インターチャネル
NECインターチャネル時代のロゴ。 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | インチャネ |
本社所在地 | 日本 〒162-0826 東京都新宿区市谷船河原町1番地 市ヶ谷エスワンビル 3F |
本店所在地 | 〒141-0022 東京都品川区東五反田1丁目20番7号 神野商事第2ビル B2 |
設立 | 1995年(平成7年)10月 (NECインターチャネル) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 7010701025503 |
事業内容 |
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代表者 | 三好廣幸(代表取締役社長) 佐藤昭平(代表取締役副社長) |
資本金 | 9000万円(2008年8月現在) |
従業員数 | 35名 |
主要株主 | 株式会社インデックス NECビッグローブ株式会社 |
株式会社インターチャネル(英: Interchannel Inc.)は、かつてエンタテインメントコンテンツソフトウェアの企画・販売を営んでいた会社。
概要
[編集]インデックスグループ内でコンピュータソフト・映像ソフトを統括する中間持株会社の株式会社インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズと、主にソフトウェアの開発・販売を営んでいた株式会社インターチャネル・ホロンの合併により株式会社インターチャネルとなる。
「インターチャネル」とは『interactive』(双方向)と『channel』(経路)を組み合わせた造語。旧社名に含まれていた「ホロン」は物の構造を表す概念という意味。
かつてはアダルトゲームを初め各種コンピュータゲームから家庭用ゲームへの移植をはじめ、海外ゲームタイトルの国内移植、小学生、中学生向けの教育ソフト、PC向け各種ユーティリティソフトにいたるまで、幅広いジャンルのソフトウェアを販売しているだけでなく、各種携帯電話向けサイトの運営も行っていたが、後述するようにそれらの事業は全て他社に事業譲渡しており、その後は映像作品の企画、製作、販売が主な業務となっていた。
沿革
[編集]旧NECインターチャネルから「インターチャネル」へ
[編集]1995年(平成7年)10月、日本電気およびNECアベニューなどのNECグループのソフトウェア関連部門を分離・統合して、NECインターチャネル株式会社として創業。2004年(平成16年)3月に日本電気が保有していた大部分(7割相当)の株式が株式会社インデックスに譲渡され、NECグループから離れたのを契機に、2004年(平成16年)7月1日に、株式会社インターチャネルに社名を変更。
2005年(平成17年)、音楽・映像ソフト制作事業の大半をアイシーアベニュー音楽出版(NECアベニュー音楽出版→アイシーアベニュー音楽出版→ティー ワイ エンタテインメント)に譲渡、同社はインデックスが株式を全取得し、2006年(平成18年)4月1日にインデックスミュージックとなった。これに伴い、インターチャネルはゲームを始めとするソフトウェア開発が中心業務となったが、インターチャネル側の音楽・映像ソフト制作部門もコンピュータゲーム原作のアニメ(「ラムネ」「Soul Link」など)を中心に、一部存続した。
旧ホロン
[編集]1996年(平成8年)10月に有限会社として設立、1998年(平成10年)1月に株式会社に改組。ビジネス向けテンプレート集やタイピング練習ソフト、セキュリティソフト、PC向けゲームソフトなどの企画・販売を行っており、またLinuxディストリビューション「HOLON Linux」の開発発売や、DivX Networksとの提携によるDivXPro Video Encoderの日本での総代理店になるなど、様々な分野での事業展開を広げていた。
2002年(平成14年)にピーエイの子会社となったが、2003年(平成15年)には幻冬舎へ株式を譲渡、その株式はさらに2005年(平成17年)にインデックスへ譲渡され、インデックスの子会社となった。
インデックス傘下
[編集]2006年(平成18年)1月5日にインターチャネル、ホロン、デックスエンタテインメントが共同で持株会社インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズを設立し、それぞれ同社の完全子会社となった。そして同年8月1日にはインターチャネルがホロンを吸収合併し、インターチャネル・ホロンに社名変更。インターチャネルの名前はブランド名として存続(同年、クリエイターの多部田俊雄が独立し、株式会社プロトタイプを設立)。
2007年(平成19年)11月1日付でエンターテインメント第1事業部のコンシューマゲーム事業と映像事業をガンホー・オンライン・エンターテイメントに譲渡、新たにガンホー・ワークスが設立。
2008年(平成20年)8月11日にインデックス・ヴィジュアルアンドゲームズが子会社であるインターチャネル・ホロンと合併し、インターチャネルに社名変更。
コンシューマ事業からの撤退
[編集]2009年(平成21年)9月1日付で、「競馬道OnLine」などのPCサイト・「F1ケータイグランプリ」などの携帯電話向けサイト等の運営事業を、会社分割・営業譲渡によりインターグロー(現・オーイズミ・アミュージオ)に譲渡[1]。
さらに2010年(平成22年)3月1日付で、コンシューマ向けゲームソフト関連の事業をライトウェイトへ譲渡[2]。これにより、同社は映像作品の企画、製作、販売に注力していくこととなった。この事業譲渡は一部債権を踏み倒す目的で行われたものとして、業務委託先企業から訴訟を提起されている[要出典]。
