アルマン・ツァルキヤン

アルマン・ツァルキヤン[2]
UFC 300後のインタビュー(2024年)
本名 アルマン・ナイロヴィチ・ツァルキヤン
(Arman Nairovich Tsarukyan)
生年月日 (1996-10-11) 1996年10月11日(28歳)
出身地 ジョージア (国)の旗 ジョージア
サムツヘ=ジャヴァヘティ州アハルカラキ
通称 アハルカラケッツ
(Ahalkalakets)
国籍 アルメニアの旗 アルメニア
ロシアの旗 ロシア
民族 アルメニア系ロシア人[3]
身長 170 cm (5 ft 7 in)
体重 70 kg (154 lb)
階級 ライト級
リーチ 184 cm (72 in)
拠点 ロシアの旗 ロシア
極東連邦管区ハバロフスク
チーム ライオンハート
ランク フリースタイルレスリング (スポーツマスター)
総合格闘技 (スポーツマスター)
現役期間 2015年 -
総合格闘技記録
試合数25
勝利22
ノックアウト9
タップアウト5
判定8
敗戦3
ノックアウト1
判定2
総合格闘技記録 - SHERDOG
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アルマン・ツァルキヤンアルメニア語: Արման Ծառուկյանロシア語: Арман Наирович Царукян英語: Arman Tsarukyan1996年10月11日 - )は、ロシア男性総合格闘家サムツヘ=ジャヴァヘティ州アハルカラキ出身。ライオンハート所属。UFC世界ライト級ランキング1位アルマン・ツァルキャンとも表記される[1]

来歴

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ジョージアサムツヘ=ジャヴァヘティ州アハルカラキでアルメニア系の家庭に生まれ、その後ロシアハバロフスクに移住した。7歳から14歳までフリースタイルレスリングを経験し、並行してロシアのプロアイスホッケーチーム「アムール・ハバロフスク」のジュニアユースでアイスホッケーを経験した。

総合格闘技

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2015年、 プロ総合格闘技デビュー。ローカル団体で14戦13勝の戦績を残す[4]

UFC

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2019年4月20日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Overeem vs. Oleinikイスラム・マカチェフと対戦し、0-3の判定負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]

2021年1月24日、UFC 257マット・フレボラと対戦し、3-0の判定勝ち。この試合はツァルキヤンがライト級リミットから1ポンド体重超過をしたため、ファイトマネーの20%をフレボラに譲渡して行われた[6]

2021年9月18日、UFC Fight Night: Smith vs. Spannでクリストス・ジアゴスと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[7]

2022年2月26日、UFC Fight Night: Makhachev vs. Greenヨエル・アルバレスと対戦。グラウンドの肘打ちで大流血に追い込み、パウンドで2RTKO勝ち。2試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8]

2022年6月25日、UFC on ESPN: Tsarukyan vs. Gamrotでライト級ランキング12位のマテウス・ガムロットと対戦し、0-3の5R判定負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[9]。なお、海外のMMAメディアサイトの採点では22人中15人の記者がツァルキヤンの勝利を支持した[10]

2022年12月17日、UFC Fight Night: Cannonier vs. Stricklandでライト級ランキング12位のダミル・イスマグロフと対戦。7度のテイクダウンを奪い、グラウンドの攻防で試合をコントロールし3-0の判定勝ち[11]

2023年12月2日、UFC on ESPN: Dariush vs. Tsarukyanでライト級ランキング4位のベニール・ダリウシュと対戦し、右膝蹴りから右ストレートでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[12]

2024年4月13日、UFC 300でライト級ランキング1位の元UFC世界ライト級王者チャールズ・オリベイラと対戦。1R序盤にギロチンチョークを極められかけるピンチを凌ぎ、以降はグラウンドで優勢に立って2-1の判定勝ち[13]

UFC 300の入場時に、自身に向かって中指を立てた観客に殴りかかる騒動を起こし、ネバダ州アスレチックコミッション(NSAC)は2024年4月30日の公聴会で、ツァルキヤンが獲得した15万8000ドルのファイトマネーから3万1600ドルを差し引くことを決定した[14]。その後、2024年6月25日にネバダ州アスレチック・コミッションはツァルキヤンに2万5000ドルの罰金と9カ月間の出場停止処分を科した(いじめ防止の公共広告に協力すれば出場停止期間は6カ月間に短縮される)[15]

