• ソノブイ(英語: sonobuoy)は、水中聴音または反響定位のため、航空機から水中に投下して使用する小型のソナー装置。水中音響信号を受信して電波で送信する航空機投下式のブイである。   ソノブイは、一般に、投下されるとパラシュート等で減速し、海面に接したところで分解して、フロートと超短波(VHF)...
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  • 命数及び経済性などの点で、陸上機よりも劣る難点もあった。 その後、ソノブイの技術・戦術が未発達であった時点では、ヘリコプターよりも高速で長距離進出できる飛行艇によって吊下式ソナーを展開することに期待されたこともあった。しかしソノブイの技術・戦術が発達するとともに、飛行艇による浅海面でのソナー捜索の優位性は失われていった。...
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  • SH-60Bでは、前任のSH-2Fと比して機体規模が大きく拡大されたことから、装備も大幅に拡充された。 対潜センサーとしてソノブイおよび磁気探知装置(MAD)を使用する点では同様だが、ソノブイ搭載数は25本に増大しており、ソノブイ受信機は31チャンネルのAN/ARR-75を搭載した。またレーダーはAN/APS-124、電波探...
    51 KB (6,608 words) - 14:55, 22 December 2024
  • ることしかできなかったのに対し、LAMPSではAN/ASQ-81磁気探知機(MAD)、ソノブイ15発といった対潜捜索センサーを備え、母艦の探信儀の探知精度が低下する遠距離域でも正確に攻撃を行うことができた。ソノブイは母艦の探信儀を補完するパッシブ対潜戦センサとして用いられており、その音響情報は母艦に...
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  • ソノブイから得られた情報を機上で処理することはほとんど不可能であり、データリンクによって母艦に転送して処理・分析してもらう必要があった。 LAMPS Mk Iでは、AKT-22 FM送信機により、単信式のアナログ・データリンクが用いられており、DIFAR (指向性パッシブ・ソノブイ) またはDICASS...
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  • 新たにアクティブとパッシブの両機能を備えたソノブイ・システム、吊下えい航式MAD、対艦ミサイル防御(ASMD)用レーダー及び電波探知装置(ESM)、チャフを追加装備したSH-3Hが開発され、1970年代より制式化されていた。またフリゲート用としても、ソノブイ・システムとMAD、レーダー、ESM及び魚雷1本を搭載できるSH-2F...
    24 KB (3,169 words) - 10:01, 22 October 2024
  • アメリカ海軍が1957年8月に提示した次期主力対潜哨戒機は、SOSUSにより探知された敵潜水艦と思しき音響信号へ急行してソノブイ、磁気探知機による識別を行い、魚雷や爆雷を使用して、潜在海域から殲滅することを主眼としていた。そのため、 地上の潜水艦探知や分析システム設備と接続...
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  • AN/SQS-53やAN/SQR-19といったソナー・サブシステムは、それぞれ1基ずつのAN/UYS-1音響信号処理装置を備えている。またAN/SQQ-28ソノブイ信号処理装置(SDPS)も連接されており、ソノブイからの情報が入力される。またAN/UYQ-25 水測予察器(SIMAS)も連接されている。インターフェイスとしてはOJ-...
    11 KB (1,264 words) - 11:31, 3 September 2024
  • 44対潜魚雷×4発、Mk.46対潜魚雷×4発、B57核爆雷×4発、対艦ミサイル×2発 諸装備:AN/AQS-13A/B/Eソナー、各種ソノブイ、ARR-75ソノブイ受信機、ASQ-81磁気探知機、AKT-22データリンク、TACNAVデジタルナビゲーションシステム 乗員:4名 アルゼンチン ブラジル...
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  • 海上自衛隊では、新型の哨戒ヘリコプターとしてHSS-2Bを開発し、昭和54年度より配備を開始していた。これは従来のHSS-2/2Aを元に、従来のディッピングソナーに加えてソノブイや捜索レーダーを搭載して対潜捜索能力を強化し、更にシステム化を図った画期的な機体であった。しかしその搭載システムは、固定翼哨戒機でいえばP-2Jと...
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  • 索するには主に音響か磁気が用いられる。第二次世界大戦頃までは潜水艦といっても浮上航行している時間の方が長く、目視やレーダーによる探知も行われた。 ソナー ソノブイ ディッピングソナー 磁気探知装置(MAD) 対潜空母 対潜哨戒機・対潜ヘリコプター 駆逐艦・護衛艦・フリゲート 攻撃型潜水艦 表示 編集...
