• カビ目とは異なるので当初はハエカビ目に含めたが、後に独自のであると認められた(Bessey,1950)。当初はトリモチカビ科のみを認めたが、ドレクスラーが1973年にトリモチカビ科から内部寄生性のものをゼンマイカビ科として独立させた。 その後、長らくケカビ目...
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  • が認められる。 ケカビ目:ケカビ・クモノスカビ トリモチカビ目 キクセラ ディマルガリス ハエカビ目 アツギケカビ目 グロムス トリコミケス綱:すべてが単純な形の菌体を持ち、昆虫などの小動物の消化管内などに附着。寄生であるかどうかは不明。4がある。 ハルペラ...
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  • カビ目(Mucorales)は、接合菌類の中で、最も一般的なカビの一群である。身近に見ることのできるものも多い。 ケカビ目は、かつて接合菌門接合菌綱に含めたものの中で、最も普通に見られる菌群である。ケカビ、クモノスカビなど、身近に出現するいくつかのカビ類を含む。比較的大柄なものが多く、肉眼でも胞子...
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  • カビなどは太くて、先端が細く樹枝状に枝分かれした菌糸を作り、古くなった部分や生殖器官の位置にだけ隔壁を生じる。トリモチカビ目のものは非常に細い菌糸を出す。キクセラやディマルガリスのものは比較的一定の太さで、規則的な隔壁を生じる。ハエカビ目...
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  • カビ目のものは、ほとんど肉眼で確認できない程度の長さにしか伸びない。これを分節菌糸体と呼んでいる。 太さは0.5-100µmまでの幅があり、菌群によって大きく異なる。ごく細いものは後述のツボカビ類の仮根状菌糸や、接合菌類のトリモチカビ目...
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  • を形成する菌群があり、しかもその中には、胞子嚢内に胞子がただ一個しか作られないものがある。この場合、分生子との区別が困難である。また、ハエカビ目トリモチカビ目の形成するものは、機能的には真性の分生子であるとの説もある。 また、栄養菌糸の一部が区画され、細胞壁が肥厚した厚壁胞子(厚膜胞子とも)の形...
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  • カビ亜門(Mucoromycotina)は、ケカビ門に所属する菌類の亜門である。361属325種からなる。 所属する3はケカビ目、アツギケカビ目、クサレケカビ目である。 共通する特徴としては、以下のようなものが挙げられる。糸状菌であり、若い間は隔壁を形成しない多核体であり、成熟時には小孔を持つ...
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  • の細胞壁が区別できるが、不明瞭な場合もある。 ハエカビ目トリモチカビ目のものも外生胞子のような形の散布体を作るものが多い。ハエカビ目と、トリモチカビ目の一部の作る胞子は、完全に胞子の細胞壁がなく、真の分生子であるとの説がある。 卵菌類のツユカビ目のものには、遊走子のうが遊走子を作らず、そのまま柄...
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  • である。胞子嚢が棒状になり、その全体が節に分かれて散布されることからその名がある。 代表的なものはケカビ目ハリサシカビモドキ科のハリサシカビモドキ(Syncephalastrum)に見られる。このカビは、よく発達した菌糸体を形成し、上向きに伸びる柄の先端がふくらんで頂のうを形成し、その表面に分節胞子...
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  • エダカビ科は、接合菌綱トリモチカビ目に属するカビの一群である。主としてケカビ目の菌に寄生する。 エダカビ科は、ケカビ目の菌類を中心とする菌寄生菌からなる一群である。トリモチカビ目の中では形の大きいものが多く、古くからよく研究されている。無性生殖器官として分節胞子嚢が形成される。 三属を含むが、主要なのはエダカビ属...
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  • この胞子は、真の分生子と考えられている。接合菌綱には分生子のような胞子をつけるものはいくつもあるが、ケカビ目やキクセラなどのそれらは単胞子の小胞子嚢か分節胞子嚢、いずれにせよ胞子嚢に由来するものであると考えられた。そのような観点から、ハエカビ類の胞子についても検討されたが、現在では真の分生子と判断され、これは接合菌中では例外的である。...
