• モイラ(古希: Μοῖρα, Moira)は、ギリシア神話における「運命の三女神」である。幾つかの伝承があるが、クロートー、ラケシス、アトロポスの3柱で、姉妹とされる。 モイラは単数形で、複数形はモイライ(古希: Μοῖραι, Moirai)。 モイラ(moira、μοῖρα)はもともとギリシア...
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  • プロジェクト ギリシア神話 ギリシア神話ギリシアしんわ)は、古代ギリシアにおいて語り継がれていた神話や民間説話の集成である。それは初期には口承であったが、紀元前6世紀頃より文字化され、世界の始原や神々の物語、また英雄の物語、様々な事件や出来事の詳細が体系化されて行った。詩人が新しい物語を古い伝承か...
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  • モロス(古希: Μόρος, Moros)は、ギリシア神話に登場する、運命と死を司る神である。 ヘーシオドスの『神統記』によると、夜の女神ニュクスの子で、ケール、タナトス、ヒュプノス、オネイロス、モーモス、オイジュス、ヘスペリデス、モイラ、ネメシス、アパテー、ピロテース、ゲーラス、エリスと兄弟。彼らはニュクスが1人で生んだ子と言われる。...
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  • 2012年03月24日閲覧 ^ (grc-en) Theogonia 337-370 ヘーシオドス『神統記』、Perseus tufts. ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波書店〈岩波文庫〉、1984年 呉茂一『ギリシア神話』新潮社、1969年 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年...
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  • Kēr)は、ギリシア神話に登場する女神あるいは悪霊である。複数おり、複数形はケーレス(古希: Κῆρες, Kēres)。 『イーリアス』では、戦場で死をもたらす悪霊とされる。翼を持ち、黒色で、長い歯と爪を持ち、死体の血を吸う。ヘーシオドスによれば、夜の女神ニュクスの娘で、タナトス、ヒュプノス、モイライの姉妹。...
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  • Eris)は、ギリシア神話の争いと不和の女神である。殺戮の女神エニューオーと同一視される。ローマ神話のディスコルディア(Discordia)に相当する。 ホメーロスの叙事詩『イーリアス』では軍神アレスの妹とされ、ヘーシオドスの『神統記』では夜の女神ニュクスが一人で生んだ娘とされている。ヒュギーヌス『神話...
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  • クロートー (category ギリシア神話の神)
    Klōthō, 英: Clotho)は、ギリシア神話における「運命の三女神」こと「モイライ」の一柱で、長姉とされる。その名は、「紡ぐ者」を意味する。日本語では長母音を省略してクロトとも呼ぶ。ローマ神話のノーナ(ラテン語: Nona)と同一視される。 モイラ(μοῖρα,...
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  • ギリシア神話の固有名詞一覧(ギリシアしんわのこゆうめいしいちらん)は、ギリシア神話に登場する神名・人名・地名などの一覧。 名称は、日本語で長音を省略して表記される場合もある。例えばアテーナーをアテナ、アポローンをアポロンのようにする場合がある。以下の一覧において、別表記には単純な長音の省略以外の表記を記す。...
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  • ギリシア神話の神々の系譜(ギリシアしんわのかみがみのけいふ)では、ギリシア神話に登場する神・半神の系譜図を記載する。 注: 太字はオリュンポス十二神。 注: 薄緑背景はティーターンの十二の神。 [脚注の使い方] ^ a b エロースはアレースとアプロディーテーの息子であるとも言われるが、ヘーシオド...
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  • アトロポス (category ギリシア神話の神)
    アトロポス(古希: Ἄτροπος, Atropos)は、ギリシア神話の女神である、運命を司る3人の女神モイライの1人である。その名前は「変えるべからざる者」あるいは「不可避の者」という意味を持つ。ローマ神話のモルタ(ラテン語: Morta)と同一視される。...
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  • テミス (category ギリシア神話の神)
    多いが、近代・現代的な意味での「正義」とは異なっている。むしろ、古代ギリシア語で正義に該当する神は、ディケー女神である。ギリシア神話においては、ティーターンとオリュンポス神の戦いの後、敗れたティーターンは主要な神の地位を失い、神話においても多くの神が言及されなくなり、また地位が低下している。オリュ...
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  • ラケシス (category ギリシア神話の神)
    ラケシス(古希: Λάχεσις, Lachesis)は、ギリシア神話の女神である。運命を司る3人の女神、モイライの1人。その名前は「配給者」すなわち「運命を割り当てる女」という意味を持ち、運命の糸の長さを測る役目を担って、全ての人間に一定量の寿命を決定する。ローマ神話のデキマ(ラテン語: Decima)と同一視される。...
