イワヒバ科(イワヒバか、学名:Selaginellaceae)は、ヒカゲノカズラ植物門に属する科の1つである。その姿はヒカゲノカズラ科のものによく似ているが、いくつかの点で異なっている。 イワヒバ科はイワヒバ属のみを含む。この属には約800の種が知られ、日本からは17種が知られているが、栽培されているものもある。...
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†ドレパノフィクス科 Drepanophycaceae、†古生ヒカゲノカズラ科 Protolepidodendraceae ヒカゲノカズラ目 Lycopodiales - ヒカゲノカズラ科 Lycopodiaceae 有舌綱 Glossopsida イワヒバ目 Selaginellales - イワヒバ科...
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イワヒバ(岩檜葉、学名:Selaginella tamariscina)は、ヒカゲノカズラ植物門イワヒバ科に属するシダ植物の1つである。和名の由来はその枝葉が桧に似ており、岩の上に生じることによる。別名をイワマツ(岩松)とも言う。 イワヒバ科に属する他の植物と同様に、細くて分枝した茎に鱗片状の小さ...
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†Chaloneria ミズニラ科 Isoëtaceae †Isoetites ミズニラ属 Isoëtes(Stylitesを内包する) イワヒバ目 Selaginellales イワヒバ科 Selaginellaceae †Selaginellites イワヒバ属 Selaginella なお、Hao...
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が多い。一般に胞子体(普通見る植物体)が育つと枯れるが、一部の種では長く生き残る。前葉体は種によって雌雄同体(大部分のシダ植物)または雌雄異体(イワヒバ科や水生シダ)のものがある。雌雄異体の場合は配偶子としてそれぞれ卵子と精子の一方だけを作る。そのもとになる胞子にも区別があってそれぞれ大胞子・小胞...
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ヒカゲノカズラ科(Lycopodiaceae)は、小葉植物の1分類群で、現生のすべての同形胞子性の小葉類を含む科。異形胞子性をもつイワヒバ科、ミズニラ科とともにヒカゲノカズラ綱を構成する。PPG I分類体系では3亜科16属388種が属する。ヒカゲノカズラ目 (Lycopodiales) に含まれ、同じ範囲を指す。...
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シダ植物においても、植物体としては胞子体であり、配偶体(前葉体)は微小で目立たない。シダ植物の胞子は多くの種で雌雄の区別がない(同型胞子)が、イワヒバ科や水生シダの一部では雌雄の区別があり(異型胞子)、これらからできる前葉体は配偶子として卵子と精子のそれぞれ一方だけを作る。...
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Isoëtes pseudojaponica など250種 イワヒバ目 Selaginellales Prantl イワヒバ科 Selaginellaceae Willk. イワヒバ属 Selaginella P.Beauv.:推定700種 コケスギラン亜属 S. subg. Selaginella...
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マツバラン科:マツバラン ヒカゲノカズラ科:スギラン・ヨウラクヒバ・ナンカクラン イワヒバ科:イワヒバ・カタヒバ ハナヤスリ科:コブラン コケシノブ科:コケシノブ・ツルホラゴケ・ゼニゴケシダ シノブ科:シノブ・キクシノブ ツルシダ科:タマシダ・ホウビカンジュ・ワラビツナギ ホウライシダ科:ホウライシダ・ハコネシダ・アジアンタム...
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カタヒバ(学名:Selaginella involvens)は、ヒカゲノカズラ植物門イワヒバ科に属するシダ植物の1つ。岩の上などにはえる多年草である。 片檜葉という名前は、イワヒバに似ているものの、枝が片方にしか伸びないことに由来するが、その姿はあまりにておらず、むしろ茎が横に這うシダ植物門のものにも似ている。...
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東峰の山頂には青葉神社、西峰の山頂には西権現(松尾寺奥の院)が祀られている。山域には青葉山にだけ自生するオミナエシ科の多年草「オオキンレイカ」(絶滅危惧種)、イワヒバ科のヒモカズラなど400から500種の植物が分布している。若狭湾国定公園内に位置しており、山頂からの展望もよいことから、多くの参拝者や登山客が訪れる。...
