• 圧送式サイクル(あっそうしきサイクル)またはガス押し式サイクル(ガスおししきサイクル)とは、ロケットエンジンの動作方式の1つである。高圧ガスでタンク内の推進剤を燃焼室に押し出す仕組みである。最も単純で、低コストな二液推進系ロケットエンジンの形式である。一般的には、推進剤タンクとは別系統のガスタンクか...
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  • 三菱重工技報 Vol.48 No.4. 2015年11月30日閲覧。 ^ a b ロケットの実際,JAXA宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系教授 松永三郎 二段燃焼サイクル エキスパンダーサイクル タップオフサイクル 圧送式サイクル 電動ポンプサイクル Rocket power cycles [1]...
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  • tacca/9.pdf 2016年9月16日閲覧。.  ^ a b c “Propulsion”. Rocket Lab. 2016年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月19日閲覧。 二段燃焼サイクル エキスパンダーサイクル ガス発生器サイクル タップオフサイクル 圧送式サイクル...
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  • Information Center. 2016年2月3日閲覧。 ^ “Blue Origin Tests New Engine”. Penton (9 December 2013). 3 February 2016閲覧。 二段燃焼サイクル エキスパンダーサイクル ガス発生器サイクル 圧送式サイクル 電動ポンプサイクル...
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  • された燃料が燃焼室やノズルにられ、気化、膨張することによりターボポンプのタービンが駆動され、ターボポンプによって昇圧された燃料と酸化剤は燃焼室へられる。タービン駆動後の燃料は酸化剤と共に燃焼室に噴射され燃焼することによって推力を生み出す。 種類として、フルエキスパンダーサイクル...
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  • ヘリウムガスによって加される圧送式サイクルの2液ロケットエンジンであり、燃料としてヒドラジン(N2H4)、酸化剤として一酸化窒素を3%添加した四酸化二窒素(MON-3)を採用している。この種の2液ロケットエンジンとしては世界最高の比推力を有する。...
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  • エスタス (ロケットエンジン) (category 圧送式サイクルのロケットエンジン)
    して、複数回の軌道上再着火能力の検証が行われ、ATV1号機ジュール・ヴェルヌの打ち上げにおいて実証された。 ヘリウムガスによって加される圧送式サイクルを採用した2液ロケットエンジンであり、燃料としてモノメチルヒドラジン(MMH)、酸化剤として一酸化窒素を添加した四酸化二窒素(MON)を採用している。...
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  • 二段燃焼サイクル(にだんねんしょうサイクル)とは2液推進系ロケットエンジンの動作サイクルの1つである。推進剤の一部をプレバーナー(予燃焼室)であらかじめ燃焼させ、その燃焼ガスでターボポンプを駆動させる。その時の燃焼ガスはターボポンプで加された推進剤とともに主燃焼室にられ燃焼する。...
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  • ヘリウムガスによって加される圧送式サイクルの2液スラスタであり、燃料としてヒドラジン(N2H4)、酸化剤として一酸化窒素を3%添加した四酸化二窒素(MON-3)を採用している。インジェクタはチタン製、燃焼器はニオブ合金製である。 燃焼サイクル : 圧送式サイクル 推進剤 : MON-3/N2H4...
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  • 圧送式サイクルの2液ロケットエンジンで、燃料としてモノメチルヒドラジン(MMH)、酸化剤として一酸化窒素を3%添加した四酸化二窒素(MON-3)を採用している。 全長 : 554 mm 直径 : 279 mm 質量 : 3.76 kg 燃焼サイクル : 圧送式サイクル 推進剤 : MON-3/MMH...
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  • ケストレル (ロケットエンジン) (category 圧送式サイクルのロケットエンジン)
    が、マーリンのようなターボポンプは装備せず、タンクの加によって推進剤を送り出す単純な圧送式サイクルを採用している。 ケストレルの燃焼室とスロート(ノズルの付け根のくびれた部分)はアブレーション冷却で、高張力のニオブ合金製のノズルは放射冷却である。金属としてのニオブは炭素繊維強化炭素複合材料と...
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  • AJ-10 (category 圧送式サイクルのロケットエンジン)
    た。同様にコンステレーション計画のオリオン宇宙船にも搭載予定であった。 タンク内をガスにより圧力をかけることにより、推進剤をエンジンへ供給する圧送式サイクルを使用している為、複雑なターボポンプを必要としない。また、混合するだけで着火・燃焼する自己着火性推進剤を使用している為、再着火も容易で信頼性が...
