カストリ書房
カストリ書房 | |
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情報 | |
用途 | 書店 |
所在地 | 〒111-0031 東京都台東区千束3-21-14 |
座標 | 北緯35度43分18.4秒 東経139度47分34.4秒 / 北緯35.721778度 東経139.792889度座標: 北緯35度43分18.4秒 東経139度47分34.4秒 / 北緯35.721778度 東経139.792889度 |
カストリ書房(カストリしょぼう)は、東京都台東区千束3-21-14にある遊廓専門の書店。店主は渡辺豪。
歴史
[編集]カストリ出版の設立
[編集]渡辺豪はIT企業に勤務してアプリ開発などを担っていた[1]。2010年(平成22年)頃、30代半ばの時に遊廓に興味を持つようになり、12年間にわたって趣味として遊廓の調査を行った[1]。『全国女性街ガイド』(1955年)の復刻などを目的として[2]、2015年(平成27年)には出版社のカストリ出版を設立した[1]。
カストリ書房の開店
[編集]2016年(平成28年)9月、吉原大門の跡地近くに約2坪のカストリ書房を開店した[2][3]。カストリ出版が発行する遊廓文献を販売するために構えた書店であり、他の出版社が発行した文献も扱っている。
2017年(平成29年)8月17日、台東区千束4-39-3に移転し、約12坪と6倍になった店舗に資料室を併設した[2]。2020年(令和2年)、渡辺豪は赤線に関する作品を収録したアンソロジー本『赤線本』(イースト・プレス)の監修を行った[4]。2023年(令和5年)時点の新刊と古本の比率は、新刊が約3割、古本が約7割である[1]。
実店舗の閉店も検討したが、2023年(令和5年)8月には台東区千束3-21-14に移転した[1][5]。
店舗情報
[編集]- 営業時間:12時から19時
- 定休日:月曜・火曜
脚注
[編集]- ^ a b c d e 吉原遊郭の歴史伝える専門書店「カストリ書房」が移転、店主の渡辺豪に歩みを聞く TimeOut、2023年7月6日
- ^ a b c 「戦後の娯楽雑誌も 新店舗に遊郭赤線資料室」『毎日新聞』2017年8月20日
- ^ “日本初、遊郭専門の本屋さん「カストリ書房」が吉原にオープン 利用者の6割は若い女性、その理由は?”. ねとらぼ (2016年11月3日). 2018年5月6日閲覧。
- ^ 「遊廓で働いていた女性の気持ちが知りたい」吉原のド真ん中・色街専門書店に女性客が殺到する理由 文春オンライン、2021年1月3日
- ^ 遊郭・赤線の歴史を後世に伝え続ける書店「カストリ書房」の新店舗がオープン TimeOut、2023年11月15日