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それが存在しないのは、例えばその群の多くの分類群が絶滅した場合である。ヒカゲノカズラ植物門などはおそらくこれにあたる。この群にはヒカゲノカズラ類、イワヒバ類、ミズニラ類が含まれるが、それぞれ、科あるいは属のレベルまで単型である。この類は古生代に繁栄したもので、当時は多くの種を有したが大部分が絶滅し、現在見られるのはその...
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クラマゴケ(鞍馬苔、学名:Selaginella remotifolia)は、ヒカゲノカズラ植物門イワヒバ科イワヒバ属に含まれるシダ植物である。 近縁種に姿のよく似た種が多く、クラマゴケという名称はそれらの総称としても使われる。細い茎で地上を這い、そこに細かな葉がついている小型のシダ植物で、コケ植...
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根が二叉分枝して出る イワヒバ科には約800種があり、これを1つの属にまとめる。これらの多くが茎から担根体を出す。担根体は細い棒状で、分枝しないものが多いが、熱帯の大型種では担根体そのものが複数回の二叉分枝をする例も知られている。多くは茎の下にあってさほど目立たないが、イワヒバ...
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コンテリクラマゴケ Selaginella uncinata は、イワヒバ科のシダ植物の1つ。この類では比較的大柄で、それに青みを帯びた葉が美しいので栽培される。中国原産だが、日本では野生化している地域もある。 常緑性の多年生草本。主茎は地上を横に這って長さ30-60cmに達する。所々に側枝と、その基部から担根体を出す。...
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イヌカタヒバ Selaginella moellendorffii Hieron. はイワヒバ科に属するシダ植物の1つ。カタヒバに似たもので日本では八重山諸島にのみ自生する。ただし現在では栽培逸出で帰化植物として見ることが出来、日本本土のかなり広い地域で見ることが出来る。 常緑性の草本。地下茎はコケなどの間を匍匐して伸び、その径は1...
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オニクラマゴケ Selaginella doederleinii は、イワヒバ科のシダ植物。日本のクラマゴケ類としては大型で、よく立ち上がる。ミドリカタヒバの名もある。漢字では「鬼鞍馬苔」と表記する。 常緑性でやや硬い質の草本。茎は匍匐しながら数回分枝し、先端は斜めに立ち上がり、高さ30-35cm...
4 KB (616 words) - 01:16, 2 October 2023
var. asiaticum(ヒカゲノカズラ科)、左下:トウゲシバ Huperzia serrata(ヒカゲノカズラ科)、右上:ミズニラ Isoëtes japonica(ミズニラ科)、右中:イワヒバ Selaginella tamariscina (イワヒバ科)、右下:クラマゴケ Selaginella...
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茎は葉とは異なり、本質的な背腹性を示さないとされるが、匍匐性のものやカワゴケソウ科、着生植物では著しく扁平となり、内部構造も背腹性を持つものが存在する。小葉植物のヒカゲノカズラ科およびイワヒバ科は匍匐を行い、形態は背腹性を示すが、葉序は明確な背腹性を持たないとされる。ヒノキ Chamaecyparis...
19 KB (2,420 words) - 00:28, 6 July 2023
いるが、葉を付けず全面に根を生じるため典型的な塊茎とは異なる。そのため、担根体 (rhizophore) ともよばれるが、これはヒカゲノカズラ綱のイワヒバ属やミズニラ属に見られる担根体とは異なる構造である。 ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w...
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」は基本的には塊茎であるが、全面に根を生じるなど典型的な塊茎とは異なる特徴をもつため、「担根体」ともよばれる。ただし、この構造はヒカゲノカズラ綱のイワヒバ属やミズニラ属に見られる担根体 (rhizophore) とは全く異なる構造である。 根茎(こんけい、rhizome ライゾーム、root stock)(図2d)...
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ヒカゲノカズラ目 Lycopodiales:現生小葉植物のうち、小舌をもつミズニラ目とイワヒバ目を除いた群。Lycopoditesなどの化石植物を含む。 ヒカゲノカズラ科 Lycopodiaceae:上記のヒカゲノカズラ目と同じ範囲を指す。ヒカゲノカズラ属 Lycopodiumやコスギラン属...
