ミズニラ属(ミズニラぞく、学名:Isoetes、Isoëtes)は、ヒカゲノカズラ植物門に分類される属。ミズニラ目、ミズニラ科に含まれる唯一の属(1目1科1属)。ミズニラ類と総称されることもある。また、水生シダ類に含まれることもある。 ミズニラ属の種は、水田や湖沼に生息する沈水植物、または湿生植物...
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ミズニラ(水韮、学名:Isoetes japonica)は、ミズニラ属に属する水草、またミズニラ属の植物の総称でもある。 日本、中国、朝鮮半島に分布する。日本では湖沼の開発などで個体数が減少しており、環境省のレッドリストで準絶滅危惧に評価されている。 いわゆる水生シダ類の1種とされるが、系統的には...
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Filicesに16属174種を認めた。ヒカゲノカズラ属 Lycopodiumはコケ類 Musci として分類されていたが、トクサ属およびミズニラ属はシダ植物に含められていた。リンネの分類は人為分類で、明らかに離れた種を結び付けていた。 隠花植物綱 Cryptogamia シダ類 Filices トクサ属 Equisetum...
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現生属は旧来ヒカゲノカズラ属 Lycopodium、フィログロッスム属 Phylloglossum、イワヒバ属 Selaginella、ミズニラ属 Isoëtes、スティリテス属 Stylitesの5属に分けられていたが、のちにスティリテス属がミズニラ属に内包され、また分子系統解析の結果からヒカゲノカズラ属...
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drummondii 1種(単型) ミズニラ目 Isoëtales Prantl ミズニラ科 Isoëtaceae Dumort ミズニラ属 Isoëtes L.(Stylites Amstutzを内包する):ヒメミズニラ Isoëtes asiatica、ミズニラモドキ Isoëtes pseudojaponica...
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b c ヤマノイモ属の「イモ」は、維管束の配列や発生過程から、地下茎が肥大したものであり塊茎の一種と考えられているが、葉を付けず全面に根を生じるため典型的な塊茎とは異なる。そのため、担根体 (rhizophore) ともよばれるが、これはヒカゲノカズラ綱のイワヒバ属やミズニラ属に見られる担根体とは異なる構造である。...
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それが存在しないのは、例えばその群の多くの分類群が絶滅した場合である。ヒカゲノカズラ植物門などはおそらくこれにあたる。この群にはヒカゲノカズラ類、イワヒバ類、ミズニラ類が含まれるが、それぞれ、科あるいは属のレベルまで単型である。この類は古生代に繁栄したもので、当時は多くの種を有したが大部分が絶滅し、現在見られるのはその生き残りと...
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ヒカゲノカズラ科(Lycopodiaceae)は、小葉植物の1分類群で、現生のすべての同形胞子性の小葉類を含む科。異形胞子性をもつイワヒバ科、ミズニラ科とともにヒカゲノカズラ綱を構成する。PPG I分類体系では3亜科16属388種が属する。ヒカゲノカズラ目 (Lycopodiales) に含まれ、同じ範囲を指す。...
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)を持つ系統のものでは多く見られ、この系統の進化において、その過程の初期に獲得されたものと思われる。 ミズニラ属の1種 Isoetes engelmannii ミズニラ属の茎断面 プレウロメイア属(復元図(w)) リンボク(復元図) 茎と根は一般的には連続したものであり、地上部と地下部である以外に...
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Lycopodiales:1科16属 ミズニラ目 Isoëtales:1科1属 イワヒバ目 Selaginellales:1科1属 大葉シダ綱 Polypodiopsida トクサ亜綱 Equisetidae:1目1科1属 ハナヤスリ亜綱 Ophioglossidae マツバラン目 Psilotales:1科2属 ハナヤスリ目...
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は塊茎であるが、全面に根を生じるなど典型的な塊茎とは異なる特徴をもつため、「担根体」ともよばれる。ただし、この構造はヒカゲノカズラ綱のイワヒバ属やミズニラ属に見られる担根体 (rhizophore) とは全く異なる構造である。 根茎(こんけい、rhizome ライゾーム、root stock)(図2d)...
