• スイレン属スイレンぞく、学名: Nymphaea)は、スイレン科に属するの1つである。多年生の水草であり、地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に浮水葉を浮かべる。花は大型で水面上または水上に抜け出て開花する(図1)。4枚の萼片と多数の花弁・雄しべ、1個の雌しべをもち、花弁の色は白色、黄色、赤色、紫色など。...
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  • スイレン目(スイレンもく、学名: Nymphaeales)は被子植物の目の1つであり、スイレン科(スイレン属、コウホネ、オオオニバスなど)、ハゴロモモ科(ジュンサイなど)、ヒダテラ科の3科、約80種が含まれる(図1)。全て水草であり、沈水植物、浮葉植物または抽水植物である(下図2)。現生被子植物...
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  • スイレン科(スイレンか、学名: Nymphaeaceae)は、被子植物のスイレン目に属する科の1つであり、池沼など淡水域に生育する水草が含まれる。コウホネ、バルクラヤスイレン属、オニバス、オオオニバスの5約60種が知られており、世界中に分布し、観賞用に栽培されているものも多い。...
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  • 基本的に、1つの花の中の雄蕊(雄ずい、雄しべ)の数や配置は、種によって決まっている。 スイレン属やモクレン属、オモダカ、キンポウゲ、ケシ、バラなどでは、1個の花が不特定多数の雄蕊をもつ(下図11)。スイレン属やモクレン属では、多数の雄蕊がらせん状に配列しており、一般的に、このような状態が被子植物に...
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  • ヨザキスイレン(学名: Nymphaea lotus)は、スイレンスイレン属に属する多年生の水草の1種である。エジプトスイレンともよばれる。鋸歯のある円形の葉を浮かべる浮葉植物であり、白い花が夜に咲く(図1)。アフリカの熱帯域から亜熱帯域に広く分布し、またルーマニアにも隔離分布するが、南北アメリ...
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  • オニバス (redirect from オニバス)
    オニバスとオオオニバスは近縁であり、両は姉妹群の関係にある。この系統群 (オニバス + オオオニバス) は明らかにスイレン科に含まれるが、古くはオニバス科 (Euryalaceae) として分けられたこともある。 また分子系統学的研究からは、オニバス + オオオニバスの系統群がスイレン属...
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  • ヒツジグサ (category スイレン科)
    ヒツジグサ(未草、学名: Nymphaea tetragona)は、スイレンスイレン属に属する多年生の水草の1種である。水底に根を張った地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に円形の葉を浮かべる (図1)。花期は6月から9月、長い花柄の先についた1個の花が水面上で咲く (図1)。花の大きさは直径3–7センチメートル...
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  • 維管束植物の被子植物、シダ植物の水生種が水草と呼ばれる場合が多いが、形態的な類似性から時にコケ植物や車軸藻類まで含んで水草と呼ばれる場合もある。 アクアリウムにおける水草水槽や、スイレンや蓮が庭園の池や泉水に植えられるなど、観賞用に広く親しまれてきた。 高等植物は、本来は陸上生活に適応して進化したものなので、水中で生活する植物はそ...
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  • 睡蓮(すいれん) スイレンスイレンスイレン属の植物のひとつ、またはスイレン属の水草をまとめて指す語。以下はその派生。 フランスの画家、クロード・モネの作品。「睡蓮 (モネ)」参照。 藤井麻輝と芍薬による音楽ユニット。「SUILEN」参照 B'zの楽曲。アルバム『THE CIRCLE』に収録。 湘南乃風の2007年の楽曲「睡蓮花」。...
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  • APG III (redirect from モクレン)
    Amborellaceae †スイレン目 Nymphaeales $$ハゴロモモ科 Cabombaceae *ヒダテラ科 Hydatellaceae $$スイレン科 Nymphaeaceae アウストロバイレヤ目 Austrobaileyales アウストロバイレヤ科 Austrobaileyaceae...
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  • aethiopica)、モクレン属は香料や香辛料として利用されることがある。 バンレイシやポポー、Polyalthia、Rolinia deliciosa(バンレイシ科)など果実が食用とされる例もある(上図3d)。 モクレン属やユリノキ(モクレン科)、イランイランノキ、オウソウカ(Artabotrys)、マストツリー(Monoon...
