チュルク語族(チュルクごぞく、英語: Turkic languages)、またはテュルク語族(テュルクごぞく)・突厥語族(とっけつごぞく)は、中央アジア全体やモンゴル高原以西にあるアルタイ山脈を中心に東ヨーロッパから北アジア(シベリア)に至る広大な地域で話される語族である。...
16 KB (1,867 words) - 06:56, 15 October 2024
チュルク TürkあるいはTürükのカナ転写。 テュルク系民族 - チュルク語族の言語(テュルク諸語)を話す人々のこと。 チュルク諸語(テュルク諸語)を話す遊牧民による6世紀の中央ユーラシアの国家や帝国(Türük)。→突厥 トルコ人のこと(チュルク語族のトルコ語を話し、アナトリア半島、バルカン半島、アラブ諸国などに暮らす)。...
2 KB (318 words) - 15:00, 4 September 2024
シベリア・チュルク語群(シベリア・チュルクごぐん)または北東語群(ほくとうごぐん)は、チュルク語族共通チュルク語派の5つの主要な語群の内の1つ。以下の表は、1998年にラース・ヨハンソン(トルコ語版)によって発表された分類に基づく。 [脚注の使い方] 出典 ^ Hammarström, Harald;...
3 KB (231 words) - 09:41, 18 February 2024
テュルク系民族(テュルクけいみんぞく、 英語: Turkic peoplesまたはTurks、ロシア語: Тюрки、トルコ語: Türk halkları)とは、チュルク語族の言語を使用する民族集団である。ユーラシア大陸の中央部を斜めに貫く、東シベリアからトルコ共和国にまで及ぶ乾燥地域を中心にシ...
44 KB (6,114 words) - 10:36, 4 December 2024
アルタイ諸語:かつてはアルタイ語族を成すという見方が優勢であったが、現在では別々の語族とされる。 チュルク語族:トルコ語、ウズベク語、カザフ語、キルギス語、ウイグル語、サハ語など モンゴル語族:モンゴル語、オイラト語、ブリヤート語など ツングース語族:満州語、エベンキ語など 古アジア諸語:互いの系統関係は存在しない。諸語族の集合体の便宜的総称。...
28 KB (3,072 words) - 13:25, 22 November 2024
古チュルク語(こチュルクご)は、東古チュルク語(ひがしこチュルクご)、オルホン・チュルク語(オルホン・チュルクご)とも言い、チュルク語族の古い言語と考えられている。 7世紀~13世紀にかけての東突厥、ウイグル可汗国による碑文が発見されており、記録が残るものの中ではこれらはチュルク諸語で最古の例である。...
14 KB (825 words) - 10:39, 9 April 2024
アイヌ ‐ 朝鮮言語集団と他のギリヤーク語、エスキモー・アレウト語族、シベリアのチュクチ・カムチャツカ語族と区分した。 マルティン・ロベーツは、従来の広義のアルタイ語族(チュルク語族、モンゴル語族、ツングース語族、日本語族、朝鮮語族)を「トランスユーラシア語族」 (Transeurasian)...
58 KB (2,265 words) - 02:55, 4 January 2024
カルルク語群(カルルクごぐん、英語: Karluk languages)は、チュルク語族共通チュルク語派の一語群である。ウズベク語、ウイグル語などが含まれる。 ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds...
2 KB (109 words) - 09:37, 18 February 2024
チュルク祖語(チュルクそご、英: Proto-Turkic、露: Пратюркский、土: Ana Türkçe, Ön Türkçe, Proto Türkçe、あるいはテュルク祖語)は、チュルク語族の祖語の言語。チュルク語族諸言語から歴史比較言語学的手法により再構された。...
5 KB (559 words) - 16:37, 17 July 2023
イリ・チュルク語(Ili Turki)は、危機に瀕するチュルク語族の言語である。中国の新疆ウイグル自治区で話される。2007年時点で、中国の30世帯のみで話される状態となっている。 カルルク語群に属するが、キプチャク語群の基層が存在する。 ^ Hammarström, Harald; Forkel,...
2 KB (144 words) - 08:56, 23 August 2024
古アジア民族(ロシア語版) チュクチ人 コリャーク人 アリュートル人 ケレク人 イテリメン人 ユカギール人 チュバン人 ニヴフ人 ケット人 ユグ人 アレウト ユピック ユイット アイヌ ウラル語族:ガナサン語、セルクプ語など アルタイ諸語 チュルク語族:ヤクート語、タタール語など モンゴル語族:ブリヤート語など...