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このような区別以外に、重要な差が2つばかりある。1つは担根体(たんこんたい)の存在で、もう1つは胞子と前葉体の性質である。 担根体は、イワヒバ科とミズニラ科に見られるもので、茎から下に伸び、そこから根を出す構造である。クラマゴケ類では観察がたやすい。地表を横に這う茎の分枝部から出る茎か根のようなもの...
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Lycopodiales:現生小葉植物のうち、小舌をもつミズニラ目とイワヒバ目を除いた群。Lycopoditesなどの化石植物を含む。 ヒカゲノカズラ科 Lycopodiaceae:上記のヒカゲノカズラ目と同じ範囲を指す。ヒカゲノカズラ属 Lycopodiumやコスギラン属 Huperziaなどからなる。...
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心柱を持ち、二次成長したとされる。小葉類でもリンボク属 Lepidodendron などは樹高30mにも達した。これは原生中心柱を基本としていたが、二次成長したと考えられている。これらは真の木本と言える。 リンボクに見られる構造は現在のミズニラ属などにも見られ、やはり二次成長するが、ごく小さな水草...
14 KB (2,280 words) - 13:45, 31 October 2024
Hydropteriales とも)の各種であるが、他に水中で生活するミズニラやミズワラビを水生シダ類に含める場合もある。このほかに水中で生活するシダ植物として、ミズトクサやミツデヘラシダなどの種が知られているが、これらは近縁の陸生種と形態的にさほど変わらないのでこれ...
4 KB (513 words) - 15:04, 18 December 2022
(tetrarch)、五原型 (pentarch) とよばれ、また6個以上の場合は多原型 (polyarch) とよばれる(単子葉類に多い; 図3a, b)。ミズニラ属(小葉植物)の根の中心柱は特異であり、一原型 (monoarch) である(古生代のリンボク類と共通)。 根は、ふつう根端から比較的離れた場所で、側根...
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リンボク (化石植物) (redirect from リンボク属)
リンボク(鱗木、レピドデンドロン、学名:Lepidodendron)は、石炭紀に栄えた、化石としてのみ知られる一群の木本様植物(属)で、ミズニラ類に類縁である。現生のバラ科樹木にリンボク(橉木)があるが、無関係である。 大きな個体では樹高は40m、幹は直径2mに達し、先端部のみ分岐する。先端部はイネ...
7 KB (671 words) - 04:43, 14 September 2024
japonica)の多くは野生品である。 ^ ヤマノイモ属の「イモ」は、維管束の配列や発生過程から地下茎が肥大したもの(塊茎)と考えられているが、葉を付けず全面に根を生じるため典型的な塊茎とは異なる。そのため、担根体ともよばれるが、ヒカゲノカズラ綱のイワヒバ属やミズニラ属に見られる担根体とは異なる構造である。 ^...
55 KB (4,856 words) - 19:15, 15 September 2024
ーストラリアの三畳紀初頭の地層からは小さいミズニラ、背の低いヒカゲノカズラ、種子シダ、トクサ、少数の針葉樹が見つかっている。特にミズニラ類のアイソエステは13の新種が前期三畳紀の湿地・氾濫原・砂漠などに広がった。当時熱帯に位置していたヨーロッパでもミズニラはヒカゲノカズラとともに主要な植物であった...
40 KB (6,288 words) - 10:19, 10 March 2024
japonica)の多くは野生品である。 ^ ヤマノイモ属の「イモ」は、維管束の配列や発生過程から地下茎が肥大したもの(塊茎)と考えられているが、葉を付けず全面に根を生じるため典型的な塊茎とは異なる。そのため、担根体ともよばれるが、ヒカゲノカズラ綱のイワヒバ属やミズニラ属に見られる担根体とは異なる構造である。 ^...
205 KB (23,736 words) - 12:12, 22 October 2024
類では胞子をつける葉は茎の先端部に集中して、花穂のようなものを形成する。イワヒバ類では大胞子と小胞子にわかれ、胞子形成部の中で様々な配置をとる。 ミズニラ類は細長い葉の付け根の内側、上面側に胞子のうをつける。胞子は大胞子と小胞子にわかれるが、胞子のうには外見上の差はない。...
