• ゼニゴケシダ(Trichomanes tahitense Nadeaud.)は、シダ植物門コケシノブ科マメゴケシダ属のシダである。まずコケにしか見えない植物である。 コケシノブ科の植物は、ごく葉が薄く、小柄なものは苔のように見えるが、ゼニゴケシダはそれどころではなく特殊である。形態的には細長い根茎...
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  • Hymenophyllaceae:コケシノブ・アオホラゴケゼニゴケシダ ウラジロ目 Gleicheniales ウラジロ科 Gleicheniaceae:ウラジロ・コシダ ヤブレガサウラボシ科 Dipteridaceae:ヤブレガサウラボシ・スジヒトツバ マトニア科 Matoniaceae フサシダ目 Schizaeales...
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  • Iwats. リュウキュウホラゴケ C. liukiuense (Yabe) K. Iwats. アオホラゴケ C. latealatum (v. d. B.) Copel マメゴケシダ属 Trichomanes ゼニゴケシダ T. tahitense Nadeaud ソテツホラゴケ属 Cephalomanes...
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  • コマチゴケ亜綱 Treubiidae Stotler & Crand.-Stotl. トロイブゴケ亜綱 Haplomitriidae Stotler & Crand.-Stotl. ゼニゴケ綱 Marchantiopsida Cronquist, Takht. & W.Zimm ウスバゼニゴケ亜綱 Blasiidae...
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  • 地衣類:着生のものが非常に多い。ウメノキゴケ・サルオガセなどが有名。 コケ植物:セン類・苔類共に、非常に多くの種が着生生活を行う。 シダ植物 マツバラン科:マツバラン ヒカゲノカズラ科:スギラン・ヨウラクヒバ・ナンカクラン イワヒバ科:イワヒバ・カタヒバ ハナヤスリ科:コブラン コケシノブ科:コケシノブ・ツルホラゴケゼニゴケシダ シノブ科:シノブ・キクシノブ...
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  • ゼニゴケの場合は成熟すると、雌雄異株の葉状体上に目立った傘状の造精器・破れ傘状の造卵器を形成する。また、ジャゴケの雌器托(造卵器)はキノコ状だが、造精器は柄のない楕円形ものがそれぞれ葉状体上に形成される。 車軸藻の一種の生殖器官(上が造卵器、下の丸いのが造精器) ゼニゴケの一種の雄器托(造精器)...
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  • 大葉シダ植物(だいようシダしょくぶつ、Polypodiopsida または Monilophyta)はシダ類(薄嚢シダ類 + リュウビンタイ類 + ハナヤスリ類;真正シダ類とも)、マツバラン類、トクサ類からなる植物の一群である。かつては小葉植物とともにシダ植物とされた。近年の分子系統解析により、単系統であるとされる。...
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  • ゴケ」を使う。それ以外のものでは以下のような例がある。 種子植物 ウサギゴケ コケオトギリ コケサンゴ コケミズ サギゴケ モウセンゴケ シダ植物 ウチワゴケ クラマゴケケシノブ 動物 - 基質上を這うような固着性のものにコケの名を持つ例がある。 コケムシ ハナゴケ(刺胞動物)...
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  • どは水際からその周辺の陸に生育する。一部に水中あるいは水上の岩に着生植物のようにして生活するものがある。カワゴケソウ科はこの方向に進化したものであり、日本産の種はすべて水中の岩の表面にゼニゴケ類のような姿で張り付いている これは、水位の変動で水に洗われる時に剥がされないためにも必要なことである。した...
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  • ウチワゴケ(Crepidomanes minutum)は、シダ植物門コケシノブ科アオホラゴケ属に属するシダ植物の一つ。ウチワ状の単葉が特徴である。日本本土のこの類では最も普通なもののひとつである。 茎は細い針金状で長く横に這い、黒っぽい褐色の毛が一面に生える。葉はやや間を置いてつく。...
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  • (下図)。ツノゴケ類の葉状体はゼニゴケ (苔類) の葉状体のような複雑な組織分化を示さない比較的単純な構造をしており (単純葉状性)、苔類の中ではミズゼニゴケなどに似ている。種によっては、葉状体に中肋をもつ (例:キノボリツノゴケ属)。葉状体は基本的に多細胞層であるが、縁辺部...
