あいよし橋
あいよし橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 福島県南会津郡只見町大字田子倉 |
交差物件 | あいよし沢 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道252号 |
管理者 | 福島県山口土木事務所 |
設計者 | 復建技術コンサルタント |
施工者 | 片山ストラテック |
竣工 | 2002年(平成14年)12月6日 |
閉鎖 | 2022年(令和4年) |
座標 | 北緯37度18分26.3秒 東経139度14分6.6秒 / 北緯37.307306度 東経139.235167度 |
構造諸元 | |
形式 | 3径間方杖ラーメン橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 93.000 m |
幅 | 9.200 m |
最大支間長 | 63.500 m |
地図 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
あいよし橋(あいよしはし)は、福島県南会津郡只見町大字田子倉にあった一般国道252号の橋長93 m(メートル)の方杖ラーメン橋である。
概要
[編集]只見川上流部に位置する田子倉ダムのダム湖である田子倉湖に注ぐあいよし沢を渡る、国道252号六十里越雪わり街道の橋である。従来の国道は山肌に沿う狭隘な道筋であり、沢の上流で急カーブとともに渡河しており、このヘアピンカーブは交通と除雪の難所とされていた。雪崩危険個所にあるために現道にスノーシェッドを整備する案と、急カーブを短絡し斜面から離れた箇所を通る新橋を架設する案を比較した結果、安価な架橋案が採用されて建設が行われ、総工費5億300万円を費やして2002年(平成14年)に竣工した。橋体にはメンテナンスコスト縮減のため、耐候性鋼材が用いられている[1]。橋上はアイヨシの滝を望む撮影スポットとして人気であり、旧道部分が只見町観光まちづくり協会により駐車場として利用されている[2]。
2019年(平成31年)3月1日より福島県土木部により配布されているふくしまの橋カード第2弾No.19に選出され、只見町観光まちづくり協会にて配布されている。本橋含む六十里越は冬季通行止めになるが、冬季閉鎖中の2022年(令和4年)3月に流出が確認された[3]。
諸元
[編集]- 形式 - 鋼3径間連続方丈ラーメン橋
- 活荷重 - B活荷重
- 橋長 - 341.000 m
- 支間割 - ( 27.950 m + 36.000 m + 27.950 m )
- ラーメン支間 - 63.500 m
- 幅員
- 総幅員 - 9.200 m
- 有効幅員 - 8.000 m[注釈 1]
- 車道 - 8.000 m
- 車線幅員 -3.000 m
- 歩道 - なし
- 床版 - 鉄筋コンクリート床版
- 橋台 - 逆T式橋台(直接基礎1基・深礎杭基礎1基)
- 橋脚 - 直接基礎1基・深礎杭基礎1基
- 総鋼重 - 308 t
- 曲率半径 - 700 m(アーチ部 - 連続鈑桁部)・640 m(連続鈑桁部)
- 設計 - 復建技術コンサルタント
- 施工 - 片山ストラテック[注釈 2]
- 架設工法 - ケーブルエレクション斜吊り工法
歴史
[編集]2022年(令和4年)3月4日の田子倉ダム管理者の電源開発によるパトロールで流失が確認された。雪崩によって流出したものとみられている[3]。
2022年(令和4年)7月10日、旧道を迂回路として活用し再開通した[6][7]。
周辺
[編集]- 田子倉湖
- アイヨシの滝
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “福島県の橋梁 平成15年度版” (PDF). 福島県土木部. pp. 52, 96, 97. 2022年3月7日閲覧。
- ^ 国道252号六十里越え雪わり街道マップ (PDF) - 只見町観光まちづくり協会
- ^ a b “国道252号(只見町大字田子倉地内)の雪崩による「あいよし橋」の流出について” (PDF). 福島県土木部道路管理課・山口土木事務所 (2022年3月7日). 2022年3月7日閲覧。
- ^ “橋梁年鑑 平成16年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 114, 210, 211. 2022年3月7日閲覧。
- ^ 福島県の土木行政のあゆみ (PDF) - 福島県建設技術協会
- ^ “国道252号が全線再開通します” (PDF). 福島県南会津建設事務所・福島県山口土木事務所 (2022年7月8日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “只見の国道252号、7月10日再開通 「あいよし橋」雪崩で流失”. 福島民友. (2022年7月9日) 2022年7月10日閲覧。