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大葉シダ植物の根端は茎頂に見られるような1個の頂端細胞があり、その下方に根冠が、側面から上方に根の組織形成に関係する分裂組織の細胞がある。この1つの頂端細胞を持つ根端は小葉植物のイワヒバ類にも見られる。大葉シダ植物の始原細胞は四面体で、隣接する基部側の3面で周期的に一定回数分裂してメロファイト (merophytes)...
58 KB (6,028 words) - 13:29, 25 July 2024
長谷部光泰 (1997), アカウキクサ科・サンショウモ科・デンジソウ科, pp. 5–7 鈴木武 (1997), ウラボシ科, pp. 9–15 加藤雅啓 (1997a), イワデンダ科, pp. 19–24 林蘇娟・中池敏之 (1997), オシダ科, pp. 26–29 加藤雅啓 (1997b)...
54 KB (6,009 words) - 18:23, 30 December 2024
この類の葉は鱗片状で小さく、胞子のうは葉の基部に乗る形になる。ヒカゲノカズラ類では胞子をつける葉は茎の先端部に集中して、花穂のようなものを形成する。イワヒバ類では大胞子と小胞子にわかれ、胞子形成部の中で様々な配置をとる。 ミズニラ類は細長い葉の付け根の内側、上面側に胞子のうをつける。胞子は大胞子と小胞...
6 KB (1,109 words) - 07:50, 4 November 2023
イネ科などに典型的な、単子葉類の形成する細長い葉は葉原基基部に分裂組織が残り、細胞が増殖することによって最初に突起した部分を押し上げるようにして葉原基の伸長が起こる。 また、被子植物の成熟した葉は分裂組織や幹細胞を持たないが、小葉植物のイワヒバ科...
146 KB (19,647 words) - 16:00, 25 December 2024
「セッコク」の呼称はセキコクが詰まったものであり、そのまま音読みにしたセキコクが使われる場合もあるが、「セッコク」と呼ぶほうが非常に多い。 本種はシノブ玉やイワヒバの鉢植え、庭木につけるなどの形で栽培されることが多い。東洋ランとしての名称は、「長生蘭(ちょうせいらん)」であり、江戸時代から古典園芸植物としても...
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トクサ類 (section トクサ科につながる系統)
トクサ類は石炭紀に非常に多様化した。石炭紀からペルム紀にかけての湿地性大森林はトクサ類が主要素の一つとなっていた。そのため、トクサ科は小葉植物のヒカゲノカズラ科やイワヒバ科と同様、2億年以上も存続している系統である。 スフェノフィルム類 Sphenophyllales...
61 KB (6,475 words) - 10:42, 31 March 2024
明治後期、南洋航路の中継地だった父島に南洋から園芸種として導入され、野生化した。 小笠原諸島の急傾斜の岩場にあった自生の荒原植物(コゴメビエ、マツバシバ、イワヒバなどイネ科、カヤツリグサ科、シダ類)やコケ、地衣類を駆逐したと思われる。 土の中に埋めたり水がある皿につけると葉から芽が出る無性生殖の性質を持つ植物である。そ...
4 KB (485 words) - 02:46, 15 August 2022
ウチョウラン (category ラン科)
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 低山の湿った岩壁の、岩の隙間にたまった土や草木の根、苔の中などに自生する。霧のかかる岸壁などではイワヒバなどと共に見つかる。かつては人家の屋根に出たこともあるという。 昭和30年代までは山野草の一種として一部の愛好家が栽培するのみであったが、その時代...
13 KB (1,946 words) - 18:08, 1 August 2024
る地下茎を持つマツバラン類と近縁としてヒカゲノカズラ亜門にヒカゲノカズラ綱とマツバラン綱を置き、岩槻 (1992) などでも再びヒカゲノカズラ類、イワヒバ類、ミズニラ類からなるヒカゲノカズラ亜群とともにマツバラン亜群として小葉植物群の下に置かれた。しかし、葉緑体DNAの構造解析の研究から、マツバラン...
27 KB (2,450 words) - 16:17, 27 August 2024