• モクレン属モクレンぞく、学名: Magnolia)は、モクレンモクレン科に属する被子植物のの1つである。常緑性または落葉性の高木から低木であり、切れ込みがない葉が互生する。枝先に1個ずつつく花は大きく、ふつう3数性の花被片をもち、多数の雄しべと雌しべが花軸にらせん状についている(図1)。果実は...
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  • モクレン(木蓮、木蘭、学名: Magnolia liliiflora)は、モクレンモクレン属に属する落葉低木の1種である。春に葉が展開するのと同時期に紫紅色の花が上向きに咲く。花が紫色であることからシモクレン(紫木蓮)ともよばれ、こちらを標準名としていることも多い。中国南部原産であり、日本を含む...
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  • aethiopica)、モクレン属は香料や香辛料として利用されることがある。 バンレイシやポポー、Polyalthia、Rolinia deliciosa(バンレイシ科)など果実が食用とされる例もある(上図3d)。 モクレン属やユリノキモクレン科)、イランイランノキ、オウソウカ(Artabotrys)、マストツリー(Monoon...
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  • モクレン科(モクレンか、学名: Magnoliaceae)は、モクレン目に属する被子植物の科の1つである。2230–340種ほどが知られ、コブシ、ホオノキ、オガタマノキ、タイサンボク、ユリノキなどを含む。すべて常緑性または落葉性の木本であり、精油を含み、葉は単葉で互生する。托葉は芽を包み、早く脱...
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  • ハクモクレン(白木蓮、白木蘭、学名: Magnolia denudata)は、モクレンモクレン属に属する落葉高木の1種である。早春の葉が展開する前に、白色の大きな花が上向きに咲く(右図)。花被片は9枚で萼片と花弁は分化していない。中国南部原産であるが、日本など世界各地で庭木や街路樹として植栽されている。...
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  • 被子植物 (redirect from モクレン)
    モクレン科などの被子植物を最も原始的と考え、子房を重視した。 1981年にクロンキキストは、豊富な形態形質の情報にもとづき被子植物全体を網羅するような分類体であるクロンキスト体系(1981年、Arthur Cronquist)を構築した。この分類体系は、ベンサムとフッカーの体系と同様にモクレン...
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  • コブシ (category モクレン科)
    コブシ(辛夷、学名: Magnolia kobus)は、モクレンモクレン属に属する落葉高木の1種である。早春に、葉が展開する前に他の木々に先駆けて白い大きな花をつける。花は3枚の萼片、6枚の花弁、らせん状についた多数の雄しべ・雌しべをもつ。多数の果実が癒合してごつごつとした集合果を形成する。北海道...
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  • ホオノキ (category モクレン科)
    ホオノキ(朴の木、朴木、朴、学名: Magnolia obovata)はモクレンモクレン属に属する落葉高木の1種である。別名としてホオ、ホオガシワなどともよばれる。大きな葉が輪生状につき、枝先に大きな花が上向きに咲く(図1)。日本自生の樹木の中では、最大級の葉と花をもつ。南千島から九州に分布する。...
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  • brevifolia カヤ Torreya カヤ T. nucifera 分類体系はクロンキスト体系に従う。 モクレン科 Magnoliaceae ユリノキ Liriodendron ユリノキ M. tulipifera モクレン属 Magnolia ハクモクレン M. heptapeta コブシ、M...
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  • オガタマノキ (category モクレン科)
    compressa)は、モクレンモクレン属に属する常緑高木の1種である。和名は、招霊(おきたま)が転じて「オガタマ」になったともされる。オガタマノキに分類されることが多かったが(Michelia compressa)、2022年現在ではふつうモクレン属に分類される。日本に自生するモクレン...
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  • 基本的に、1つの花の中の雄蕊(雄ずい、雄しべ)の数や配置は、種によって決まっている。 スイレン属モクレン属、オモダカ、キンポウゲ、ケシ、バラなどでは、1個の花が不特定多数の雄蕊をもつ(下図11)。スイレン属モクレン属では、多数の雄蕊がらせん状に配列しており、一般的に、このような状態が被子植物にお...
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  • APG III (redirect from モクレン)
    シパルナ科 Siparunaceae モクレン目 Magnoliales バンレイシ科 Annonaceae デゲネリア科 Degeneriaceae エウポマティア科 Eupomatiaceae ヒマンタンドラ科 Himantandraceae モクレン科 Magnoliaceae ニクズク科...
