• ロケットでは同一ということもあり)推進剤と言う。燃焼室の化学反応で得られた圧力はロケットエンジンノズルによって速度に変換され、高速で後方に噴射される。電気推進の場合は電気的な効果により推進剤を加速するため、ノズルを備えないものもある。 ジェットエンジンとの違いは、ジェットエンジン...
    27 KB (3,493 words) - 23:35, 15 March 2024
  • ロケットエンジンノズル(rocket engine nozzle)とはプロペリング・ノズルの一種で、ロケットエンジンにおいては推進剤の燃焼による燃焼ガスを膨張・加速しノズルから超音速で噴出するために通常ラバール・ノズルが使用される。 ラバールノズルは近代ロケット...
    25 KB (938 words) - 00:01, 9 February 2024
  • ロケット(非エアブリージンエンジン)や水中翼船用のウォータージェットなどはジェットエンジンとして言及されない場合が多い。また、発電や船舶の動力として航空用ガスタービンエンジンが転用される事例も多いが、それらは回転力を利用するだけなのでジェットエンジン...
    135 KB (20,670 words) - 23:28, 19 July 2024
  • ロケット(英: rocket)は、自らの質量の一部を後方に射出し、その反作用で進む力(推力)を得る装置(ロケットエンジン)、もしくはその推力を利用して移動する装置である。 空気などの外部の物質を使用しない点でジェットエンジンなどとは区別される。 狭義にはロケットエンジン...
    73 KB (9,079 words) - 11:53, 3 May 2024
  • F-1ロケットエンジンは、アメリカ合衆国のロケットダイン社が開発した大型ロケットエンジンである。アポロ計画のサターンVで使用され、F-1はその第一段ロケットS-IC に5基搭載されていた。F-1は現在でも燃焼室が1基の液体燃料ロケットエンジンとしては最も強力である。...
    17 KB (2,465 words) - 11:52, 21 January 2024
  • J-2ロケットエンジンは、アメリカ合衆国で開発された液体燃料ロケットエンジンロケットダイン社が製造し、スペースシャトルのメインエンジン(Space Shuttle Main Engine, SSME)が誕生するまでは、アメリカ合衆国で最大出力の液体水素を燃料とするロケットエンジン...
    18 KB (2,451 words) - 23:14, 12 March 2024
  • RS-68 (Rocket System 68)はロケットダイン社によって開発された液体水素と液体酸素を推進剤とする大型ロケットエンジンである。液体水素を燃料とするロケットエンジンとしては最も強力なエンジンで海面高度における推力はスペースシャトルのメインエンジン(SSME)の約2倍である。 1990年代末から2000年代にかけて、デルタ...
    14 KB (1,826 words) - 06:34, 10 July 2024
  • ロケットエンジンの推進剤(ロケットエンジンのすいしんざい)の記事では、ロケットエンジンないしロケットによる打上げのシステムにおける推進剤(プロペラント)に関する事項について述べる。 化学ロケットの場合は、燃料を燃焼させてエネルギーを得た後の排ガスを推進剤とするのが最も一般的であるため、多くの場合は...
    18 KB (2,596 words) - 02:48, 13 July 2023
  • ット出力が大きいプラット・アンド・ホイットニー J58を用いたSR-71偵察機に装備されたエンジンもターボラムジェットではない(後述)。 ブースターとなる固体燃料をラムジェットエンジン内部(燃焼室とノズル)に充填し燃焼させ、燃え尽きた後に生じる空間(ダクト)をラムジェットの燃焼室とジェットノズル...
    17 KB (2,363 words) - 09:41, 7 July 2024
  • ヴァルカンエンジンは液体水素と液体酸素を推進剤として供給されるガスジェネレーターサイクルのロケットエンジンである。燃焼室はチューブウォール(壁面が管で構成されている)構造で内部に冷却材として液体水素が循環する再生冷却である。比推力は433秒である。 ヴァルカン2ではノズルが伸展式になっており、膨張比を45:1から53...
    21 KB (2,520 words) - 09:19, 16 July 2024
  • ットエンジンは高いノズル圧力比を持っている。一方、亜音速ジェットエンジンは亜音速の排気しか要求されず超音速ジェットエンジンほどの高いノズル圧力比は求められていないため、単純なコンバージョン・ノズルを使う。 ロケットエンジンでは高圧力比のノズル...