主な製品一覧
[編集]パソコン用ソフト
[編集]- NECインターチャネル
- 「NOAH'S ARK」(ハイブリッドCD-ROM)
- 「むすめふさほせ百人一首」(ハイブリッドCD-ROM)
- 「競馬道」シリーズ(競馬予想支援ソフト、最新作は「競馬道GT3」)
- 「できる学習クラブ ケンチャコ大冒険」シリーズ(小学生向け教育ソフト)
- PCHOMEシリーズ(低価格ソフトウェア群)
- V3 ウイルスブロック インターネットセキュリティ
- チリチリらんど
- かんたんPDF編集
- 漢字の森のロビンフッド
- BackupMyPC Deluxe
- ファイル救出 データメディック
- タイピングソフト
- ホロン
- 北斗の拳 激打シリーズ(タイピング練習ソフト、発売元:SSIトリスター)
- マッハ激シリーズ(ユーティリティソフト、発売元:SSIトリスター)
- あしたのジョー 闘打シリーズ(タイピング練習ソフト、発売元:SSIトリスター)
- Pia♥キャロットへようこそ!!3 ヒロインズFunBox(タイピング練習ソフト)
- Virus Killer(ウイルス対策ソフト)
- HOLON Linux(Linuxディストリビューション)
- X on Windows(Linuxエミュレーターソフト)
- DVD2oneシリーズ
- PowerDVD6 Special
- HOLON HyperDVD Author
- DivX Pro Video Encoder Pack
- DaViDeoシリーズ
- Carrara Studio(3DCGソフトウェア)ver.2および3のみ
コンシューマー機用ゲームソフト
[編集]インターチャネルブランド。斜字表記は、ハード(不明の場合は未表記)・移植元のブランド・原題の順。
1996年
[編集]- 「ぷよぷよCD通」(PCエンジンSUPER CD-ROM2、コンパイル「ぷよぷよ通」)
- 「DE・JA」(エルフ)
- 「同級生if」(セガサターン、エルフ「同級生」)
- 「天地無用!魎皇鬼FX」(PC-FX、NECアベニュー「天地無用!魎皇鬼」)
1997年
[編集]- 「同級生2」(セガサターン、エルフ)
1998年
[編集]- 「Piaキャロットへようこそ!!2」(セガサターン・ドリームキャスト他、カクテル・ソフト)
- 「センチメンタルグラフティ」(セガサターン)
- 「BLACK/MATRIX」(セガサターン)
1999年
[編集]- 「フレンズ 〜青春の輝き〜」(セガサターン他、フェアリーテール「同窓会」)
- 「With You 〜みつめていたい〜」(セガサターン他、カクテル・ソフト)
- 「BLACK/MATRIX AD」(セガサターン)
- 「FAVORITE DEAR」(PlayStation)
2000年
[編集]- 「絆という名のペンダント with TOYBOXストーリーズ」(PlayStation、カクテル・ソフト「With You 〜みつめていたい〜」「うぃずゆーTOYBOX(ミニシナリオのみ)」のセット)
- 「Kanon」(ドリームキャスト、Key)
- 「Piaキャロットへようこそ!!2.2」(ゲームボーイカラー、カクテル・ソフト「Piaキャロットへようこそ!!2」の外伝)
- 「センチメンタルグラフティ2」(ドリームキャスト)
- 「夏色剣術小町」(PlayStation)
- 「メルクリウスプリティ 〜end of the century〜」(ドリームキャスト)
2001年
[編集]- 「Canvas 〜セピア色のモチーフ〜」(ドリームキャスト、PlayStation 2、カクテル・ソフト)
- 「Piaキャロットへようこそ!!2.5」(ドリームキャスト、カクテル・ソフト「Piaキャロットへようこそ!!2」及び同2.2のセット)
- 「カナリア 〜この想いを歌に乗せて〜」(ドリームキャスト、PlayStation 2、フロントウイング)
- 「AIR」(ドリームキャスト、PlayStation 2、Key)
- 「春雨曜日」(ドリームキャスト、PlayStation 2)
- 「エンジェルプレゼント」
2002年
[編集]- 「みずいろ」(ドリームキャスト、PlayStation 2、ねこねこソフト)
- 「同窓会2 〜again&refrain〜」(ドリームキャスト、F&C FC01「同窓会again」「同窓会refrain」)
- 「ELYSION 〜永遠のサンクチュアリ〜」(ドリームキャスト、PlayStation 2、Terios)
- 「パンドラの夢」(ドリームキャスト、ぱじゃまソフト)
- 「BLACK/MATRIX 2」
2003年
[編集]- 「Piaキャロットへようこそ!!3」(ドリームキャスト、PlayStation 2、F&C FC02)
- PlayStation 2版のタイトルは「Piaキャロットへようこそ!!3 round summer〜」
- 「魔女のお茶会」(ドリームキャスト、フロントウイング)
- 「白詰草話 -EPISODE OF THE CLOVERS-」(ドリームキャスト、Littlewitch)
- 「人魚の烙印」(PlayStation)
- 「あいかぎ 〜ひだまりと彼女の部屋着〜」(PlayStation、F&C FC02)
- PlayStation 2版のタイトルは「あいかぎ 〜ぬくもりとひだまりの中で〜」
- 「SNOW」(ドリームキャスト、PlayStation 2、スタジオメビウス)
- 「インタールード」(ドリームキャスト、PlayStation 2)
- 「学園ヘヴン BOY'S LOVE SCRAMBLE!」(PlayStation 2、Spray)
2004年
[編集]- 「たまきゅう」(ドリームキャスト、フェアリーテール月星組)
