アイアン・マスク
アイアン・マスク Iron Mask | |
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出身地 | ベルギー ブリュッセル |
ジャンル | ネオクラシカルメタル[1] パワーメタル[1] |
活動期間 | 2002年 - |
レーベル | ライオン・ミュージック AFMレコード |
共同作業者 | リング・オヴ・ファイア マジック・キングダム フェアリーランド |
公式サイト | http://www.iron-mask.com/ |
メンバー | ダッシャン・ペトロッシ(ギター) マーク・ボールズ(ヴォーカル) ヴァッシリ・モルトチャノフ(ベース、 アンドレアス・リンダール(キーボード) ラミ・アリ(ドラムス) |
アイアン・マスク(Iron Mask)は、ベルギーのマジック・キングダムのギタリスト、ダッシャン・ペトロッシが2002年に結成したネオクラシカル/パワーメタルバンド[1][2][3]。
歴史
[編集]『リヴェンジ・イズ・マイ・ネーム』 (2002年-2005年)
[編集]ペトロッシはサイド・プロジェクト、アイアン・マスクでレコーディングする為に2002年にライオン・ミュージックと契約した。バンド名やファースト・アルバムの幾つかの楽曲はアレクサンドル・デュマの『鉄仮面』に依拠している。彼らのファースト・アルバムは『リヴェンジ・イズ・マイ・ネーム』という題名が付けられた。ベースは(マジック・キングダムやクライムに在籍している)ヴァッシリ・モルトチャノフによって演奏され、ヴォーカルは(カリャン、クライム、ストーミー・ナイトの)フィル・レタフによって、キーボードはユーリ・デ・グローテによって演奏された[4][5]。
『ホーズ・オヴ・ザ・ブレイヴ』(2005年-2009年)
[編集]2005年4月に、アイアン・マスクはアルバム『ホーズ・オヴ・ザ・ブレイヴHordes of the Brave』でそれまでとは異なる傾向の楽曲を収めた。バンドはヴォーカルに(アロー、ハンズ、ダン、ロルフ・ムンキーズの)ゲッツ・"ヴァララ・ジュニア"・モアを起用した。ゲスト・ヴォーカリストの(アット・ヴァンス、アヴァンタジア、エドガイ、アイーナ、マジック・キングダム、フリーダム・コール、ハロウィン在籍の)オリヴァー・ハートマンは三曲歌った。キーボーディストの(マジェスティック、タイム・レクイエム、スペース・オデュッセイ、カーマカニック、イーヴル・マスカレード、アダージョ、シルヴァー・セラフ在籍の)リチャード・アンダーソンは『ホーズ・オヴ・ザ・ブレイヴ』の全曲を演奏している[6][7][8]。
2005年11月に、アイアン・マスクは『ホーズ・オヴ・ザ・ブレイヴ』をプロモートする為にカナダのヘヴィメタルの重鎮バンド、アンヴィルやファントムXと共に幾つかのヨーロッパ・コンサートを行った[9][10]。コンサートの様子は録画され、2008年にドキュメンタリー『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』として公開され、サウンドトラックも同時に発売された[11][12]。
『シャドウ・オヴ・ザ・レッド・バロン』(2009年-2011年)
[編集]2010年に、アイアン・マスクの三枚目のアルバム、『シャドウ・オヴ・ザ・レッド・バロン』が発売された。ペトロッシは七つの楽曲を書きプロデュースをした。ヴォーカルは「ドリームズ」をオリヴァー・ハートマンが歌ったのを例外として、その他の曲はゲッツ・"ヴァララ・ジュニア"・モアが歌った。「サハラ」ではゲスト・ミュージシャンとしてラーズ・エリック・マットソンがギターを演奏した。ベースはヴァッシリ・モルトチャノフのままだったが、新しいドラマーは(ヴェンジャンス、ジョー・スタンプ、デーズ・シャインの)エリック・ストゥートに決まり、キーボードは(ワザリング・ハイツ、ザ・マーダー・オヴ・マイ・スウィート、ナーニア、ロック・ヴォストック、オーディオヴィジョン、マンティコラ、ズール、プラティテュードの)アンドレアス・リンダールに決まった。前作の時と同様に(マジック・キングダムの)ローマ・シアドルスキーがエクストリーム・ヴォーカルを担当した。(シンフォニー・エックス、オーペス、ソイルワーク、パラダイス・ロスト、ユニヴァーサム、アモン・アマース、コラーボーンの)イェンス・ボグレンがサウンドを担当した[13][14]。
ヴォーカリストのゲッツ・"ヴァララ・ジュニア"・モアに健康問題が浮上し、アイアン・マスクは(ドメイン、アルタリア、シャイニング・ライン、エデンズ・カーズの)カーステン・"リザード"・シュルツを2010年6月26日にベルギーのデッセルで行われたグラスポップ・メタル・ミーティングの際にヴォーカルに起用した。この時に他にもメンバーチェンジが行われた。(フリーダム・コール、キスク/サムヴィル、エヴィデンス・ワン、ステイト・オヴ・ロックの)ラミ・アリが新しいドラマーになった。アンドレアス・リンダールが他の仕事の契約を結んだ際に[15][16][17]、(マジック・キングダム、フェアリーランド、ケリオンの)フィリップ・ジョルダナが重要な役割を果たした。2010年12月に同じメンバーでアット・ヴァンス、リヴァンプ、プライマル・フィアと共にベルギーのクールネで行われたフロストロック・メタル・フェスティバルで演奏した[18]。
『ブラック・アズ・デス』(2011年-2013年)
