ヒトTリンパ好性ウイルス(ヒトティーリンパこうせいウイルス、Human T-lymphotropic Virus、Human T-cell Leukemia Virus、HTLV)は、レトロウイルスの一種。1型から4型(HTLV-I, II, III, IV)までがある。1型は成人T細胞白血病 (ATL)...
11 KB (1,519 words) - 03:39, 29 June 2021
デルタレトロウイルス属は腫瘍 (onc) を引き起こすウイルス。 ヒトTリンパ好性ウイルス (HTLV: human T-lymphocytropic virus) -I,II B型肝炎ウイルス (HBV: hepatitis B virus) はDNAウイルス...
6 KB (648 words) - 20:21, 27 November 2024
ヒトパピローマウイルス16型 (Human papillomavirus type 16; HPV-16) - 子宮頸癌 ヒトパピローマウイルス18型 (Human papillomavirus type 18; HPV-18) - 子宮頸癌 ヒトTリンパ好性ウイルス1型 (HTLV-1) - 成人T細胞白血病...
4 KB (643 words) - 07:50, 12 October 2024
をゲノムに有するエンベロープウイルス):ラッサウイルス、マチュポウイルス、フニンウイルス レトロウイルス科 : ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ヒトTリンパ好性ウイルス、サル免疫不全ウイルス、STLV 日本脳炎ウイルス ピコルナウイルス科 ポリオウイルス エンテロウイルス属 ライノウイルス コクサッキーウイルス エコーウイルス...
9 KB (981 words) - 12:16, 9 October 2022
リンパ球(CD4陽性リンパ球)の単クローン性腫瘍である。 HTLV-1はhuman T-cell leukemia virus type 1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)の略称である。かつてはヒトTリンパ球向性ウイルス1型human T-lymphotropic virus...
26 KB (3,661 words) - 04:26, 28 November 2024
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症(しんがたコロナウイルスかんせんしょう)は、COVID-19(コヴィッドナインティーン)の正式名称で呼ばれ、SARSコロナウイルス2がヒトに感染することによって発症する気道感染症(ウイルス性の広義の感冒の一種)である。2020年に入ってか...
134 KB (16,216 words) - 17:55, 2 November 2024
日沼頼夫 (category 日本のウイルス学者)
よりお、1925年(大正14年)1月19日 - 2015年(平成27年)2月4日)は、日本の医学者、ウイルス学者。 成人T細胞白血病の成因について、ヒトTリンパ好性ウイルス(HTLV-1)の分離によって立証した。エイズウイルス研究にも尽力した。京都大学・熊本大学名誉教授。秋田県名誉県民、八峰町名誉町民。 秋田県山本郡八森町(現八峰町)生まれ。...
4 KB (469 words) - 09:13, 23 November 2023
悪性腫瘍 (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
子宮頸部扁平上皮癌 - ヒトパピローマウイルス16型、18型(HPV-16, 18) バーキットリンパ腫、咽頭癌、胃癌 - EBウイルス(EBV) 成人T細胞白血病 - ヒトTリンパ球好性ウイルス 肝細胞癌 - B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV) カポジ肉腫 - ヒトヘルペスウイルス8型(HHV-8)...
87 KB (11,756 words) - 02:25, 29 December 2024
リンパ球(リンパきゅう、英: lymphocyte)は、脊椎動物の免疫系における白血球のサブタイプの一つである。リンパ球にはナチュラルキラー細胞(NK細胞とも、自然免疫、獲得免疫の細胞性免疫、細胞傷害性において機能する)、T細胞(自然免疫、獲得免疫の液性免疫、細胞性免疫、細胞傷害性...
14 KB (1,680 words) - 02:01, 25 August 2024
(15%)、好中球に取り込まれたpp65の検出はウイルス抗原血症(アンチゲネミア:antigenemia)の早期診断に有用である。 HCMVはヒトにのみ感染し、広い臓器親和性(向汎性)を有する。HCMV感染細胞における感染様式は、許容性感染・非許容性感染・潜伏感染に大別される。HCMVに許容性...
50 KB (6,491 words) - 23:00, 24 August 2024
エプスタイン・バール・ウイルス(Epstein-Barr virus)とは、ヘルペスウイルス科に属するウイルスの一種。日本ではよくEBウイルスと略して呼称される。学名はヒトヘルペスウイルス4型(Human herpesvirus 4、HHV-4)を経てヒトガンマヘルペスウイルス4型(Human gammaherpesvirus...