    7 KB (649 words) - 06:06, 19 July 2024
  • 宇宙機の推進方法 (category ロケットエンジン)
    数の異なる手段があり、それぞれに長所と短所がある。エンジンに関してはロケットエンジンを参照。 最近の宇宙機はすべて化学ロケットで打ち上げられる。大半の人工衛星は単純な化学ロケットによる反動で軌道に投入される。宇宙空間においては電気推進のイオンエンジンも使用され、主に人工衛星の軌道制御や宇宙探査機の航行に用いられる。...
    15 KB (812 words) - 10:56, 9 February 2024
  • おり、新型MPUボードはイプシロンロケットも含んだ今後のJAXAロケットの共通基盤となる。 打上げ能力はSRB-Aや固体補助ロケット(SSB)・液体ロケットブースタ(LRB)の数により変化する。ただし第1段エンジン(LE-7A)のノズルの長短や、SRB-Aの高圧型、長秒時型の違いによっても能力が変化...
    124 KB (12,060 words) - 16:32, 26 July 2024
  • ロケットエンジンである。世界で最も強力なマルチノズル、マルチ燃焼室式のロケットエンジンでNPOエネゴマシュによって設計、生産されている。4台のエンジンが束ねられているように見えるが、実際には1台のターボポンプに4つの燃焼室とノズルがついており、これで1ユニットである。元はエネルギアの打ち上げ用に開発された。...
    14 KB (1,834 words) - 06:10, 29 October 2021
  • ノズルを回転させる動力にもターボポンプが利用される。 マーリンの開発には、TRW社でロケットエンジンを開発していたトム・ミューラー(英語版)とそのチームが大きく関わっており、そのため同社のTR-106/TR-107エンジン、またNASAのFastracエンジン...
    17 KB (2,157 words) - 08:44, 19 July 2024
  • 宜噴射して姿勢を制御する。史上最初の大陸間弾道弾であるR-7のRD-107/RD-108エンジンでは合計12基のバーニアノズルで姿勢を制御していた。バーニアノズルは独立したロケットエンジンである場合と主エンジンの排気を導く場合がある。 操舵翼 操舵翼によって飛翔方向を決めるミサイルでは、弾体を効果...
    47 KB (7,157 words) - 11:01, 28 June 2024
  • ESC-Aのエンジン)とは異なり、5回まで再着火が可能である。同時にヨーロッパ初のエキスパンダーサイクルエンジンでもあり、燃料と酸化剤供給に必要だったターボポンプ駆動用のガス発生器を取り除いた。これにより燃料の消費効率が高まり比推力が上昇した。 カーボンセラミック製の伸張式ノズルを採用する事により、ノズルの末端の直径が2...
    8 KB (876 words) - 21:21, 20 June 2024
  • LE-5Bは、日本で開発されたロケットエンジン。H-IIAロケット・H-IIBロケットの第二段エンジンであり、H3ロケットでも使用される予定である。 H-Iロケットの第二段エンジンであるLE-5の流れをくみ、H-IIロケットの第二段エンジンLE-5Aをもとに主にコストダウンをはかった改良型。推進剤...
    14 KB (2,044 words) - 00:18, 28 September 2023
  • 液体燃料ロケット(えきたいねんりょうロケット)は、液体の燃料と酸化剤をタンクに貯蔵し、それをエンジンの燃焼室で適宜混合して燃焼させ推力を発生させるロケットである。単に液体ロケットとも呼ばれる。人工衛星の姿勢制御エンジンなど一部には過酸化水素やヒドラジンのように自己分解を起こす推進剤を触媒等で分解して...
    63 KB (4,326 words) - 15:00, 14 January 2024
  • H-1 エンジンは推力200,000 lbf (890 kN)の液体酸素/RP-1を推進剤とするロケットエンジンで、ソーデルタロケットとジュピターロケットの1段目に使用された。簡略化してサターンIとサターンIBのS-IBに搭載された。 サターンIBには8基が束ねられて使用された。後に推力が205,000...
    14 KB (2,025 words) - 12:05, 21 January 2024
  • (Kestrel) とは、アメリカの民間企業スペースX社が開発したロケットエンジンである。推進剤としてはケロシンのRP-1と液体酸素の組み合わせを使用し、ファルコン1ロケットの上段用エンジンとして使用されていた。 ケストレルはマーリンエンジンと共通したピントル構造を中心に設計されているが、マーリンのよう...
