アンセルモ・コルツァーニ
アンセルモ・コルツァーニ(Anselmo Colzani、1918年3月28日 - 2006年5月19日)は、イタリアのバリトン歌手[1]。
略歴
[編集]コッラード・ザンベッリ(Corrado Zambelli)に師事。1946年、ボローニャ市立劇場にて、リヒャルト・ワーグナー作曲「ローエングリン」の伝令の役で初舞台を踏む。以後、イタリア国内の劇場で多数の出演契約を獲得[2]。
1963年11月、NHK招聘による第4次NHKイタリア歌劇団の一員として来日。東京文化会館と大阪フェスティバルホールにおいて、プッチーニ作曲「西部の娘」公演でランスの役をつとめた[3]。
1980年、メトロポリタン歌劇場での「トスカ」公演を最後にオペラの舞台から引退[2]。
2002年、コルツァーニの生地、ブドリオの市立劇場主催により、その業績を記念して国際声楽コンクール(Concorso lirico internazionale Anselmo Colzani)が創設された[2]。
2009年、ブドリオ市立劇場後援により、コルツァーニ国際声楽コンクールの日本会場が創設された。[4][2]
私生活においては、ビデオカメラ撮影とタイプライターによる原稿執筆を趣味としていた[2]。
脚注
[編集]- ^ 日本イタリア声楽教育アカデミー. “アンセルモ・コルツァーニ”. 2016年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e Daniele Rubboli: Anselmo Colzani: la forza del destino (Bologna, 2011). OPAC SBN
- ^ アンセルモ・コルツァーニ国際イタリア声楽コンコルソ日本会場HP コルツァーニ紹介記事
- ^ アンセルモ・コルツァー二国際声楽コンクールの歴史(イタリア語公式HPより)
外部リンク
[編集]- アンセルモ・コルツァーニ国際声楽コンクール公式HP (イタリア語)
- アンセルモ・コルツァーニ伝記(イタリア語)アンセルモ・コルツァーニ国際声楽コンクール公式HPより
- アンセルモ・コルツァーニ国際イタリア声楽コンコルソ日本会場HP(日本語)