122 KB (16,797 words) - 08:33, 28 October 2024
免疫系 (category Webarchiveテンプレートのウェイバックリンク)
獲得免疫は抗体や補体などの血中タンパク質による体液性免疫とリンパ球などの細胞による細胞性免疫によって担われている。リンパ球には分化成熟して免疫グロブリンを産生するB細胞のほかに、胸腺で分化成熟するT細胞などがある。その他、食作用によって抗原を取り込んで分解してT...
96 KB (13,502 words) - 02:00, 25 August 2024
ロバート・ギャロ (category アメリカ合衆国のウイルス学者)
取得した。1976年、インターロイキン-2というT細胞増殖因子を発見した。1980年には、セザリー症候群に罹患したカリブ海の黒人から、のちにヒトTリンパ好性ウイルス(HTLV-2)と命名されるレトロウイルスを分離した。1986年、 ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)を発見した。...
5 KB (387 words) - 05:38, 30 November 2023
心筋炎 (category ISBNマジックリンクを使用しているページ)
リンパ球性心筋炎は主にウイルス感染を原因とすることが多く、他の3つは心毒性物質、薬物アレルギー、自己免疫、全身性疾患などに伴って発症することが多い。 リンパ球性心筋炎は、心筋組織にT細胞やB細胞などのリンパ球やマクロファージなどの浸潤を認める。 好酸球性心筋炎は、心筋に浸潤した好...
14 KB (2,033 words) - 14:29, 19 December 2024
なDNA」とかジャンクDNAとも呼ばれている。SINEは、ヒトゲノムの13.5%を占める。 ヒト免疫不全ウイルス (HIV)-1またはヒトTリンパ好性ウイルス (HTLV)-1などのような、ある種のウイルスは、レトロトランスポゾンのように振る舞い、逆転写酵素及びインテグラーゼの双方を含む。 トランスポゾン...
7 KB (1,051 words) - 03:56, 12 September 2024
HTLV-I関連脊髄症 (redirect from 熱帯性痙性麻痺)
ヒトTリンパ球向性ウイルス1型human T-lymphotropic virus type 1と呼ばれていた。1980年にはじめてヒトのレトロウイルスとして報告され、ATL(成人T細胞白血病・リンパ腫、adult T-cell leukemia-lymohoma)の原因ウイルス...
31 KB (3,723 words) - 14:15, 12 September 2024
ポリオウイルス (Poliovirus) は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属に属するエンテロウイルスC型(Enterovirus C)である。ヒトを宿主とするウイルスで、急性灰白髄炎(一般にポリオとも呼ばれる)の病原体である。 ポリオウイルスは約7500塩基対から成る1本鎖RNA(ssRNA...
42 KB (5,855 words) - 15:35, 1 October 2024
ブッシュミート (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
特にレトロウイルスはゲノムの変異が起こりやすく、多くの人獣共通感染症を引き起こしている。1990年代のコンゴ盆地とガボンにおけるエボラ出血熱の爆発的感染はチンパンジーの食肉加工とその食用が引き金であったと考えられている。中央アフリカで猟師がヒトTリンパ好性ウイルス...
10 KB (1,286 words) - 07:18, 13 March 2023
ウイルス学の歴史(ウイルスがくのれきし)では、19世紀末に始まる、ウイルスとウイルスが引き起こす感染についての科学的研究の歴史について記述する。 ルイ・パスツールとエドワード・ジェンナーはウイルスの感染を防ぐ最初のワクチンを開発したが、彼らはウイルスの存在を認識してはいなかった。ウイルス...
58 KB (7,188 words) - 03:00, 18 September 2023
antibody)は、白血球のサブタイプの一つであるリンパ球の一種であるB細胞の産生する糖タンパク分子。免疫グロブリン(めんえきグロブリン、(immunoglobulin)、血漿中のγ‐グロブリン(英語版)(ガンマグロブリン)、Ig(アイジー)とも。獲得免疫系の液性免疫(特定のタンパ...
29 KB (4,652 words) - 12:22, 30 October 2024
マクロファージによる抗原提示のシグナルは、T細胞のなかでもヘルパーT細胞と呼ばれるリンパ球に伝達される。ヘルパーT細胞の表面には、CD4というヘルパーT細胞特有の表面タンパク質と、T細胞受容体 (TCR, T-cell receptor) と呼ばれる受容体タンパク質が存在しており、それぞれがマクロファージのMHC...
13 KB (1,970 words) - 13:58, 12 December 2024
デルタレトロウイルス属(Genus Deltaretrovirus)とはレトロウイルス科オルトレトロウイルス亜科レトロウイルス科の1属。デルタウイルス属のウイルスにはいくつかの哺乳類の群に水平感染するものが含まれる。 デルタレトロウイルス属のウイルスとして牛白血病ウイルスやヒトTリンパ球好性ウイルスなどがある。...
