• 焼玉エンジン(やきだまエンジン、英:Hot bulb engine)とは、焼玉(やきだま、英:Hot bulb)と呼ばれる鋳鉄製の球殻状の燃料気化器を兼ねた燃焼室をシリンダーヘッドに持ち、焼玉の熱によって混合気の熱面着火を起こし燃焼を行うレシプロ内燃機関の一種。焼玉機関とも言われる。英語では "Hot...
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  • 焼玉エンジン焼玉と同様にプラグの熱が維持される。点火時期はほとんど自然に決定され、調整不能である。 小型(排気量20 cc以下)の模型用エンジンはシリンダーそのものが小さく、火花点火用のプラグを組み込むことが事実上不可能であるため、現在でもグローエンジン...
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  • に変える。燃焼ガスは充分に膨張したのち、外部に排気される。 内燃機関のレシプロエンジンは様々に分類されるが、主な分類法を列記すると以下のようなものがある。 火花点火機関 圧縮着火機関 熱面着火機関 焼玉機関 グローエンジン 2ストローク機関 4ストローク機関 6ストローク機関...
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  • 1885年、イギリス人の発明家ハーバート・アクロイド・スチュアートがパラフィンを使ったエンジンの可能性について調査し始めた。これはガソリンと違いキャブレターで蒸発させるのが難しかった。彼の発明した焼玉エンジンは1891年にリチャード・ホーンスビー・アンド・サンズ社にて製造された。これは世界初の加...
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  • ガソリン直噴エンジン ディーゼルエンジン 4ストローク機関 2ストローク機関 水素燃料エンジン ロータリーエンジン 水素ロータリーエンジン ※オートバイ用エンジンも参照。 速度型 ガスタービンエンジン ターボシャフトエンジン ジェットエンジン ターボジェットエンジン ターボファンエンジン プロップファンエンジン...
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  • 日本ではディーゼル機関車が使用される以前からガソリン・灯油などを燃料とする小型の内燃機関車は一部で用いられた実績があった。日本の製造業の黎明期にあたる明治37年に大阪府の福岡鉄工所が焼玉エンジンを使用した国産初の内燃機関車を製造、実用化したのが始まりである。また、鉄道省でも後の本格的な国産化を目指し、ドイツからDC11形とDC10形をサ...
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  • Engineering(2017年7月23日閲覧) ウィキメディア・コモンズには、2ストローク機関に関連するカテゴリがあります。 機関 (機械) 内燃機関 4ストローク機関 6ストローク機関 エンジンオイル ディーゼルエンジン レシプロエンジン ロータリーエンジン 焼玉エンジン 熱力学サイクル ストラト・チャージドエンジン...
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  • ホンダ汎用製品ガイド(PDF) - 本田技研工業(2016年版/2017年1月26日閲覧) ^ 産業用ディーゼルエンジン - クボタエンジンジャパン(2016年版/2017年1月26日閲覧) ^ ヤンマー産業エンジン - ヤンマー(2016年版/2017年1月26日閲覧) 耕運機 刈払機 船外機 石油発動機 焼玉エンジン...
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  • 焼玉エンジン 打瀬船では、焼玉エンジンと石油発動機が、終戦後からはディーゼルエンジンも動力機関として使用された。その中で焼玉エンジンは、マグネトーなどの着火のための電気装置やキャブレターなどの精密な燃料霧化噴射装置もなく、簡便な構造なので安価であり、保守も簡単であった。また、適切に焼玉...
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  • エンジンに劣る が、安価で入手しやすいケロシンを燃料に使うことができるため、農作業用などに広く用いられた。 グローエンジン(または焼玉エンジン)やディーゼルエンジンとは点火(着火)方式において別種のものであるが、ケロシンを燃料に使うことができるために往々にして混同される。石油発動機は、焼玉エンジン...
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  • 焼玉エンジンの特許を取得している。燃料を圧縮行程の最後で吸気に供給する事で混合気を作り出す点や、ガソリンエンジンのような点火プラグを使わない点ではディーゼルエンジンと似ている。ディーゼルエンジンは空気の圧縮を積極的に利用しているが(約3.5MPa)、焼玉エンジンではディーゼルエンジン...