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  • Ondinea purpurea はスイレン科の水草の1つ。オーストラリアに産し、このには本種1種のみが含まれている。細長い水中葉と楕円形の浮葉を出す。ただし本種がスイレン属のものとの判断が提出されてもいる。その場合の学名は Nymphaea ondinea である。ここでは独立の形で記事にする。...
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  • 被子植物 (redirect from モクレン)
    被子植物の系統樹における、(各枝に現存種が残っているような)最初の分岐は、主系列からのアンボレラ目の分岐である。続いて、スイレン目、アウストロベイレヤ目、カネラ目、コショウ目、モクレン目、クスノキ目などが分岐した。アンボレラ目からクスノキ目は、単溝花粉型植物群である。この後、主系列は、単子葉植物群を派...
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  • ハス (redirect from レンニク)
    ハスの花と睡蓮(スイレン)を指して「蓮華」(れんげ)といい、仏教とともに伝来し古くから使われた名である。 名 Nelumbo はシンハラ語から。種小名 nucifera はラテン語の形容詞で「ナッツの実のなる」の意。 英名 Lotus(ロータス)はギリシア語由来で、元はエジプトに自生するスイレンの一種「ヨザキスイレン」...
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  • (Amborellales) 、スイレン属などの水生植物からなるスイレン目 (Nymphaeales) 、シキミをはじめ強い香りを放つ木本類からなるアウストロバイレヤ目 (Austrobaileyales) の3つの目から構成される。 基部被子植物は、数十万種と言われる真正双子葉類・単子葉類・モクレン...
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  • オオオニバス (category スイレン科)
    Victoria amazonica)は、スイレン科オオオニバスに属する水生植物の1種である。直径2メートル (m) 以上になる巨大な浮水葉を水面に浮かべることで知られている(図1)。南米のアマゾン川流域に生育し、植物園などで栽培されることもある。名の Victoria はイギリスのビクトリア女王に、種小名の...
    26 KB (2,795 words) - 03:06, 31 December 2023
  • スイレン目 Nymphaeales 目: アウストロバイレヤ目 Austrobaileyales クレード: (日本語訳不定) Mesangiospermae クレード: モクレン類 Magnoliids 目: カネラ目 Canellales 目: クスノキ目 Laurales 目: モクレン目...
    46 KB (2,776 words) - 15:04, 20 November 2022
  • センリョウ科には、4 (ヘディオスマム、アスカリナ、センリョウ、チャラン属)、約75種が知られている (下表1)。主に木本性で単性花をつけるヘディオスマムとアスカリナ、主に草本性で両性花をつけるセンリョウとチャラン属がそれぞれ系統群をなすと考えられていたが、分...
    21 KB (1,857 words) - 05:42, 19 October 2023
  • 一方の側縁から反対側へ巻き込んでいる状態。サトイモ科、イネ科、オダマキ(キンポウゲ科)などの葉に見られる。 内巻き型(内旋状、involute)(下図11f, 12c) 両縁が内側(向軸側)に巻き込んでいる状態。イチョウ(イチョウ科)、スイレン属スイレン科)、ハコヤナギ(ヤナギ科)、スミレ(スミレ科)、ナシ(バラ科)などの葉に見られる。...
    54 KB (5,804 words) - 06:49, 27 October 2023
  • コウホネ (学名: Nuphar) は、スイレン科に分類される水草の1である。太い地下茎が地下を這い、葉柄や花柄を伸ばす。葉は水中、水面、水上と3通りの形をもち、花は大きく半球形、黄色の萼片が目立ち、多数の小さな花弁と雄しべ、子房上位の雌しべをもつ(図1)。観賞用に栽培されるほか、アルカロイド...
    30 KB (2,135 words) - 02:56, 14 December 2024
  • アサザ(学名:Nymphoides)は、ミツガシワ科の。湖沼やため池に生育する抽水植物が中心である。世界に約50種が分布している。 スイレンに似た丸い葉が水面に浮くことから、スイレン属(Nymphaea)に似た植物ということで Nymphoides という...
