マイン・ドナウ運河を通じてドナウ川にも帰化した。1998年にはすでにエルベ川にも定着している。 味噌汁の具に利用される二枚貝としては、アサリと並んで日本人に最も馴染み深いものである。佃煮・時雨煮などにもされる。食味ではセタシジミがもっとも美味とされ、次いで汽水産のヤマトシジミ、マシジミ...
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』には、「泗濱浮磬、淮夷蠙珠曁魚」と記録されている。それは、泗水の近くには、彫ったり磨いたりできるブルーストーンのようなものがあり、ビーズはアサリで、このアサリが真珠を作っているということです。清の時代の『鳳陽府志』には、「蚌埠集在霊璧西南160里、乃古採珠之地」と記録されている。ここに真珠採取船が...
13 KB (1,926 words) - 14:46, 27 February 2025
と呼ばれる。 ツメタガイに捕食されたアサリの死殻。2mm程度の穴が穿孔している。 ツメタガイの卵塊。その形から通称「砂茶碗」と呼ばれる。 インド以東、西太平洋の浅海に分布する。日本では北海道以南から沖縄にかけて広く分布する。 近縁種として、ツメタガイ属は本種および絶滅種を含み、本属...
9 KB (822 words) - 06:12, 18 July 2024
Dinophysis属の発生量と毒量値には、正の相関関係が無いことも報告されており、Dinophysis属以外の原因生物の存在が示唆されている。 原因となる貝:ホタテガイ、ムラサキイガイ、アサリ、ウバガイ(ホッキ)などほとんどの二枚貝で起こる。毒成分は中腸腺に蓄積される。...
15 KB (1,992 words) - 10:10, 3 May 2025
度は2025年現在の環境基準値を満たすほど低下したものの、反面として栄養塩類が減少する「貧栄養化」が起こって「豊かな海」は失われ、愛知県等の海苔・アサリ・イカナゴの漁獲量は激減していった。水浴用と水産用の利水目的が重なる場合は、より厳しい水浴用の環境基準値が適用された結果と考えられる。2025年3...
31 KB (4,019 words) - 12:10, 5 June 2025
。底生生物を中心とした多様な生物相とそれらを餌とする鳥類の生育・生息環境として重要であるとともに、陸地からの過剰な有機物等の浄化作用を有する。またアサリやハマグリ等の二枚貝が豊富であり、潮干狩りが行われる。広義ではWetlandに含まれるが、日本語の「干潟」に対応するのは"Tidal flat"である。...
14 KB (1,774 words) - 15:51, 27 November 2023
chinensis)は、異歯亜綱- バカガイ上科- バカガイ科- バカガイ属(学名:Mactra)に分類される二枚貝の一種(1種)。東南アジアから東アジア南部にかけての浅海に分布する。ミナトガイ、シオフキガイ、また地方によってはウバガイとも呼ばれる。 関東地方では、アサリやハマグリなどと並んで食用としてなじみ深い貝であり...
10 KB (1,241 words) - 17:06, 21 April 2025
行橋市、豊前市、遠賀郡、みやこ町、築上郡は平野が広がっており、農業が盛んである。また、周防灘と玄界灘に面する地域では漁業が盛んで、アサリやカキなどの産地として知られる。 福岡県道の一般県道は200~300番台が使われる。 全地域が一次細分区域では「北九州地方」に区分される。...
5 KB (696 words) - 23:50, 23 May 2025
貝類はアワビ、サザエ、カワニナ、サトウガイ、サルボウガイ、イタヤガイ科、マガキ、シジミ属、アサリ、ハマグリが出土している。魚類はコイ科、サケ科、サヨリ属、ホウボウ科、ブリ属、マダイ、ベラ科、ソウダガツオ属、マグロ属、ヒラメ、カレイ科が出土している。鳥類はキジ科のみが出土し、哺乳類はヒト、ウマ、イノシ...