19 KB (602 words) - 09:07, 26 August 2024
更に、ウラル語族、アルタイ諸語、日琉語族、チュクチ・カムチャッカ語族、エスキモー・アレウト語族などとの関係を主張するユーラシア大ずるノストラティック大語族説、終局的にはボレア語族や世界祖語との関係を論ずる説もある。 [脚注の使い方] ^ この語族に属しないヨーロッパの言語に、スペイン・バスク地方のバスク語...
93 KB (13,000 words) - 11:15, 17 December 2024
チュルク語族・モンゴル語族と共通する部分が多いため、かつて合わせてアルタイ語族とも呼ばれてきた。しかし、これらの間には基礎語彙の音韻対応がほとんど見られないことから、語族とは証明されていない。将来的に「アルタイ語族」が成立すると証明されれば、ツングース語派と呼ばれるようになるが、未だアルタイ語族...
15 KB (1,916 words) - 00:36, 6 December 2023
共通チュルク語派(きょうつうチュルクごは、Common Turkic または Shaz Turkic)は、オグール語派を除くすべての言語を含む、チュルク語族の語派である。 en:Lars Johansonによる分類では、次の語群が含まれる。 オグズ語群 キプチャク語群 カルルク語群 シベリア・チュルク語群...
2 KB (182 words) - 06:11, 14 September 2023
ルクロードなどを用いて交流し、中国の火薬などの技術がモンゴル帝国を通じてヨーロッパに伝わってもいる。 チュルク語族 - カザフ語、キルギス語、ウズベク語、ウイグル語、トルクメン語など インド・ヨーロッパ語族 イラン語派 - タジク語など スラブ語派 - ロシア語 [脚注の使い方]...
12 KB (1,216 words) - 01:42, 10 August 2024
チュクチ・カムチャツカ語族(チュクチ・カムチャツカごぞく)は、シベリア北東端部のチュクチ半島からカムチャツカ半島にかけて話されている、いわゆる古シベリア諸語(古アジア諸語)に含まれる言語からなる語族。ルオラヴェトラン諸語とも。 北部のチュクチ語派と南部のカムチャツカ語派に分けられ、いずれも現在、民...
3 KB (330 words) - 16:20, 6 January 2022
1990年代からはウラル語族とアルタイ諸語の関係性がユーラシア大語族の観点から再び関心がもたれるようになり、ウラル語族、アルタイ諸語、インド・ヨーロッパ語族の間で関連性を指摘する見方もある。 ウラル語族 サモエード語派 フィン・ウゴル語派 (ユカギール語族)※ウラル語族との同系説がある アルタイ諸語 チュルク語族 モンゴル語族...
5 KB (568 words) - 18:25, 9 January 2022
ウイグル語 (category カルルク語群)
Uyghur、中: 维吾尔语)は、中央アジアで使用されるテュルク語族に属する言語ひとつ。中央アジア東部のタリム盆地(現在の新疆ウイグル自治区の南部)周辺で現在話されている。 ウイグル語は、テュルク語族の南東語群(カルルク語群)に属す言語で、現代ウズベク語と非常に近しい関係にある。新疆ウイグル自治区領内の話...
12 KB (961 words) - 10:14, 15 June 2024
ウラル語族 フィン・ウゴル語派 サモエード語派 アルタイ諸語 チュルク語族 モンゴル語族 ツングース語族 インド・ヨーロッパ語族 イラン語派 スラヴ語派 古アジア諸語 ユカギール語族 エニセイ語族 チュクチ・カムチャツカ語族 ニブフ語 ^...
6 KB (811 words) - 12:45, 24 November 2024
オーストロネシア語族(オーストロネシアごぞく)は、台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々、マダガスカルに広がる語族である。アウストロネシア語族とも。日本語では南島語族とも訳される。台湾諸語が言語学的にもっとも古い形を保っているとされる。 かつてはマレー・ポリネシア語族...
25 KB (2,690 words) - 18:53, 26 May 2024
ヒナルク語(英語版) ラク語 レズギ諸語(英語版) アルチ語 サムール諸語 東サムール諸語 アグール語 ウディ語 タバサラン語 レズギ語 西サムール諸語 ツァフル語 ルトゥル語 南サムール諸語 クリツ語(英語版) ブドゥフ語 コーカサス諸語 - 南コーカサス語族|北西コーカサス語族|北東コーカサス語族...
