• ステロイド系抗炎症薬ステロイドけいこうえんしょうやく、SAIDs:Steroidal Anti-Inflammatory Drugs、セイズ)とは、20世紀半ばに使われるようになった抗炎症薬である。医療現場ではステロイドと略されることが多い。主な成分として糖質コルチコイド...
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  • ステロイド抗炎症薬(ひステロイドせいこうえんしょうやく、英語: Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug) は、抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬剤の総称。頭文字を連ねて短縮表記されることも多く、NSAID(英語発音: [ˌen.es.eɪ.aɪ.ˈdiː]...
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  • ステロイド系抗炎症薬は副腎皮質ホルモンの糖質コルチコイド、合成糖質コルチコイドのことである。 ステロイドは非常に優れた抗炎症作用を持つ一方、免疫抑制作用や副腎萎縮、胃腸障害、白内障、緑内障、ムーンフェイスなど多くの副作用も持つ。 長期間にわたってステロイド...
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  • ビタミンD誘導体はホルモン様受容体に結合するホルモンに関係するが、化学構造的にはステロイドというよりはステロールに属する。 炎症性疾患の治療のために用いられる、いわゆるステロイド内用ステロイド注射は、ステロイドホルモンを配合した薬品(ステロイド剤)のことであり、多くの場合は糖質コルチコイド...
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  • 炎症の制御、炭水化物の代謝、タンパク質の異化、血液の電解質のレベル、免疫反応など広範囲の生理学に関わっている。ストレス、侵襲などさまざまな影響によって分泌され、医薬品としても使用される。 副腎皮質ホルモンは、副腎皮質内でコレステロールから合成される。ほとんどのステロイド...
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  • ステロイド外用ステロイドがいようやく、topical steroid)は、ステロイド系抗炎症薬の軟膏剤であり、皮膚外用治療で一般的に使われる医薬品である。薬効成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が使用されている。アメリカ合衆国では7段階、日本では5段階の強さに分類されている。...
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  • リドカイン - 局所麻酔および不整脈 アドレナリン添加リドカイン 追加リスト エフェドリン - 交感神経β2受容体作動 麻酔前投与 アトロピン - コリン。 ミダゾラム - ベンゾジアゼピン。 モルヒネ - 麻薬。 アセトアミノフェン 非ステロイド抗炎症薬 (NSAIDs) アセチルサリチル酸...
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  • ステロイド (steroid) は、天然に存在するトリテルペノイドの一種である。 シクロペンタノペルヒドロフェナントレン(ステラン)を基本骨格とし、それに官能基が付随したものを指す。通常はC-10とC-13にメチル基を、また多くの場合C-17にアルキル基を有する。共通して、ステロイド骨格(ステ...
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  • 日本薬局方医薬品としてはヒドロコルチゾンの名称で収載される、ステロイド系抗炎症薬(SAID)の1つとして臨床使用される。ステロイド系抗炎症薬炎症反応を強力に抑制し、炎症の全ての過程に作用する。急性炎症、慢性炎症、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、ショック、痛風、急性白血病、移植片拒絶反...
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  • 高サイトカイン血症に対する治療 ステロイド系抗炎症薬(必要に応じてパルス療法)、プロテアーゼ阻害剤(インジナビルなど)、ヒトTNF-αモノクローナル抗体、持続的血液透析濾過療法(CHDF)などがあるが、いずれも現時点で確証は得られていない。また、炎症...
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  • 長期管理では吸入ステロイドが最も重要な基本薬剤であり、これにより気管支喘息の本体である気道の炎症を抑えることが気管支喘息治療の根幹である。重症度に応じて吸入ステロイドの増量、経口ステロイド、長時間作動型β2刺激(吸入・貼り)、アレルギーコリン剤などを併用する。長期管理...
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  • なお、疾患の治療のためにを長期間使用した結果として、骨粗鬆症を発症させ得るの種類は、多数存在する。それらの中でも、何らかの原因で発症した全身性の激しい炎症などの抑制のために、ステロイド系抗炎症薬を長期連用したため骨粗鬆症を発症したケースは有名である。 医原性骨粗鬆症の原因の例 ステロイド系抗炎症薬 - 骨形成を抑制する。...
