アクシス:ボールド・アズ・ラヴ

『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』
ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンススタジオ・アルバム
リリース
録音 1967年5月-10月 ロンドン
ジャンル サイケデリック・ロック
ブルースロック
ハードロック
時間
レーベル オリジナル盤
イギリスの旗トラック
アメリカ合衆国の旗リプリーズ
リイシュー盤
エクスペリエンス・ヘンドリックス
MCA(初盤)
レガシー/コロムビア(再発)
プロデュース チャス・チャンドラー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 5位(英国)
  • 3位(米国)
  • ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス アルバム 年表
    アー・ユー・エクスペリエンスト?
    (1967年)
    アクシス:ボールド・アズ・ラヴ
    (1967年)
    スマッシュ・ヒッツ
    (1968年)
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    アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』(Axis: Bold As Love)は、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス1967年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。

    ローリング・ストーン』誌が大規模なアンケートで選んだ『オールタイム・グレイテスト・アルバム』に於いて、83位にランクイン[1]

    解説

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    前作『アー・ユー・エクスペリエンスト?』に比べてメロディアスな楽曲が増えたという評価がある。ジミの代表的なバラード「リトル・ウィング」を収録。その一方で、冒頭の「放送局EXP」や、ギター・ソロでフェイザーを使用した「ボールド・アズ・ラヴ」等、実験的な音作りも行われている。制作スタッフは、フェイザーを導入するに当たって、この機器を先行して用いていたスモール・フェイセスの楽曲「イチクー・パーク」を参考にしたという話が伝わっている[2]。ジミは、本作のレコーディング・セッションで、色の名前を言うことで音のイメージを伝えたという[3]

    収録曲は、ライブでも演奏された。「スパニッシュ・キャッスル・マジック」は、ウッドストック・フェスティバルワイト島音楽祭等で演奏されている。「リトル・ウィング」は、1969年2月24日ロイヤル・アルバート・ホール公演、サンフランシスコ・ウィンターランドの録音が残されている。「明日まで待って」「リトル・ミス・ラヴァー」は、BBCでのライブ音源が残されている。

    アルバム完成直後に第1面のマスターテープを紛失したと言われており、一晩で作り直された。
    オリジナル版は、モノとステレオの2種が同時発売された。モノ・ミックス盤は、2000年に米Classic Recordsからヴィニール盤のみで再発売された。 1970年の英国廉価再発盤「Backtrack 11」でステレオの別ミックス版が使われ、欧州・日本盤CD初版に使われたものも同様。1991年のリマスター再発以降、オリジナル・ステレオ・ミックスが使われている。

    収録曲

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    「シーズ・ソー・ファイン」のみノエル・レディング作、他はジミ・ヘンドリックス作。

    Side 1
    1. 放送局EXP - EXP
    2. 空より高く - Up from the Skies
    3. スパニッシュ・キャッスル・マジック - Spanish Castle Magic
    4. 明日まで待って - Wait Until Tomorrow
    5. エイント・ノー・テリング - Ain't No Telling
    6. リトル・ウィング - Little Wing
    7. もしも もしも - If 6 Was 9
    Side 2
    1. フローティング - You Got Me Floatin'
    2. 砂のお城 - Castles Made of Sand
    3. シーズ・ソー・ファイン - She's So Fine
    4. 雨を望めば - One Rainy Wish
    5. 可愛い恋人 - Little Miss Lover
    6. ボールド・アズ・ラヴ - Bold as Love

    DVDボーナストラック

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    1. ボールド・アズ・ラヴ
    2. リトル・ウィング
    3. スパニッシュ・キャッスル・マジック
    4. 砂のお城
    5. もしも もしも

    参加ミュージシャン

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    ゲスト・ミュージシャン

    • ロイ・ウッド - バック・ボーカル(B1)
    • トレヴァー・バートン - バック・ボーカル(B1)

    カヴァー

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    リトル・ウイングのカヴァー

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    その他

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    脚注

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    1. ^ 500 Greatest Albums of All Time: The Jimi Hendrix Experience, 'Axis: Bold as Love' | Rolling Stone
    2. ^ 『ストレンジ・デイズ』第51号(有限会社ストレンジ・デイズ、2003年12月、雑誌05301-12)p.34
    3. ^ 1997年リマスターCDの英文ライナーノーツ(Jym Fahley)参照