    7 KB (728 words) - 15:44, 20 April 2023
  • バイキングエンジンは、フランスのSEDP(現・スネクマ)が開発したロケットエンジンである。 当初、ヨーロッパIIIロケットの1段目に使用される予定であったが、ヨーロッパロケットの計画終了後に改良され、アリアン1の1段目、並びに真空中で作動するように改良された上で2段目に使用された。その後、後継であるアリアン2・3・4にも採用された。...
    8 KB (942 words) - 07:39, 11 February 2022
  • MON/MMH 推力 : 30 kN 比推力 : 324 s 混合比 : 2.05[初期型] / 1.9[後期型] ノズル膨張比 : 84 アリアン5 RS-72 バイキングエンジン Aestus Rocket Engine (EADS Astrium)(英語) Aestus Brochure (EADS...
    3 KB (334 words) - 08:46, 2 October 2022
  • RS-25は、エアロジェットロケットダイン社が設計・生産する再使用型液体燃料ロケットエンジンである。スペースシャトルのオービタに使用されていたことから、SSME(スペースシャトルメインエンジン)の通称でも知られる。初期設計は1972年。 スペースシャトル計画では計46基のRS-25があり、3基が...
    29 KB (3,902 words) - 06:22, 9 July 2024
  • ラザフォード(Rutherford)は、アメリカとニュージーランドの企業であるロケット・ラボ社が開発・製造する液体燃料ロケットエンジン。同社のエレクトロンロケットに使用されている。名称はニュージーランド出身の実験物理学者、アーネスト・ラザフォードにちなむ。 ロケットに使用されるエンジンとしては世界初の電動ポンプサイクルを採用する。燃料にはケロシン...
    10 KB (903 words) - 08:02, 26 October 2022
  • エンジン以来となる新規開発の液体酸素/液体水素を推進剤としたRS-68型液体燃料ロケットエンジンを採用した。このエンジンはコスト低減に主眼が置かれ、低圧の燃焼室圧力、単純な構造のノズルを特徴としている。燃焼室とノズルの上部はソビエト連邦で開発されたチャンネルウォール構造を取り入れている。ノズル...
    26 KB (3,381 words) - 10:40, 11 July 2024
  • 固体燃料ロケット(こたいねんりょうロケット)は、固体の燃料と酸化剤を混錬してロケット本体(モーターケース)に充填した固体燃料を使用するロケットである。単に固体ロケットとも呼ばれる。単純なものは主に、モーターケース、ノズル、推進薬、点火装置(イグナイター)で構成される。 液体燃料ロケット...
    38 KB (5,163 words) - 12:46, 16 July 2024
  • ットロケットダインのAR-1の開発が進められる。 2015年1月にオービタルサイエンシズは政府からエネゴマシュから60基のエンジンを購入するために必要な許可を得た。 2017年11月8日にロシアのラジオ局は、中国とロシアがロシアのRD-180ロケットエンジンの中国への輸出の可能性を議論していると報じた。...
    13 KB (1,645 words) - 10:58, 9 July 2024
  • 電気推進(でんきすいしん、英語:electrically powered spacecraft propulsion)は宇宙空間で用いられるロケットエンジンシステムの一種。現在一般的な化学ロケットと違い、電気エネルギーを用いて推力を得る。 電気推進の推力は化学推進に比べて著しく小さいが、比推力が非常に高いのが特徴。...
    4 KB (465 words) - 14:31, 4 December 2023
  • LE-7A (category 二段燃焼サイクルのロケットエンジン)
    工業や石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンである。H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンを改良したもので、H-IIAロケットの第一段には1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されている。 日本初の国産第一段主エンジンであるLE-7の後継として1994年から20...
    11 KB (1,423 words) - 07:18, 24 February 2024
  • コアエンジンで同様に補助ロケットでも使用された。 YF-20C: 同様に補助ロケット用に使用されるコアエンジン YF-20D: 同様に補助ロケット用に使用されるコアエンジン YF-20E: 同様に補助ロケット用に使用されるコアエンジン YF-22: 上段用にノズルを延長して膨張比を拡大した派生型。元はバーニアを備えず風...
    10 KB (919 words) - 02:19, 18 November 2021