3 KB (240 words) - 21:51, 22 March 2024
ウズベク語(ウズベクご、Oʻzbek tili)は、アルタイ諸語であるテュルク諸語に属しテュルク諸語の中ではカルルク語群(南東語群)に分類される言語。ウズベキスタンの公用語。ウズベキスタンでは1992年以降は公式にはラテン文字で表記されるようになったが、それ以前はキリル文字で表記されていた。現在でも...
12 KB (1,149 words) - 09:24, 18 November 2024
さらにアイヌ語やエスキモー・アレウト語族を古シベリア諸語に含めることもある。 ユカギール語族はウラル語族と共にウラル・ユカギール語族を形成し、エニセイ語族はナデネ語族とデネ・エニセイ語族を形成するとする説が有力である。ウラル語族、ユカギール語族、チュクチ・カムチャツカ語族にエスキモー・アレウト語族を含んだウラル・シベリア語族...
10 KB (934 words) - 10:57, 11 April 2024
キプチャク語群(キプチャクごぐん、Kipchak languages)は、テュルク語族の共通テュルク語派の一語群。ウクライナから中国にかけて広がり、2500万人以上に話される。 キプチャク語群は多くの共有特徴をもつ。いくつかは他のテュルク諸語と共通するが、キプチャク語群に独特のものもある。 テュルク祖語の*d...
3 KB (262 words) - 09:33, 18 February 2024
チュヴァシ語(チュヴァシご、チュヴァシ語:Чăвашла)は、ブルガール語と同じテュルク語族のオグール語派に属する言語。 おもにロシア連邦のチュヴァシ共和国で話される。テュルク諸語中最も異質な特徴を持つ。他のテュルク語のš, z, i-がオグール語群でl, r, dj-になる。 チュヴァシュ語 チュバシ語...
5 KB (228 words) - 09:28, 18 February 2024
クマン語(クマンご、Cuman, Kuman)は、クマン人とキプチャク人によって話されたチュルク系言語である。現存するキプチャク語群の言語に近縁である。コーデクス・クマニクス(英語版)などの中世の書物に記録されており、中央・東ヨーロッパにおいて豊富な文字記録を遺している言語である。ジョチ・ウルスにおけるリンガ・フランカとなった。...
2 KB (120 words) - 09:34, 18 February 2024
農耕/言語拡散仮説 (section インド・ヨーロッパ語族)
チュルク・モンゴル系統の分岐を紀元前3293年、チュルク・モンゴル祖語からチュルク語族/モンゴル語族の分岐を紀元前1552年、日本・朝鮮祖語から日本語族/朝鮮語族の分岐を紀元前1850年と算出した。 多くの学者は、日本語族...
15 KB (1,833 words) - 14:54, 17 September 2021
エスキモー・アレウト語族(エスキモー・アレウトごぞく、英: Eskaleut, Eskimo–Aleut, Inuit–Yupik–Unangan)は、アメリカ先住民諸語の中の言語グループの一つ。主にアラスカ州、カナダ北部、グリーンランド、極東ロシア最東部に話者がいる。エスキモーとして知られるカナダ...
3 KB (263 words) - 11:36, 21 May 2024
アルタイ語族:チュルク語族、モンゴル語族、ツングース語族を同系とする「アルタイ語族」は古くは広く常識であったが、現在は別々の語族とするのが主流。現在ではこの3語族を総称してアルタイ諸語と言うことが多い。アルタイ諸語には朝鮮語族、日琉語族を含むこともある。 東アジア大語族:シナ・チベット語族...
10 KB (1,322 words) - 09:34, 13 November 2024
言語系統的には、ケチュア語族で独立した一つの語族を形成するとみられるが、その上位には、アイマラ語と合わせてケチュマラ大語族(英語版)を構成するとする説や、更に上位に、アラワク語族、ヒヴァロ語族(英語版)、トゥカノ語族(英語版)、モヴィマ語 などと合わせてアンデス・赤道大語族を構成するとする説もある。 ケチュア語...
10 KB (629 words) - 11:36, 21 March 2024
ク語派やインド・イラン語派などと共にインド・ヨーロッパ語族に含まれる。 同系統と証明されていない言語群をまとめて呼ぶときは「~諸語」という(例:アルタイ諸語、アメリカ・インディアン諸語、カフカス諸語)。ただし、語族か語派か語群かを問題にしないときも単に「~諸語」と言うことがある。また、複数の語族...
22 KB (3,327 words) - 10:58, 26 December 2024