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  • 酵素阻害剤 (redirect from 阻害)
    と呼ばれる。 医薬品などとして利用される酵素または一般タンパク質の阻害剤には、次に挙げるようなものがある。 β-ラクタム系抗生物質 サルファ ノイラミニダーゼ阻害ステロイド系抗炎症薬 分子標的治療 スタチン ホスホジエステラーゼ阻害 ACE阻害 モノアミン酸化酵素阻害 コリンエステラーゼ阻害薬...
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  • 収縮不全が主徴候とされ、新たに造影MRIの遅延増強所見が加えられた。遅延増強効果は、活動性炎症部位の評価や、ステロイド系抗炎症薬投与による治療効果の判定にも有効である。心サルコイドーシスのステロイド系抗炎症薬の全身投与の適応は、高度房室ブロック、心室頻拍などの重症心室不整脈、局所壁異常運動、あるい...
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  • 詳しくは後述するが、糖質コルチコイドは糖質コルチコイド受容体との相互作用によって機能する。 抗炎症タンパク質の発現を増加させる。 炎症性タンパク質の発現を抑制する。 糖質コルチコイドは、Tリンパ球の発生と恒常性維持にも関与していることが示されている。このことは、糖質コルチコイドに対するT細胞...
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  • クレチンが分泌されガストリン分泌が抑制され胃酸分泌が少なくなるためと考えられている。 非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs、non steroidal anti-inflammatory drugs)は鎮痛血小板剤として広く用いられCOX(シクロオキシゲナーゼ)という酵素を阻害する作用を有し、...
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  • 心エコーでは、軽度の内腔拡大と心膜液貯留のほか、左室の壁運動低下と駆出率の著明な低下、壁肥厚などが認められる。 現在はそれぞれのウイルスに対してはウイルスを投与する他には、対症療法(PCPSや利尿剤など)とステロイド系抗炎症薬・γグロブリン投与しか選択肢がない状況である。 ウイルス性心筋炎に関しては特効薬が無いため、心不全や不整脈に...
    14 KB (2,033 words) - 14:29, 19 December 2024
  • ヒドロコルチゾン酢酸エステル (Hydrocortisone acetate) - ステロイド系抗炎症薬 - 抗炎症成分 酢酸トコフェロール (Tocopheryl acetate) - 血行促進成分 グリチルレチン酸 (Glycyrrhetinic acid) - 抗炎症成分 アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート...
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  • に使用されているにもかかわらず、副腎皮質ホルモンおよび非ステロイド抗炎症薬は治験では肺の機械的機能やガス交換へは効果がなく、早期ARDS治療への有用性は見られなかった。 ゲムフィブロジル(日本では開発中止)は、脂質低下の1つであるが、炎症性サイトカインの生産をも抑制し、インフルエンザウイルスA/Japan/305/57...
    26 KB (3,402 words) - 21:03, 14 June 2024
  • オキシコドン製剤としてオキシコンチン錠、オキノーム散 フェンタニル製剤として、デュロテップパッチ(貼付)、フェンタネスト(注射剤) その他、補助療法として、てんかん(カルバマゼピン)、精神科の、副腎皮質ステロイドステロイド系抗炎症薬)なども用いる。 世界保健機関(WHO)は「がんの痛みからの解放とパリアティブ・...
    16 KB (2,466 words) - 10:55, 25 June 2024
  • デキサメタゾン(英: Dexamethasone)は、ステロイド系抗炎症薬 (SAID) の一つである。炎症の原因に関係なく炎症反応・免疫反応を強力に抑制する。急性炎症、慢性炎症、自己免疫疾患、アレルギー性疾患などの際に使用される。内服薬の商品名デカドロン。ステロイド外用...
    40 KB (4,946 words) - 09:53, 24 August 2024
  • 急性期は原因療法は採られず、対症療法としてヒスタミンの放出を抑制するヒスタミンが第一選択で、特に鎮静作用(眠気など)の低い第二世代ヒスタミンから開始され、これはWHO・日本・欧米のガイドラインに共通する。また共通して、特定可能な蕁麻疹のきっかけがあればそれを避けることで、非ステロイド抗炎症薬 (NSAID)...
