• ナグ・ハマディ写本はコプト語で書かれている。もとは2世紀後半に東シリアで成立したと考えられている。 『フィリポによる福音書』と呼ばれているが、本文中に使徒の名前はフィリポしか登場しないので、そう呼ばれているだけである。 福音書とは言いながら、イエスの言行の記録は他のものに比べて少なく、話の一貫性もあまり備えない。...
    3 KB (496 words) - 14:37, 27 August 2024
  • フィリポ、ピリポという表記は「馬を愛する者」を意味するピリッポス(フィリッポス)の、日本語聖書翻訳の新共同訳聖書における、格変化語尾をはずして名詞幹のみにした慣用表記である。 フィリポは四福音書の十二使徒のリストすべてに登場するが、その記事はあまり多くなく、『ヨハネによる福音書...
    3 KB (358 words) - 04:20, 3 May 2024
  • している。たとえばナグ・ハマディ写本におさめられた『トマスによる福音書』、『フィリポによる福音書』などがあるが、学者たちはそれらの原本は2世紀前後に書かれたもので、その名前がついている使徒による著作ではないと考えている。 聖書研究、特に福音書や史的イエスの研究においては研究者の視点が大きな意味を持つ...
    42 KB (6,550 words) - 13:47, 7 March 2024
  • 20世紀になって『(マグダラの)マリアによる福音書』(断片のみ)、『トマスによる福音書』(ナグ・ハマディ写本から)、『フィリポによる福音書』などが発見された。 これら外典の中でマグダラのマリアは、イエスとの親密な様子や、男性たちと並ぶイエスの弟子として記述されている。 『トマスによる福音書...
    33 KB (4,695 words) - 08:03, 22 July 2024
  • また、新約聖書学では、「共観福音書」において、マタイによる福音書とルカによる福音書は、マルコによる福音書を参照した以外に、もう一つ別のイエスの語録(または言葉伝承)を元資料としたことが、ほぼ定説になっている。この元資料を「Q資料」と言うが、Qにおいて想定される文学様式(イエス語録からなる福音書...
    31 KB (4,567 words) - 14:36, 27 August 2024
  • エジプト人による福音 ユダヤ人による福音 ユダによる福音書 ニコデモによる福音書 (ピラト行伝) ペトロによる福音書(ペテロ福音書) 救い主による福音 ヤコブによる福音 (ヤコブ原福音) トマスによるイエスの幼時物語 トマスによる福音書 マタイによるイエスの幼時福音 マルコによるイエスの幼時福音 アラビア語によるイエスの幼時福音...
    13 KB (1,831 words) - 04:55, 14 December 2023
  • 正典におさめられなかった福音書であってもスタイルや内容において正典の福音書と共通点のあるものもある。他にもQ資料のような「語録」と呼ばれるイエスのことばを集めた資料があったことも推定されている。 著名な外典福音書には以下のようなものがある。 トマスによる福音書 フィリポによる福音書 ペトロによる福音書 (マグダラの)マリアによる福音書...
    5 KB (783 words) - 18:49, 22 December 2022
  • 福音書」に記されており、「マタイ」、「ルカ」、「使徒言行録」は、これを写したものである。「ヨハネによる福音書」には、「十二人」の存在は語られるが、内数人のみの名が挙げられている。他に、「第1コリント書」、「ヨハネの黙示録」など。使徒言行録によれば、イスカリオテのユダによる欠員をマティアで埋めたという。...
    14 KB (1,662 words) - 01:32, 13 November 2023
  • Apostles/the Acts)は、新約聖書中の一書。 新約聖書の中で、伝統的に四つの福音書の後に置かれる。『使徒言行録』は新共同訳聖書などで用いられる呼称で、他にも多くの日本語名がある。 戦前の日本語訳聖書では、プロテスタントによる文語訳聖書(明治元訳・大正改訳)が『使徒行伝』(しとぎょうでん)の呼称を用い...
    12 KB (1,894 words) - 00:40, 20 June 2024
  • 福音書に拠れば、処女懐胎により、イエスを身ごもったとされている。 『マタイによる福音書』(1:18-25)では、マリアは聖霊による受胎をすでに知っていたが、ヨセフはナザレではない地で(2:22-23、恐らくベツレヘムで)夢にあらわれた天使のお告げによってマリアと結婚した。『ルカによる福音書...
    5 KB (623 words) - 01:27, 19 March 2024
  • による福音書』1-2章および『ルカによる福音書』2章に拠っている。しかし、荒井献は、最も先行する福音書と考えられる『マルコによる福音書』も、さらにそれに先だつ時期に大部分が執筆されたと考えられる『パウロ書簡』も、あるいは福音書中もっとも年代の新しい『ヨハネによる福音書...