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  • LE-8 (category ガス発生器サイクルのロケットエンジン)
    た程度で乏しかった。やがてこれが後の開発に影響を及ぼすことになる。 エンジンサイクルは当初は機構が単純で開発費が少なく、同時に高信頼性が期待できる圧送式サイクルで進められていたが、より高性能化が期待できるガス発生器サイクルに切り替えられた。推力室はアブレーション冷却とし、燃料噴射器はLE-5Bなど...
    14 KB (1,964 words) - 00:34, 2 July 2024
  • 圧送式サイクルエンジンAJ10-118を搭載した初期型エイブルステージ派生のデルタステージ、三段目が固体ロケットモータのAltairであった。デルタステージには、軌道上での再着火やより正確な燃焼制御のため、冷却ガスによる姿勢制御ジェットを備えていた。 ソー・デルタロケットはソーミサイ...
    3 KB (354 words) - 06:09, 16 July 2024
  • Bell 8000 (category 圧送式サイクルのロケットエンジン)
    (ロケット) 液体燃料ロケットエンジン AJ-10 Bell 8000の開発に従事した技術者がエアロジェットへ移って開発したエンジン。作動原理は同じ圧送式サイクルでハイパーゴリック推進剤を供給する。 ^ “Atlas Agena D SLV-3”. Encyclopedia Astronautica. 2015年6月24日閲覧。...
    20 KB (2,262 words) - 01:36, 27 February 2017
  • RS-18 (category 圧送式サイクルのロケットエンジン)
    Architecture Study (ESAS)は乗員輸送機(CEV)月面着陸モジュール(LSAM)上昇段推進とサービスモジュール推進システムに圧送式液体酸素/液体メタン(CH4)技術が承認された。 LOX/液体メタン CH4のような"グリーン"推進剤の使用は、上昇段やサービスモジュールのエンジ...
    6 KB (619 words) - 06:32, 24 March 2023
  • 2ストローク機関(ツーストロークきかん)は内燃機関の一種で、2行程で1周期とする2ストローク1サイクルレシプロエンジンの名称。英語のtwo-stroke cycleの省略で、昭和年間以前には2サイクル機関・2行程機関とも呼ばれた。 2ストロークエンジンは1往復(行程換算2回 (=2...
    92 KB (13,316 words) - 10:11, 18 April 2024
  • LE-3 (category 圧送式サイクルのロケットエンジン)
    直径 : 943 mm 燃焼サイクル : ガス押し式サイクル 真空中推力 : 5,445 kgf 真空中比推力 : 290.2 s 混合比 : 1.50 膨張比 : 26 燃焼圧力 : 11.64 kg/cm2,abs 酸化剤界面 : 20.0 kg/cm2,abs 燃料界面 : 20.2 kg/cm2...
    4 KB (692 words) - 23:05, 26 September 2022
  • 液体燃料を推進剤として使用する形式のロケットエンジンである。推進剤の組み合わせで多様な用途に用いられる。燃焼方式にはガス発生器サイクルや二段燃焼サイクルやエキスパンダーサイクル等、複数の形式がある。 比推力が大きい 出力制御が可能で機種によっては再着火も可能 発射時、マイルドに加速する。よって、ペイロード内に与える衝撃が小さい。...
    27 KB (3,493 words) - 23:35, 15 March 2024
  • サイクル、クラウジウス・ランキンサイクル、蒸気原動所サイクル、蒸気サイクルと称されることもある。 ランキンサイクルとよぶ場合は、後述の再熱や再生を行わない単純サイクルを指す場合が多いが、再熱サイクル、再生サイクルも含めて、蒸気原動所で用いられているサイクル(蒸気原動所サイクル...
    21 KB (3,443 words) - 11:47, 11 July 2024
  • 2ストロークオイルとは2ストローク機関に用いられるエンジンオイルである。2サイクルオイルや2ストオイル、2stオイルと呼ばれる場合もある。この項目では便宜上燃料と2ストロークオイルを混合した混合燃料(こんごうねんりょう)についても併せて記述を行う。 2ストロークガソリンエンジンでは、ピストンが下降す...