    22 KB (3,182 words) - 07:07, 25 April 2024
  • erythematodes)とは、なんらかの原因によって種々の自己抗体を産生し、それによる全身性の炎症性臓器障害を起こす自己免疫疾患で膠原病の一つ。全身性紅斑性狼瘡(ぜんしんせいこうはんせいろうそう)、単に狼瘡(ろうそう)とも呼ばれる。産生される自己抗体の中でも、DNA抗体は特異的とされる。特定疾患(難病)に指定されている。動脈...
    37 KB (5,040 words) - 01:52, 7 June 2024
  • アナボリックステロイド(anabolic steroid)(anabolic androgenic steroid, AAS)は、生体の化学反応によって外界より摂取した物質から蛋白質を作り出す作用、すなわち蛋白同化作用を有するステロイドホルモンの総称。多くは男性ホルモン作用も持っている。 テストステロ...
    33 KB (3,694 words) - 12:56, 15 November 2024
  • アラキドン酸カスケード (category エイコサノイド)
    (Lipoxygenase, LOX) が働くとロイコトリエン (Leukotriene, LT) 類に代謝される。これらの代謝物はアラキドン酸代謝物およびエイコサノイドと総称され、それぞれ異なる種々の生理活性を示す。 プロスタグランジン類 トロンボキサン類 ロイコトリエン類 非ステロイド系抗炎症薬 (Non-Steroidal...
    3 KB (266 words) - 12:42, 17 June 2024
  • ステロイド抗炎症作用により痛みがすぐ取れることから、現代でもリウマチの早期において、関節痛を軽減する目的で少量投与される場合がある。 関節リウマチの治療を行うことで、認知症になるリスクが低下するという報告が2022年になされた。理由はまだ不明であるものの、リウマチ...
    38 KB (5,713 words) - 01:15, 2 August 2024
  • β-ラクタム系抗生物質(セファロスポリン系、ペニシリン系、カルバペネム系) 非ステロイド抗炎症薬 代謝拮抗剤(メトトレキサート) HIVウイルス(ネビラピン) 副腎皮質ホルモン 不安(クロルメザノン) そのほか、肺炎マイコプラズマ(英語版)...
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  • ステロイド抗炎症薬、三環系抗うつけいれん、レーザー治療を行う。 帯状疱疹後神経痛の治療法具体例として、以下のものが挙げられる。※印は保険適用外である。 薬物療法 ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(ノイロトロピン) うつ(三環系抗うつ...
    28 KB (4,054 words) - 01:56, 18 August 2024
  • 凝固、ヘパリン、血小板、血栓溶解、止血脂血症薬、スタチン 麻酔、睡眠薬、不安精神病うつ、SSRI、SNRI、制吐痙攣、中枢神経刺激、 バルビツレート、三環系抗うつ、ベンゾジアゼピン、ドパミン拮抗ヒスタミンコリン、 カンナビノイド、アンフェタミン、MAO阻害薬、リチウム塩...
    9 KB (1,089 words) - 14:15, 16 November 2024
  • 聴器障害は投薬治療により軽快することがある。 突発性難聴と同様でステロイド系抗炎症薬、ビタミン剤、代謝促進剤の投与が行われる。治療効果は様々で元の聴力に回復しない場合がある。動物実験(ラット)での結果では、軽度の障害に対してはステロイドは効果が有ったが音響障害が大きい場合は効果が無かったと報告されている。...
    10 KB (1,235 words) - 07:40, 11 November 2024
  • ンド非結合時においては細胞質に優位に存在する。ステロイドホルモンであるヒドロコルチゾンに対する受容体として働く一方、リガンド依存的に核内移行して転写因子としても働く。GRにはGRαとGRβの2つのスプライシングバリアントが存在する。 ステロイド系抗炎症薬を参照。...
    3 KB (511 words) - 21:43, 5 September 2021