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  • 熱機関 熱力学サイクル 内燃機関 ディーゼルエンジン - 圧縮着火内燃機関 予混合圧縮着火エンジン - 予混合圧縮着火燃焼(Homogeneous charge compression ignition, HCCI) グローエンジン焼玉エンジン - 熱面着火内燃機関 ガスタービンエンジン 表示 編集...
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  • 機関 (機械) (category エンジン)
    0-520-04127-5 バイフューエル 電動機 ガソリンエンジン ヘッセルマンエンジン 予混合圧縮着火(HCCI) 焼玉エンジン IRISエンジン ウィキメディア・コモンズには、機関 (機械)に関連するカテゴリがあります。 ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。 機関、エンジン、モーター、motor アメリカ合衆国特許第...
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  • エンジンに比べて高い。ガスタービンエンジンには航空機用のものと陸上での発電などで使う産業用のものがあるが、船舶に使われるものは航空機用エンジンの転用品がほとんどである。 ガスタービン・エンジンは陸揚げしての整備が可能なように取り付けられている。 従来漁船に多く用いられた焼玉エンジン(Semi-diesel...
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  • 型で多少高速の16メートル型CLが建造されることとなった。これが本型である。 このような経緯から、船体は漁船型の重構造木船とされた。また主機関も焼玉エンジンが用いられた。これらのコンセプトは、同年度計画で建造されたさぎり型(18メートル型PC)と同様であった。 船体番号は、1954年5月1日に変更されている。...
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  • 人の状態をさす擬音語、擬態語として用いられる。具体的には「跳ねる音」「無造作に言葉が出る様子」「膨らんだ様子」を指す。 また、擬音から派生して、焼玉エンジンを使った小型の船舶は「ポンポン船」と呼ばれる。 静岡県の方言では、ポンポンはオートバイを指す。詳しくは、本田技術研究所 (旧)。 [脚注の使い方]...
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  • HCCIは、火花着火やディーゼル着火のように広く普及していないものの、長い歴史を持つエンジンである。基本的にはオットー燃焼サイクルである。HCCIは、電子制御の火花着火が使われる前から普及していた。例えば、焼玉エンジンは、高温の気化室を使って燃料と空気を混ぜ合わせる。これは、高温の気化室を利用して燃...
    16 KB (1,967 words) - 16:32, 18 June 2024
  • エンジンよりも最大出力が高くなる。ディーゼルエンジンは一般的に3つの異なる評価がある —英国では、スタンバイ、プライム、および連続、別名1時間定格、12時間定格、および連続定格だが、ガスエンジンは通常、ディーゼルよりも低い連続定格しかない。 焼玉エンジンに似た「ホットチューブ点火装置」や火花点火な...
    21 KB (2,476 words) - 22:42, 7 August 2024
  • 田主丸間が開業しその後徐々に延長し豆田まで開通したのは1916年(大正5年)のことであった。 当初は県道上に馬車軌道を敷設しただけの簡素なものだったが、後に石油発動車(焼玉エンジン動力の小型石油機関車、通称「駒吉機関車」)を使用した軽便鉄道に変わった。1911年(明治44年)の時点で同社は、この小型機関車を47両も保有する...
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  • 水方式の焼玉構造を実現していたと推定している(この無注水焼玉構造は、スウェーデンのボリンダー社によって1910年代に実用化され、一時小型舶用に広く普及した、より進歩的な無注水焼玉発動機とは無関係であった)。 ^ 副産物として、初期の焼玉エンジンには通常、硫黄分の面で質的に適さなかった重油の使用が強行...
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  • pop boat)、あるいはポンポン蒸気(ポンポンじょうき)とは、水蒸気の圧力で推進力を得る船舶玩具のことである。もともとは、焼玉エンジンを用いた実用の船の通称(エンジン音の擬音に由来)であったが、その作動音に似ていることから転じて、模型の船のことも指すようになった。玩具としての他、金属板加工など...
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  • 鯨船で実績を積んで、南氷洋捕鯨の捕鯨船に転身することもあった。遠洋捕鯨のキャッチャーボートと同様に鯨に接近を気づかれにくい低騒音の機関が好まれ、焼玉エンジンが長く用いられていた。 沿岸捕鯨はイワシクジラよりも大形の鯨を捕獲する大型捕鯨と、ミンククジラよりも小形の鯨を捕獲する小型捕鯨に二分された。漁業...