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  • のレーダーに反応があった。目標に接近したテイラー機は照明弾及びソノブイを投下。23時45分、照明弾の光によって浮かび上がった潜水艦を視認。23時46分、テイラー機は急速潜航中の潜水艦に対してマーク54爆雷2個を投下した。2個目のソノブイを投下し、目標が健在であることを知ると23時47分にテイラー機...
    9 KB (1,337 words) - 22:52, 13 April 2023
  • 中の潜水艦を確認。TBMは潜航する潜水艦に発炎筒とソノブイとMk24電池式音響探知魚雷を投下した。3時38分、司令塔が破損して浮上する潜水艦へ攻撃を仕掛け、再度潜航する潜水艦へTBMはソノブイとMk24電池式音響探知魚雷を再度投下。間もなく、ソノブイを通じて海中から爆発音が聞こえ、同時に海面上に30...
    23 KB (3,337 words) - 12:58, 26 October 2024
  • 75インチロケット弾を搭載する。エンジンは大直径の星型レシプロエンジンであり、左右の主翼に各1機ずつ搭載している。エンジンナセルの後部には各8個のソノブイを搭載している。 胴体は太く短い形であり、尾部に引き込み式のMADブームを持つ。機体下面には引き込み式にAPS-38水上捜索レーダーを搭載し、機内...
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  • 対潜哨戒機については、当時の技術水準から、一般にソ連の潜水艦を探知するには吊り下ろし式対潜ソナー(水中音波探知装置:ディッピングソナー)の方がソノブイよりも探知距離、精度等の点において優れており、ソナーを海中につり下げて運用することが可能な対潜飛行艇が必要であると考え、当時最も有効な対潜センサー...
    21 KB (3,690 words) - 15:31, 26 October 2024
  • バラバラ大作戦 > ブイ子のバズっちゃいな! 『ブイ子のバズっちゃいな!』(ブイこのバズっちゃいな!、中国語: V子努力走红中!)は、2020年10月9日から2021年9月23日までテレビ朝日で放送されたバラエティ番組。 前座番組『超人女子戦士 ガリベンガーV』からの拡大。...
    9 KB (559 words) - 08:31, 9 December 2024
  • リコプター(LAMPS)として外側ゾーンを担当するSH-60Bではソノブイを採用する一方で、艦上機として航空母艦の近くで活動するSH-60Fには吊下式ソナーを搭載して、使い分けていた。その後、両者の後継として、吊下式ソナーとソノブイの双方に対応できるMH-60Rが開発されたものの、両者を同時に搭載...
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  • 対潜哨戒機においても、従来はレーダーと磁気探知機 (MAD) が主なセンサーであったが、投棄式ソナーであるソノブイが用いられるようになった。また従来は固定翼機(陸上機・水上機)が用いられていたが、さらに回転翼機も登場してきた。アメリカ、ソ連、イギリスなどにおい...
    28 KB (4,349 words) - 02:03, 20 October 2024
  • ×1またはソノブイ(RGB-NM、RGB-NM-1)×36 Ka-29TB GShG-7.62機関銃(1,800発)×1 2A42機関砲(250発)×1 4つの外部ハードポイントに爆弾、ロケット、ガンポッド、9K114を装備可能。 レーダー、MADまたはディッピングソナー、ソノブイ 『高い城の男』...
    16 KB (1,894 words) - 08:29, 11 October 2024
  • の人員を収容でき、場合によっては小型軍用車も搭載できる。 亜空間ソノブイ投下型コンテナ 『2199』第13話で登場したコンテナ。航海途上に改造されてできたものであり、後部にソノブイ投下装置、前方に管制室が存在する。新型の亜空間ソノブイを投下することによって対潜哨戒も行える。...
    14 KB (1,999 words) - 16:48, 22 November 2023
  • ヴェンジャーがレーダーで目標を探知。味方の護衛駆逐艦とも思われたが、上空を通過すると丁度急速潜航する潜水艦だった。そのため、ソノブイ、Mk24電池式音響探知魚雷を投下。ソノブイの着水直後に水中から大轟音を聴取した後、後には何も聞こえてこなかった。翌27日夜明けごろ、この海域で大きな重油の帯が漂ってい...