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  • タムシバ (category モクレン科)
    タムシバ(田虫葉、学名:Magnolia salicifolia)は、モクレンモクレン属に属する落葉高木から低木の1種である。別名、カムシバ、ニオイコブシなどともよばれる。葉はやや細長い披針形であり、早春の葉が展開する前に白い6花弁をもち芳香がある花が咲く。日本固有種であり、本州、四国、九州に分布...
    22 KB (2,631 words) - 10:55, 19 October 2023
  • モクレン属など)。成熟した状態では果皮は乾燥して膜質であるものが多いが、ボタン属などではやや厚く肉質である。複数の種子を含むものが多いが、1個のみ含むものもある(シキミなど)。袋果は、シキミ(シキミ科)、コブシ(モクレン科)、ホンゴウソウ(ホンゴウソウ科)、イカリソウ(メギ科)、トリカブト...
    17 KB (1,887 words) - 03:32, 2 December 2023
  • タイサンボク (category モクレン科)
    タイサンボク(泰山木・大山木、学名: Magnolia grandiflora)は、モクレンモクレン属に属する常緑高木の1種である。別名で、ダイサンボク、ハクレンボクともよばれる。ときに高さ20メートルになる大木であり、白い9枚の花被片からなる大きく碗状の花が上向きに咲く。花の形から「大盞木」(た...
    23 KB (2,389 words) - 01:41, 12 July 2024
  • オオヤマレンゲ(大山蓮華、学名:Magnolia sieboldii subsp. japonica)は、モクレンモクレン属に分類される落葉低木の1分類群である。本州関東以南から九州、および中国東南部に分布する。和名は、奈良県の大山(おおやま:大峰山)に群生地があり、大山にハスの花(蓮華)に似た...
    23 KB (2,413 words) - 01:14, 12 July 2024
  • シデコブシ (category モクレン科)
    シデコブシ(四手辛夷、学名:Magnolia stellata)は、モクレンモクレン属に属する落葉小高木から低木の1種である。和名は、花の形がコブシに似ており、また多数の花被片が白く細長く伸びている様が「しで(紙垂、四手; しめ縄や玉串につける紙)」のように見えることに由来する。別名はヒメコブシ。...
    44 KB (4,830 words) - 10:34, 19 January 2024
  • 蓇葖、follicle) 1心皮からなり、ふつう内縫線または外縫線で裂開する(下図4a)。シキミ(マツブサ科)やモクレン属モクレン科)、 トリカブト、オダマキ(キンポウゲ科)、ベンケイソウ科、カツラ科、シモツケ(バラ科)、ゴンズイ(ミツバウツギ科)、ガガイモ(キョウチクトウ科)などに見られる。 豆果(とうか;...
    96 KB (9,881 words) - 07:45, 30 June 2024
  • 新エングラー体系では双子葉植物綱を大きく合弁花と離弁花の亜綱に分けているので、モクレン亜綱の名前は存在しない。 APG植物分類体系では綱や亜綱の分類階級を作っていないので、モクレン亜綱の名前は使われない。モクレン目は階級なしのクレードであるモクレン類 (magnoliids) にしている。 ^ James L. Reveal....
    4 KB (360 words) - 13:27, 26 October 2016
  • モクレン属モクレン科)、クロモジ(クスノキ科)、ツバキ(ツバキ科)は混芽をもたないが、タブノキ(クスノキ科)、エノキ(アサ科)、ブナ(ブナ科)は混芽をもつ。カエデ(ムクロジ科)の中では、カジカエデやハナノキは混芽をもたないが、イロハモミジやウリカエデは混芽をもつ。ツツジ...
    54 KB (5,757 words) - 06:49, 27 October 2023
  • カラタネオガタマ (category モクレン科)
    カラタネオガタマ(唐種招霊、学名: Magnolia figo)は、モクレンモクレン属に属する常緑樹の1種である。別名トウオガタマ(唐招霊)。オガタマノキに分類されることが多かったが(Michelia figo)、2022年現在ではふつうモクレン属に分類される。花にはバナナに似た強い香りがある。中国東南部...