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  • 原則として水田内に生育している種を扱い、あぜ道などで生育している種は省略した。 コケ植物門、苔綱ゼニゴケ目に属するもの。 ウキゴケ科 イチョウウキゴケ ハタケゴケ シダ植物門に属するもの。 ミズニラ科:ミズニラ ホウライシダ科:ミズワラビ デンジソウ科:デンジソウ サンショウモ科:サンショウモ アカウキクサ科...
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  • (チャールズ・ダーウィンの自然選択に関する仮説でも、この研究が活用された)。 また植物には、花をつける種子植物だけでなく、緑藻植物、マゴケ植物 (蘚類)、ゼニゴケ植物 (苔類), ツノゴケ植物、シダ植物など花を咲かせないものも多くある。しかしこれらの植物でも、造精器や造卵器など有性生殖を行う器官を持ち、有性的な繁殖を行なっている。...
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  • 動植物には雌雄の別があり、動物は一般的に雌雄異体で雌雄同体(カタツムリ・ミミズなど)は少数派である。植物(陸上緑色植物)は一般的に雌雄同体であるが雌雄異体(イチョウ・ゼニゴケなど)も多い。菌類では大小の配偶子を生産する種も、配偶子の大きさに差がない種も、通常の細胞が接合(体細胞接合)する種も認められる。多くの原生動物・...
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  • ゴケ綱やゼニゴケ綱では、アーバスキュラー菌根菌(グロムス類)またはアツギケカビ目(上記ファインエンドファイトを参照)による共生がしばしば見られ(下図11)、両者が同時に共生することもある。この共生はツボミゴケ綱のミズゼニゴケ亜綱とツボミゴケ...
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  • シダ植物において、胞子の発芽後すぐに形成される構造である。一般的なものは糸状であるが、そうでないものもある。普通は主としてコケ植物のそれを指し、以降、主にこれについて扱う。それ以外の用法は下にまとめる。 原糸体はコケ植物の胞子が発芽した際に出来るもので、一般的なコケ(スギゴケなどセン類のマゴケ...
    11 KB (1,942 words) - 23:57, 8 June 2022
  • 陸上植物(りくじょうしょくぶつ)とは、陸上に上がった緑色植物の一群。コケ植物、シダ植物、種子植物をさす。これは最も狭義の(リン・マーギュリスの定義による)植物と同義である。 最初の陸上植物が出現したのは、約4億5000万年前のオルドビス紀である。 陸上植物の定義は系統的なものである。したがって、藻類...
    12 KB (1,557 words) - 13:55, 13 February 2022
  • は、外部形態がスジゴケ属 (Riccardia) に類似していることにちなんで付けられた。 ヌエゴケは。ヌエゴケは一細胞層からなる葉状体をもつが、これは他に知られているどの苔類にも見られない特徴である(ただし、苔類が持つリボン状の原糸体は一細胞層からなり、本種の葉状体に類似する)。外見はコケシノブ科(シダ...
    4 KB (530 words) - 01:03, 21 January 2021
  • を形成するものである。維管束を持つ維管束植物に含まれる。 全植物の約8割を占め、大別すると、裸子植物と被子植物に分かれる。 種子植物の祖先はシダ植物である。シダ植物は体の構造は陸上生活に十分適応していたが、前葉体の上での受精の際に水が必要である。 種子は前葉体を保護し、その中で受精をも行わせることで...
    5 KB (426 words) - 01:57, 12 December 2023
  • 羽葉 (category シダ類)
    LEAFY とゼニゴケの有性生殖”. 植物科学最前線 3: 134-158. doi:10.24480/bsj-review.3b8.00036. https://bsj.or.jp/jpn/general/bsj-review/BSJreview2012B8.pdf.  伊藤洋 ほか共著『シダ...
    43 KB (4,514 words) - 01:10, 18 July 2024
  • しコタニワタリなど、種によっては光がない条件で発芽できない胞子を持つものもある。 コケ植物の胞子発芽に関する環境条件については、ヒョウタンゴケなどの蘚類やゼニゴケなどの苔類でそれぞれ研究が行われている。光条件については、光に晒されることによって発芽が促進される一方、通常は光がない条件では発芽できない...
    69 KB (10,237 words) - 17:27, 28 November 2023
  • も分布する八重山諸島に固有の動植物である。 イリオモテの名を持つ生物には、以下のようなものがある。 植物:イリオモテウロコゼニゴケ(蘚苔類)、イリオモテシャミセンヅル(フサシダ科)、イリオモテニシキソウ(トウダイグサ科)、イリオモテスミレ(スミレ科)、イリオモテヒイラギ(ヤエヤマヒイラギ)(モクセ...
