おしゃべり女
『おしゃべり女』(独: Die Schwätzerin)作品144は、ヨーゼフ・シュトラウスが作曲したポルカ・マズルカである。『おしゃべりや』『ゴシップ』などの訳題もある。
概要
[編集]ヨーゼフのポルカ・シュネル『おしゃべりなかわいい口』、兄ヨハン・シュトラウス2世の『トリッチ・トラッチ・ポルカ』などと同様に、女性のおしゃべりをテーマとした作品である。真偽は不明であるが、一説によると、当時シュトラウス楽団に「おしゃべり女」とあだ名されたメンバーがいたという。
1863年6月7日、フォルクスガルテンにおいて初演された。6月17日にシュペルル舞踏場で演奏された際に観客の拍手喝采を浴び、その6日後、再びフォルクスガルテンで演奏された際にも好評を博したという。
ニューイヤーコンサート
[編集]ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場は以下の通りである。
- 1950年 - クレメンス・クラウス指揮
- 1958年 - ヴィリー・ボスコフスキー指揮
- 1969年 - ヴィリー・ボスコフスキー指揮
- 1985年 - ロリン・マゼール指揮
- 2002年 - 小澤征爾指揮
参考文献
[編集]- CD『ヨーゼフ・シュトラウス・ポルカ集/ボスコフスキー指揮』解説書より〈おしゃべりや〉(解説:保柳健)
- CD『ニューイヤー・コンサート2002 完全収録盤』解説書より〈おしゃべり女〉