    9 KB (1,188 words) - 08:05, 23 March 2022
  • ソノサキ〜知りたい見たいを大追跡!〜』(ソノサキ しりたいみたいをだいついせき)は、2017年10月3日から2019年3月26日までテレビ朝日系列で毎週火曜 23:20 - 翌0:20 (JST)に放送されていたバラエティ番組。以前に3回『ソノサキ〜のぞいてみたらスゴかった!〜』のタイトルでパイロット版が放送された。...
    41 KB (1,100 words) - 22:46, 6 November 2024
  • て高シェアを占めている他、昨今ではEMS事業において積極的に買収を進めるなど新分野の開拓も進めている。また、海上自衛隊向けに潜水艦ソナーシステムやソノブイなどを納入し、2014年度の防衛省調達契約高の順位では15位に入るなど、軍需企業としての側面も併せ持っている。なお、プリンターの製造・販売は事業子...
    35 KB (3,829 words) - 07:38, 5 December 2024
  • ソノブイ発射口はP-3Cでは後部胴体下面に48箇所の発射口があり、内45箇所が飛行前に機外からのみ装填でき飛行中再装填できず、残り3箇所が機内から装填可能な発射口になっている。投下する時は機内のソノブイラックから手作業で運搬・装填されていた。P-8は機体内部のソノブイ...
    42 KB (5,558 words) - 12:27, 16 November 2024
  • 監視機材としてターレット式のカメラ、磁気探知機を搭載するほか、P-8と同じAN/APY-10レーダーを機首下部に追加している。 洋上監視が主目的であるためソノブイや武装の運用能力は無く、P-8のようなMQ-4C トライトンとの連携機能もない。エンジンなど機体構造は605とほぼ同等である。...
    5 KB (721 words) - 10:40, 17 March 2024
  • HSS-1(S-58/SH-34)の後継機として計画された。試作機のXHSS-2が1959年3月11日に初飛行。 吊り下げ式のディッピングソナーやソノブイ投下システムなどを装備している。キャビンは対潜機器が装備できるように大型であり、対潜機器を外すと輸送ヘリとしても十分使用できるようになっていた。ま...
    8 KB (875 words) - 05:25, 10 September 2024
  • こちらでは航空電子整備員たる航空士(センサーマン)の副任務とされている。 [脚注の使い方] ^ センサーマンは、降下救助のほかにも、吊下式ソナーやソノブイ、レーダーによる目標の探知・識別や、航空機搭載電子機器の修理、更にドアガンの射撃手など、多彩な任務をこなすことから、一部ではスーパーマンやウルトラマンとも称される。...
    6 KB (818 words) - 16:47, 22 November 2023
  • ソノブイ受信機が追加されており、1980年12月に部隊使用承認を受けた。特にソノブイは、対潜戦のパッシブ戦化にあたって非常に重要であったが、その膨大な音響信号を機上で処理するのは困難であり、AN/UYK-20コンピュータを用いるOQA-201ソノブイ...
    41 KB (5,400 words) - 05:08, 4 October 2023
  • ることしかできなかったのに対し、LAMPSではAN/ASQ-81磁気探知機(MAD)、ソノブイ15発といった対潜捜索センサーを備え、母艦の探信儀の探知精度が低下する遠距離域でも正確に攻撃を行うことができた。ソノブイは母艦の探信儀を補完するパッシブ対潜戦センサとして用いられており、その音響情報は母艦に...
    22 KB (2,721 words) - 13:55, 22 December 2024
  • Shadow"(シー・シャドウ)の名でも呼ばれる。各所にアンテナが増設されていること、機体上面に“カヌー型”と呼ばれる増設機器用の張り出し(フェアリング)があることや、機体後部下面のソノブイランチャーと機体尾部の伸縮式MADセンサーがないことなどがS-3とは異なる。電子機器の増設と各所に増設したフェアリング / アンテナによる空気抵抗の増大により最高発揮速度は750...
    28 KB (3,942 words) - 15:21, 22 December 2024
  • DASHを配備したが、後に有人機を用いた軽空中多目的システム(LAMPS)に転換し、1971年よりSH-2Dを配備した。こちらは攻撃単能機ではなく、ソノブイの敷設など母艦を補完しての対潜捜索能力をも備えているほか、小型対艦ミサイルを搭載して対水上艦戦闘を行う能力も有している。フランス海軍も、1962年...
    12 KB (1,454 words) - 04:23, 5 July 2023