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  • ゼウス (category ギリシア神話の神)
    ゼウス(古希: ΖΕΥΣ, Ζεύς, Zeus)は、ギリシア神話の主神たる全知全能の存在。ローマ神話のジュピター(ユーピテル)、中国神話の天帝、キリスト教やイスラーム等の唯一神と同様な、「至上神 supreme god」の典型。一般的に「至上神」または「最高神」は、創造的能力や人格的性質を持ち、全知全能だとされている。...
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  • ホーラー (category ギリシア神話の神)
    アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年) ヒュギーヌス『ギリシ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年) 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年) フェリックス・ギラン『ギリシア神話』中島健訳、青土社(1982年)...
    10 KB (816 words) - 12:10, 10 December 2022
  • ピロテース (category ギリシア神話の神)
    Φιλότης, Philotēs)は、ギリシア神話の女神である。愛欲の擬人化。 ヘーシオドスの『神統記』によると、夜の女神ニュクスが1人で生んだ子で、モロス(定業)、ケール(死の運命)、タナトス(死)、ヒュプノス(眠り)、オネイロス(夢)、モーモス(非難)、ヘスペリスたち、モイラ...
    1 KB (100 words) - 21:24, 6 July 2021
  • タナトス (category ギリシア神話の神)
    タナトス(古希: Θάνατος, Thanatos)は、ギリシア神話に登場する死そのものを神格化した神。 夜の女神ニュクスが一柱で生んだ息子、または幽冥の神エレボスと夜の女神ニュクスの息子。眠りの神ヒュプノスと双子の兄弟である。 ローマ神話の死神モルス(ラテン語: Mors)やレトゥム(ラテン語:...
    10 KB (1,133 words) - 19:49, 6 July 2024
  • ニュクス (category ギリシア神話の神)
    ニュクス(古代ギリシャ語: Νύξ、Nýx)とは、ギリシア神話に登場する原初の神で、夜の女神である。ニュクスとはギリシア語で夜の意味で、夜の神格化である。 冥王星の衛星ニクスおよび小惑星帯の小惑星ニュクスはニュクスにちなんで名付けられた。 ヘーシオドスの『神統記』によればカオスの娘で、エレボス(幽...
    6 KB (591 words) - 15:10, 27 October 2022
  • アパテー (category ギリシア神話の神)
    Ἀπάτη, Apatē)は、ギリシア神話の女神で、欺瞞・不実・不正・失望の擬人化。長母音を省略してアパテとも表記される。 ヘーシオドスの『神統記』によると、夜の女神ニュクスの娘で、モロス、ケール、タナトス、ヒュプノス、オネイロス、モーモス、オイジュス、ヘスペリデス、モイライ、ネメシス、ピロテース、ゲーラス、エリスと兄弟。...
    2 KB (134 words) - 04:53, 29 June 2020
  • エーリダノス (category ギリシア神話の神)
    エーリダノス(古代ギリシア語: Ἠριδανός, Eridanos)は、ギリシア神話の伝説的な川とその河神。大洋神オーケアノスとテーテュースの子とされている。エーリダノスは世界の極北あるいは西域を流れていて、河口にはエーレクトリデス(琥珀)諸島があると考えられていた。のちに、地理の知識が広がると主...
    9 KB (1,039 words) - 14:13, 18 October 2024
  • ゲーラス (category ギリシア神話の神)
    ゲーラス(古希: Γῆρας, Gēras, 老年の意)は、ギリシア神話に登場する原初の神で、老年の神である。ゲーラスはギリシア語で略奪、戦いの褒章も意味する。長母音を省略してゲラスとも表記される。ローマ神話のセネクトゥス (Senectus) に相当する。 ヘーシオドスの『神統記』によれば、夜の女...
    2 KB (172 words) - 04:53, 29 June 2020
  • アナンケー (category ギリシア神話の神)
    アナンケー(古希: Ἀνάγκη)は、ギリシア神話の女神で、運命、不変の必然性、宿命が擬人化されたもの。ローマ神話では「ネケシタス」(羅: Necessitas)と呼ばれる。 アナンケーはアドラステイアやモイライの母とされることもある。アナンケーが崇敬されるようになったのは、オルペウス教が創始されてからである。...