    105 KB (14,512 words) - 12:43, 6 August 2024
  • マルコ12-29においては、神は唯一の神ではなく、(唯一の神と表記すべき個所を)一なる神と表記しているとされている(『新約聖書』岩波書店P52(マルコ福音書12:29における注11 佐藤)。また、マルコによる福音書9:38~40には、唯一神教に見られがちな、排他性・異端排斥とは異なる調和的立場がイエスの教示として記されている ^...
    43 KB (6,727 words) - 11:45, 22 July 2024
  • 『マルコによる福音書によると、兄弟ペトロと共にガリラヤ湖で漁をしていたときに初めにイエスに声をかけられ、弟子となった。弟子のリストの中でもペトロ、ヤコブ、ヨハネについで4番目にあげられている。 『ヨハネによる福音書』では、シモン・ペトロとアンデレの兄弟はもとも...
    7 KB (720 words) - 07:11, 29 January 2024
  • 『ヨハネのアポクリュフォン』 『アルコーンの本質』 『この世の起源について』 『トマスによる福音書』 『フィリポによる福音書』 『マリア福音書』* 『エジプト人の福音書』 『真理の福音』 『三部の教え』 『魂の解明』 『闘技者トマスの書』 『イエスの知恵』 『雷・全きヌース』 『真正な教え』...
    12 KB (1,704 words) - 10:23, 4 July 2024
  • 七十門徒 (category ルカによる福音書)
    主の兄弟イアコフ(イエスの兄弟ヤコブ) 福音記者マルコ 福音記者ルカ アリマフェヤのイオシフ(アリマタヤのヨセフ) 初致命者首輔祭聖ステファン(ステファノ) ティモフェイ(テモテ) ティト(テトス) 輔祭フィリップ(フィリポ) ワルナワ(バルナバ) スタヒイ(スタキス) リン(リヌス)...
    4 KB (468 words) - 17:37, 22 December 2022
  • 福音書を書いたのはパトモス島から釈放された後、老年に達してからで、弟子プロクロスが口述したと伝えられる。またアトス山修道院を開いたのは、ヨハネに伴われたイエスの母マリアであるとする伝説もある。 教会では伝統的には『ヨハネによる福音書...
    5 KB (659 words) - 18:00, 3 December 2022
  • による福音書』では3か所で「ディディモと呼ばれるトマス」として言及される。ディディモ (Didymus) は「双子」をギリシャ語に訳したもの。ロシア正教会とその流れを汲む日本ハリストス正教会ではフォマ (Фома)。 福音書...
    6 KB (643 words) - 03:04, 6 August 2024
  • 奇跡の丘 (category マタイによる福音書)
    ジョルジョ・アガンベン - フィリポ グイド・チェレターニ - バルトロマイ ロザリオ・ミガーレ - トマス フェルッチョ・ヌッツォ - マタイ マルチェロ・ガルディーニ - アルファイの子ヤコブ エリオ・スパツィアーニ - タダイ エンゾ・シチリアーノ - シモン(熱心党) オテロ・セスティリ - ユダ(イスカリオテ)...
    5 KB (292 words) - 06:12, 20 August 2024
  • ナタナエル (category ヨハネによる福音書)
    ナタナエル(英語:Nathanael)は、新約聖書のヨハネの福音書に登場する人物である。バルトロマイと同一人物であるという説がある。 ナタナエルはガリラヤのカナの生まれである。12弟子のピリポによってイエス・キリストを紹介されたが、彼はナザレからメシヤが出るとは信じなかった。しかし、彼がイエスに会う...
    1 KB (161 words) - 18:38, 22 December 2022
  • 聖母マリア (category 福音書)
    いては人徳を極めた女性に対する敬称である。 新約聖書の『ルカによる福音書』にはマリア自身に、『マタイによる福音書』には夫ヨセフのもとに天使ガブリエルが受胎告知に現れたという記述があり(ルカ 1:26〜38,マタイ 1:18〜21)、聖霊によりヤハウェの子ロゴスであるイエスを身篭ったとされている。...
    19 KB (2,311 words) - 13:41, 10 April 2024
  • 福音書と『使徒行伝』に、各々一度名が見えるだけで、それ以外に言及されることは無く、人物の詳細については不明な点が多い。 ギリシア語原文の彼についての該当箇所は難解である。熱心党のシモンに言及した最古の史料は『マルコによる福音書』であり、その他、彼に関する新約文書の言及箇所は、この福音書...