    3 KB (326 words) - 22:12, 29 September 2014
  • イレヤ目の名が充てられるようになった。現生被子植物の中では、最初にアンボレラ目、次にスイレン目が分岐し、3番目にアウストロバイレヤ目が他と分かれたと考えられている(APG III系統樹参照)。 上記のようにアウストロバイレヤ目の中にはマツブサ科、シキミ科、トリメニア科、アウストロバイレ...
    16 KB (1,743 words) - 01:17, 1 December 2024
  • Circaeasteraceae - 22種 インド北東部・中国 アケビ科 Lardizabalaceae - 740種 東アジア・チリ ツヅラフジ科 Menispermaceae - 70442種 メギ科 Berberidaceae - 14701種 キンポウゲ科 Ranunculaceae - 622525種...
    4 KB (331 words) - 20:59, 5 December 2023
  • オオオニバス(学名: Victoria)は、被子植物のスイレン科に属する水生植物のの1つである。子供が乗ることができるほどの巨大な葉 (ときに直径3メートルに達する) を水面に浮かべることで知られている。南米のアマゾン川やパラナ川流域に生育し、また植物園などでしばしば栽培される。名の Victoria...
    27 KB (2,553 words) - 12:12, 11 October 2023
  • アミメキリン(Reticulated giraffe) 声 - 野中藍 クジラ偶蹄目キリン科キリン属。 ロッジに滞在している自称「名探偵」。漫画『ホラー探偵ギロギロ』を読んで探偵を始めるが見当違いの推理、サーバルを「ヤギのフレンズ」と推理しサーバルから「全然違うよ!」と突っ込まれている。ばかりで、推理の欠陥を指...
    235 KB (31,434 words) - 15:47, 26 December 2024
  • バルクラヤ(学名: Barclaya)は、被子植物のスイレン科に属する水草のの1つであり、東南アジアの熱帯雨林内の河川に生育する(図1)。萼片が大きく目立ち、花弁が合着して筒を形成し、その内面に雄しべがつく。アクアリウムでの観賞用に栽培されることがある。 名の Barclaya は、イギリスの植物学者である...
    10 KB (1,042 words) - 04:01, 5 February 2023
  • 果実 (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
    つう不明瞭であり、特に区別せず果皮とよばれることが多い。イネ科の果実(穎果)では、果皮が種皮と合着している。果皮は種子を包んでいるが、ヤブラン属やジャノヒゲ(キジカクシ科)などでは果皮がすぐに脱落し、種子が裸出した状態で成長する。 花において、花被片や雄蕊、雌蕊などの花要素がついている茎の先端部...
    82 KB (9,879 words) - 09:00, 13 September 2024
  • ハゴロモモ科 (category スイレン目)
    Cabombaceae)は被子植物のスイレン目に属する科の1つであり、多年生の水草であるジュンサイの1種とハゴロモモの約5種を含む。ジュンサイ科ともよばれる。 水中に茎を伸ばし、葉をつける。ジュンサイは主に楕円形の浮水葉をもつ浮葉植物であるが(図1a)、ハゴロモモ...
    19 KB (1,990 words) - 21:50, 4 October 2024
  • ハス科(ハスか、学名:Nelumbonaceae)は、双子葉植物の科の一つである。現生のはハスのみで、多年生の水草であるハスとキバナハス(北米原産で花が黄色)が属する。 かつてはその形態的特徴からスイレン科にしていたが、近年の研究によればスイレン科とは系統が大きく異なり、APG植物分類体系ではヤマモガシ目に分類さ...
    3 KB (301 words) - 18:10, 24 September 2023
  • (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
    leaf)という。ネギ Allium(ヒガンバナ科)やアヤメ Iris(アヤメ科)の葉は円筒形または二つ折れとなり、外観では背軸側のみが見える単面葉(たんめんよう、unifacial leaf)と呼ばれる。アヤメは両面の表皮下に柵状組織、海綿状組織がある。スイン属...
    146 KB (19,647 words) - 16:00, 25 December 2024
  • 双子葉植物綱 Magnoliopsida モクレン亜綱 Magnoliidae モクレン目 Liliidales クスノキ目 Laurales コショウ目 Piperales ウマノスズクサ目 Aristolochiaceae シキミ目 Illiciales スイレン目 Nymphaeales キンポウゲ目...
    4 KB (360 words) - 09:24, 20 November 2024