11 KB (1,761 words) - 06:30, 3 July 2025
、松山港(高浜港)からの「東線」の高速艇、カーフェリーが発着。 小さい島ながら山や海の自然が豊かで、山は土筆やワラビなど山菜が採れ、海ではヒジキやアサリなど海産物が豊富。 額場(ぬかば)海水浴場は綺麗な遠浅の砂浜で、以前はかなりの注目の場所[要出典]だった。 島には灯台があるが、干潮時にしか行くことが出来ない。...
8 KB (1,067 words) - 14:34, 31 December 2024
防衛省航空自衛隊航空総隊西部航空方面隊第8航空団 沿岸部の海岸ではアサリが有名である。3月~6月にかけては有料で潮干狩りを楽しむことが出来る。 椎田漁港 西八田漁港 八津田漁港 西角田漁港 アサリ スイートコーン いちご レタス 寒田こんにゃく ヤーコン キクイモ...
21 KB (2,859 words) - 00:46, 7 September 2024
魚類はネズミザメ、コイ、サケ属、コマイ、サンマ、フリカサゴ科、ブリ属、キダイ、マダイ、ニベ科、サバ属、ソウダガツオ属、カツオ、マグロ属、メカジキ、ヒラメ科、カレイ科の17種が出土。大型魚類のほか、小型魚類も出土している。マダイやキダイ、マグロ類には加工痕が見られる。貝類(腹足類・斧足類)はアワビ、クボガイ属...
20 KB (3,302 words) - 09:28, 11 June 2022
(Macridiscus ) veneriformis (not Lamarck, 1818) 属 20世紀中はフキアゲアサリ属 Gomphinaや、その亜属としての Macridiscus (”オキアサリ亜属”)に分類されていたが、遺伝子解析の結果などから Gomphina と Macridiscus...
10 KB (1,281 words) - 08:26, 17 March 2023
ではガザミと呼ぶ)などがよく知られており、また、蓑島地区と稲童地区はカキの養殖を行っており、一般人も直売所で買うことができる(冬場のみ)。その他にアサリやマテガイ、キヌ貝などの海産物の産地であるため、春先から初夏にかけては潮干狩り(有料500円)で賑わっている。...
31 KB (3,746 words) - 03:52, 4 April 2025
アラウダ (Alauda) - ヒバリ属(en)の学名 (706) ヒルンド (Hirundo) - ツバメ属(en)の学名 (709) フリンギラ (Fringilla) - アトリ科アトリ属の鳥の学名 (713) ルスキニア (Luscinia) - ノゴマ属の鳥の学名 (714) ウルラ (Ulula)...
20 KB (1,973 words) - 12:46, 7 June 2025
アサリ・シジミは近世前期には少ない。底曳漁業の導入に伴い深場に生息するアカガイの消費も増加し、新たにタイラギやトリガイも出現する。一方で、中世と比較してツメタガイ、アカニシが減少する。底曳漁業の導入は関西からその技術を持った魚民が移住したとも考えられている。アサリ...
34 KB (4,537 words) - 04:45, 16 May 2025
カノコアサリは、マルスダレガイ科に属する二枚貝である。貝殻はやや厚く、約2cm以下。前後対称形に近く、背縁がやや直線的。貝殻の表面は、強い放射肋と弱めの輪肋が交差して網目状になる。放射肋と輪肋の交点が顆粒状に突出し、ところどころ褐色を帯びて不規則な鹿の子模様を呈する。後端の放射肋上には鰭(ひれ)状...
3 KB (237 words) - 12:18, 16 February 2021
- 7月。2年目の成貝を漁獲する。 食用。潮干狩りではアサリ・ハマグリなどに混じってよく獲れる。冬にうま味が増すと言われる。ただし、砂を吐かせる際にポンプで送気し続ける必要があり、あまり喜ばれない。身もあまり美味ではないとする文献もある。アサリの代用として佃煮や干物に加工する。貝柱を天ぷらにすることもある。春の季語である。...
4 KB (459 words) - 03:01, 13 April 2025