    19 KB (2,844 words) - 13:51, 14 August 2024
  • 自己生成加 (英 ː Autogenous pressurization ) とは、圧送式サイクルに用いられる手法の一つ。かつて一般的な圧送式サイクルでは専用のタンクに収められた液体ヘリウムなどを沸騰させ生じたガスで燃料を押し出していたが、自動生成加では燃料そのものを熱交換器で沸騰させ生じたガスで押し出す。...
    3 KB (320 words) - 16:47, 23 March 2024
  • 3トンの模擬衛星からなるペイロードの打ち上げに成功した。 第1段:75 tf級×4(ケロシン/液体酸素、ガス発生器サイクル) 第2段:75 tf級(ケロシン/液体酸素、ガス発生器サイクル) 第3段:7 tf 級(ケロシン/液体酸素、圧送式サイクル) [脚注の使い方] ^ a b “韓国型ロケット打ち上げ1年延期の「2021年」…月探査船は「2030年以前」”...
    24 KB (3,400 words) - 20:00, 21 March 2024
  • 2段目も同様に超大型の単一のエンジンを備えており、この場合推力6000,000kgfで液体水素(LH2)と液体酸素(LOX)を燃焼する予定だった。 同様に圧送式だったが、LH2の供給が自己生成加を用いる一方、LOXの供給についてはペットボトルロケット同様何ら燃料を押し出す機構は持っておらずタンク内のガス圧力、水頭(燃焼室...
    12 KB (1,643 words) - 05:06, 23 May 2024
  • 圧縮機(あっしゅくき)とは羽根車若しくはロータの回転運動又はピストンの往復運動によって気体や液体などの流体を圧送する機械のことである。コンプレッサーともいう。有効吐出し圧力が200 kPa以下の圧縮機をブロワという。尚、改正前のJIS定義では圧力比によって送風機・圧縮機を分類していたが、ISOなどの...
    20 KB (2,588 words) - 12:17, 2 July 2024
  • って推進剤を加するガス押し(圧送があるが、この方法では高い圧力を得にくいだけでなく推進剤のタンクの強度が必要なため、機体を大型化すると構造体の重量が極端に増加する。そのため、より高性能のエンジンではポンプで推進剤を加する方法がとられる。 このときポンプの駆動力を得るにはいくつか方法がある。...
    64 KB (4,363 words) - 16:28, 2 September 2024
  • で用いられる。発電用や船舶用で広く用いられている。真空は復水とも呼ばれる。 また、タービンに圧力の異なる蒸気が供給される混と呼ばれる方式もある。地熱発電で熱水を減圧して蒸気を得るダブルフラッシュサイクルなどに用いられる。 真空と背のいずれにおいても蒸気の流路に関して以下の工夫がある。...
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  • の燃料ポンプが用いられる。ターボポンプを使用する方式には3つある。1つは燃料と酸化剤の一部を液体燃料加系専用の燃焼室で燃焼させて、そのとき発生する高圧ガスによりターボポンプを駆動して2種の液体を燃焼室内へ圧送する「ガス発生サイクル...
    20 KB (3,188 words) - 18:07, 13 June 2024
  • 世界初のLNG専焼火力 川越火力発電所1、2号機(各70万kW):日本初の二段再熱超々臨界ボイラーおよび蒸気タービンを採用 東北電力 東新潟火力発電所3号系列(121万kW):日本初のLNGコンバインドサイクル発電方式を採用 採用予定 北海道電力 石狩湾新港発電所1、2、3号機(各56.94万kW):...
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  • ドラコ (ロケットエンジン) (category 圧送式サイクルのロケットエンジン)
    Updates — December 10, 2007”. SpaceX (2007年12月10日). 2010年2月3日閲覧。 ^ “スペースX、「クルー・ドラゴン」宇宙船の爆発事故の原因を特定”. マイナビニュース. (2019年8月2日). https://web.archive...
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  • 蒸気圧縮冷凍サイクル(じょうきあっしゅくれいとうサイクル)は、一般に用いられている冷凍機のサイクルであり、液体が蒸発気化する際に周囲から熱を奪う現象を利用した冷凍機の熱力学サイクルのひとつである。逆ランキンサイクルと称されることもある。圧縮は通常1段であるが、圧力比が高くなる場合などでは多段圧縮とする。...
    25 KB (4,306 words) - 10:25, 20 March 2023