• リンゴ酸デヒドロゲナーゼまたはリンゴ酸脱水素酵素(malate dehydrogenase, MDH)は、リンゴ酸とオキサロ酢酸との相互変換を触媒する酸化還元酵素である。 (S)-リンゴ酸・L-リンゴ酸 オキサロ酢酸 用いる電子受容体によって以下の表のように分類されているほか、さらに脱炭酸してピル...
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  • L-乳酸デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.28 D-乳酸デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.29 グリセリン酸デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.30 3-ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.31 3-ヒドロキシイソ酪酸デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.32 メバルドレダクターゼ EC...
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  • 酸デヒドロゲナーゼ(EC 1.1.1.28)とL-乳酸デヒドロゲナーゼ(EC 1.1.1.27)である。 以降ではNAD(P)依存型L-乳酸デヒドロゲナーゼについて述べる。 乳酸脱水素酵素は乳酸とピルビンとの相互変換を触媒する。このとき、NADHとNAD+の相互変換も同時に起こる。ピルビン...
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  • リン基の付加は以下の反応にて行なわれる。 NAD+ + ATP → NADP+ + ADP ペントースリン回路 リンゴ酸デヒドロゲナーゼ (オキサロ酢酸脱炭酸) (NADP+)による反応 NADP+依存型イソクエン酸デヒドロゲナーゼによる反応 酸化還元酵素 補酵素...
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  • acid)は、ジカルボンの一種。IUPAC命名法では2-オキソブタン二 (2-oxobutanedioic acid) になる。旧名オキサル酢酸。 オキサロ酢酸は、クエン回路およびグリオキシル回路を構成する物質のひとつで、リンゴ酸リンゴ酸デヒドロゲナーゼによって酸化されて生成する。オキサロ酢酸は、クエン...
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  • の輸送は、リンゴ酸/ホスホエノールピルビンシャトルによって調停される。 そして、オキサロ酢酸がミトコンドリアから出るためにリンゴ酸デヒドロゲナーゼによってリンゴ酸に還元され、リンゴ酸としてミトコンドリア内膜を通過する。ミトコンドリア外の細胞質で再びリンゴ酸デヒドロゲナーゼ...
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  • 乳酸 (category ヒドロキシ)
    乳酸は、乳酸デヒドロゲナーゼによりピルビンに変化する。ピルビンは、脱炭酸酵素を含むピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体の作用により脱炭酸し、補酵素Aと結合するとアセチルCoAとなり、クエン回路や脂肪酸合成系に組み込まれる。 血液中の乳酸とピルビンの比率は、おおむね10:1となっている。...
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  • リンゴ酸(林檎リンゴさん、malic acid)とは、ヒドロキシに分類される有機化合物の一種。オキシコハクともいう。リンゴ酸の和名は、リンゴから見つかったことに由来する。IUPAC置換命名法では 2-ヒドロキシブタン二 (2-hydroxybutanedioic acid)...
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  • アセチルCoAは、好気性細胞呼吸の第二段階目であるピルビンのピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体による脱炭酸によって生成する。この酵素反応はミトコンドリアのマトリックスで起こる。ここで生成したアセチルCoAはクエン回路へと加わる。 ミトコンドリアから細胞質へアセチルCoAを輸送する回路...
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  • の輸送は、リンゴ酸/ホスホエノールピルビンシャトルによって調停される。 そして、オキサロ酢酸がミトコンドリアから出るためにリンゴ酸デヒドロゲナーゼによってリンゴ酸に還元され、リンゴ酸としてミトコンドリア内膜を通過する。ミトコンドリア外の細胞質で再びリンゴ酸デヒドロゲナーゼ...
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  • プロパンジオールデヒドラターゼ EC.4.2.1.29 欠番 → EC.4.99.1.6 EC.4.2.1.30 グリセロールデヒドラターゼ EC.4.2.1.31 リンゴ酸ヒドラターゼ EC.4.2.1.32 L(+)-酒石酸デヒドラターゼ EC.4.2.1.33 3-イソプロピルリンゴ酸デヒドラターゼ EC...
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  • (ペントースリン経路 en:pentose phosphate pathwayも含む) グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ (NADP+) en:glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase (解糖系 en:glycolysisも含む) クエン回路例:...
