エギル (フランス)

Aiguilhe
行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏
(département) オート=ロワール県
(arrondissement) ル・ピュイ=アン=ヴレ郡
小郡 (canton) ル・ピュイ=アン=ヴレ=ノール小郡
INSEEコード 43002
郵便番号 43000
市長任期 ミシェル・ルーセル
2014年 - 2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté d'agglomération du Puy-en-Velay
人口動態
人口 1 569人
2012年
人口密度 1 426人/km2
地理
座標 北緯45度03分06秒 東経3度53分08秒 / 北緯45.0516666667度 東経3.88555555556度 / 45.0516666667; 3.88555555556座標: 北緯45度03分06秒 東経3度53分08秒 / 北緯45.0516666667度 東経3.88555555556度 / 45.0516666667; 3.88555555556
標高 平均:?m
最低:609 m
最高:751m
面積 1.1km2
Aiguilheの位置(フランス内)
Aiguilhe
Aiguilhe
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エギルAiguilhe)は、フランスオーヴェルニュ地域圏オート=ロワール県コミューン

地理

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エギルはル・ピュイ=アン=ヴレのすぐ隣、てっぺんにサン・ミシェル礼拝堂を頂く、火山活動で生じた岩頸の周囲に広がる。コミューンはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一つ、ポディエンシス街道の途上である。ロワール川の支流ボルヌ川がコミューン内を横切る。

由来

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エギルはかつてEguilhe(1793年)、Equilhe(1801年)とつづられていた。

人口統計

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1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2012年
1016 1137 1304 1376 1452 1555 1595 1569

source=1999年までLdh/EHESS/Cassini[1]、2004年からINSEE[2][3]

史跡

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サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂
高さ85mの細長い岩山は、ふもとに身を寄せ合う町にその名を与えている。礼拝堂は建築上の逸品である。268段の階段を上ってようやく到達するのである。古くから聖なる場所として崇められ、ドルメンの遺跡が基礎に用いられているように見える。その後、ローマ人たちはメルクリウス崇拝の場としていた[4]。10世紀、ル・ピュイ司教ゴドカルクは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼から戻ると、誓いを果たすために聖ミシェルに捧げる礼拝堂を建てようとした。972年にできたとき、建物は元々3つの後陣を備えた四角い礼拝堂だった。11世紀半ば、建物はル・ピュイの大聖堂に触発され、西側に塔が、そして身廊が追加された。教会の東側入り口アーチはモサラベ美術の影響を受けて装飾されている。ドアは2本の柱で縁取られ、柱のどちらも柱頭アカンサス彫刻が施されている。ファサードは黒、グレー、赤色、白色の石のモザイクで飾られた。我々は入り口を縁取る石の上に、聖ジャン、聖母マリア、キリスト、大天使ミシェル、そして使徒ピエールを見つけることができる。礼拝堂は歩道に囲まれており、そこからはピュイの市街とノートルダム大聖堂、古い橋の下をボルヌ川が流れる素晴らしい眺めが楽しめる。
サン・クレール礼拝堂
村落に上がる小さな広場、旧コミューン役場の隣に、八角形の後陣を備えた12世紀の小さな礼拝堂がある。また、この広場には15世紀の石造の十字架がたつ。礼拝堂の右側には、19世紀につくられたネオ・ゴシック様式の泉がある。
エストルラ橋
全長200m以上、幅5mで、エギルの町からある程度上流でボルヌ川を横断する。そこはエギルと、隣り合うエスパリ・サン・マルセルとの境界となっている。橋の名前は1264年に初めて記述されている。15のアーチが橋を構成するが、川そのものに架かっているのは2つのアーチだけである。

脚注

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  1. ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=12809
  2. ^ http://www.statistiques-locales.insee.fr
  3. ^ http://www.insee.fr
  4. ^ パイインターナショナル『世界の断崖おどろきの絶景建築』パイインターナショナル、2018年、25頁。ISBN 978-4-7562-5008-7