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  • 製作、ハーレーダビッドソンのガソリン機関を使用した。1930-1931年には純国産化された。加藤製作所では伝達装置はフリクションドライブ、動力は焼玉エンジンの使用例がある。鉄道連隊も所有していた 資材運搬、人員輸送、保守、点検に用いられ、資材を積んだ小型貨車(トロッコ)を牽引する場合もある。近年では...
    19 KB (3,100 words) - 15:17, 16 December 2024
  • 赤阪鐵工所 (category 船舶用エンジンメーカー)
    1934年(昭和9年)- 株式会社赤阪鐵工所を組織。初代社長に赤阪音七が就任。 1937年(昭和12年)- 漁船の高出力化により、焼玉エンジンからディーゼルエンジンの製造に移行。 1942年(昭和17年)- 駿陽鋳造株式会社を合併統合し、赤阪鐵工所の鋳造工場とする。 1945年(昭和20年)-...
    6 KB (665 words) - 02:05, 16 December 2024
  • このクラスは艦によってさまざまな推進機関を搭載した。M21およびM22はコンベンショナルな三段膨張式蒸気機関を、M24は4シリンダーのパラフィンエンジンを、その他はボリンダーの4シリンダー焼玉エンジンを搭載した。 M25、M26、M27およびM28は、1915年から1918年までドーバー海峡の哨戒に従事した。そのほかは1...
    6 KB (756 words) - 10:35, 5 November 2022
  • 8LDA25の過給機の一部を改造して高過給とし、燃料噴射ポンプ・プランジャ・ノズル・ピストンなどの変更を行って2割弱の出力増強を実現したものであった。 エンジン音はメーカー別に特徴があり、気筒数が少ない中速機関のズルツァー型は焼玉エンジンのような「ポンポンポンポン」というリズミカルな音、同じく中速機関...
    27 KB (3,549 words) - 02:35, 26 November 2024
  • ディーゼルサイクル(英: Diesel cycle)は、低速の圧縮着火機関(ディーゼルエンジン焼玉エンジン)の理論サイクル(空気標準サイクル)であり、等圧サイクルとよばれることもある。最初の圧縮着火機関を考案し実用化したのは、ドイツのルドルフ・クリスチアン・カール・ディーゼルであり(1893年)...
    6 KB (627 words) - 06:23, 10 May 2021
  • ルノック)も低い。このため、コモンレール化以前の乗用車・商用車用を始めとした小型高回転型エンジンに多数の採用例がある。 予燃焼室式 ボア中心付近に、細長くやや小さめの副燃焼室を持つ。この噴口付近の通路に小さな焼玉を持つものもある。 渦流室式 半分程ボアからはみ出た位置に、球形のやや大きめの副燃焼室を...
    28 KB (4,206 words) - 12:54, 17 October 2024
  • れた。搭載機関は初期のものはレシプロ式蒸気機関、後には焼玉機関が多く、ディーゼルエンジンも使用された。帆装型式はスクーナー型やラガー(en:Lugger)型などが見られた。 現代の帆船の多くは無風時の推進と船内機器の電源としてディーゼルエンジンなどを搭載しているが機帆船と呼ぶことはなく、帆船、モー...
    12 KB (1,664 words) - 11:12, 2 September 2024
  • 内燃機関の点火装置は、最初期はグローエンジン焼玉などに代表される加熱管を直火で熱する方法がとられていたが、19世紀末に電気火花を用いた方式が開発されるとほぼすべてのガソリンエンジンで用いられるようになり、火花点火内燃機関と分類されるようになった。...
    26 KB (3,999 words) - 12:15, 24 August 2024
  • もともと山口県営であった大島航路は、1946年(昭和21年)4月に国鉄 の前身の運輸省鉄道総局に移管された。 移管当初は、県営時代からの焼玉エンジンの木造ポンポン船 山口丸、第二山口丸(いずれも38総トン)が使用されたが、老朽化のため、1948年(昭和23年)11月から、旧海軍の魚雷運搬船改...
    8 KB (1,121 words) - 14:19, 15 November 2022