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  • ミトコンドリア (category ISBNマジックリンクを使用しているページ)
    とNADH)を、TCAサイクルや電子伝達系の反応を行うミトコンドリアへ輸送し、好気呼吸を行う[信頼性要検証]。 細胞質の解糖系で生成されたピルビンは、ピルビン共輸送体(ピルビン/H+)により細胞質からミトコンドリアへ輸送される。同じく細胞質で生成されたNADHはリンゴ酸-アスパラギン...
    60 KB (8,871 words) - 23:15, 4 July 2024
  • +アスパラギン 以上の反応は以下の酵素によって触媒される。 グリオキシソーム内での反応 アスパラギンアミノトランスフェラーゼ クエンシンターゼ アコニターゼ イソクエンリアーゼ リンゴ酸シンターゼ ミトコンドリア内での反応 コハク酸デヒドロゲナーゼ フマラーゼ リンゴ酸デヒドロゲナーゼ アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ...
    2 KB (273 words) - 07:41, 29 May 2022
  • リシノール リシネライジン セレブロン キナ シキミ モノヒドロキシ安息香誘導体 サリチル酸 クレオソート(ホモサリチル酸、ヒドロキシ(メチル)安息香) バニリンリンヒドロキシ安息香誘導体 ピロカテク レソルシル プロトカテク ゲンチジン オルセリン トリヒドロキシ安息香酸誘導体...
    3 KB (362 words) - 08:51, 4 December 2016
  • ける始めの酵素(複合体I)である。電子伝達系には、NADHデヒドロゲナーゼ(複合体I)の他、補酵素Q-シトクロムcレダクターゼ(複合体III)、シトクロムcオキシダーゼ(複合体IV)の計3種のエネルギー変換酵素がある。NADHデヒドロゲナーゼは電子伝達系の中では最も大きく、かつ複雑な酵素である。 NADH...
    23 KB (2,892 words) - 09:41, 10 May 2020
  • クエンサイクルでは、サイクルの一回転ごとにすべての中間体(例えば、クエン、イソクエン、α-ケトグルタル、コハク、フマルリンゴ酸およびオキサロ酢酸)が再生される。 したがって、ミトコンドリアにこれらの中間体のいずれかを追加して加えることは、追加された量がクエン...
    10 KB (1,255 words) - 13:57, 20 May 2023
  • 7-ホスホ-2-デヒドロ-3-デオキシアラビノヘプトンアルドラーゼ →EC番号 3-デヒドロキナシンターゼ(EC 4.2.3.4) 3-デヒドロキナ酸デヒドラターゼ(EC 4.2.1.10) シキミ酸デヒドロゲナーゼ(EC 1.1.1.25) シキミナーゼ(EC 2.7.1.71) 3-ホスホシキミ...
    6 KB (684 words) - 08:53, 29 May 2022
  • 分枝鎖アミノ酸の分解には分枝鎖α-ケト酸デヒドロゲナーゼ複合体(BCKDH)が関与している。この複合体が欠損すると、分枝鎖アミノ酸およびその毒性副産物が血液や尿に蓄積し、メープルシロップ尿症が発症する。関与する酵素は分枝鎖アミノトランスフェラーゼと3-メチル-2-オキソブタン酸デヒドロゲナーゼ...
    5 KB (602 words) - 08:33, 29 May 2022
  • リンゴ酸デヒドロゲナーゼ (オキサロ酢酸脱炭酸) (NADP+)(malate dehydrogenase (oxaloacetate-decarboxylating) (NADP+))はリンゴ酸酵素の1つで、NADP-リンゴ酸酵素(NADP-malic enzyme,...
    3 KB (329 words) - 03:53, 15 June 2017
  • ハイドロジェノソーム(ヒドロゲノソーム、Hydrogenosome)は二重膜に囲まれた細胞小器官であり、水素とATPを産生する機能を持つ。この小器官はミトコンドリアが進化したものであると考えられており、一部の繊毛虫、パラバサリア類、菌類などに見られる。 ハイドロジェノソームは嫌気的条件下でリンゴ酸...