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  • トリモチカビ科 Zoopagaceae はトリモチカビ亜門に属するカビの分類群である。かつて接合菌に所属させた。菌糸を伸ばす捕食性糸状菌が含まれる。和名についてはタイプ属の学名仮名読みのゾーパゲ科、ゾウパーゲ科も使われる。 細い菌糸を広げて伸ばす糸状菌である。ある決まった小型動物を捕食的に捕らえる...
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  • ウィキスピーシーズにハリサシカビに関する情報があります。 ハリサシカビ (Syncephalis) は、接合菌門接合菌綱トリモチカビ目エダカビ科に属する菌類の一群である。主としてケカビ類を宿主とする菌寄生菌である。 ハリサシカビは、胞子形成する柄の先端に、多数の分節胞子嚢を生じるのが特徴である。名前...
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  • エダカビは、接合菌門接合菌綱トリモチカビ目エダカビ科に属する菌類の一群である。ほとんどがケカビ類を宿主とする菌寄生菌である。 エダカビ Piptocephalis は、胞子形成する柄の先端に分節胞子嚢を多数つけるカビで、その点でハリサシカビ Syncephalis...
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  • や胞子の性質、線虫やワムシを捕食すること、宿主に吸器をさしこむ性質などがトリモチカビ等と共通し、ケカビ目とは異なるとの判断である。これはエダカビ科をやはりケカビ目からトリモチカビ目へ移動させたのに呼応するものである。トリモチカビ類にも分節胞子を形成するものがあるため、その意味でも整合性はある。しかし...
    9 KB (1,468 words) - 12:27, 11 July 2015
  • ゼンマイカビ科 Cochlonemataceae は、トリモチカビ目に属する菌類の群である。アメーバなどの微小な生物に内部寄生し、胞子のみを外部に出す。和名はタイプ属の和名によるが、その学名仮名読みであるコクロネマ科も使われる。 全て微小な菌類であり、アメーバや線虫などの微小な生物に寄生する。菌糸体...
    5 KB (750 words) - 20:48, 7 June 2022
  • 菌類(きんるい)とは、広義には細菌類、卵菌類、変形菌類及び真菌類を指し、狭義には真菌類を指す。本稿では主に狭義の菌類(真菌類)について扱う。真菌類は、キノコ・カビ、単細胞性の酵母、鞭毛を持った遊走子などの多様な形態を示す真核生物であり、菌界(学名:Regnum Fungi)に分類される生物群である。大部分の菌...
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  • クスダマカビ(Cunninghamella)とは、接合菌類接合菌綱ケカビ目に属するカビのひとつである。丸く膨らんだ頂嚢の上に単胞子の小胞子のうを多数つける。 クスダマカビはごく普通の腐性菌で、野外の土壌や糞などの有機物から頻繁に分離される。普通は時に害はないが、まれに人間のムコール症の病原体となる例も知られる。...
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  • サムノケファリス (category カビ)
    サムノケファリス Thamnocephalis は、トリモチカビ目カビの1つ。菌寄生菌で、二叉分枝した枝に対をなした頂嚢をつけ、その表面に多数の分生子をつけ、またその間に不実の棘を交える。最初の発見より長く未確認であったが、近年その素性が明らかになった。 比較的詳しい研究が行われている種である T...
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  • シグモイデオミケス科 (Sigmoideomycetaceae) はトリモチカビ目 (Zoopagales) に所属するカビの1群である。菌寄生性であり、複雑に分枝した胞子嚢柄に頂嚢を生じ、その表面に分生子様の胞子を多数つける。4属が知られるが、いずれもごく希少なものであり、またいずれもがなかなかに数奇な運命を持っている。...
    14 KB (2,439 words) - 00:36, 15 July 2023
  • イトエダカビ Chaetocladium Fresenius 1863 はケカビ目カビの1つ。細かに枝分かれした枝先の頂嚢に単胞子性の小胞子嚢をつけ、枝の先端は不実の棘となる。他のケカビ目のものに寄生するが、普通の培地でも生育する。 属の特徴を以下に示す。基質菌糸、匍匐菌糸、あるいは宿主上に形成...
    17 KB (3,153 words) - 02:17, 14 July 2023
  • ファイトプラズマ コクシエラ:Q熱コクシエラ 一部の原生生物 トキソプラズマ リーシュマニア ネコブカビ類 卵菌類のクサリフクロカビモドキなど 一部の菌類 ツボカビ類のフクロカビなど 接合菌綱トリモチカビ目のゼンマイカビなど 偏性細胞内寄生体が細胞外で増殖できない理由は、その微生物によって異なり、また一部のも...