[編集]2011年4月30日に、アイアン・マスクはヨーロッパ、ハンマーフォール、ガンマ・レイ、そしてヴァンデン・プラスと共に(ベルギーのモンスで開催された)パワー・アンド・プログ・メタル・フェストでコンサートを行った[19]。
2011年7月にバンドはアルバム『ブラック・アズ・デス』ではイングヴェイ・マルムスティーンの下でヴォーカリストをしていた(ロイヤル・ハント、リング・オヴ・ファイアの)マーク・ボールズと(カーマカニック、ブレイゼン・アボット、ジェイス・ランドバーグ、タイム・レクイエムの)ヨーラン・エドマンをヴォーカルに起用すると発表した[20]。(イングヴェイ・マルムスティーン、アーク、イーヴル・マスカレード、ジョン・ノーラムの)マッツ・オラウソンが全曲でキーボードを担当した。ミックスとプロデュースは(ピンク・クリーム69の)デニス・ワードによって行われた。このアルバムの為にバンドは2011年9月にAFMレコードと契約した。『ブラック・アズ・デス』は同年12月16日に発売された[21][22][23]。
『フィフス・サン・オヴ・ウィンタードゥーム』(2013年)
[編集]2013年にアイアン・マスクは五枚目のアルバム『フィフス・サン・オヴ・ウィンタードゥーム』をAFMレコードから発売すると発表し、それは同年の年末にマーク・ボールズをヴォーカルに起用して収録されたアルバムである。
『ディアボリカ』(2016年)
[編集]2016年にアイアン・マスクは六枚目のアルバム『ディアボリカ』を発売した。このアルバムではイングヴェイ・マルムスティーンを彷彿とさせるメロディアスなギターや、ロニー・ジェイムス・ディオを彷彿とさせるヴォーカルが特徴。ヴォーカリストとしてディエゴ・バルデスが参加している。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『リヴェンジ・イズ・マイ・ネーム』(2002年, CD, Marquee/Avalon / Lion Music)
- 『ホーズ・オヴ・ザ・ブレイヴ』(2005年, CD, Marquee/Avalon / Lion Music)
- 『シャドウ・オヴ・ザ・レッド・バロン』(2010年, CD/DVD, Marquee/Avalon / Lion Music)
- 『ブラック・アズ・デス』(2011年, CD/LP, AFM Records / Marquee/Avalon)
- 『フィフス・サン・オヴ・ウィンタードゥーム』(2013年, CD, AFM Records / Marquee/Avalon)
- 『ディアボリカ』(2016年,CD,Avalon)
コントリビューション
[編集]- V/A - Beyond Inspiration: A Tribute to Uli Jon Roth (2003, Lion Music) - "Yellow Raven"
- V/A - Blackmore's Castle vol.1: A Tribute to Deep Purple & Rainbow (2003, Lion Music) - "Gates of Babylon"
- V/A - Give Us Moore!: A Tribute to Gary Moore (2004, Lion Music) - "Out in the Fields"
- V/A - Anvil! The Story of Anvil: Soundtrack (2008) - "Holy War"
- V/A - Embrace the Sun - Lion Music Japan Benefit Album (2011, Lion Music) - "Sons of the Sun"
ミュージック・ビデオ
[編集]- 2002年 『リヴェンジ・イズ・マイ・ネーム』
- 2010年 『フォーエヴァー・イン・ザ・ダーク』
- 2012年 『ゴッド・パニッシズ、アイ・キル』
メンバー
[編集]現在のメンバー
[編集]- ダッシャン・ペトロッシ - ギター
- マーク・ボールズ - リード・ヴォーカル
- ヴァッシリ・モルトチャノフ - ベース
- アンドレアス・リンダール - キーボード
- ラミ・アリ - ドラムス
元メンバーとゲスト・メンバー
[編集]- ゲッツ・"ヴァララ・ジュニア"・モア - ヴォーカル
- ローマ・シアドルスキー - エクストリーム・ヴォーカルとコーラス
- カーステン・リザード・シュルツ - ヴォーカル(ライヴ)
- ヨーラン・エドマン - ヴォーカル
- オリヴァー・ハートマン - ヴォーカルとコーラス
- フィル・レタフ - ヴォーカル
- リチャード・アンダーソン - キーボード
- マッツ・オラウソン - キーボード
- ユーリ・デ・グローテ - キーボード
- エリック・スタウト - ドラムス
- アントン・アルヒポフ - ドラムス(エクスヒューメイター、マジック・キングダム)
- ラース・エリック・マットソン - ギター
脚注
[編集]- ^ a b c Iron Mask reviews, music, news - sputnikmusic・2015年6月08日閲覧。
