ぶーけ (企業)

株式会社ぶーけは、かつて存在した日本の服小売企業。福岡市中央区に本社を置き、九州中国関西中部地方に婦人服b.q.t(ぶーけ)、threefates(スリーフェイツ)、UNO FATTE(ウノフェイト)などのブランド名で婦人服、子供服、ベビー服販売店を56店舗展開していた。

概要

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1990年平成2年)に寿屋(現カリーノ)によって設立され、同年寿屋店内に開店し、徐々に店舗を拡大していった。最盛期には30億円以上の売り上げを計上したが、バブル景気の終息とともに衣料品の販売が低迷し経営が悪化。2001年(平成13年)には、親会社である寿屋が自力での再建を断念し、グループ全社と共に熊本地方裁判所民事再生法を申請した。

寿屋とともにぶーけは民事再生法の適用を受けたものの、その後寿屋グループから離脱した。経営悪化で12億円[いつ?]近くまでに落ち込んでいた売上はグループ離脱後に回復し、店舗も九州、中国、関西、中部地方など、西日本全域に出店した。

しかし、2008年(平成20年)のリーマン・ショックに端を発する不況の影響もあり、再び経営が悪化し、2010年(平成22年)7月28日に福岡地方裁判所自己破産を申し立て、同日受理され倒産した[1]。負債総額は16億円以上であった。

脚注

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  1. ^ 福岡地方裁判所 平成22年(フ)第1869号告示

関連項目

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