    1 KB (113 words) - 22:23, 24 November 2024
  • ベレロポーン (category ギリシア神話の人物)
    アポロドーロス 著、高津春繁 訳『ギリシア神話』岩波文庫、1953年。  ロバート・グレーヴス 著、高杉一郎 訳『ギリシア神話 上』紀伊國屋書店、1955年。  カール・ケレーニイ 著、高橋英夫 訳『ギリシア神話 英雄の時代』中央公論社、1974年。  高津春繁『ギリシア・ローマ神話...
    14 KB (1,650 words) - 10:17, 17 May 2024
  • オピオタウロス (category ギリシア神話の生物)
    』にあり、オピオタウロスは大地母神ガイアから生まれ、その内臓を燃やして犠牲に捧げた者は神を打ち倒す力が与えられるというお告げがあった。ステュクスがモイラ達の教えにより、暗い聖林に三重の壁で囲い閉じ込めていたといわれる。ティーターノマキアーの際中にティーターン陣営のブリアレオースに斧で殺されるが、内...
    2 KB (248 words) - 08:38, 2 March 2023
  • テューポーン (category ギリシア神話の神)
    テューポーン(古代ギリシア語:Τυφών〈ラテン翻字:Tȳphōn, ラテン語:Typhon〉※以下同様)、テューポース(Τυφώς〈Tȳphōs, Typhos〉)、あるいはテュポーエウス(Τυφωεύς〈Typhōeus, Typhoeus〉)は、ギリシア神話に登場する、神とも怪物ともいわれる巨人。同神話...
    31 KB (3,592 words) - 16:43, 15 December 2023
  • 女神 (category 神話のスタブ項目)
    『昔ばなしの謎 あの世とこの世の神話学』 角川ソフィア文庫 2016年 ISBN 978-4-04-400080-6 p.104. ^ 『女性はにわ その装いとしぐさ』 埼玉県立博物館 1998年 p.28. ^ フィリップ・ヴァルテール『ユーラシアの女性神話-ユーラシア神話...
    12 KB (1,812 words) - 02:05, 13 November 2024
  • ストリューモーン (category ギリシア神話の神)
    テオクリトス『牧歌』第7歌76行への古註。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) アントーニーヌス・リーベラーリス『メタモルフォーシス ギリシア変身物語集』安村典子訳、講談社文芸文庫(2006年) 『ギリシア悲劇IV エウリピデス(下)』柳沼重剛訳、ちくま文庫(1986年)...
    4 KB (252 words) - 14:24, 19 October 2024
  • オネイロス (category ギリシア神話のスタブ項目)
    オネイロス(古希: Ὄνειρος, Oneiros)、複数形オネイロイ(古希: Ὄνειροι, Oneiroi)はギリシア神話の夢の神である。ギリシア語で「夢」を表す語であり、その神格化である。ヘーシオドスの『神統記』によれば、ニュクス(夜)の息子であり、ヒュプノス(眠り)とタナトス(死)の兄弟。...
    3 KB (367 words) - 20:30, 28 February 2021
  • ブリアレオース (category ギリシア神話の巨人)
    ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会(2001年) オウィディウス『祭暦』高橋宏幸、国文社(1994年) クイントゥス『トロイア戦記』松田治訳、講談社学術文庫(2000年) パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) ヒュギーヌス『ギリシ神話...
    9 KB (1,215 words) - 09:46, 4 November 2022
  • ヘスペリデス (category ギリシア神話の神)
    カール・ケレーニイ『ギリシア神話 神々の時代』58頁。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波書店〈岩波文庫〉、1979年。ISBN 978-4-00-321101-4。  [要ページ番号] コットレル, アーサー「ヘスペリデス(ヘスペリスたち)」『ビジュアル版世界の神話百科 - ギリシア...
    12 KB (1,017 words) - 19:17, 10 December 2022
  • エレボス (category ギリシア神話のスタブ項目)
    エレボス(古代ギリシャ語: Ἔρεβος、Erebos)とは、ギリシア神話に登場する神である。 原初の幽冥を神格化したもの。名前は「地下世界」を意味する。また、地下の暗黒の神でもあり、しばしばタルタロスと混同される。 ニュクスの兄にして夫で、彼女との間にヘーメラーとアイテールとカローンをもうける。...
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  • パルカ (category 神話のスタブ項目)
    パルカ (Parca) は、ローマ神話の運命の女神である。複数形はパルカエまたはパルカイ (Parcae)。パルク(フランス語: Parque)・パルツェ(ドイツ語: Parze)などとも。 ギリシア神話モイラと同一視される。運命の神としてのパルカの属性はギリシア神話から借りられたものであり、本来は誕生の女神だったようである。...
    1 KB (80 words) - 12:06, 5 July 2021