    46 KB (5,154 words) - 02:08, 1 December 2024
  • 成すると同時に、アーバスキュラー菌根をもつ。 シダ植物の配偶体(前葉体)は根をもたないが、アーバスキュラー菌根と同様の共生構造がしばしば見られる。同様に、コケ植物も根をもたないが、苔類のコマチゴケ綱、ゼニゴケ綱、ツボミゴケ綱の初期分岐群、およびツノゴケ類には、アーバスキュラー菌根と同様の共生構造が見られる(下図6)。...
    37 KB (4,447 words) - 11:35, 7 October 2023
  • plants)は、維管束植物のうち、姉妹群である大葉シダ植物と木質植物(前裸子植物 + 種子植物)をまとめた単系統群である。真葉植物(しんようしょくぶつ)と呼ばれることもある。大葉植物の名は維管束植物のもう一つの群である小葉植物と対比して用いられる。 Kenrick とCrane (1997)は、トクサ類やシダ類、木質植物に加え、Eophyllophyton...
    21 KB (1,830 words) - 12:23, 31 December 2023
  • 的性決定システムを持つ動物やその他の生物では、性染色体の存在が決定要因となることがある。また、イチョウ(Ginkgo biloba)や、コケ植物のゼニゴケ(Marchantia polymorpha)、顕花植物のシレネ属(Silene)の雌雄異株種など、性的二型性を持つ植物では、性染色体によって性が...
    70 KB (8,739 words) - 08:50, 1 December 2024
  • アウター・ヘブリディーズ全体での生育種数は、(Sutton 2022)によると、被子植物950種、蘚類(マゴケ植物門)348種、苔類(ゼニゴケ植物門)169種、シダ植物45種、球果植物(針葉樹)23種、ヒカゲノカズラ綱9種、ツノゴケ類(ツノゴケ植物門)2種とされる。 固有種としては、Dactylorhiza fuchsii...
    271 KB (28,449 words) - 20:08, 29 November 2024
  • ような無顎類とは異なる原始的な魚類の喉部にある咀嚼用器官(歯)であった。最古の陸上植物の可能性として、アフリカのリビアにあるオルドビス紀の地層からゼニゴケ類似の胞子の化石が見つかっている。またアメリカ東部の陸域で堆積した地層からムカデの足跡に似た生痕化石がみつかっている。約4億3900万年前のオルド...
    90 KB (14,664 words) - 12:35, 7 December 2024
  • らのグループは、ふつう葉緑体中にピレノイドが存在する。一方、シャジクモ類と陸上植物は、1細胞中に多数の葉緑体をもち、葉緑体はピレノイドを欠く (ツノゴケ類は例外的であり、ふつうピレノイドを含む葉緑体を1個もつ)。緑色植物に典型的な光合成色素組成 (クロロフィル a,...
    37 KB (3,927 words) - 12:30, 16 September 2022
  • Embryophyta ゼニゴケ植物門(苔類) Marchantiophyta マゴケ植物門(蘚類)Bryophyta ツノゴケ植物門Anthocerotophyta 維管束 植物 Tracheo- phyta ヒカゲノカズラ植物門 Lycopodiophyta 真葉植物 Euphyllo- phyta シダ植物門...
    22 KB (1,058 words) - 11:09, 13 November 2024
  • (3): 307–311. doi:10.18960/seitai.67.3_307.  荒木崇 (2012). “植物固有の転写因子 LEAFY とゼニゴケの有性生殖”. 植物科学最前線 3: 134–158. https://bsj.or.jp/jpn/general/bsj-review/BSJreview2012B8...
    62 KB (7,202 words) - 10:10, 21 November 2024
  • 霧島火山帯にある九重山の山頂付近と山麓にはミズゴケの泥炭地からなる日本最大級の山岳地帯の中層湿原がある。坊ガツルは三俣山、平治岳、大船山に囲まれる山間の盆地にあり、タデ原は火山地形の扇状地にある。湿原にはツクシフウロ、シムラニンジン、オオミズゴケなどの希少種を含む74種のシダ...
    86 KB (1,133 words) - 03:34, 23 November 2023