    8 KB (1,415 words) - 02:08, 16 June 2023
  • トリモチカビ目には、線虫寄生菌とともに線虫捕食菌が含まれている。接合菌の多くは、ほかの生物の細胞の原形質を主に摂取して生活しており、接合菌に所属する線虫捕食菌は、線虫自体を主たる栄養源として生活していると考えられる。Acaulopage 属などのトリモチカビ...
    11 KB (1,884 words) - 08:34, 26 June 2021
  • カビと昆虫などの腸内寄生菌を含む。 この亜門に所属しているのは、いずれもかつては接合菌門に含まれていたものだが、経歴としては二つの群に分けられる。 一つはディマルガリスとキックセラのもので、これらはかつて接合菌綱ケカビ目に所属させ、後に同綱の中で独立...
    12 KB (2,009 words) - 01:54, 2 February 2023
  • ているものは寄生性菌類と呼ばれる。また、ワムシや線虫などの動物を捕食するものもある。例えば食用きのこであるヒラタケも線虫捕食能を持つ。接合菌綱トリモチカビ目の捕食性菌類は、基質上の菌糸の上で小動物を捕らえ、そこから栄養を吸収して生活している。ところがこのグループには、そのような小動物を宿主としてそ...
    24 KB (4,092 words) - 01:49, 12 December 2023
  • エリソミケス Ellisomyces は、ケカビ目カビの1つ。二叉分枝の胞子嚢柄に少数の胞子を含む小胞子嚢をつける。 タイプ種である E. anomalus に即して記す。現時点では本属はこの種のみを含んでいる。 まず大まかな特徴として Benny & Benjamin(1975)...
    12 KB (2,096 words) - 02:20, 14 July 2023
  • コケロミケス Cokelomyces はケカビ目に属するカビの1種である。頂嚢表面から伸び出す細長い柄の先に小胞子嚢を付ける。糸状菌であるが酵母状になることも出来る。菌寄生菌の宿主としても注目される。 タイプ種である C. recurvatus の原記載に基づいて記す。...
    15 KB (2,585 words) - 21:43, 24 March 2023
  • 。いずれも菌寄生菌だが純粋培養が可能な条件的寄生菌である。かつては接合菌綱に所属させた。 いずれも菌糸体の発達したカビであり、菌寄生菌である。往々に糞から分離され、その上でケカビ目カビに寄生しているのが観察される。宿主の特異性は高くなく、培養下ではCokelomycesを人為的な宿主として二員培養...
    6 KB (827 words) - 06:07, 13 August 2024
  • 虫を捕らえるしくみを持つ植物はかなりの数に上る。例えば葉や茎に粘毛や粘液腺を持つ植物(ムシトリナデシコ、モチツツジ)や、花に仕掛けがあって、入り込んだ昆虫を閉じこめるもの(クマガイソウなど)などである。中にはムシトリナデシコのように、食虫植物のような名前を付けられているものもある。しかし、基本的には、...
    27 KB (3,786 words) - 20:27, 29 December 2023
  • カビを用いた各種兵器が実戦投入されて以降は使用されなくなっている。 なお、第1話の仮象訓練装置内の継衛は人工カビ実用化を想定した全体がカビで構成された刀(後の人工カビ刀)を装備してガウナを撃破していたが、アニメ版ではカビザシに変更されている。 ヘイグス粒子砲...
    235 KB (40,770 words) - 16:07, 26 June 2024
  • エゾバフンウニ(蝦夷馬糞海胆) - バフンウニの近縁種。 クソトビ(糞鳶/糞鴟) - ノスリの別名。 フンタマカビ(糞玉黴) - フンタマカビ綱に分類されるカビ。 マグソタケ(馬糞茸) - 学名 Panaeolus fimicola。ハラタケヒトヨタケ科のキノコ。馬糞を菌床として発生することが多いため、その名で呼ばれる。 ヘクソカズラ(屁糞葛/屁糞蔓)...
    75 KB (10,918 words) - 10:41, 31 August 2024