    14 KB (1,096 words) - 02:11, 13 October 2023
  • ものなどがある。古くはこれらを「原始的双子葉類」のシキミ科、モクレン科などとまとめて「多心皮類」と呼んでいた(クロンキスト体系のモクレン亜綱もこれに近い分類)。これは現代的に見れば多系統群ということになる。 このやや原始的な諸群を除いたクレードをcore eudicotsと呼び、日本語ではコア真正双...
    7 KB (953 words) - 01:01, 29 November 2023
  • Mesangiospermae クレード: モクレン類 Magnoliids 目: カネラ目 Canellales 目: クスノキ目 Laurales 目: モクレン目 Magnoliales 目: コショウ目 Piperales 独立した系統: 上位クレードにさない 目: センリョウ目 Chloranthales クレード:...
    46 KB (2,776 words) - 15:04, 20 November 2022
  • マグノリア(Magnolia) モクレン属(Magnolia)。モクレン、コブシ、タイサンボクなどを含む。17世紀 - 18世紀のフランスの植物学者、ピエール・マニョル (Pierre Magnol) から名付けられた。 マグノリア (映画) - 1999年製作の映画作品 マグノリア (小惑星) -...
    911 bytes (164 words) - 12:23, 22 January 2023
  • センリョウ科には、4 (ヘディオスマム、アスカリナ、センリョウ、チャラン属)、約75種が知られている (下表1)。主に木本性で単性花をつけるヘディオスマムとアスカリナ、主に草本性で両性花をつけるセンリョウとチャラン属がそれぞれ系統群をなすと考えられていたが、分...
    21 KB (1,857 words) - 05:42, 19 October 2023
  • Canellales)は、被子植物のモクレン類(モクレン目群)に含まれる目の1つである。精油をもつ常緑性の木本であり、葉は互生し単葉、花は放射相称(図1)。おもに熱帯域から南半球温帯域に分布しており、日本には自生種はいない。カネラ科(約520種)とシキミモドキ科(約5100種)の2科を含む。...
    19 KB (1,652 words) - 01:43, 9 June 2024
  • この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字(ハートマーク)が含まれています(詳細)。 こぶし コブシ(辛夷)はモクレンモクレン属の落葉広葉樹。 こぶし町 - 埼玉県所沢市にある町名。 西武鉄道がかつて夜間に運行していた特急列車。ちちぶ (列車)を参照。 拳とは指を折り曲げ、握った状態の人の手。拳骨(げんこつ)。...
    1 KB (230 words) - 22:10, 28 May 2024
  • スイレン科(スイレンか、学名: Nymphaeaceae)は、被子植物のスイレン目に属する科の1つであり、池沼など淡水域に生育する水草が含まれる。コウホネ、バルクラヤ、スイレン属、オニバス、オオオニバスの5約60種が知られており、世界中に分布し、観賞用に栽培されているものも多い。...
    39 KB (3,469 words) - 06:57, 18 October 2023
  • ユリノキ (category モクレン科)
    ユリノキ(百合の木・百合木・百合の樹、学名: Liriodendron tulipifera)は、モクレン科ユリノキに属する落葉高木の1種である。高さ45メートルに達することもある大きな木であり、特徴的な形の葉をもつ(右図)。花期は晩春から初夏、オレンジ色の斑紋をもつ黄緑色の花が上向きに咲く(図1)。北米東部原産であるが、...
    27 KB (2,610 words) - 18:58, 16 June 2024
  • 二毛菌門 緑藻植物門 車軸藻植物門 コケ植物 維管束植物 古マツバラン門 ヒカゲノカズラ門 シダ植物門 種子植物 裸子植物 被子植物(モクレン門) 双子葉植物綱(モクレン綱) 単子葉植物綱(ユリ綱) ツボカビ門(ツボカビ) 接合菌門(ケカビ、クモノスカビ) 子嚢菌門(酵母、アカパンカビ) 担子菌門(キノコ)...
    41 KB (4,036 words) - 01:01, 25 July 2024
  • モクレン目などと共に被子植物の中でも原始的な形態を保存したグループとしていた。 真正双子葉類に置かれ、およそ2004500種が属する。 フサザクラ科 Eupteleaceae - 12種 東アジア ケシ科 Papaveraceae - 44760種 キルカエアステル科...
    4 KB (331 words) - 20:59, 5 December 2023