- ^ News Archives: Iron Mask[リンク切れ] blabbermouth.net. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Tartarean Desire webzine. Iron Mask Band Page tartareandesire.com. 2004-01-04. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Martin Popoff. Iron Mask - Revenge Is My Name bravewords.com. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Stefan Glas. Iron Mask, Revenge is my Name rockhard.de. Retrieved on 2010-08-07.
- ^ Shoegazer Ross. Iron Mask - Hordes of the Brave metalexpressradio.com. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Reckert Klaus. Dushan Petrossi's Iron Mask - Hordes Of The Brave gaesteliste.de. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Stijn Lambert. Iron Mask, Hordes of the Brave rockreport.be. Retrieved on 2010-08-07.
- ^ Doug G. Iron Mask announce European tour dates metalunderground.com. 2009-11-04. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Graspop Metal Meeting Official Site. Iron Mask:Biography/Discography graspop.be. Retrieved on 2010-08-07
- ^ The Internet Movie Database. Soundtracks for Anvil! The Story Of Anvil imbd.com. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Yahoo! Movies. Anvil! The Story of Anvil (2009) Yahoo! Movies. Retrieved on 2011-04-10
- ^ Lords of Metal e-zine. Iron Mask - Shadow of the Red Baron lordsofmetal.nl. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Ty Arthur. Iron Mask unveils new album "Shadow Of The Red Baron" Details metalunderground.com. 2009-03-12. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Brave Words & Bloody Knuckles. Iron Mask recruit Evidence One vocalist for Graspop appearance bravewords.com. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Graspop Metal Meeting Official Site. Affiche 2010 graspop.be. Retrieved on 2010-08-07
- ^ Mindview Magazine (Belgium) Archived 2010年11月7日, at the Wayback Machine., issue No. 205-2010, p.59. Retrieved on 2010-08-21
- ^ Frostrock festival (Belgium) Archived 2011年7月6日, at the Wayback Machine. frostrock.be. Retrieved on 2010-12-05
- ^ Prog & Power Metal Fest (Belgium) Archived 2011年2月6日, at the Wayback Machine. ppmfest.com. Retrieved on 2011-07-14
- ^ Iron Mask posts new track, unveils album artwork for Black as Death. metalunderground.com Retrieved on 2011-10-27
- ^ Iron Mask official website. News Archived 2011年7月13日, at the Wayback Machine.. Retrieved on 2011-09-07
- ^ Encyclopaedia Metallum. Iron MaskEncyclopaedia Metallum Retrieved on 2011-04-10
- ^ Iron Mask signs with AFM Records. AFM Records Archived 2011年12月30日, at the Wayback Machine.. Retrieved on 2011-09-27