    4 KB (503 words) - 21:09, 12 March 2023
  • ヘルモン山の高地は、カナン人によりその宗教儀礼に用いられた。彼らはこの山をバアル・ヘルモンの山と呼んだ(士師記 3:3)。シオンという別名も現われる(申命記 4:48)。 新約聖書では、イエス・キリストが弟子を伴いガリラヤ湖畔のベトサイダからヘルモン山南麓のフィリポ・カイサリアの町へ旅したことを伝える(マタイによる福音書 16:13;...
    5 KB (755 words) - 21:32, 1 December 2023
  • 最初、ヘロデ大王とその3番目の妻・大祭司シモンの娘マリアムネとの間に生まれたヘロデ(英語版)(福音書ではピリポ)と結婚して、娘サロメを儲けた。しかし、夫の異母兄弟のヘロデ・アンティパスと恋仲になり、ヘロデ(ピリポ)と離婚してヘロデ・アンティパスと結婚した。 バプテスマのヨハネは、この結婚が不当であると...
    5 KB (563 words) - 08:02, 5 August 2024
  • JSTOR 3164879.  ファリサイ派 二元論 アイオーン プレーローマ-オグドアス(英語版) ナグ・ハマディ写本 ソフィア (グノーシス主義) 原始キリスト教 トマスによる福音書-フィリポによる福音書 マニ教-マンダ教-カタリ派 ギリシア神話-ゾロアスター教 カトリック-異端 カール・グスタフ・ユング 仏教とグノーシス主義...
    187 KB (23,972 words) - 06:59, 5 August 2024
  • Il Cenacolo)は、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つ。キリスト教の新約聖書のうちマタイによる福音書第26章 やヨハネによる福音書第13章 等に記されているイエス・キリストと12使徒による最後の晩餐を題材としたもので、「12使徒の中の一人(イスカリオテのユダ)が私を裏切る」とキリストが予言した時の情景が描かれている。...
    22 KB (3,425 words) - 07:27, 19 July 2024
  • バラバ (category マタイによる福音書)
    バラバ(ギリシャ語: Bαραββᾶς, ラテン文字転写: Barabbas)は、新約聖書の福音書に登場するユダヤ人の強盗・囚人。イエスの代わりに恩赦を受け、釈放された。 マルコによる福音書によれば、過越し祭のたびの慣例となっていた罪人の恩赦にあたって、総督ピラトはイエスの放免を期して、バラバかイ...
    5 KB (471 words) - 08:24, 9 August 2024
  • 『マルコの福音書』第6章、『マタイの福音書』第14章、『ルカの福音書』第9章。 ^ (シューラー2012) p.77-78・84-89註 ^ (ヨセフス2000b) p.48-51 ^ (ヨセフス2000b) p.85-90 ^ (シューラー2012) p.81・90-91註 ^ ルカによる福音書(口語訳)#13:31-35...
    16 KB (2,406 words) - 02:54, 16 April 2024
  • ブと区別して「大ヤコブ」とも言われる。聖人の概念を持つ全ての教派で、聖人として崇敬されている。正教会では聖福音者イオアンの兄聖使徒イアコフと呼ばれる。 『マルコによる福音書』1:19-20によるとヤコブは父ゼベダイ、兄弟ヨハネと共にガリラヤ湖畔の漁船の中で網の手入れをしていたところをイエスに呼ばれ、...
    5 KB (541 words) - 18:01, 3 December 2022
  • ンナスとカヤパが大祭司の頃であったと『ルカによる福音書』は記している。また『ヨハネによる福音書によると、カヤパがイエスを訊問する前に、アンナスが訊問している。 ^ 『ルカによる福音書』3章2節 ^ 『ヨハネによる福音書』18章13節、24節 「新聖書辞典」いのちのことば社、1985年 表示 編集...
    1 KB (141 words) - 12:27, 2 November 2022
  • — 『フィリポ福音書』26:a 仮現説の語源を説明したかのような記述である。 ナグ・ハマディ写本の『トマス福音書』には以下のようにある。 …そして、死人たちは生きないであろう。そして、生ける者たちは死なないであろう…。 — 『トマス福音書』語録11...
    13 KB (2,070 words) - 05:00, 3 October 2020
  • 、聖ユダは新約聖書に現れるイエス・キリストの弟子(使徒)の一人。タデウス、ファディとも表記される。 『マタイによる福音書』、『マルコによる福音書』で「タダイ」と記された人物と、『ルカによる福音』において「ヤコブの子ユダ」と記された人物がおり、伝統的にこの二つの名前が同一人物のものとして解釈されてきた...
    6 KB (848 words) - 12:15, 31 October 2023