- 「好きなものは好きだからしょうがない!!FIRST LIMIT&TARGET NIGHTS」(PlayStation 2、プラチナれーべる)
- 「BLACK/MATRIX 00」
- 「Piaキャロットへようこそ!!3.3」(ゲームボーイアドバンス、F&C FC02「Piaキャロットへようこそ!!3」の外伝)
- 「Clover Heart's 〜looking for happiness〜」(PlayStation 2、ALcot「Clover Heart's」)
- 「好きなものは好きだからしょうがない!!-RAIN-」(プラチナれーべる)
- 「DESIRE」(シーズウェア)
- 「フレンズ 〜青春の輝き〜」
- 「センチメンタルプレリュード」(PlayStation 2)
- 「帝国千戦記」(PlayStation 2、郎猫儿)
- 「魔女っ娘ア・ラ・モード 唱えて、恋の魔法!」(PlayStation 2、F&C FC01「魔女っ娘ア・ラ・モード」)
2005年
[編集]- 「家族計画 〜心の絆〜」(PlayStation 2、D.O.「家族計画」)
- 「120円の春 ¥120Stories」(PlayStation 2)
- 「学園ヘヴン おかわりっ!」
- 「そして僕らは、…and he said」(Spray)
- 「ラムネ 〜ガラスびんに映る海〜」(PlayStation 2、ねこねこソフト「ラムネ」)
- 「リラックマ〜おじゃましてます2週間〜」(PlayStation 2)
- 「リアライズ -Panorama Luminary-」(PlayStation 2、プレイム「リアライズ」)
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!記憶力」
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!集中力」
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!判断力」
2006年
[編集]- 「CLANNAD」(PlayStation 2、Key)
- 「乙女的恋革命★ラブレボ!!」(ニンテンドーDS・PlayStation 2)
- 「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク -Das Versprechen-」(Cyc Rose「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」)
- 「Soul Link EXTENSION」(PlayStation 2、Navel「Soul Link」)
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタン ポータブル」
- 「TOCA RACE DRIVER2 ULTIMATE RACING SIMULATOR」(PlayStation 2、コードマスターズ)
2007年
[編集]- 「Palais de Reine / パレドゥレーヌ」(PlayStation 2、工画堂スタジオ「パレドゥレーヌ」)
- 「MARVEL ULTIMATE ALLIANCE」(PlayStation 3・Wii)
- 「エコリス」
- 「Chanter -キミの歌がとどいたら#-」(PlayStation 2、Terios)
2008年
[編集]- 「School Days L×H」(PlayStation 2、0verflow「School Days」) 正確にはガンホー・ワークスからの発売
- 「イースDS」(ニンテンドーDS、日本ファルコム「イース」)
- 「イースIIDS」(ニンテンドーDS、日本ファルコム「イースII」)
- 「DEMENTIUM 閉鎖病棟」(ニンテンドーDS)
- 「放課後ミステリークラブ 26の扉」
- 「イルミスライト ひかりのパズル」
2009年
[編集]- 「スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース」
- 「ゆっくり楽しむ大人のジグソーパズルDS わたせせいぞう LOVE 海とブルー」
- 「あわたま」
- 「もっと!ハムスターと暮らそう 赤ちゃんが生まれたよ」
- 「キャラチェンコ」(ニンテンドーDS/ニンテンドーDSi/ニンテンドー3DS両対応ソフト)
映像作品
[編集]2006年以前のタイトルはティー ワイ エンタテインメント(旧インデックスミュージック)も参照
- 旧エンターテインメント第1事業部製作作品
- 旧エンターテインメント第1事業部以外による製作・発売作品
在籍したクリエイター
[編集]脚注
[編集]- ^ “運営会社の変更につきまして”. タイムフィルターOnLine. インターグロー (2009年8月27日). 2015年10月17日閲覧。
- ^ “事業譲渡に関するお知らせ” (PDF). インターチャネル (2010年4月28日). 2010年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月17日閲覧。[リンク切れ]
外部リンク
[編集]- 株式会社インターチャネル - ウェイバックマシン(2013年11月14日アーカイブ分)
- NECインターチャネル - ウェイバックマシン(2004年5月24日アーカイブ分)
- NECインターチャネル コンシューマゲーム - ウェイバックマシン(2004年2月1日アーカイブ分)
- NECインターチャネル【赤羽橋歌劇館】 - ウェイバックマシン(2000年10月16日アーカイブ分)
- インターチャネル - メディア芸術データベース