| 「მ」あるいは「შ」とは異なります。 |
ძ(グルジア語: ძილი、/dzɪlɪ/)は、現行のグルジア文字の28番目の文字(正書法改正前は31番目)である[1]。
ジョージア語では有声歯茎破擦音[dz]を表す[2]。記数法では数値3000を表す[3]。
ジョージア国内のラズ語でも使用されている。トルコ国内で使用されているラズ語ラテン・アルファベットの「Ž」または「Zʼ」[4]に対応する。アブハズ語(1937年から1954年まで)[5]およびオセット語(1938年から1954年まで) [6]のグルジア文字表記法でも使用されていたが、現在はキリル文字が主に使われ、アブハズ語で「Ӡ」と、オセット語で「Дз」と記される。
ジョージア語のラテン文字化では「J」または「Dz」「Ż」と記す[7]。グルジア語の点字では記号⠽(U + 283D)[8]となる。
文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
Ⴛ | U+10BB | - | Ⴛ
Ⴛ | アソムタヴルリ |
ⴛ | U+2D1B | - | ⴛ
ⴛ | ヌスフリ |
Ძ | U+1CAB | - | Ძ
Ძ | ムタヴルリ |
ძ | U+10EB | - | ძ
ძ | ムヘドルリ |
- ^ Machavariani, p. 136
- ^ Aronson, Howard Isaac (1990). Georgian: A Reading Grammar. Columbus, OH: Slavica Publishers. p. 18, 20. ISBN 978-0-89357-207-5. http://www.seelrc.org:8080/grammar/pdf/stand_alone_georgian.pdf
- ^ Mchedlidze, II, p. 100
- ^ Description du dialecte laze d'Arhavi (caucasique du sud, Turquie): Grammaire et textes (PDF).
- ^ Из истории письменности в Абхазии.
- ^ История осетинского письма.
- ^ Transliteration of Non-Roman Scripts. Transliteration of Georgian
- ^ UNESCO, World Braille Usage, Third Edition, Washington, D.C. p. 45
- ^ Mchedlidze, I, p. 105
- ^ Mchedlidze, I, p. 107
- ^ Mchedlidze, I, p. 110