6 KB (1,109 words) - 07:50, 4 November 2023
プレウロメイア(英: Pleuromeia)は、ヒカゲノカズラ綱の属の一つ。すでに絶滅しており、現代のミズニラと類縁である。 P-T境界で発生した動植物の大量絶滅後、ユーラシア大陸全土やそのほかの地域で、前期三畳紀の植生を支配した。未成熟な古土壌に他の植物を伴わず堆積していることから、競合の少ない鉱...
2 KB (219 words) - 04:29, 12 November 2024
胞子体(胞子葉、sporophore)の基部が合わさって担葉体(共通柄、common stalk, phyllomophore)となる。サンショウモ属では根を持たず、水上に浮かぶ浮葉(floating leaf)と根のように変形した沈水葉(水中葉、submerged leaf)の2種類の葉を持つ。...
54 KB (6,009 words) - 18:23, 30 December 2024
つマツバラン類と近縁としてヒカゲノカズラ亜門にヒカゲノカズラ綱とマツバラン綱を置き、岩槻 (1992) などでも再びヒカゲノカズラ類、イワヒバ類、ミズニラ類からなるヒカゲノカズラ亜群とともにマツバラン亜群として小葉植物群の下に置かれた。しかし、葉緑体DNAの構造解析の研究から、マツバラン類はコケ植物...
27 KB (2,450 words) - 16:17, 27 August 2024
アステロキシロンとバラグワナチアは、原始的な小葉植物と広く認められている。小葉植物は現在でも生存していて、ミズニラなどもその一つである。ヒカゲノカズラは特徴的な小葉を持っている。葉には1本の維管束しかない。小葉は同じサイズまでしか生長しない。リンボクは1...
88 KB (13,909 words) - 21:41, 2 June 2024
japonica)の多くは野生品である。 ^ ヤマノイモ属の「イモ」は、維管束の配列や発生過程から地下茎が肥大したもの(塊茎)と考えられているが、葉を付けず全面に根を生じるため典型的な塊茎とは異なる。そのため、担根体ともよばれるが、ヒカゲノカズラ綱のイワヒバ属やミズニラ属に見られる担根体とは異なる構造である。 ^...
217 KB (13,135 words) - 02:31, 18 November 2024
があり、胞子葉が非常に細くなっている』に当てはまるものとしては、他にシシガシラなどのシシガシラ科シシガシラ属のもの、オシダ科のイヌガンソクやコウヤワラビなど幾つかの群に跨って存在し、それらは本属のものに多少とも似ている。シシガシラなど、かなり似ているが、これらは茎や葉柄の基部に鱗片や毛を持っている...
21 KB (2,030 words) - 17:09, 14 December 2024
red fox) 声 - 三森すずこ ネコ目イヌ科キツネ属。 ギンギツネと共に温泉宿にいる。ものぐさだが不思議な言動をする。宿のアーケードゲームで遊ぶことが大好き。 カピバラ(Capybara) 声 - 杉村ちか子 ネズミ目テンジクネズミ科カピバラ属。 温泉が好きで、常に温泉に入っている。温泉の復旧に感謝していた。...
235 KB (31,434 words) - 15:47, 26 December 2024
、初期異形胞子性(しょきいけいほうしせい、incpient heterospory)と呼ばれている。ミズワラビ属 Ceratopteris では異形胞子化は明瞭であるが、水生生活の起源が古いミズニラ科やサンショウモ目とは異なり、雌雄の分化はまだ達成していない。...
12 KB (1,762 words) - 08:31, 31 December 2024
他の異形胞子性をもつシダ植物について、プラティゾマと同様に乾湿変化の激しいところに生息するものが多い。異形胞子性を持つ小葉植物のイワヒバ科は乾湿変化の激しい岩上など、ミズニラ科は湿地で季節により干上がるところに生えていることが多い。また、異形胞子性を持つ薄嚢シダ類のサンショウモ目のデンジソウやサンショウモは田圃など雨季...
6 KB (731 words) - 10:06, 3 July 2023
カニクサ属 Lygodium は、薄嚢シダ類フサシダ目に属する大葉シダ植物の1属。1枚の葉が先端で無限成長することで、蔓性になるシダ類である。 コープランドの分類体系 (1947) などではフサシダ科 Schizaeaceae に分類されていたが、Christenhusz et al. (2011)...
18 KB (1,735 words) - 17:25, 26 July 2024