2 KB (99 words) - 13:07, 12 March 2021
ヒトTリンパ好性ウイルスの3型と4型が発見された。2008年にはWHOの世界ポリオ根絶イニシアティブ (Global Polio Eradication Initiative) が再開され、2015年までのポリオの撲滅が目標として掲げられた。2010年には、アメーバに感染する巨大なウイルス、メガウイルス・キレンシス...
126 KB (18,414 words) - 01:34, 19 November 2024
性Tリンパ球は、腫瘍細胞を破壊できる可能性がある。 腫瘍抗原は、たとえば、変異した受容体の形で腫瘍の表面に現れることがあり、その場合、B細胞に認識される。 ウイルス病因を持たないヒト腫瘍の場合、腫瘍特異的なDNAの変化によって新規ペプチド(ネオエピトープ)が作られる。 ヒト...
25 KB (3,430 words) - 15:59, 14 June 2024
レミエール症候群(細菌性頸静脈炎) 慢性骨髄性白血病急性転化 糖尿病性ケトアシドーシス 経過が長いもの(正しい診断に至るまで時間がかかることがある) マイコプラズマ感染症 クラミジア感染症 肺結核・非結核性抗酸菌症 百日咳 伝染性単核球症 扁桃周囲膿瘍 組織球性壊死性リンパ節炎(菊池病) 感染性心内膜炎 心不全→心臓性喘息...
57 KB (8,069 words) - 02:23, 29 December 2024
白血病 (category ISBNマジックリンクを使用しているページ)
リンパ腫との境目があいまいな成熟傾向を持つリンパ系白血病はWHO分類ではリンパ増殖性疾患として括っている。 慢性リンパ性白血病は広義(FAB分類)にはB細胞性(狭義の慢性リンパ性白血病、B細胞前リンパ球性白血病、ヘアリーセル白血病、リンパ腫の白血病化、形質細胞白血病)とT細胞性(T細胞顆粒リンパ...
175 KB (27,527 words) - 03:25, 13 November 2024
白血球 (category ヒト細胞)
leukocyte)とは、生体防御に際した免疫を担当する細胞である単球(マクロファージ)、リンパ球、好中球、好塩基球、好酸球の5種類を含んだ総称的物質を指す。 この細胞成分は、外部から体内に侵入した細菌・ウイルスなどの異物の排除や、腫瘍細胞・役目を終えた細胞の排除及び分解殺失などを役割とする造血幹細胞由来の細胞である。...
27 KB (3,701 words) - 02:54, 3 August 2024
獲得免疫系 (section CD8+Tリンパ球と細胞傷害性)
リンパ球の2%しか含まれておらず、残りの98%は組織やリンパ節、脾臓などのリンパ系内を移動している。ヒトの場合、リンパ球プールの約1~2%が毎時循環しており、細胞が反応する特定の病原体や抗原に遭遇する機会を増やしている。 B細胞とT細胞は、同じ多能性...
66 KB (8,613 words) - 08:05, 19 July 2024
アレルギー (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
抗原と特異的に反応する感作T細胞によって起こる。抗原と反応した感作T細胞から、マクロファージを活性化する因子などの様々な生理活性物質が遊離し、周囲の組織傷害を起こす。薬物アレルギー、金属アレルギーなどがある。他のアレルギー反応がすべて液性免疫であるのに対し、IV型アレルギーだけは細胞性免疫がかかわり、リンパ...
24 KB (2,833 words) - 01:56, 25 September 2024
乳酸脱水素酵素(LDH)、間接ビリルビンの増加 白血球・リンパ球の減少 血小板の減少 赤血球沈降速度(ESR)の亢進 血清補体価 - 炎症に伴い低下 C反応性蛋白(CRP): 陰性 CRPが陽性反応であれば感染症に罹っている可能性が考えられる。 γグロブリン値 抗核抗体(抗ds-DNA抗体・抗Sm抗体)の検出...
37 KB (5,040 words) - 01:52, 7 June 2024
Tリンパ球をリンパ節内にとどめることで、その中枢神経への浸潤を抑制し中枢神経における炎症をおさえる。RRMSにおける再発予防効果はIFNβより高いとされている。進行型MSやNMO、3椎体以上の脊髄病変のある例に対する有効性は確立していない。また、有害事象として免疫抑制でのJCウイルス...
81 KB (12,952 words) - 01:43, 26 October 2024