エリグロアジサシ
エリグロアジサシ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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エリグロアジサシ Sterna sumatrana | ||||||||||||||||||||||||||||||
保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Sterna sumatrana Raffles, 1822 | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
エリグロアジサシ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Black-naped tern |
エリグロアジサシ(襟黒鯵刺、Sterna sumatrana)は、チドリ目カモメ科(アジサシ科とする説もあり)アジサシ属に分類される鳥類。
分布
[編集]インド洋、太平洋南西部、東南アジアの島々、オーストラリア北部で繁殖する。非繁殖期は周辺海域に広く分布する
日本では夏季に奄美大島以南の南西諸島に繁殖のため飛来する(夏鳥)。日本本土でも、迷行したものが稀に記録される。
形態
[編集]全長約30cm。全身は白い羽毛で覆われる。嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く黒い筋模様(過眼線)が入る。左右の過眼線は後頭部で繋がる。
嘴や後肢の色彩は黒い。
生態
[編集]熱帯や亜熱帯域の海洋に生息する。
食性は動物食で、魚類や甲殻類等を食べる。主に海面近くを飛翔し嘴で獲物をつまみ捕食するが、飛翔しながら空中で静止(ホバリング)し空中から急降下し獲物を捕食することもある。
繁殖形態は卵生。大規模ではないものの集団繁殖地(コロニー)を形成する。日本では5-9月に海辺の岩礁や珊瑚礁に、1回に1-2個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約24日。雛は生後28日程で巣立つ。
鳴き声は、「グィ グィ」。
脚注
[編集]- ^ “【鳥類】環境省第4次レッドリスト(2012)<分類群順>” (PDF). 環境省 (2012年8月28日). 2012年9月9日閲覧。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、78頁。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科8 鳥II』、平凡社、1986年、157-158頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、63頁。
- 『日本の鳥 550 水辺の鳥』、文一総合出版
- 真木広造他 『日本の野鳥590』 平凡社
外部リンク
[編集]- 2007 IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2004. Sterna sumatrana. In: IUCN 2007. 2007 IUCN Red List of Threatened Species.
- 環境省 自然環境局 生物多様性センター