人物・エピソード

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  • 2020年に結婚し、娘をもうけている。

戦績

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総合格闘技 戦績
25 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
22 9 5 8 0 0 0
3 1 0 2 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
チャールズ・オリベイラ 5分3R終了 判定2-1 UFC 300: Pereira vs. Hill 2024年4月13日
ベニール・ダリウシュ 1R 1:04 KO(右ストレート→パウンド) UFC on ESPN 52: Dariush vs. Tsarukyan 2023年12月2日
ジョアキム・シウバ 3R 3:25 TKO(パウンド) UFC on ESPN 47: Vettori vs. Cannonier 2023年6月17日
ダミル・イスマグロフ 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Cannonier vs. Strickland 2022年12月17日
× マテウス・ガムロット 5分5R終了 判定0-3 UFC on ESPN 38: Tsarukyan vs. Gamrot 2022年6月25日
ヨエル・アルバレス 2R 1:57 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Makhachev vs. Green 2022年2月26日
クリストス・ジアゴス 1R 2:09 TKO(左フック→パウンド) UFC Fight Night: Smith vs. Spann 2021年9月18日
マット・フレボラ 5分3R終了 判定3-0 UFC 257: Poirier vs. McGregor 2 2021年1月24日
ダヴィ・ハモス 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Figueiredo vs. Benavidez 2 2020年7月19日
オリビエ・オービン=メルシエ 5分3R終了 判定3-0 UFC 240: Holloway vs. Edgar 2019年7月27日
× イスラム・マカチェフ 5分3R終了 判定0-3 UFC Fight Night: Overeem vs. Oleinik 2019年4月20日
フェリペ・オリビエリー 3R 1:25 KO(左ハイキック) League S-70: Plotforma S-70 2018 2018年8月22日
ジュニオール・アスンソン 5分3R終了 判定3-0 MFP 220: Mayor's Cup 2018
【FEMFPライト級タイトルマッチ】
2018年5月26日
ウー・ハオシャン 3R 0:31 TKO(ボディへの後ろ回し蹴り→パウンド) Gods of War World MMA Championship 2018年3月24日
佐藤豪則 5分3R終了 判定3-0 MFP 214: Governor's Cup 2017
【FEMFPライト級タイトルマッチ】
2017年12月2日
キム・ギョンピョ 5分3R終了 判定3-0 Road FC 043 2017年10月28日
マルシオ・ブレノ 1R 2:54 リアネイキドチョーク S-70: Plotforma Cup 2017 2017年8月8日
ニザマディン・ラマザノフ 1R 2:27 リアネイキドチョーク MFP/WSOF GLOBAL: Mayors Cup 2017年5月13日
グスタボ・ウルリッツァー 1R 3:22 リアネイキドチョーク Octagon Fighting Sensation 11 2017年3月4日
アレクサンダー・ベリク 1R 2:51 ギロチンチョーク MFP: Cup of the Eastern Borders 2 2016年12月10日
ドミトリー・シュクラビー 1R 2:21 TKO(パンチ連打) MFP 204: Cup Of Vladivostok 2016 2016年11月5日
アレクサンダー・メレジュコ 2R 1:28 アナコンダチョーク Far Eastern Modern Pankration Federation 2016年10月21日
アリ・ハイブラエフ 1R 0:33 KO(パウンド) MFP: Cup of Administration in Modern Pankration 2016年5月6日
× アレクサンダー・ベリク 1R 0:30 KO(右フック) MFP: Cup of the Western Borders 2015年12月12日
シャミル・オロハノフ 1R 2:47 TKO(パンチ連打) MFP: Assault Nights Of Spassk 2015 2015年9月25日

獲得タイトル

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表彰

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  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(3回)

脚注

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  1. ^ a b 【UFC ESPN38】計量終了 粒ぞろい。メイン=ツァルキャン×ガムロ、バンタム級の3試合にホドウフォ”. MMAPLANET (2022年6月26日). 2022年6月26日閲覧。
  2. ^ アルマン・ツァルキヤン UFC 公式サイト
  3. ^ Боец UFC Царукян высказался о конфликте Армении и Азербайджана”. Gazeta.Ru (2020年7月19日). 2022年6月27日閲覧。
  4. ^ Bitter, Shawn (2019年4月6日). “Welcome to the UFC: Arman Tsarukyan” (英語). Cageside Press. 2022年6月26日閲覧。
  5. ^ UFC St. Petersburg Results: Islam Makhachev Earns Win Over Arman Tsarukyan in Grappling Clinic Cageside Press 2019年4月20日
  6. ^ Arman Tsarukyan dominates Matt Frevola for third straight UFC win The Armenian Weekly 2021年1月26日
  7. ^ UFC Vegas 37 video: Arman Tsarukyan drops Christos Giagos, swarms him with punches to get first-round finish MMA Fighting 2021年9月18日
  8. ^ UFC Fight Night 202 video: Arman Tsarukyan TKOs Joel Alvarez after horrifying cut MMA Junkie 2022年2月26日
  9. ^ UFC on ESPN 38 results: Mateusz Gamrot emerges victorious in high-paced battle against Arman Tsarukyan MMA Junkie 2022年6月26日
  10. ^ Mateusz Gamrot defeats Arman Tsarukyan MMA Decisions 2022年6月25日
  11. ^ UFC Vegas 66 results: Arman Tsarukyan outworks Damir Ismagulov for decision win MMA Fighting 2022年12月17日
  12. ^ UFC Austin Results: Dariush vs. Tsarukyan MMA Fighting 2023年12月2日
  13. ^ UFC 300 live results, updates: Play-by-play of every fight from Las Vegas MMA Junkie 2024年4月13日
  14. ^ Arman Tsarukyan & Diego Lopes Face UFC 300 Repercussions; Fighter Fined for Infamous Bite MMA Knockout 2024年4月30日
  15. ^ Arman Tsarukyan fined $25K, suspended nine months by NAC for UFC 300 fan altercation MMA Junkie 2024年6月25日

関連項目

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外部リンク

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