    9 KB (1,228 words) - 12:16, 12 November 2021
  • 3-プロピルリンゴ酸シンターゼ EC.2.3.3.13 2-イソプロピルリンゴ酸シンターゼ EC.2.3.3.14 ホモクエンシンターゼ EC.2.3.3.15 スルホアセトアルデヒドアセチルトランスフェラーゼ EC.2.4.1.1 ホスホリラーゼ EC.2.4.1.2 デキストリンデキストラナーゼ EC...
    222 KB (28,239 words) - 06:31, 24 July 2020
  • )とPEPカルボキシラーゼを用いてオキサロ酢酸(C4)にする。そしてNADPHとリンゴ酸デヒドロゲナーゼを用いてリンゴ酸(C4)にする。そして、このリンゴ酸は昼まで液胞に貯蔵される。 そして、昼になると、貯蔵されたリンゴ酸がNADP+と反応し、NADPHとピルビン...
    4 KB (572 words) - 01:22, 12 December 2023
  • リンゴ酸デヒドロゲナーゼ (脱炭酸)(malate dehydrogenase (decarboxylating))はリンゴ酸酵素の1つで、NAD-リンゴ酸酵素(NAD malic enzyme, NAD-ME)とも言う。次の化学反応を触媒する酸化的脱炭酸酵素である。 (S)-リンゴ酸 + NAD+...
    3 KB (417 words) - 04:01, 15 June 2017
  • Β酸化 (category クエン回路)
    β酸化の4つの酵素と前述アシルCoAシンテターゼを総じてβ酸化酵素群と呼ぶ。 アシルCoAシンテターゼ(中鎖:EC6.2.1.2、長鎖:EC6.2.1.3) アシルCoAデヒドロゲナーゼ(EC1.3.99.2、EC1.3.99.3) エノイルCoAヒドラターゼ(EC4.2.1.17) 3-ヒドロキシアシルCoAデヒドロゲナーゼ(EC1...
    18 KB (2,742 words) - 14:02, 7 July 2024
  • 本来の表記は「リンゴ酸デヒドロゲナーゼ [NAD(P)+]」です。この記事に付けられたページ名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。 リンゴ酸デヒドロゲナーゼ [NAD(P)+](malate dehydrogenase [NAD(P)+])は、次の化学反応を触媒する酵素である。...
    2 KB (167 words) - 07:00, 11 April 2011
  • デヒドロゲナーゼが存在する。 グリセロールリンシャトルは、細胞質にあるNAD依存性グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(cGPDH; EC 1.1.1.8)と、ミトコンドリア内膜の膜間腔側に表在するFAD依存性グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(mGPDH; EC 1...
    6 KB (863 words) - 12:02, 24 October 2018
  • 解糖系 (category ISBNマジックリンクを使用しているページ)
    フルクトース-1,6-ビスリン酸 ジヒドロキシアセトンリン ※ グリセルアルデヒド-3-リン ※ 1,3-ビスホスホグリセリン 3-ホスホグリセリン 2-ホスホグリセリン ホスホエノールピルビン ピルビン ※ジヒドロキシアセトンリンとグリセルアルデヒド-3-リンは平衡の関係にある。 解糖系前半の5ステップは準備期...
    34 KB (5,289 words) - 16:13, 11 May 2023
  • リンゴ酸デヒドロゲナーゼ (NADP+)(malate dehydrogenase (NADP+))は、次の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。 (S)-リンゴ酸 + NADP+ ⇌ {\displaystyle \rightleftharpoons } オキサロ酢酸 + NADPH + H+...
    3 KB (221 words) - 02:30, 23 January 2017
  • タルトロン(タルトロンさん、英: Tartronic acid)とは、別名が2-ヒドロキシマロン (2-hydroxymalonic acid)で、ヒドロキシの一種である。IUPAC命名法で2-ヒドロキシプロパン二 (2-hydroxypropanedioic acid)。...
    3 KB (149 words) - 09:25, 10 March 2022
  • によく似ているため、生物体内のクエン回路においてコハク酸デヒドロゲナーゼの活性部位に(誤って)結合してしまう。そのため本来の基質であるコハクの代謝を阻害し(競合阻害)、細胞呼吸を妨害する。 マロン値の上昇にメチルマロン値の上昇が伴う場合、代謝性疾患である複合マロンおよびメチルマロン...
    3 KB (349 words) - 10:05, 21 April 2024